鉄人マコちゃんの作者の新作読切です。タイトル通りの話なんですが霊以外のバリエーションが豊富すぎて笑いました。異臭がするのを半魚人のせいにしてたネタが一番好きです。小ボケが多くて楽しかったけど物足りなさはあったかな。やっぱりマコちゃんみたいな可愛いボケキャラがいた方がいいと思う。
1998年が舞台のお話です。ノストラダムスの予言が当たれば来年には人類が滅亡するのに自分は何も残せるものがないと悩む女子高生が主人公。しかしクラスメイトの不良の男子が合唱コンクールで「レット・イット・ビー」を歌いたいと言い出して一緒に行動していくことで、いつも漠然とした抱えていた彼女の心も変わっていきます。 元々プロとして活躍してた人なんじゃないかと思うくらい完成度が高いので、淡々とした話でもオチの余韻が心地よかったです。違ってたら本当に申し訳ないんですがやまあき道屯のタッチに似ているなと思いました。
ページ数は凄く少ないけれど、内容がシンプルで面白かったです。 いい事したら10円玉がでてくる不思議な自販機、ある日友達が急にいなくなっても「いい事したらいいことが返ってくる」と言っていた言葉を信じて成長しても困っている人をほっておけない性格になっていたのは、出会いって大事だと思いました。 見返りだけを求めるのは駄目だけど、いい事したらいつか、返ってくるを信じて、私も意識したいと思います!!
全体的にしょうもなさはあるけど闇深さみたいなものはなくて、短くババッと読める潔さが好きです。自分が主人公の友達だったらセフレを勧めるなんて絶対しないけど。全身脱毛をする男性が普通に出てくるのもよかった。
予想よりも下ネタが強かったが何故か下品すぎない良い読み切りでした。エロすぎないエロコメ。けっこう好きです。
※ネタバレを含むクチコミです。
地球に落ちた隕石に付着していた胞子が発芽して生まれたキノコ型宇宙生命体の兄弟(兄弟なのか?)が、練馬区で普通の生活をおくってる話。銭湯にも行くし、かっこいい服も、買いに行く。 この兄弟が入ったあとの銭湯は独特の匂いがするらしいけど、それっていいのだろうか…
一言でまとめると ずっと昔に兄にもらったデヴィッド・ボウイの「ヤング・アメリカンズ」 というレコード盤を今も聴き続けている、という内容のエッセイ漫画だ。 わずか2ページかつ、ささやかな内容。 なのに、なぜだか胸にくるものがあるのはなぜだろう? よしもとよしともが今もなお描き続けているという ことを、私は嬉しく思う。
老犬と老人の組み合わせはモチーフだけですでに泣かせにきてますね! 久々にこういう漫画読みました。 悲しいけど悪くない人生だったと思えるような、寂しい人間(犬)が最期少し同じ時間を共有する、それが美しいなと思わせるような読み切り作品。 読んでよかったです!
猫と猫のホロリとする話だったので全く関係ない漫画のタイトルを拝借してしまった。 いまだに愛しのアニマリアロスなのでこうして動物漫画をたまに読めるのは本当に嬉しいです!!栗まんじゅうみたいなおもち可愛いかった。
2回読みましたが、感想を言葉にするのが難しいです。 主人公は、まこちゃんとみとちゃんのふたりの女の子。 みとちゃんはとにかく普通が嫌で特別になりたい、超能力者になる訓練(自己流?)をしている女の子。親友のまこちゃんも、自分と一緒だと思ってた。 でもまこちゃんは自分の意志とは関係ないところでとっくに「特別」だったのです。特別であること、普通じゃないこと。それがどういうことなのか、みとちゃんは目の当たりにします。 仲良しでいつも一緒だったのに、2人が見ている景色はまるで違うものだった。 序盤はふたりのやりとりが微笑ましいですが、中盤である出来事をきっかけに一変します。そして最後は「あっ」という結末でした。どのジャンルにも収まらない、初めて読む感覚でした。
カミカゼ賞佳作受賞の作品。すごいヨボヨボの人のいいおじいちゃん、島さんがコンビニ店員をやっている話。 二話目はちょっとまだ話の途中という感じもあったり、流れにすこし無理があるかなぁとは思った。ただ一話目がとても良かった。めっちゃ態度の悪い店員がすごいフラストレーションを溜めるように描かれていたため、オチが爽快。島さんのキャラも深まるようないいギャップを作るオチだったと思う。今後に期待!
吉本浩二先生の奥さんの実家がもろに津波の被害にあっていたとは。 津波が来たときの描写も、当時映像で見ていたときに感じた恐怖が蘇るほど恐ろしい。でも漫画としてはすごく面白い。人によってはフラッシュバックの心配もあるけど、あれから何年経とうが、こうして漫画にして色んな人から見た震災を描くことは絶対に意義がある。
漫画アクション2020年4号の読切『自販機』ではたった8pで、自販機を軸に少女の半生とかけがえのない友人を描いた一方で、2020年5号では、アラサーらしきOLが引っ越してきた知らない街で吸い込まれるように銭湯に入ってじっくり味わうという振り幅のある読切『寄道銭湯』を描いている。 どちらの読切でも、人や建築物の歴史、時間の流れ、背景を感じとれてとてもいい。 アラサーっぽく見える落ち着いた女性。遅くまで仕事だったのか23時過ぎに銭湯に来た。 銭湯に入ったのは惹かれたのもあるだろうが、引っ越したてだしもう遅い時間だし帰ってから荷解きしてお風呂グッズを出す煩雑さも手伝ってのことだろう。 銭湯とともに時を止めてしまったかのような番台のお婆さん。 ロッカーには、着ていた服をきちんと畳んで入れる几帳面なタイプだと分かる。 急な引っ越しだったっぽいのは、仕事の都合なのか、同棲相手との別れなのか、どこか晴れやかな顔にも見える。 髪が半乾きで帰れるってことは家も近いんだろうな。 最後のコマにはスカイツリーが背景にあるってことは、マップに銭湯も多いしきっと下町なんだろうな。 と、いろんな背景が見えてくる。 それだけでいい漫画だなー。
読んだだけでなんだか癒やされました。画力ももちろん高いんですが、コマ割りとか漫画そのものの描き方が上手いんだと思います。主人公が湯船で足を伸ばしたところは自分も伸びをしたような気持ちになれた。非の打ち所のない良い漫画。
若かりし頃のモンキー・パンチを描いた特別読切。1977年からpcに着目し、ルパンの顔をプログラミングで再現してたって話、先見性ありすぎでしょ。周囲の理解ない環境で独学で学習し続けたのもヤバい。ほんとカッケーなぁ。
ページめくったらすごく可愛い女の子が2人見えたので読んでみた作品。 主人公の友達には、「良いことをすると自販機に10円が入ってる」という不思議な力があったが、ある日離れ離れになってしまう。 残された主人公は「良いこと」をするのが習慣となり、いつまでその自販機のお釣り口を確かめ続けていた。 大人になり就職した主人公は、お年寄りに道案内をした帰りに自販機を通り掛かる。なんとそこには10円があっただけでなく、あの友人もいて抱きしめ合う…というお話。 いつまでも友人を想い続ける主人公の健気さ、少し不思議な良さがたった8ページに凝縮されててすごくいい。 無駄なページやくどい説明なしで、背景だけで上手く状況を伝えたりしてて見事だなと思った。 https://twitter.com/iroha_kohinata/status/1224253007740620800?s=20
誰しも一度はThe Beatlesにハマったことがあると思うけれど、この主人公は中二でビートルズに出会って以来、人生全てをビートルズに捧げた『ビーマニ』の山田くん。 「捧げた」というだけあって妻も子もおらず本まで出版し、なんなら「山田会」というビートルズを語る会まで開き、ビートルズファンの間ではちょっとした権威になっている。 そんな山田くんが山田さんと呼ばれるようになる頃に、通称「レベル3※」と呼ばれるビートルズのコピーバンドに勝負を挑まれる。(※お金が取れるレベルのことらしい) 山田は「私は『ビートルズ』で負けたくないんです。絶対に!」と、人生40年間を捧げてきたプライドに懸け勝負を受けるのだが……というあらすじ。 好きなもので真正面から勝負を受ける山田くんと仲間の石田くんの情熱、1カ月間週3で練習する気概…その積み重ねがあったうえでの、当日のライブ会場での山田のセリフは胸に迫るものがあった。 「大切に思えば思うほど、畏れ多くて生半可な気持ちでそれに接することができない」というのは、誰しも共感することができるテーマだと思う。 そして最後の最後に、山田は『愛の深さゆえの畏怖』を乗り越え、新たな決意をすることができた。それは誰にでもできるような簡単なことではなくて、愛を貫き通す勇気「覚悟」を持つ人にだけできる決断だと思う。 これはもう山田でも山田くんでもなく、敬意を込めて山田さんと呼びたい。 お話の全体の雰囲気としては「綺麗な響※」のような印象を受けた(※響のようにその道しか見えない人間だが、響のようにブレーキがぶっ壊れてないの意)。 これはぜひ連載化して、山田とビートルズの出会いからコピーバンドでのし上がるまでを全部描いてほしいです。 【本編WEB掲載】 https://www.futabasha.co.jp/tachiyomi/vtreader.html?pc=1&fd=ac_be-maniyamadaLR (画像は本編より。揺るぎない山田の決意が熱い…!)
前号の喫茶とらんぽりんに続き、今号も独特の世界観に魅了された!ぜひとも連載してほしい!
心が廃れたお客さんをあの手この手で癒す喫茶店。なぜそこまでするのか分からない。ただ読んでるうちに私も癒された。あのレゴブロックに似た客はまるで私。
鉄人マコちゃんの作者の新作読切です。タイトル通りの話なんですが霊以外のバリエーションが豊富すぎて笑いました。異臭がするのを半魚人のせいにしてたネタが一番好きです。小ボケが多くて楽しかったけど物足りなさはあったかな。やっぱりマコちゃんみたいな可愛いボケキャラがいた方がいいと思う。