ビッグコミックオリジナル増刊の感想・レビュー27件やすじですマッドアンドワンダー やすじ名無し読んでくれてありがとうございます。 1人でもこの作品を読んで笑ってくれればいいなと思っています。 Twitterやっているので もしよかったら覗いてねദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ https://mobile.twitter.com/YASUJICOMIC/with_replies不安定な時に読んでたらたぶん号泣してた守ってあげたい タカキぼく名無し親は子を保護する役目があるけど、子の成長につれてそれが必要なくなったり、立場が逆になったりして、気付けば子が親を守ってあげないとという状況になっている。でもそうなって初めて、自分が如何にいままで親に守ってもらっていたかを知る、というストーリーがグッと来ました。この感覚が刺さる人、多分多いんじゃないかなと思います。『宇宙の音楽』のボツエピソードか?ホルンは後ろに鳴く 山本誠志starstarstarstarstar_border寸々連載していた吹奏楽部漫画の『宇宙の音楽』が完結して直後のこの読み切り。 めちゃくちゃ良いホルンのエピソードだけに、連載作に入れ込もうとしていたのかな〜とか、ただ最終巻のあとがきで「次作も吹奏楽を描く」と宣言しているのでこういうエピソードを無限に描ける人なのかもしれない。 なんにせよ次の作品も楽しみな作家。ホルンという楽器のことを知れてよかったホルンは後ろに鳴く 山本誠志名無しホルンってどちらかというと吹奏楽等であまり人気ではない方の楽器という印象があったけど、このマンガを読んでホルンがどういう楽器なのかを知ってやってみたい!と思う人、いるんじゃなかろうか。どんな形にもそうであるべき理由があるんだな〜。それはそれとして、教師の過重労働問題についても改めて意識する内容でもありました。 介護ロボット「K7百」K7百 野利のり太名無し「トマトエモーション」と同じ作者ということを知って再読。一年前の雑誌掲載時にも読んでいましたが、今も記憶に残る作品でありました。ロボットが高齢者を介護する話でギャグを挟みながら軽快に描いてあるんですが、これから先の未来で実際に起こり得そうな問題な気がしますよね。「トマトエモーション」に比べるとページ数も半分くらいなので軽く読めてしまうのですが、この時点で作家性がすでにあるので記憶にも残る作品になっているんだなと思いました。クイズ好き必見クイズの神様 QuizRoad 一丸 日髙大介 矢野了平名無し全国高等学校クイズ選手権に出場して一回戦で敗退し、クイズの道を諦めた大のクイズ好きの僕が太鼓判を押します。 もちろんTV番組なので出演者にスポットが当たりますが、裏側でクイズを作り番組を作っている人たちの存在があります。 TV離れが進んでいる現代もクイズ番組だけは生き残っています。 それも裏側でクイズを作り続けた男達の存在があるからです。 実際の作家の体験を元に作られた漫画なのでクイズの裏側を知る事ができます。 大地の子 すみれの感想 #推しを3行で推す大地の子 すみれ かざま鋭二 坂田信弘starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 連載中も読んでいたが読み返したので感想を書くがこれむちゃくちゃいいな ・特に好きなところは? すみれが坂田塾長に殴ってくれというシーン。昭和っぽさが全開だが最高によかった ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 全編人への優しさが溢れた良い内容だった 大地の子 すみれについて話そうぜ大地の子 すみれ かざま鋭二 坂田信弘starstarstarstarstarマンガトリツカレ男大地の子みやり 大地の子 ゆう に続く新シリーズすみれがついに始まりました。 坂田塾長の優しさが溢れすぎている初回でした。これからどんな内容になるかは全くわからないが楽しみしています。 個人的な驚きとしては坂田ジュニアゴルフ塾が日本全国にあったことだな 好きすぎて嫌い、みたいな話オセロ 光用千春名無しいとこ同士で同じ大学に通い、親が経営するコンビニでバイトをしているまゆとアコ。ふたりはいつも一緒で仲良く見えるけど、アコのほうに少し邪悪な部分がありそうで… 世間でいうところの「女が嫌いな女」みたいな言動で嫌〜な空気になりますが、そんなアコちゃんにも誰にも言えない悩みや苦悩があるんだなとわかる後半。身近な誰かに依存するっていうのはあんまり良いことじゃないかもしれないけど、まゆちゃんはアコちゃんのそばにできるだけ長くいてほしいと思ってしまった。大地の子すみれの感想 #勝負 #友情 #別れ大地の子 すみれ かざま鋭二 坂田信弘ホールインワン※ネタバレを含むクチコミです。 少年と宇宙人の奇妙な友情読切マッドアンドワンダー やすじ名無し小さい頃にUFOを目撃したことを誰にも信じてもらえず、証明するために何年もUFOを探し求めた結果まわりから人が居なくなってしまった少年ワンダー。夢だったのかと諦めかけたそのとき、ついにUFOとの再会を果たし勢いで乗り込むと、そのまま宇宙へ飛び立ってしまう。そしてUFOを操縦していた宇宙人・マッドとワンダーの奇妙な冒険が始まります。情報が多いけど読みづらくはないし、全部拾わなくても楽しく読めました。全体的にバカバカしさはあるけど、最後まで真剣に読んでしまう熱量が凄かった。この感想で合ってるのか分からない…ミドリ 光用千春名無し※ネタバレを含むクチコミです。短編集『心臓』の集大成みたいな読切作品 #読切応援あんきらこんきら 奥田亜紀子starstarstarstarstarかしこ久しぶりに帰省した主人公は東京で女芸人をしている。父と母は兄の子供である孫に夢中で、90歳を過ぎた祖母はボケてきていた。今現在の時間の流れを主人公の視点で語りつつ、そこにボケて子供に返った祖母の記憶と意識が混ざる構成。 祖母が子供だった頃の村では凶作で食うに困った人達が芸を見せて金をもらい歩いていて、同情した父親が彼らを家に泊めたが、翌朝に物が盗まれていたことがあった。主人公はパソコンの画面越しにネタ合わせしていた相方に「どうして里帰りしたの?」と聞かれ「自分は子供に返りたかったのだ」と気づく。子供に返ってしまった祖母と子供に返りたい孫。二人ともそれぞれの過去と現在のしがらみに苦しんでいる。 物語の最後で東京に帰ろうとする主人公を玄関先で呼び止めて「私からもらったと言うな」と祖母がお菓子を握らせる。おそらく祖母のボケた思考回路の中では、子供心に印象的だった貧しさから盗みをしてしまった人物達と、同じく芸をしている孫を混同しているが、この行為は祖母からの泥棒をしたあなた方を恨んでないというメッセージだと思う。主人公は自分が買ってきたお土産を渡してくる程ボケても子供のように可愛がってくれる優しい祖母だと感じている。 ある意味ここで意思のすれ違いが起きているけれど、同時に祖母も孫も救われている。そこに気づけるのは読者だけ、というのも面白い。 短編集『心臓』に収録されていた作品それぞれに登場したモチーフが数多く見つけられた。高野文子のオマージュのような表現もそう。今回の「あんきらこんきら」で一つの完成形に達したような感じがする。けれども奥田亜紀子の進化はまだまだ続くと確信を持てる傑作でもありました。 超能力ならぬ強能力強能力者の日常 石原まこちん名無し選ばれた者のみが持つ「超能力」とは違い、誰にでもひとつ備わっている能力が「強能力」らしい。 ある日の満員電車、"二駅先"で降車する人間を察知する能力を持つ男・向井はさっそくその能力をつかってある女性に狙いを定めていた。対するその女性・近藤は、自分が持つ何かを狙っている人間がいるとそれが"熱くなる"能力を持つ。 向井が狙うは近藤が座る席。どんどん熱くなる近藤の尻。 自分の尻を狙う輩がいると勘違いする近藤。 はたして向井は無事に近藤の席に座ることができるのか!? 個人的には向井の能力はむちゃくちゃほしいけど、近藤さんのはいらないですね笑その違和感を大事にしてほしいロストネーム 大島智子名無し経験がないことをとやかくいう権利はないけれど、結婚によって妻が夫の姓に変わることを当然のことだと思いたくない。手続きが手間であることを軽く見たくない。少しずつ、自分のアイデンティティが他人のものに差し替わっていく様を見て、自分がこぼれていってしまう感覚を覚えたこの漫画の主人公と、同じような人がこの世にたくさんいることを知っておきたい。その違和感は間違ってない。 そして願わくば、姓を揃えるか揃えないかを自由に選べる未来が来てほしい。読めるようになってた!星に願いを 光用千春さいろく「たまご他5篇 光用千春作品集」に収録されてました。 気になったから買ってしまった。 思ってた展開とは違ったしびっくりしたけど良作でした… 昔の約束に導かれる旅指折りいくつも 森泉岳土名無し道端にふと現れる「名代さま」という黒い御札に会いたい人の名前を書くと叶うという都市伝説。それのおかげなのか、子供の頃、転校で離れ離れになった親友に会うことが出来たという主人公が、20年ぶりにその地・尾道へ向かうという話でした。 また会おうという約束をしたはずなのに、どうしてそれきり疎遠になってしまったのか。再びその場所へ訪れることで、しまわれていた記憶が引き出され、大人になったからこそわかる人の成長を実感します。旅に出るきっかけって、こういうことでも良いんだなというのと、これこそ旅の面白さだなというのを感じました。人には人の夏がある…すいか はるな檸檬名無しすごい「夏」の切り取り方だなと思いました。地獄のドン底みたいな夏だってある。 少年の傷ついた心と、母の止まらない独り言の差がすごいことになっていた。実家だな、という感じがした。「自分の偏差値80ってなんだろう」偏差値銀河系の僕 カラシユニコにわか自分にとってできることは何で、やりたいことはなんだろう。そんな青春期の王道な悩みをすこし不思議で優しいところへふわっと飛ばしてくれるようなお話。 今回はヒロインがサブのポジション。試験結果を覗いて、ついてくるだけの子。でもだからこそ味のある名脇役だなぁと思う。 さすがカラシユニコ先生だなぁ 愛の彷徨シリーズ新連載愛の彷徨シリーズ 森泉岳土名無し幸せな新婚旅行がとある夜から一転、新婦を不安と恐怖の闇に突き落とすような第一話でした。めちゃめちゃ怖いじゃないですか… マレーシアにムル山国立公園という場所は実在するみたいですね。 洞窟で見たものは気のせいで片付けられても、あの落書き?はヤバかった。これからどうなるんだ。読後感の不思議な感覚がたゆたうホータイとれたら カラシユニコにわかとても面白かった。女子のほうが男子よりも身長が高かったら、小学生たちはどんな関係性を築くんだろう。そんな疑問を素直に反映したような世界が広がった作品。 この作品の重要なところは「男女が逆転した世界ではない」ということ。女子がちょっと粗暴で男性的、男子が大人しくて女性的という構造はたしかにあるものの、安易に反転しているわけではなく、あくまでそれぞれの「異性」らしさがある。この結末に持っていけるのはさすがのカラシユニコ先生だと思った。田舎に帰りたくなるあんきらこんきら 奥田亜紀子名無し田舎に帰省するのが億劫で、おじいちゃんやおばあちゃん、もしくは両親に最近会ってないという人は、これを読んだ次の日には会いに行ってるかもしれない。 自分にはそういう存在はいないのに、いないはずのおばあちゃんに会いに行きたくなった…。 老人がボケてるのかボケてないのかどっちかわからないような状態って、こんな感じなのかな、と疑似体験したような感覚でした。 ベネチアが舞台の短い恋のはなし最後のフェリー 森泉岳土名無し著者が「はじめてペンで描いた」という、王道ラブストーリー読切。 ベネチアを舞台に、大学の交換研修制度で日本から来ている青年と、ダンサーの女性の短い恋が描かれる。 デートでも、彼女はかならずその日の最後のフェリーで家に帰る。家庭の事情が少々複雑そうだけど、お互いのプライベートには深く踏み込まない。 そして研修期間も終わろうという時、それぞれに自分なりの決意をして最後のデートの日を迎えるが…。 異国の恋というのは情熱的なイメージがあったけど、この話はあっさりと始まり、あっさりと終わる。期待はずれとかではなく、こういうこともあるか。と妙に納得…。 案外、このふたりが再会する可能性は低くないんじゃないかと思う。感動で震える読切52p #読切応援星に願いを 光用千春starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。<<12>>
読んでくれてありがとうございます。 1人でもこの作品を読んで笑ってくれればいいなと思っています。 Twitterやっているので もしよかったら覗いてねദി ᷇ᵕ ᷆ )♡ https://mobile.twitter.com/YASUJICOMIC/with_replies