※ネタバレを含むクチコミです。
実際に言葉が通じないわけじゃなくても、つなぎの役割を担っていた友達がいなくなったときの残された二人の絶妙な気まずさと、でもこれで関係が終わるのも変だし…という関係性。この漫画のシチュエーションは突飛だけどそういった日常のあるあるを想起させる話でした。なんか好きです。
短いなかに奥深いドラマがギュッと詰まっている話でした。あのとき流星群に願ったこと、叶うといいな。あとコロッケが食べたくなった。
たった4ページしかないのによく意味が分からなくって何回か読み返してしまった^^; 成人するまではああいう人形の貯金箱で貯金しないといけない法律?風習?があるのかな。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ビッグコミックでもビッグコミックオリジナルでも「ひねもすのたり日記」にやはりいいね ・特に好きなところは? ちばてつやの描く「赤塚不二夫」 トモガキの時といいいつもかっこよく描くよな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ビッグコミックオリジナル50周年と言うことでの「ひねもすのたり日記」番外編だったがいつも通りの面白さだった。
ビッグコミックオリジナル50周年記念読切の第2弾。大学時代に出会った2人の50年後のお話です。結婚して子供が産まれて大きくなって、2人で切り盛りしていたレストランも閉店して、今は年金で暮らしている。妻はボケも始まってしまった。あの頃のような情熱的な恋ではなくなったけど、それ以上に確かな愛がある。その深みが伝わるいい漫画でした。夫婦喧嘩中は会話がないからレストランの客が「なんて気まずい店だ…」と心の中で突っ込みながら食べてるのに笑いました。
へっぽこ奇術師の与助が出会ったのは身体をバラバラにできる「飛頭蛮」の少年。どこか虚ろな雰囲気を持った少年に与助は明るく接し、彼が「こころ」を欲しているのだと看破する。1話の最後の描写から、少年は恐らく人間に暗殺者として使われていたんじゃないだろうかと予想されるが、彼が「こころ」に触れたとき何が起こるのだろうと想像させられた。
子供がいない夫婦が盗みをして暮らしているような身寄りのない男の子を引き取る話なんだけど、読んでると実は夫婦には子供が二人いたけど上の子は死んでしまって下の子はお金がなかったから産まなかったという事情が見えてくる。それでも夫婦仲良く生きてきて悲しみも癒えてきた頃に盗人として捕まりそうになってる男の子と出会って咄嗟にかばうんです。そこで奥さんの方が「私たちの倅なんです」って言うのが泣ける。前編でこんなにいい話で後編でどうなっちゃうんだろう。
お父さんが家族に冷たくされる切ない話なのかな…とドキドキしながら読んでいたのですが、ほっこりする素敵な読切でした! 家族の会話が少ないことに悩むお父さんは、話題を降るも子どもたちはすげなく席を立ってしまう。 しかしトウモロコシが出た夜は、子どもたちも食卓をすぐに離れず食べながら他愛もないことを話してくれたことから、トウモロコシを頻繁に買って帰るように。 そのうち旬が過ぎてしまい頭を抱えるけれど、栗やカニ、みかんといった別の食材にシフトして家族の団らんは守られたのでした。 旬が終わってしまい、あちこち探し回った挙げ句に真空パックのトウモロコシを手にしたお父さんの「過ぎゆく季節にしがみついてどうする」というセリフが好きです。 「彼氏いたのか。今度連れてこいよ」っていうセリフからも、このお父さんの人柄が伝わってきますね。絶対いい人だ…!
久しぶりに新作が読めて嬉しいです!ドラマが楽しみな気持ちが大きくなりました。欲を言えばこうして定期的にみんなの元気な顔を見れたら良いなと思います。 「お控えなすって!」からの「ふわっ」の流れ、良かった!絹のストッキング一度履いてみたい。
痛烈な読切。 帝王切開で産んだ恩を娘に着せて自分が出来なかったこと、憧れを投影し、娘にやらせようとコントロールしようとする毒母の気持ち悪さが際立っていて、娘は母が望む方向には行かないように緩やかに抵抗しているように見えました。 時は経ち、大人になった娘は死にゆく母と対峙し…。 教育や子育てって洗脳や呪いと変わらないので、親になる人は子供を決して自分の身代わりや所有物として扱わないでほしいなと、これを読んで切実に思いました。 別個の人格をもっと人間として接しないと、やがて衰え、力関係が逆転したときに悲劇が起きます。 何をしたところで恨みは消えないようにも思えましたが、救われないのでもう何もないと思いたかった、思いこもうとしているといった部分もあるのかもしれませんね。 『すみれの花咲くガールズ』の朱良観(あけら かん)先生の別名義。 これは改名なんでしょうか。
犬のタロちゃんは、拾ってくれた恩人である主人に感謝を伝えるために話せるようにしてくれと稲荷様に頼むと二十歳の誕生日の一日だけ話せるようにしてくれたが・・。 アホそうでトロそうな老犬とおばあさんのやりとりが面白く、この一日だけの使い方が優しく温かい。
かつて地上にあった商店街がビル建設によって地下に移動してどこか懐かしい雰囲気をもった迷路のようになった地下街の話。 おじいさんが孫二人連れて映画帰りに寄ったのはウィンナコーヒーが名物の地下街にある喫茶店。 トイレに行こうとした孫は迷ってしまい、同じく迷ったおじさんと会い一緒に地下街を彷徨うが・・。 具体的に時代は分からないけど、昭和後期から令和のどこかなのかな、そこから昭和初期、中期あたりを振り返って、全体を通してずっと懐かしい匂いが充満していてキラキラと輝いている様子がきれいでステキでした。
まったく可愛くない犬タロちゃんはお稲荷さんに二十歳の誕生日だけ人間の言葉を話せるようにしてもらいました。可愛くないけどとても礼儀正しい、落ち着きのある老犬です。そして自分を拾って育ててくれた飼い主のお墓参りに奥さんと一緒に向かうと…と言うお話です。 人間を装って子供服を着てお墓に行ったところが笑えました。
現実主義者の家庭教師の男が、教え子の小学生男子にファンタジーな児童書の読み聞かせをするようにお願いされるようになってから、いつも見ていた景色がどんどん広くなっていく。 役に立たなくても、あったほうが良いものは沢山あるってことに気付けるようになります。 主人公の視野がどんどん広がる様子に読んでるこっちも嬉しくなりました。
※ネタバレを含むクチコミです。