漫画アクションの感想・レビュー345件<<1112131415>>妻かわいいうちの妻ってどうでしょう? 福満しげゆき大トロ妻に恋する〜の方が面白かったので最近こっちも読んだんですが、こっちは喧嘩ばっかりしていてなんだか殺伐としていますね。特に初期は。 福満しげゆき先生には一生妻漫画を書き続けてほしいと思ってます。あしたのジョーとは全く関係ないサスペンスあしたのジロー 森高夕次 荒木光名無し※ネタバレを含むクチコミです。応援団との喧嘩あたりまではすごい好きじゃりン子チエ【新訂版】 はるき悦巳starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男全巻読んだ 応援団との喧嘩あたりまではすごい好き。特に好きな回は ・ミツルの結婚式でのテツの挨拶 ・花井拳骨の賞授賞式でのテツとの相撲 ・ジュニアと小鉄の決闘 ・ヒラメの相撲 ・テツが主催の鑑別所同窓会 かな 小学生の時読んでも面白かったが、年取ってから読むとより面白いな。 応援団との喧嘩以降は同じような話は続いてあんまり記憶がない... 最終回の記念写真はよかった森下ワールド大阪ハムレット 森下裕美猫丸一見ふつうの人々の生活の中にある、暗い心の中をさりげなくみせつける、ある意味怖い話。 せつなくて、つらくて、でも優しい森下ワールドです。 自分も学生時代をやり直したくなる・・・ハイポジ きらたかしチンコナンこの作者が以前「赤灯えれじい」が好きだったので読んでみました。今回も甘酸っぱい青春もので、中年のおじさんが高校生時代にタイムスリップして高校時代をやり直すという話です。 当時好きだった女の子との関係や、今の奥さんとの学生時代の関係など何とも言えない話が癖になります。 ところどころ、なんか昔のエロも感じさせます。身体は童貞だけど、中身はおじさんだからテクニックがあるのはウケました。狩撫麻礼と谷口ジローの絶妙な割合の傑作青の戦士 谷口ジロー 狩撫麻礼starstarstarstarstarマンガトリツカレ男狩撫麻礼作品の要素が大部分入っていて、谷口ジローの昔の劇画タッチが好きならむちゃくちゃ楽しめるが劇薬っぽい感じも否めない なんというかある程度狩撫麻礼と谷口ジローの作品を読み慣れてから読むのをおすすめします。 サイバラ式抒情詩はれた日は学校をやすんで 西原理恵子影絵が趣味主婦の日常を描いた『毎日かあさん』や、とことん身体を張った『まあじゃんほうろうき』など、体験記もので名を売っている西原理恵子だけれども、実は抒情詩の天才である。過度にデフォルメ化された雑な線画に抒情の溢れんばかりにトーンをはみ出せば不思議とそのコマのなかに詩的空間が生まれる。おそらくこれは誰にも真似のできない芸当だろう、西原は決して絵が下手なのではなく、誰にも真似のできない巧さを持っている、その真似のできなさを人は下手と言うのである。 川沿いにオープンしたカフェで店主と女子高生の交流リバーエンド・カフェ たなか亜希夫マンバ【掲載誌】 漫画アクション2017年15号(2017年7月18日発売)より連載開始 【代表作】 『軍鶏』たなか亜希夫/橋本以蔵 『ボーダー』たなか亜希夫/狩撫麻礼 【公式ページなど】 たなか亜希夫 OFFICIAL WEBSITE http://tanaka-akio.com/ 漫画アクション http://webaction.jp/action/ 謎の生物ガウちゃんとの同居生活ガウちゃんといっしょ 河上大志郎 河上だいしろう名無しガウちゃんの感想書いてけ漫画アクション2017年21号鈴木について 此元和津也マンバ【掲載誌】 漫画アクション21号(2017年10月17日発売)より掲載 【代表作】 『セトウツミ』 【公式ページなど】 此元和津也 個人サイト http://kazuyakonomoto.web.fc2.com/ WEBコミックアクション http://webaction.jp/action/ 漫画アクション2017年21号熊崎晴香物語 吉沢緑時マンバ運営【掲載誌】 漫画アクション21号(2017年10月17日発売)より掲載 【代表作】 『NKJK』 『受付の白雪さん』 【公式ページなど】 WEBコミックアクション http://webaction.jp/action/ Twitter https://twitter.com/rioqz 吉沢緑時(はてなブログ) http://www.ryokuji.com/ 斬新でした漂流ネットカフェ 押見修造やむちゃ初めて読んだ押見修造さんの漫画がこちらでした。 なんというか…こんな漫画あるんだ…といい意味で衝撃的でした。新しいなぁ~と。内容じゃなく、生理的な嫌悪を煽ってくる感じ(?)の表現がすごくて(笑)汚い感情をそのまま描いてるような感じ。 もちろん内容もサバイバル感がありつつ人間模様がドロドロしていて面白かったです。自殺島、バトロワ、漂流つながりで漂流教室好きな人にもおすすめです。「オレら肝心なことはなにもゆえんかったな」に鷲掴みにされた日の出食堂の青春 はるき悦巳アルテイシア背表紙のあらすじに「オレら肝心なことはなにもゆえんかったな」と書かれていて胸を鷲掴みにされ購入。読了して「そういうもんだよなぁ」としみじみした。 物語の筋としては、日の出食堂に集まる商店街のボンクラ息子ども4人組、彼らが想いを寄せるみんなのアイドルみっちゃんに彼氏ができた。どうにかこうにかして、みっちゃんの目を覚まさせてやろうとするのだが、みっちゃんと彼氏の迫丸の仲はどんどん進展していき焦る4人組…というもの。 どうにもならない初恋の行方が、古き良き時代の最後の思い出として彼らの中に残り続けるんだろう。若さと切なさが懐かしくて羨ましくもあった。折を見て読み返したい漫画。 一部のマンガ好きはすごい好きそう名勝負数え唄 モンキー・チョップ霧兵衛良かった点 オリジナリティのあるギャグ回も面白いしドラゴンボールなどの過去の漫画のネタを使った回も良かった 総評 ここ最近のギャグ漫画家では1番好き『シートン動物記』をマンガ化シートン 谷口ジロー 今泉吉晴地獄の田中『シートン動物記』で知られるナチュラリストのアーネスト・シートンの著作をマンガ化した作品。 1巻の『狼王ロボ』は『私の知る野生動物』のロボ - カランポーの王 2巻の『少年とオオヤマネコ』は『動物英雄伝 』の 少年と大山猫 3巻の『サンドヒル・スタッグ』は『サンドヒル牡鹿の足跡』 4巻の『タラク山の熊王』は『タラク山の熊王』 がそれぞれ元になっているシートン動物記だと思われる。 どれもシートンが動物や自然と交流をしてナチュラリストとしての成長していく姿が描かれている。それと同時にシートンが都会や街での生活にいかに馴染めないかというのも描かれていて、特に『サンドヒル・スタッグ』であったロンドンでの学生時代の話は極貧もあいまってなかなか悲惨。 シートンが対峙する動物は山や森の主的なのが多く、シートンがただ動物を保護したり観察したりして愛したいという側面と、狩人としてそれを倒したいという側面が葛藤を起こして、それが自然や動物への深い理解に繋がっていくところが面白かった。忍びの者シリーズ西岸良平名作集 西岸良平starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男自作の手裏剣で相手を倒して行くのだが、相手が一方的な悪人ではなく、主人公から喧嘩売ったりと、正義の味方の感じはない。 途中で仲間になるガンマンもそんな感じで、個人的な恨みをはらしているだけにしか見えない 西岸良平は鬱屈した精神状態の青年を書くが上手いと思う。 蜃気郎シリーズは無茶苦茶いいな西岸良平名作集 西岸良平starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男裏社会では「悪の帝王」と呼ばれる怪人「蜃気郎」が芸術的な犯罪を計画して実行するのだが、その際に犯罪に利用した人物や関係者に対して「蜃気郎」が協力者への謝礼という形でなんかしら報いるので、みんなが幸福になる良い短編集 「街角のブルース」/「二つの顔の女」/「復活の日」が特に好みだ。 西岸良平は「三丁目の夕日」のイメージが強くて、今まであんまり読んでいなかったけど「西岸良平名作集」を読んで他のも読みたいって気になった 谷口ジローの文体坊っちゃんの時代 谷口ジロー 関川夏央影絵が趣味小説を言い表すのに文体という言葉があるが、これは小説にかぎったことではなくて映画にも漫画にも文体はある。ここでいう文体というのは単に文章の持つ調子のようなものではない。作者がどのように世界を見ているか、という問題としての文体である。つまり、どういうふうに書かれるかというよりは、何が書かれるかということに直結してくる。 してみると映画の場合の文体は、カメラが何を映すかというになってくる。映画というのは製作者の役割が分業されていて、たとえば脚本と監督がちがう場合がほとんどである。それでいて、その映画は誰がつくったものなのかということになると、そこには監督の名前がくる。それは当然で、映画の文体を握っているのが監督だからである。監督は脚本通りに撮影を進めていくが、そこで何をカメラに映させるかのすべては監督にかかっている。 漫画の場合の文体は言わずもがな、何が描かれているかである。ようするに、谷口ジローの漫画を読む私たちは谷口ジローの目を通してそこに描かれる世界を見ることになる。ところで谷口ジローはいまや日本を飛び越えて世界に愛される作家であるが、世界は谷口ジローの何に魅せられているのか。漫画作家としては珍しく谷口ジローは原作をおくことが多い。つまり、世界の谷口ファンはストーリーに魅せられているのではない、谷口ジローの世界の捉え方、すなわち文体に魅せられているのだ。『宇井真白物語』吉沢緑時 漫画アクション2017年 No.16宇井真白物語 吉沢緑時名前はまだない「HKT48 栄光のラビリンス,」という携帯カードゲームとのコラボ企画。宇井真白さんがコラボイベントで勝ち抜いて漫画アクションでグラビア&漫画化されたようです。 吉沢緑時先生が宇井真白さんに取材をして、HKTに2期生に応募した経緯を漫画化しています。インタビューしている最中に登場したであろう子供っぽいセクシーさがちょくちょく出てきて面白かったです。 アイドルはあまり知らないのですが、彼女の人となりがなんとなくわかったのもよかったです。 『すてきな休日』ゴトウユキコ 漫画アクション2017年 No.16すてきな休日 ゴトウユキコ地獄の田中漫画アクションの創刊50周年記念読み切り。朝から晩まで仕事漬けで家族との時間をあまり持てていないお父さんが娘を動物園に連れていく話。 娘のふくみに「お父さん」と呼んでもらえないモヤモヤ、動物が嫌いなのに動物園にふくみを連れて行かないといけないイライラ、ふくみとどう接していいかわからない不安などが、お父さんの中で渦巻いている様子が等身大でいい。 最後、「お父さん」と呼んでもらえない問題は喧嘩の末進展するのだが、あまりにも唐突な展開に驚きながらも、ふくみのたどたどしさが可愛かった。 動物が出てくるけど「ウシハル」的なエロさもダークさもないのでとても読みやすかった。赤羽に行きたくなる・・・増補改訂版 東京都北区赤羽 清野とおるまーらーめん山田孝之でドラマ化もしているまんがでしたが、今までよんでいませんでしたが、「その「おこだわり」、俺にもくれ」や「ゴハンスキー」など清野とおる漫画を読んでいるうちに清野とおるワールドにハマっていき」ついに読みました。 絵はハッキリ言って下手ですが、そこが味があるというか、、、。どの話も実体験を基にしているのでリアルで面白いです。いちいち出てくるキャラクターが強烈な個性を放っている人ばかりで、赤羽は日本なのかとすら思ってしまいます。漫画に写真が使われているのも珍しいです。居酒屋ちからやペイティさんは特に強烈すぎます。 ゆるく、気張らずに読めるのも良いです。 夏休みになったら、是非赤羽に行って変なもの、人をさがしてみたいです。 絵は苦手鈴木先生 武富健治名無し絵が苦手で読んでいない人はけっこういると思う。私もその一人で、濃いタッチがなんとなく好きじゃなくて、なかなか手が出せなかった漫画です。とりあえず読んでみて、内容も濃いなぁ…と思いました。 実写化されたドラマでは良い意味で、わかりやすく見やすい演出がされていたのかな。主役の鈴木先生を長谷川博己さんが演じたのはかなり神的なキャスティングだったし、映像も原作もそれぞれ面白いですが、原作の方が濃い目です。じっくり読みたい漫画ですね。 なんやかんやで楽しそうにギャンブルにどハマりしている女子四人のマンガぎゃんぷりん 押切蓮介名無しギャンブルという沼にどっぷりハマっている女の子たちを描いたマンガ。 1巻ではパチンコ、次に出る2巻では競馬に移るのかしら(1巻の終わり方から察するに。) 玄人同士の熱い戦いや技の応酬みたいなのは期待してはいけない。 おもしろおかしいギャンブル中毒者たちが見どころ。ちなみにミスミソウネタが多い。 ぎゃんぷりんのモデルだという一点突破ギャンブラーズのコラムが収録されていたが、そちらも非常に面白かった。大友克洋のかなり初期の頃の作品を集めた作品集BOOGIE WOOGIE WALTZ 大友克洋地獄の田中大友克洋作品集の中でもかなり初期の頃の作品が集まっている。絵も荒削りで中期頃くらいからの完成された絵の感じとは結構違う。大友克洋はあとがきとかで自分で言っているけど画面が白いのも特徴の一つだが、この作品集の作品は割と暗いものが多い。 内容も闇社会とか心中とか気が触れたような男の話だとか暗くて重たくて、社会のそういった面をかなり写実的に描いているようにも見えて最後の最後で放り投げる軽さのようなものがあって、「気分はもう戦争」とか重いテーマながらとどこか軽さのある作品作りを可能にするバランス感覚の芽は初期からあったんだなと思わされた。 色々な意味で一筋縄ではいかない漫画だけど、童夢やAKIRAに見られる破壊衝動の原点が見られるような気もする。 絶版で手に入りづらく、そして値段も高く、暗くて重たいが大友克洋ファンならぜひ。<<1112131415>>
妻に恋する〜の方が面白かったので最近こっちも読んだんですが、こっちは喧嘩ばっかりしていてなんだか殺伐としていますね。特に初期は。 福満しげゆき先生には一生妻漫画を書き続けてほしいと思ってます。