『鉄人28号』生誕60周年記念読本「ロビー&ケリー」
1956年から1966年まで連載された「少年」(光文社)の看板作品にして、横山光輝の本格的な月刊誌デビュー作である『鉄人28号』。2016年は、そんな『鉄人28号』が「少年」に登場してから60年目の節目を迎えます。それを記念して企画、制作したのが本書です。『鉄人28号』の数多くのエピソードのなかでも『鉄人28号 原作完全版』が発売されるまで単行本化されていなかった「ロビー編」と、復讐を交えて兄弟の絆を描いた「超人ケリー編」を完全収録し、『鉄人28号』にインスピレーションを受けた当代を代表する3名のクリエイター・安彦良和、瀬名秀明、さとうふみやへのインタビュー、横山光輝本人が生前書き遺した『鉄人28号』創作にまつわるエッセイ、昭和文化のコンシェルジュ・泉麻人が綴る『鉄人28号』へのコラムを収録。収録内容:『鉄人28号 原作完全版』より「ロビー編」「超人ケリー編」を完全収録 / インタビュー:安彦良和、瀬名秀明、さとうふみや / 特別収録:『鉄人28号』創作にまつわるエッセイ(横山光輝)、イズミ少年の漫画日誌『鉄人28号』編(泉麻人) / 解説:知能を持つロボット二体(幸森軍也) / カバーイラスト:藤原カムイ
横山光輝短編コレクション
大海原を漂流していた上杉(うえすぎ)は、あけぼの丸の乗員に救出されるが、息子・健児(けんじ)に日記帳を渡してくれと頼んで絶命する。その日記帳を船長から届けられた健児は、航海に出る前の父親の様子を思い出しながら港に佇んでいると、父親の救出に関わったナイフの辰(たつ)をはじめとした3人組に声をかけられる。上杉が死ぬ前に言った「海に眠る巨万の秘宝」という言葉を聞いていた彼らは、健児の行動を監視して……!?
横山光輝生誕80周年記念読本
2014年生誕80周年を迎えた横山光輝。現在でもたくさんのフォロワーを産み、後の世代に大きな影響を与えた“巨匠”の足跡を、各界著名人の寄稿文、インタビュー、対談で振り返ります。また、単行本未収録の『おてんばトリオ』、『鉄人28号』『三国志』『伊賀の影丸』など代表作の美麗カラーイラストを収録。主な寄稿者:今川泰宏、岡本賢一、神崎将臣、京本政樹、幸森軍也、タケカワユキヒデ、武田鉄矢、辻真先、津原泰水、戸田泰成、中野晴行、野口賢、藤川桂介、藤原カムイ、ゆうきまさみ(五十音順)