ビッグコミックの感想・レビュー259件<<34567>>ドラマ化するので読んでみた。らせんの迷宮ー遺伝子捜査ー 夏緑 菊田洋之名無し遺伝子は指紋を超える究極の個人情報と作中で言われるように、血液や体のどこでも一部残っていれば個人を特定することができる。 「遺伝子は嘘をつかない」をキーワードに、感情豊かなおじさん刑事・安堂と、医科大学で准教授を務めるDNAの専門家・神保のコンビによって過去の未解決事件の真実を次々に明らかにしていく。 1話完結でドラマ向けなストーリーと思う。遺伝子を増殖させるPCR法という非常にタイムリーな用語も出てくる。 個人的な好みで言わせてもらうと、神保准教授のキャラクターは一応「天才だけど変人」という設定でしたが読んだ印象としてはわりと普通の人です。 もっとアクの強い、こんな奴いねーよ!くらいのが欲しかった。優しい絵柄と。。。顔 太田基之名無し太田基之作品を読むのは初めてだったのですが、ホッとする優しい絵柄がとても素敵でした。まさかのホラーオチとはどん底から抜け、出会うはずのなかった仲間と走る!!ましろ日 香川まさひと 若狭星たか白黒の紙面に色が見えるマンガは初めてで胸が一杯になった。 5巻の表紙に惹かれて手にとったけど、純平と山崎が握ったロープが鮮やかな赤に見えた瞬間、これはすげえ作品を読んでるなと感じた。 山崎がブラインドマラソンに出会い、健常者だった頃と同じ風を切って走るという感覚を取り戻したように、読者も白黒の世界でランナー2人を繋ぐロープだけが色がついて見える体験は、簡単には得難い素晴らしい追体験だと思う。 そして単行本しか読んでない自分としては、正太郎の只者じゃないオーラがメチャクチャ気になる...! お前は一体何者なんだ〜!!意外と面白かった颯汰の国 小山ゆう名無し期待しないで読んだけど、しっかり1話に面白さが詰まってて流石ベテラン作家だなと思った 早く、次が読みたい!!JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~ 高橋ツトムstarstarstarstarstar干し芋3巻まで完読。 これから、主人公の曽根健夫の復讐劇が始まりそう。 楽しみ♪ 新婚の懐妊中の妻は、やはり使い捨ての女だった。 元旦那とも切れてないし、最低!! 早く、離婚した方がいいよ。 元旦那が、建夫が帰ってきたときに「おかえり」って言った言葉に対して健夫が返した言葉にプライドを感じてカッコよかった。 ビッグコミックに原氏が初登場!夜患い 原克玄名無し残暑の夜とあるスナックにいざなわれた悩める若きサラリーマン。そこにはクラゲで身体を洗っている美女がいて…という、いつもの原克玄よりビッグコミック寄りの大人な雰囲気ただようギャグ漫画でしたね。江里子ママのキャラがすごくいい。訳わかんない行動ばっかりしてるけど、こりゃ虜になっちゃうよ。次号もビッグコミックに原氏(あおり文で原氏呼びされてるの面白かった)の読切が載るらしいので楽しみ!才能豊かな短編集♪鏡が来た 高橋留美子短編集 高橋留美子starstarstarstarstar干し芋高橋留美子短編集、なんて贅沢な作品集なんでしょう。 色んなテイストがあって、高橋留美子の才能を今更ながら感じます。 『鏡が来た』斬新だし、引き込まれます。 『リベンジドール』最後のオチが好き! 『with CAT』可愛いらしい二人のほのぼのストーリー。 そして、最後の『マイスイートサンデー』はあだち充と高橋留美子二人の境遇が本人によって描かれているって素敵すぎる💓 皆に読んで欲しいです♪ 7人のフリーターから学ぶ生きるヒント勝ち組フリーター列伝 吉本浩二 大西祥平starstarstarstarstarひさぴよ吉本浩二作品ではお馴染みの、私小説とインタビューを混ぜたようなスタイルは、この作品から始まったそうです。漫画家を続けるか辞めるか迷っていた時期の葛藤を描いた「自伝マンガ」としての一面を持っている作品。 世の中の普通から外れた、個性の強い7人のフリーターたちとの出会いに影響され、終盤で吉本先生はあることを決意します。それは次作の「日本をゆっくり走ってみたよ」に繋がっていきます。この作品における出会いが大きな転機となってることを考えると、マストで読むべき作品なのですが、しかし残念ながら電子書籍化されていない為、読むには古本屋などで手に入れるしかないです。※ 後に「ブラックジャック創作秘話」で輝かしい賞を取るとは思えないくらいのダメっぷりが描かれてますが、そんな吉本先生を支えていた大西祥平さんの功績というのめちゃくちゃ大きかったんだなあというのを読んでいて感じました。 ※追記: 2022年12月に電子書籍化今では連載できなそうだな...五月原課長のつぶやき 中島徹starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男主人公は五月原清隆。あらすじに書いてあるとおり五月といえば「端午の節句」。それゆえ五月原を“セックハラ”と読まれ、本人はその気がないが行動がセクハラにつながり“セクハラ課長”の名で通ってる。良かれと思った行動が全て裏目に出ている面がもあるが部下との会話を見ていると自業自得感もある。中間管理職セクハラギャグというジャンルだが2020年代ではもう見ないタイプのマンガかもしれない。雑誌で読んでいたが単行本だと〇〇編と書き方になっていてわかりにくかった。 岡崎二郎入門作品として岡崎二郎作品集 岡崎二郎starstarstarstarstarひさぴよSFショートショートの名手・岡崎二郎の、1991年〜1993年のビックコミック増刊号に掲載されていた短編を一冊に集めた本。古今東西の幅広いテーマがぎっしりと詰まった、まさに博物館のような短編集です。表紙に①巻とクレジットされていますが、2巻以降は出ていません。のちに「アフター0 著者編集版」として9巻以降に同じ話が収録されて内容は被っているのですが、初めて岡崎二郎を読む人にとっての入門作品として良い一冊ではないかと思います。 中年男性が哀愁漂う川柳を詠む川柳フレンズ 石原まこちん名無しこの漫画読んでる人いますか?ロック命なギターショップの漫画ギターショップ・ロージー 高橋ツトム名無しビッグコミック増刊が電子化されたのに伴って初めて読んだ。専門用語とかわからないけど面白そうな連載ですね。読んでる人います?JUMBO MAXとはまた違って楽器とかロック好きな人に刺さりそう。第1部を知らない&初見でスターウォーズ方式で読んでも熱い!#完結応援BLUE GIANT SUPREME 石塚真一 NUMBER8たか※ネタバレを含むクチコミです。 「JUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~」読んでみたJUMBO MAX~ハイパーED薬密造人~ 高橋ツトム名無し主人公の曽根建男は生まれてから53年間ずっと冴えない人生を送っていたが、運よく美人なシングルマザーと結婚することになった。こんな自分を受け入れてくれた誰もがうらやむような美しい妻と娘を支えていきたいと思っていたところ、妻から「赤ちゃんができた」と告げられ…絶望する。なぜなら建男は今まで一度も勃起したことがないのだ。 生まれてから53年間一度も勃起したことがない男が主人公っていうのが掴みとしてすでにヤバいですが、ここから中国の謎の薬屋が生み出したED薬を自分で作り始めて、効目が強すぎて服用した人間が死んじゃって警察に追われるわ、セックスドラッグとして世の中に蔓延し始めるわ、どんどん規模がでかい話になってくるのがすっごく面白いです。なのに主人公はどこまでも冴えないのがまたいいですね。ヤバいED薬の末路もそうだけど、妻のお腹にいる子供の本当の父親は誰なのかも気になります。アフター0について雑談でもアフター0 岡崎二郎xiaome※ネタバレを含むクチコミです。オチは意外と...ほら。 神羊弱虫名無し※ネタバレを含むクチコミです。 新章・小紅が始まった!!!!鼻紙写楽 一ノ関圭かしこ全3回の集中連載らしい。う、嬉しい…!!!!武論尊の新作!ゲキシブだけどこれは読みたいでしょToo BEAT 武論尊 吉田史朗さいろくhttps://natalie.mu/comic/news/428492 記事で知ってさすがに無いかな?と思ったらもうある、マンバすごいね… 吉田史朗作品は「村上海賊の娘」しか知らないけど、原作ありきの描き方はきっと上手いのではないかーというのと、武論尊の新作ですもの。 そういえば原秀則×武論尊の「G」も好きだったなー、設定ユルユルだったけど…なんてことないんだがやっぱり面白いスピ・ラバ 太田基之名無しギャンブル狂なダメ男のイケメン背後霊を目当てに付き合ってたのにうっかり除霊されてしまう。途端にアクが抜けたように真面目になった男からプロポーズされて幸せになったけどコレジャナイ感がハンパないという話。今回はページ数も短かったけど太田基之はやっぱり面白いなと思った。そろそろビッグコミックに描いてきた短編をまとめて単行本にしてほしい。 第2弾があるとはね永井豪版ばるぼら 手塚治虫 永井豪 ダイナミックプロ名無しなんか続きそうな終わり方で第3弾あり得るんじゃないかこれ。 前回のあんまり覚えてないんですけど、永井豪版はわりとライトな感じのばるぼらですよね。本当だったらばるぼらに出会った才能ある男たちは、どんどん人生が狂っていくはずですが… ピアノの上で御開帳はさすがに笑いました。ちばてつや先生の人生の名エピソードがたっぷり!あしあと ちばてつや追想短編集 ちばてつやstarstarstarstarstarかしこ満州引き揚げや赤い虫の話はひねもすのたり日記にも描いてあったので、ちばてつや先生ご自身が人生を語られる時に欠かせないエピソードなんだなと思いました。日本へ向かう船の中で友達のキョウちゃんが亡くなるシーンはやっぱり何度読んでも辛いし、編集さんとキャッチボールをしていたら体調が回復するシーンは何度読んでも面白いです。今回「トモガキ」を読んでちば先生がトキワ荘グループと交流するきっかけになった話を初めて知りました!めちゃめちゃ面白いですね!ちば先生がふざけて大怪我してしまい、石ノ森章太郎先生や赤塚不二夫先生らトキワ荘のメンバーが描きかけの原稿のペン入れと仕上げをしてくれることになるんですが、本当に「もう!ちば先生ったら何してるの!爆笑」みたいなふざけた理由で大怪我してて笑っちゃいました。でも一歩間違えば二度と漫画を描けなくなっていたような大怪我なのでヒヤリもしますが、笑いあり涙ありの素敵なエピソードでした。世界の変化を感じる作品はっぴーえんど-新型コロナ編- 魚戸おさむ 大津秀一ナベテツ去年完結した作品ですが、短期集中連載で戻って来ました。 コロナ禍において終末医療のあり方も変わるのでしょうが、4回の集中連載で、我々にも起こり得るであろう物語を提示してくれていました。 この1年、世界は大きく変わりました。望んだ結果ではなくても、無縁でいられた人間は皆無でしょうし、大袈裟ではなく生き方や死に方に関わることでした。 コロナに関わらず、最終章では選択を突きつけられる。そのことを考える、少しだけ早いかもしれない教材かもしれませんが、きっと得るものがあるんじゃないかと思います。 今だからこそ、考えるテキストとして素晴らしいタイトルだと感じました。 ちばてつやの自伝的長編ストーリーグレてつ ちばてつやマンガトリツカレ男ちばてつやの自伝的長編ストーリーで「あしたのジョー」の最終回から「のたり松太郎」の連載開始あたりを書いている。このあたりは過去の自伝的マンガではあんまりないのですごいよかった。 過去の自伝的なマンガは 「のろテツ奮戦す 屋根うらの絵本かき」「家路1945-2003」「赤い虫」「トモガキ」「ひねもすのたり日記」などがある。「ハネ太」は準ノンフィクションという扱いなので自伝マンガなのかは個人の判断に任せます。 「グレてつ」では「のたり松太郎」は読切や短編のつもりと書いてあったが家にあった「のたり松太郎」の連載第一回のビッグコミックを確認したところ 「構想、取材に総力を賭け、ちばてつやが自信を持って世に問う最新長編、堂々連載開始!!」と書いてあり一体どういうことなんだ?って気持ちになったよすごく笑えて為になる(かも知れない) #1巻応援今日も、なんとか生きてます。 北沢バンビたかマンバでフォローしたことすら忘れるくらい前にビッグコミック増刊で読んで気に入った作品。ついに単行本が出たので読んでみましたがやっぱりメチャクチャ面白かったです! 「格言+4コマ漫画」というスタイルで構成されていて、とある会社に勤める人々が主人公。話が進むごとに仕事ぶりや私生活から人柄や交友関係が見えて来るのが面白い! みんなダメでみんないい…! 来世ではちゃんとしますとかこれとか、こういうタイプの「会社群像劇(?)」大好きです。 続編も楽しみにしています! #1巻応援<<34567>>
遺伝子は指紋を超える究極の個人情報と作中で言われるように、血液や体のどこでも一部残っていれば個人を特定することができる。 「遺伝子は嘘をつかない」をキーワードに、感情豊かなおじさん刑事・安堂と、医科大学で准教授を務めるDNAの専門家・神保のコンビによって過去の未解決事件の真実を次々に明らかにしていく。 1話完結でドラマ向けなストーリーと思う。遺伝子を増殖させるPCR法という非常にタイムリーな用語も出てくる。 個人的な好みで言わせてもらうと、神保准教授のキャラクターは一応「天才だけど変人」という設定でしたが読んだ印象としてはわりと普通の人です。 もっとアクの強い、こんな奴いねーよ!くらいのが欲しかった。