ショッキングなタイトルだが実話をもとにした深刻な話。精神疾患を患った子供を持つ親からの相談を受けて、子供を病院などの医療と結びつける仕事を請け負うトキワ精神保健事務所の話。 統合失調症やアルコール中毒が家庭を壊していく姿は真に迫っていてとても恐ろしい。ただ、「恐ろしい子供達」として子供を加害者、親を被害者と一方的な関係にしてしまうのではなく、子供が精神疾患を患った経緯にきちんと目を向けている点が素晴らしい。 登場する押川さんは原作者であり、トキワ精神保健事務所を立ち上げ活動している本人でもある。
以前きゃりーぱみゅぱみゅさんのツイートを見て読み始めたマンガ。 みんな死ぬし、役所にくるみんな死んでるのでどの話もかなり重いのですが、死ぬ話を書くと必然的に生きる話を書いてることになる気がします。どの人も必死に生きた人生の話が描かれてる気がして、私の場合ですがボロッボロに泣きました。特に漫才の二人組の話とか泣きました。死んだままの姿で役所にくるので映像化とかメディア化された場合グロいじゃん!と言われて敬遠されそうなのですが、漫画ではそこまで写実的に描かれてはいません。 読む人選ぶのかもしれませんが泣くので読んでみて…
最初読んでドリフターズ思い出しました。 偉人たちが死ぬ前にレストランへと飛ばされる… 織田信長、マリーアントワネット、カエサルその他諸々 もう死んでしまってこの世にいない有名偉人が最後に食いたい料理を食えるというもの。 粋だな…と!!! マリーアントワネットの話で「よく死ぬ前に何が食べたい?というけれど病気で衰弱してしまっていたら食べられるものじゃない。食べることができたらちょっとは救われる気がする」というセリフが出てくるんですけど、きっとその通りなんですよね。 最後のご飯ってその人の人生を語るには相応しい時間、それぞれがそれぞれのご飯を食べて納得して戻っていく。 不思議ですが作風が明るいので読んだ後ほっこりします。 表紙がミュシャのポスター調に統一されてるのでレストランポスターっぽくておしゃれ。 なかなか奥が深い料理漫画です。
一巻読了 華やかでオシャレ料理漫画、雰囲気だけかなと思ったらそんなことない しっかりと職人の仕事漫画! 内気な主人公だけど料理の天才…天才は寡黙 料理の知識もしっかりと入ってるので読み応えがある いい漫画に出会えた
わかる〜、わかりみがすごい漫画。 自分は埼玉の都会に分類される東京寄りの市で学生生活を送りましたので、行田市の田舎具合は知りません。浦和や大宮よりも、池袋にしょっちゅう行ってました。 だけど、あの少し見慣れないオシャレなものに対峙したときの混乱と怖気づいて(出直したい…)となる感じ、経験しました。 あと単純にこの子らの会話がいい。 中身のない会話が永遠に続く感じ…懐かしいし、全然読んでいて飽きない。 マンバ通信の記事でこの漫画に出会えました!ありがとうございます!
前に藝大の本が話題になって電車の中吊りにも「ちょっと変わったところ!藝大!」って感じに宣伝されてた気がします。 漫画で読んだらどんなものか、と思い読んでみました。 想像…通り! …ではあります。 というのも藝大卒の知り合いがいたので、フェンスを超えて動物園に侵入しただのキャンプファイヤーしただの、入学試験は水族館連れていかされる、だの、割と変わったところだとは伝え聞いていました。 渦中にいるときっと異常なことが日常になるのでしょう。 主人公夫婦も片方が藝大だと片方は驚く日々で楽しそうだなと思いました。 私的に藝大の音楽学科の人たちの方が面白かったですね。 音楽を生業にするのは難しいのとすでに経済的な足切りがあるんだろうなと想像します。 それ以上に、上手くなる、自分の腕を磨く努力!!尊敬します。 どっちもそう、プロってすごい。登竜門もきっとハードだけどすごいし、きっと楽しい。 読んでて楽しかったです。
初出では露骨に性格が悪いと言うかめんどくさそうなキャラが話が進むと良い面が見られてジルベールや他の登場人物と和解する、その過程の描き方が本当に上手い。なので巻ごとに波乱はあるんだけどずっと穏やかな気持ちで読んでいられる。 そう言えば、4巻後半のマンガ家の話について、実体験が入っているのでは?的な感想を幾つか見かけたけど、個人的には深読みし過ぎではないかと思ってます。入居者に”芸術家”という条件があるのでマンガ家の登場自体は自然だし、そもそもこの作品はそういう不条理さを訴えることが主題の作品ではないと思うのです。 4巻まで読了。
相手の指し手を全て殺して、喰らう将棋をする女性アマチュア将棋士の物語。バイトの休憩時間にトイレの個室に籠もり、対局鑑賞に熱中しすぎて、びっしりと棋譜を壁に描いてしまうシーンが好き。あのぞっとするような、止め処のない才能の漫画的表現は堪らない。 また、16歳時の援助交際疑惑や、昔はギャルの格好をしていたなど、パッと見からは想像のつかないギャップある過去を小出しにしている。こういった要素が「現在の彼女」にどう繋がってくるかが気になる。非常に楽しみな一作
次にくるマンガ大賞ということもありチェック! おもしろかったが、まだこれからという印象。 次巻以降の展開を楽しみにしている。
きょうみほんいで立ちよみしたけど意外と絵がエグいかもしれないので、ホラー好きの人のみおすすめ。
ショッキングなタイトルだが実話をもとにした深刻な話。精神疾患を患った子供を持つ親からの相談を受けて、子供を病院などの医療と結びつける仕事を請け負うトキワ精神保健事務所の話。 統合失調症やアルコール中毒が家庭を壊していく姿は真に迫っていてとても恐ろしい。ただ、「恐ろしい子供達」として子供を加害者、親を被害者と一方的な関係にしてしまうのではなく、子供が精神疾患を患った経緯にきちんと目を向けている点が素晴らしい。 登場する押川さんは原作者であり、トキワ精神保健事務所を立ち上げ活動している本人でもある。