ビッグコミックスピリッツの感想・レビュー879件<<34567>>お仕事マンガのお手本のような素晴らしい漫画へんなものみっけ! 早良朋starstarstarstarstarさいろくお仕事マンガ、昨今は色々な構成でいろんな職業が紹介されていて刺さる人には刺さるみたいなマニアックさが売りだったり、詳細説明して興味を持たせよう業界の門戸を広げようみたいなものもあったり様々。 ただ、私はそういった中でもやはり"漫画的な構成・物語・キャラクター"がいかに光っているかが気になる。漫画として読んでいて感動させてほしい。 そんな欲望を叶えてくれるお仕事マンガの1つが本作。 ベタな話だったとしてもスピリッツらしい泣かせ方をしてくるあたりが本当にニクい。 キャラも多く、かの『動物のお医者さん』よろしく、本当にここ行ってみたいなぁ、実在してほしいなぁ、と思わされる博物館。こんな研究者達が世の中いっぱいいるんだ、ナショジオのアレって本当なんだ、って思わされる。 この歳になっても夢を拡げてくれるこういうマンガ、好きだわーみな弁護される権利はありますが九条の大罪 真鍋昌平starstarstarstarstar_borderゆゆゆ知らない世界はファンタジーと変わらない。 でも一歩歩む方向を変えると、そこにあるところがファンタジーと違う。 怖いなあ。 半グレ系の人たちの弁護だけでなく、介護に関わる問題を取り上げていて流石だなと思った。 ちょうど、介護はあくどく運営すれば、比較的楽にお金が入ってくるようにできると読んだところだったので。 民営化したら大変なことになるけど、民営化しないと数が足りない。 社会の闇を垣間見せられるせいか、読後感は悪い。 登場人物が救われても、根本的な問題を見せつけられているので、救いようがない気持ちに陥る。 でも九条先生は依頼人を全力で弁護するという弁護士としての一点を守られていて、そこは清々しい。変わっていくもの、変わらないものくーねるまるた ぬーぼ 高尾じんぐstarstarstarstarstar_border野愛くーねるまるたは大好きだったけど、アパートから出て行ったり新キャラが出てきたり(妹とか)なんかノリが変わったな…と思って読まなくなってしまったのがぬーぼ。 久しぶりにマルタさんに会いたくなって読んでみたら、やっぱりマルタさんはマルタさんで好きだなあと思った。 働き始めてちょっとだけ余裕が出たのか買い食いが増えたけど、たまに無茶な節約してるところは変わらないなあ。民間療法みたいな美容術も変わらずでニコニコしちゃう。神永さんたちも元気そうでうれしいなあ…。 なんだか旧友に再会したような気持ちになった。 変わっていくことに寂しさを覚えたりもするけれど、変わらないものもあるんだよね。 マルタさんのようにおいしいものを食べてご機嫌で生きていたいものです。アイアムアヒーローに学ぶZQN完全対策マニュアルアイアムアヒーロー 花沢健吾マンドリン松本噛まれないために、とりあえずZQNには何かを噛ませておく 消えた少女の跡をビーズ刺繍だけを頼りに追う #読切応援最下で彼女が惑うなら 梅田阿比starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。「猫」を殴るために生まれた猫殴り 浄土るる名無し※ネタバレを含むクチコミです。夢は人を殺しかねない夢なし先生の進路指導 笠原真樹starstarstarstarstarNanoずっと気になっててやっと読めた作品!帯の「夢を諦める姿は美しい」って煽りからもう惹かれてしまう。 "夢を諦めさせる教師"なんて生徒からすれば最悪だろうな、なんて思いつつも読み進めると、高梨先生のどの言葉も至極現実的で胸に突き刺さる。夢を持つ若い彼らにとってはきつい言葉かもしれないけど、実際に夢への道って途方もないほど苦しくて残酷。でも途中で諦めるのも怖い。この三田さんの言葉もすごく共感した。 声優回を読んで「諦める」という言葉の捉え方も自分の中で良い方向に変わったし、トランジション3段階理論はめちゃくちゃタメになりました。今からでも高梨先生に指導してほしすぎる…!あとタンバリン持ってる先生可愛すぎた…感謝…。声優回だけでもこの作品の虜になってしまったので、2巻以降も楽しみ。 これがホントの無敵な人路傍のフジイ 鍋倉夫starstarstarstarstar六文銭特にマウント合戦や承認欲求などSNS疲れしてそうな現代人に響きそうな題材。 自分はSNSをやらない派なのですが、それでもニュースとかで入ってくるインフルエンサーや一般人の方々が、ちょっとした言動で炎上する様をみると現代社会の息苦しさを感じてはおります。 本作のフジイは、ホントになんの取り柄もない一般人。 夢、野心といったギラギラしたものはないし、40過ぎて正社員でもなく職場の同僚からも小馬鹿にされている。 でも、毎日楽しそうで、休みの日は散歩して目に映るものに、心ひかれるまま過ごす。 友人もいないから、一人で過ごす。 誕生日の日も1人でケーキを食べるような人間だ。 ただ、そこに侘しいとか寂しいとか、そういった気持ちはない。 また、ギターや絵画、陶芸など色々手広くやっているが、どれも決して上手いわけでもない。 ただ、本当に自分が満足するためだけにやっている感じ。 努力した以上結果や成果ばかり求めてしまう自分とはエライ違いだ。 フジイの中で、他人にどうみられるとか、誰かに評価して欲しいとか、そんなものはない。 背伸びもなく、卑屈な考えもない。 あるがままを生きている姿、人間関係や上述のようなSNSに疲れた人に刺さるのではないかなと思いました。 人生楽しむってこういうことだよなー 頑固というか、マイペースで自分の考えがしっかりしているフジイだけに、少しづつ周囲との人間関係で、彼も影響受けていく様はみてみたいなと思う。とっても心が温まる素敵な作品。米蔵夫婦のレシピ帳 片山ユキヲ干し芋2巻読了。 ガンで突然亡くなった奥さんのりほ子さんは、誰からも好かれる人物。 料理も上手でレシピ帳を作っていた。 りほ子さんが亡くなるまで料理を全くしてこなかった時代小説家で無口な夫、米蔵卯之助は、そのレシピ帳を見て料理を始めるが・・・。 りほ子の料理を作ることで生前、りほ子と繋がっていた友人、知人、家族に今まで知らなかったりほ子の一面を教えてもらい、豊かな時間を過ごしている。 人間は、二度死ぬと言われる。 命が尽きた時と、人から忘れ去られた時。 亡くなった人との思いで話をすることで、皆の心の中にりほ子は、ずっと生き続けるのだ。 そして、娘を奪われたと思っていた義理の父との関係にも変化が・・・。 是非、多くの人に読んでもらいたい。 超お勧めです!!東京は最悪、だから結婚します #読切応援東京最低最悪最高!(読切) 鳥トマトstarstarstarstarstarNano「うお~すごい切り口。東京sage田舎age漫画?結婚したいけどできないうだうだを描いてる?」かと思いきや、全然違った。タイトル通り、東京は最低最悪で最高な漫画でした。 正直途中まで読んでて不安があったけど、最後まで読んで主人公も圭ちゃんも最高に好きになってしまった…東京という最低で最悪な街で二人最高に幸せになってほしい。みんなで頭おかしくハッピーに踊ろう。 頼もしさがすごい東京最低最悪最高!(読切) 鳥トマト名無しどんなにクソなことが多くてもクソはクソとして受け入れてそのうえで我が道をゆく感じが気持ちいい。これからの人生も色々あると思うけど踊りたいと思ったら好きなだけ踊って欲しい。入口は過激だけど出口はホームドラマだったありがとう 山本直樹starstarstarstar_borderstar_borderかしこ「BLUE」を読んだ時も思ったけど、これが普通に雑誌に載ってたなんて今となっては信じられないですね。すっごい過激だ。なんてったって1話目から男に襲われてますからね…。お父さんの暴走した愛情が家族の仲をかき回してるよな〜と思ってたけど、5年も単身赴任先から帰って来なかったのはガンの治療をしていたからだと判明してからは、すごく不器用な人だったんだ…と見る目が変わった。あれだけ色んな事があったのに最終的にはホームドラマとして感動する話で終わりますが、不思議とモヤモヤが残らず爽快感がありました。ここからデジタル作画に移行したそうなので山本直樹を語る上で外せない作品の一つですね。踊るように東京最低最悪最高!(読切) 鳥トマトstarstarstarstarstar野愛鳥トマト先生がハッピーブライダルストーリーだなんてご冗談を…と思いましたがこれは紛れもないハッピーブライダルストーリーでした。 大好きな彼と出会えて幸せ〜家族友達みんな祝ってくれて幸せ〜ハッピーブライダル〜ではなく、鳥トマト先生らしくクソみたいな現実ぶん殴って私は私で幸せになります!お疲れっした!みたいなハッピーブライダルで素晴らしいです。 東京は東京でクソだし田舎は田舎でクソだし、逃げるも留まるも自分で決めて生きていくしかないんですよね。 主人公はかっこいいし彼氏はいい男。みんな踊るように生きていたいものです。 涙なしでは読めないのでは。米蔵夫婦のレシピ帳 片山ユキヲstarstarstarstarstarPom 良かった、とても。終始うるうるしてました。 米蔵氏の奥さん、りほ子さんの突然とも言える死の後、よく前を向いて歩き始めたなと思う。 りほ子さんのレシピ本があって料理があって良かった。想像でしかないけど、余命宣告とかされていたのかな、なのに明るくて、米蔵氏を支えていて表向きは強くて優しい素敵な人だったのだろうなぁ。 米蔵氏がりほ子さんの料理を作る事で振る舞う事で、家族の悲しみに暮れる心を癒してくれて家族の絆も強めてくれる。 何よりもりほ子さんのお父さんと、米蔵氏、何とな〜く似ている気がします。普通のドルオタになりたいボクシングの天才!!世界はボクのもの 若杉公徳starstarstarstarstarかしこ実家が名門ボクシングジムを経営していて子供の頃から英才教育を受けていたので、本当は相手が誰だろうとボコボコに出来るくらい強いけど「普通のドルオタになりたい」主人公。しかし何も知らないオタ友が推しのアイドルが通っているボクシングジムを特定したので誘惑に負けて行ってしまうのだった…! 家族経営してるボウリングジムのボスが破天荒なおばあちゃんだったり、カリスマオタのジョーカーさんがオタ友だったり、脇役も全員キャラ立ちしていて面白かった!!躊躇なく人を殴れる才能があるっていう設定は「僕 BOKU」を彷彿とさせますが、やっぱり主人公が強いって爽快ですね。 4巻はもうすでに完結が決まっていたのかまとめの話が多いです。今頃そんなこと言っても遅いんだけど、もっと読みかった〜〜〜と後悔するくらい面白かった。編集部の仕事も勉強になる重版出来! 松田奈緒子starstarstarstarstar_bordermotomiドラマをみましたが漫画は、表紙だけ見てほのぼのブログものだと勝手に勘違いしていました。 こんなに胸に刺さる漫画だったとは! 心に刺さる、勉強になる、また明日から頑張ろうと思える漫画です。 あとすごいのは、登場人物の感情に対して共感できるところ。仕事を頑張っている人には特に読んでほしいです!! 読んで登場人物の熱意が伝染して、また頑張ろうと思ってほしい!! とても素敵な作品です。 過疎の村に移住してきた「金アレルギー」の若者かむろば村へ いがらしみきおstarstarstarstar_borderstar_borderかしここの作品を読む前にいがらしみきお先生の「Sink」と「羊の木」を読んだので、コメディっぽいけど途中から怖い話になるんじゃないかとヒヤヒヤしながら読んでましたが、怖い話ではありませんでした。読後に先生のインタビューを読んだら連載前に担当さんから「限定された場所でのファンタジーを描いて欲しい」と提案されて描いたとおっしゃていたのでなるほどな〜と思いました。これはファンタジーですね。そうと分かると松尾スズキ監督の映画がめっちゃ観たくなってきました。私は前半の雪かきしたら屋根が抜けちゃった場面で大笑いしました。習字と漢字ととめはねっ! 鈴里高校書道部 河合克敏starstarstarstarstar_borderゆゆゆ書道?習字?何が面白いんだろう? とおもって読んだら、おもしろかったです。 ひょんなことから、人びとの勢いに流されに流され、帰国子女の男子学生が書道部に入部することになり、書道部のワルイセンパイに騙されて柔道部のエース一年生が書道部にヘルプへ行くことになり… そこから繰り広げられる書道の世界の片鱗がおもしろいのです。 帰国子女ユカリが知らないことを知らないと尋ねてくれ、それに対してみんな丁寧に応えてくれるので、書道の世界が重たかった習字セット以上の知識へひろがっていきます。 筆で上手に書くコツ、ナントカ体の話、筆の選び方、漢字の成り立ち、へえーっとなり続けました。 大きな書は体全体で書くということも知りませんでした。 字がうまくなりたい、柔道をする望月さんが大きな書が得意という話もよかったです。 読んでいて、登場人物について一番すごいなと思ったのは、初心者みんな、ひたすら基礎の基礎を実直にやり続けることです。 それができていたら、自分も字が上手する未来があったのかもしれません。折れた枝でも咲く場所がある #1巻応援ハナイケル -川北高校華道部- 山田はまち兎来栄寿マーチングバンドの次は、華道! 『みかづきマーチ』の山田はまちさんの待望の新作です。 プロットとしては非常に王道中の王道を行っていますが、それで面白いのが流石です。山田はまちさんの青春ものは、安定して良いですね。 華道をメインテーマとして扱う作品は多くなく、知らない世界である人も多い作品でしょう。私もそこまで詳しいわけではないので、本作で解説される内容は興味深く読んでいます。 「即興花生け」という競技のルールもシンプルかつ面白く、またその頂点である花の甲子園を目指すという目標も非常にわかりやすく、素人であるヒロイン・もみじの目線に沿って物語に容易く乗っていけます。 そして、本作の何よりの美点は、画面で華道の素晴らしい魅力を伝えてくれていることです。『みかづきマーチ』の演奏シーンで見せてくれたような表現力を以て、美しく意趣溢れる花々を生ける姿を描いています。作業中も、完成図も、等しく惹きつけられます。白黒なのに、カラーだと錯覚するような鮮やかさです。 一見使えそうにないものや傷ついたものでも、上手く用いることで素晴らしい作品になる様子は、人間の様態にも当てはまるメタファーのよう。もみじの挫折から始まり、華道という新しい道を見つけて再起していく物語ですが、多くの人に強い共感を呼びそうです。 伸び代のあるもみじのこれからの成長を想うと、ワクワクせずにはいられません。周囲のキャラクターたちも魅力的で、その関係性でも見せ場をたくさん作ってくれそうです。 広くお薦めしたい、秀作です。 夢みた後の現実を描く夢なし先生の進路指導 笠原真樹六文銭これ高校の教科書にして欲しいと強く思ったくらい衝撃的でかつ素晴らしかったです。 作者が『群青戦記』の人とわかって『リビドーズ』に続き、作風の幅広さにびっくりした。 内容は進路指導で夢を追うことの現実を伝える主人公、通称夢なし先生。 彼と彼の教え子1人を中心に、その教え子が自身の希望する進路を選んだ先で起きる苦悩や葛藤を描いた内容。 教え子1人ずつエピソード的に紹介するオムニバス形式な感じ。 夢を追うことのリスク。 夢がかなう人の確率や他者事例を頭では理解しているつもりでも、どこか 「自分は絶対そうならない」 と思い込んで突き進み、結局自分もその他大勢だったり 周囲の期待や意見との折衷によって、結果捻じ曲げられた夢だったことに気づかず、本当に自分が大事にしていたもの何か?を見失ったり。 その手の、夢を追ったことで得た代償をリアリティたっぷりに描いてくれます。 大きな夢をもて、夢を諦めるな、なんて安易に言えなくなります。 本作の素晴らしい点は、仮に失敗したとしても夢なし先生の指導によって、きちんとその後の未来(現実)を描いていること。 夢見て失敗した後の悲惨さだけではなく、何度でもやり直せるという力強いメッセージを感じます。 夢がある人もない人も、本当に多くの、特に色んな可能性に溢れた若者に届いてほしい作品だと思います。お化け怖い!人間怖い!女囚霊 塀の中の殺戮ゲーム 加藤山羊starstarstarstarstar_borderかしことある女囚刑務所に幽霊が出ると噂されている懲罰房があって、その幽霊に悪人だと審判を下されたら殺される…けど、本当にヤバいのは生き残ってしまった場合だった…!! お化け怖い!人間怖い!両方の要素があって面白かったです。映画化すると知って読んでみましたが映像化するのにぴったりの作品ですね。一話一話に山場がちゃんとあるので全一巻とは思えない充実した内容でした。しっかりホラーなので肝を冷やしたい方にもオススメです!自分の体験を顧みたりするかも?!夢なし先生の進路指導 笠原真樹干し芋斬新なタイトルですが、内容は、とても勉強になる。 心理カウンセラーのような落ち着た指導方法には、賛否両論あるのは現実だが、通常の進路指導と高梨先生、どちらがきちんと生徒と向き合っているのかというと、高梨先生だと思う。 そして、卒業した生徒も見捨てない。 自分の教え子に責任を持って指導をしているという証拠。 学生時代には、分からなかったことが社会に出て体験してみて分かるということはよくあること。 先を見据えた指導は本当にありがたい。 ドラマになりそうな予感。 そういうかたちのターミナルケアお別れホスピタル 沖田×華starstarstarstarstar_borderゆゆゆ読んでいて、似たような病棟で働く親族が昔「姥捨て山」と例えていたのを思い出した。 「お別れホスピタル」は幸せな最後が多いので、創作が混じっているんだなとわかりやすい。 でもわそうでもなければ、創作よりひどい現実はコメディにすら見えないのかもしれない。 ヘルパーさんが患者さんに怯えながら介助しているワンシーンですら、とても切実で辛かった。 聞いた話で思い出したのは、コロナが出てくる前は「ノロ」が一番恐ろしい病気だったそうだ。 発生したら病棟中をすべて消毒した話も聞いたが、漫画を見るに、文字どおりすべて消毒したんだろう。 医療従事者の方々には頭が下がる。 みんな年を取ればいずれ認知症にかかって、体が思うように動かなくなって、となるのだから、終末期病棟についてちょっと知っていても損はないかもしれない。 我々のころに、このようなかたちの終末期病棟が残っているかはわからないけど。他人に理解されにくい病気ですね君は放課後インソムニア オジロマコトstarstarstarstarstar_borderママ子アニメからでした。 不眠症の男女二人が、学校で物置小屋に成り果てた天文台でであう。廃部になっていた天文部を復活させて正式に使えるように動く。。 相手がいるから眠れるようになる、少しずつ仲が進展していくさまに胸がくすぐられる。 不眠症に対して理解ある人もいるけど、考え押しつけの先生や友達は読んでいてこういう人いたなあとムカムカした。 夜景やのどかな田園風景、自然の風景がとてもきれいでした。<<34567>>
お仕事マンガ、昨今は色々な構成でいろんな職業が紹介されていて刺さる人には刺さるみたいなマニアックさが売りだったり、詳細説明して興味を持たせよう業界の門戸を広げようみたいなものもあったり様々。 ただ、私はそういった中でもやはり"漫画的な構成・物語・キャラクター"がいかに光っているかが気になる。漫画として読んでいて感動させてほしい。 そんな欲望を叶えてくれるお仕事マンガの1つが本作。 ベタな話だったとしてもスピリッツらしい泣かせ方をしてくるあたりが本当にニクい。 キャラも多く、かの『動物のお医者さん』よろしく、本当にここ行ってみたいなぁ、実在してほしいなぁ、と思わされる博物館。こんな研究者達が世の中いっぱいいるんだ、ナショジオのアレって本当なんだ、って思わされる。 この歳になっても夢を拡げてくれるこういうマンガ、好きだわー