漫画アクションの感想・レビュー345件<<1112131415>>やっぱ岡田索雲すごいわマザリアン 岡田索雲たか鬼死ね→メイコの遊び場→マザリアンという順番で読んだけど、奇妙で恐ろしい力を持ったマイノリティとその疎外感を描くのがうますぎる。 3巻の結末、俊郎の最後の決断は予想外で読後の喪失感がすごかった。 何度も読んで噛み締めたい作品。性欲だけの問題じゃないあなたがしてくれなくても ハルノ晴名無しきちんと男性側視点でどうしてできないのか、という点が細かく書かれているのがいいなと思った。正直、旦那さんの気持ちもわかる。わかるけど、そもそもきちんとコミュニケーションを恋人同士で取らないのが問題な気はした。それができない夫婦関係になってるがツライところだけど。「坊ちゃん」の漫画版かと思ったら違った坊っちゃんの時代 谷口ジロー 関川夏央名無し恥ずかしながら、初見は「坊ちゃん」の漫画版かなと思ってしまった。全五巻で、漱石とか、鴎外とか啄木みたいな教科書でしか知らない人のことがわかる。けど、それなら伝記を読めばいいわけであえてこれを読む理由は「明治」という時代がわかることだと思う。外国人が増えて世相が変わっていく中でどうやって生きたのか、何を考えていたのか。西洋に必死で追いつけ、追い越せ、とあくせくしていた日本の活気とそれをすごく先の視点から批評していった文化人達という構図がよかった。岡田卓也だからこそ描ける、絶妙なユルさの子グマ森の迷子のビッグベア 岡田卓也名無しアクションに掲載された『ワニ男爵』岡田卓也の読切。気が抜けたような顔した、まんまる子グマの話。 子グマのキャラがとてもいい。ゆるキャラみたいな惚けた可愛い顔をしているのに、怖かったり、現実逃避したい時は『リアルすぎる死んだふり』で、誤魔化そうとする。そのギャップが面白い。なによりも友達を助ける時には、勇気が出せる、優しさがいい。ゆるさと見せ場をしっかりと書き分けている、いい読切 メイコの遊び場の設定・子どもの遊び【登場人物まとめ】メイコの遊び場 岡田索雲メイコの遊び場の遊びメイコとアスマたちがやった遊びをまとめました。(更新:2020/02/21) 【登場した遊び】 **1話目「遊びのはじめ」** ・じゃんけん(虫けん・足じゃん・顔じゃん・舌じゃん) **2話目「釘」** ・釘遊び(かこみ・改造釘) **3話目「灰」** ・だるまさんがころんだ **4話目「縄」** ・投げ縄・縄跳び **5話目「松葉」** ・松葉遊び(形を作る・松葉相撲) **6話目「タンポポ」** ・タンポポ(花相撲・種痘・風車・かんざし・笛・花占い) **7話目「影」** ・鬼ごっこ(高鬼・色鬼・形鬼・影ふみ鬼) **8話目「暴動」** ・自転車 **9話目「男の子女の子」** ・おはじき ・お手玉 ・まりつき **10話目「蝸牛」** ・クチベニマイマイ **11話目「ハンカチ」** ・ハンカチ遊び(てるてる坊主・赤ずきんちゃん・バラ・バナナ・イカ・カメ・リボン・ブラジャー・ネズミ) **12話目「槌の子」** ・自転車 ・スルメを網で焼く **13話目「8月の事件」(1973年8月)** ・ジャンケン ・あんたがたどこさ ・毛笛 ・ロープ回し ・釘遊び **14話目「赤青」** ・昆虫採集セット(赤…殺虫液 青…防腐液) **15話目「変身」** ・ライダーごっこ **16話目「糸」** ・あやとり(はしご・東京タワー) ・糸電話 **17話目「何処」** ・どこいき **18話目「字」** ・字隠し **19話目「月」** ・あやとり ・けん玉 **22話目「名前」** ・魚鳥木 **23話目「恐怖」** ・地面にお絵かき(恐怖の大王) **24話目「石けり」** ・石けり **25話目「馬」** ・馬とび ・胴馬 ・蹴り馬 **25話目「最後の一人」** ・かくれんぼしみじみと、けれど陰気にならないように父のこと 花沢健吾にわか「アイアムアヒーロー」の花沢健吾が、亡き父のことを描いたエッセイコミックの読切。 強烈な感情表現をせずに淡々と語っているのが印象的。しみじみと回顧しているけど、陰気にならないように工夫が凝らされており、人物を猫のようにデフォルメしている。やはりいい漫画を描く無記名的な、無国籍的な、大陸横断的なオールド・ボーイ 嶺岸信明 土屋ガロン影絵が趣味狩撫麻礼の名義でもっとも世に知られる土屋ガロンが原作をつとめているのが『オールド・ボーイ』。韓国の名監督パク・チャヌクにより映画化され、カンヌ国際映画祭では審査員特別グランプリ、さらには映画大国アメリカはハリウッドでもリメイクされ、その際、それら会社間での権利関係で色々と揉め事が発生したようである。 そんな作品のほうが勝手にひとり歩きしている状況は原作者冥利には違いないが、この原作者、狩撫麻礼という名義でもっとも知られている男はじつに変な男である。まず、狩撫麻礼という名はカリブ=マーレー、つまりレゲエ音楽家のボブ・マーリーと彼の生活の拠点であったカリブ海とを掛け合わせたものらしいが、土地や名前などの固定的なイメージをペンネームに使用していながら、当の本人、狩撫麻礼という名義でもっとも知られているこの男は、土地や名前などの固定化したイメージから浮遊して逃げさるかのように極めて無記名的な存在である。いくつものペンネームを使い分けるさまは言うまでもなく、そもそもマンガ原作者であるために絵柄は作画担当に委ねられ、ひとつのイメージに定まることはない。さらにはいっさいメディアに顔を現さないために誰も彼の姿形を知らず、狩撫麻礼は彼のマンガに出てくる登場人物たちのように部屋には冷蔵庫とサンドバッグだけがポツンと置いてある、冷蔵庫の中身はすべてビールで埋め尽くされている、なんていうような妙に信憑性のある伝説だけが勝手にひとり歩きしているのである。そう、作品だけではなく、彼の存在自体も"物語"となり勝手にひとり歩きしているのである。 そもそも物語とは何か。物語とは話し語ることであり、物語の起源とは伝承にほかならない。当然のことだが、物語の伝承には著作権などなければ固有性も何らそなわっておらず、しかし当の物語のほうは極めて匿名的に、希薄にも、希薄であるが故に霧や空気のように所かまわず浸透して、あらゆる隙間を縫って各方面へひろく拡大伝播していく性質をもっている。著作者という概念など人類のながい歴史において近代になってようやく発生したものにすぎない。では、物語の本質とは何か。著作者という概念が発生した近代以降は、それは著作者その本人に帰依するものと一般には言われているようだが、人類のながい歴史からみた物語の場合はそうはいかない。その物語の発話者を遡って探していこうにも、その先には深淵があるばかりである。あるいは都市伝説によくあるように、その物語伝承の起源を仔細に追っていった結果がじつに身も蓋もないことであることも往々にしてあるだろう。すなわち物語の本質とは、その発生の起源ではない。物語の本質とは、むしろ、著作者を置き去りにして、極めて匿名的に、希薄にも、希薄であるが故に霧や空気のように所かまわず浸透して、あらゆる隙間を縫って各方面へひろく拡大伝播していく性質のほうにあるのではないか。それはまさしく物語が勝手にひとり歩きするということである。 そして、まさしく『オールド・ボーイ』はそんな物語の本質を貫くかのように、狩撫麻礼の名を置き去りにして、マンガというジャンルを越えて日本から韓国へ漂流し、ヨーロッパへ渡り、とうとうアメリカ大陸にまで辿り着く。しかも、ひとつひとつ国を跨ぐごとに、その物語の中身は少しずつ改変されているのである。狩撫麻礼とは物語の本質を身に纏い、世界各地をさながら無記名の幽霊のように彷徨い歩く男の仮の名前ではないか。そして、そんな男が、わけもわからずに何十年も監禁されて、そのわけを探すために街を彷徨い歩く、さながら記憶喪失のような男の後ろ姿と妙にかぶさるのである。 ところで、幽霊で思い出したのがロシア文学の代表格ゴーゴリが書いた『外套』という小説である。極寒の地、ロシアで、アカーキイ・アカーキエウィッチというひとりの男が新調したての外套を追い剥ぎに奪われて死んでしまうという小説だが、アカーキイの死後、各地でアカーキイの幽霊が現れて外套を奪っていくという噂が流れはじめる。じっさいに幽霊をみたというひとが遠い街から現れたが、その幽霊の風貌はアカーキイの姿形とはまったく違っていたという。 カリブ=マーレ―から拝借したという狩撫麻礼の名をみるたびに、私にはそれがカリブ海の南国のイメージとはどうしても繋がってこない。むしろ、なぜだか、狩撫麻礼ときくと大陸を横断してはしる極寒のシベリア鉄道を思い浮かべるのである。 この漫画を読むと中華料理への信頼度が増すオールド・ボーイ 嶺岸信明 土屋ガロンstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男韓国/アメリカでも映画化されたオールド・ボーイの元になった漫画 「嶺岸信明」「土屋ガロン」こと「狩撫麻礼」のサスペンスで主人公 五島慎一 はある日突然誘拐され10年間監禁された。解放された五島が自分が監禁された理由を解き明かすために奔走する。 前半の謎を解き明かす部分の方が好きかな ラスト周辺で監禁された理由が明らかになるが衝撃的な内容だ 「マジでそれかよ」って思うけど、物事は受け取り側がどう思うかだよな 赤羽の2大スター豪華共演ウヒョッ!東京都北区赤羽 清野とおるstarstarstarstarstar_borderかしこエレカシと清野とおるが聖地赤羽でコラボしてるの鬼アツい。この新連載はいいぞ!メイコの遊び場 岡田索雲starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)舞台は1973年の大阪、常に眼帯をしていて普通の遊びすら知らない不思議な目を持つ少女の話。 特別な力を持つ少女メイコは、夜は謎のおじいさんに連れられ裏稼業をしているが、昼は一人公園でぼーっとしている。 そこへ、近所の子どもたちが声をかけ一緒に遊んだりする。 昼に覚えたアナログな遊びで、夜に人を壊す。 その中に、一人、つげ義春の「ねじ式」の主人公そっくりの子がいて、名前がヨシハルだった小ネタに笑った。 が、果たしてそれが小ネタなのか。 ねじ式は、眼医者ばかりの道を通るときに不気味な「目」の看板がたくさんあり、悪夢のような歪さと支離滅裂な言動、突飛な展開が続く。 このメイコの精神世界こそがまさに「ねじ式」のようであった。 そしてあの目である。 「ねじ式」が描かれたのが1968年だから舞台設定とも近い。 何かアイデアのモチーフになっているのかもしれない。 これからどんどんいろんなアナログな子供の遊びと、その遊びで壊すことを考えるとワクワクする。 楽しみだ~! 本格サスペンスとは未知次元 菅原そうたhysysk実写から起こされたような絵とCGで作ったような建築物やクリーチャーが独特の質感。いろんなSFっぽい要素を詰め込んでいて、とにかく勢いがある。『みんなのトニオちゃん』収録の「アルバイト(BUTTON)」通称「5億年ボタン」みたいな振り切りが欲しかった。面白い僕はラブソングが歌えない 高井唯人名無し1話に1つ以上かならず見せ場を持ってきて 展開を出し惜しみしない 良い漫画鈴木君を救いたい僕はラブソングが歌えない 高井唯人名無し佐藤君がハーレムを作りたがるのは家庭環境にありそうだけど、相当な食いしん坊だね、抹殺して鈴木君を救いたい ラブコメではない僕はラブソングが歌えない 高井唯人名無し※ネタバレを含むクチコミです。先輩かっこいいあなたがしてくれなくても ハルノ晴大トロ※ネタバレを含むクチコミです。これまでにない展開!!僕はラブソングが歌えない 高井唯人さだお※ネタバレを含むクチコミです。 期待してます!!僕はラブソングが歌えない 高井唯人さだおはじめは、ザ・ラブコメという感じでスタートしますが、転校生の雰囲気があやしすぎて、なにか起こる予感がし過ぎています!! どんなことが起こるのか、楽しみです!!ストロングスタイル読み切り黄ばんだ牙 岡田索雲霧兵衛よかった点 ・途中のネタふりからの最後のどんでん返し 総評 ・ラストにやられた。こういうラスト好き僕はラブソングが歌えない僕はラブソングが歌えない 高井唯人名無しタルトこれは面白い 動物漫画好きにおすすめ真・異種格闘大戦 相原コージ名無し16名の最強生物が地上最強をかけて戦う動物格闘マンガ 動物ならではの能力を生かした戦いで面白い ブルース・リーが元ネタのシャオロンと食物連鎖から脱却しようとしているチェ・ゼブラが好き 中年の心にグッとくる良い読切。でもこれってハッピーエンドなのか?天空の人タムラ 真崎福太郎starstarstarstarstarウマタロとても感動した。感動したんだが、、 ラストシーンは主人公が不審者にしか見えなかった無茶苦茶うめえ〜地上の記憶 白山宣之hysysk「陽子のいる風景」「ちひろ」がたまらなく好き。静謐な作品でありながら、コマとコマの間の動きが気持ち良く脳内で補完され、音まで聴こえてきそうな臨場感がある。 天才の描き方が秀逸神童 さそうあきらstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。広告で反響があった作品あなたがしてくれなくても ハルノ晴少女漫画博士うららか夫とセックスレスになった主人公が同じくセックスレスになった会社の先輩と秘密を共有して、夫婦関係が微妙に変化していく過程が見どころ。 セックスが全てじゃないけど、夫婦間の微妙なズレが丁寧に描かれているので、旦那や彼氏とマンネリになった人には共感する部分が多いかも… グッときたのは、主人公が心の中で旦那に 「陽ちゃん ハエですら セックスしてるよ」 と背中に訴えかけるシーン。 心に刺さる。<<1112131415>>
鬼死ね→メイコの遊び場→マザリアンという順番で読んだけど、奇妙で恐ろしい力を持ったマイノリティとその疎外感を描くのがうますぎる。 3巻の結末、俊郎の最後の決断は予想外で読後の喪失感がすごかった。 何度も読んで噛み締めたい作品。