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誰にでも替えのきく仕事に疲弊している主人公。ある朝、学生時代の先輩のせいで大寝坊してしまうのだが、先輩に「時計の針と同じ速さで回転する風車」探しに誘われ旅に出る…というあらすじ。
優しい雰囲気の扉絵を見てもう「おっ、いいな」となった。しかもストーリーが、みんな大好き「仕事をサボって見知らぬ場所へ行く話」で絵柄と内容がよくマッチしてた。
またテーマである「時間の速さ」に絡めて、冒頭から仕事に追われて「あっという間に金曜日になっている」という、描写をしているのが上手い。
最後のオチは、「辻褄とか細けえこたあどうでもいい!」というかのような「すこしふしぎ」な展開なんだけど、それでも全然オッケーと思えるくらい、全体的に開放的でのどかでよかった。
毎日、毎日。誰にも必要とされないまま、流れるように過ぎる退屈な日常。それが突如訪れた“先輩”によって破壊され――…。僕を車に乗せた先輩は、時計の針と同じスピードで回転する“風車”が日本海のどこかにあると言う。 その風車の秘密とは――。疾走する青きロードムービー!!(漫画アクション2019年22号)