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主婦の日常を描いた『毎日かあさん』や、とことん身体を張った『まあじゃんほうろうき』など、体験記もので名を売っている西原理恵子だけれども、実は抒情詩の天才である。過度にデフォルメ化された雑な線画に抒情の溢れんばかりにトーンをはみ出せば不思議とそのコマのなかに詩的空間が生まれる。おそらくこれは誰にも真似のできない芸当だろう、西原は決して絵が下手なのではなく、誰にも真似のできない巧さを持っている、その真似のできなさを人は下手と言うのである。

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