ヤングマガジンの感想・レビュー498件<<1314151617>>原作者の掌で踊れ!僕たちがやりました 荒木光 金城宗幸名無し人生そこそこでいいという主人公トビオは、悪友であるパイセン達と軽い気持で隣の矢羽(ヤバ)高の事件に関わってしまうのですが、死亡者も出てしまい事態は深刻さを増していきます。 主人公や悪友達の身勝手さ、保身、金、女、そして若者ならではのモラトリアムが沼のような深く落ちていき、いつの間にか目が離せなくなります。原作者金城宗幸の掌で踊るのは主人公達ではなく私たちです。 エグいくらい人間の汚さ、欲望が表現されているのに、最後はなんだか切なくて清らかな気持ちになれる漫画です。度肝を「抜かれます」デビルエクスタシー 押見修造名無し『悪の華』や『漂流ネットカフェ』で知られる押見修造氏の初期作品の一つ。 ある「トラウマ」を抱えた人間の主人公と、悪魔(サキュバス)が経営する風俗店の話。主人公はあることがきっかけで悪魔たちに追いかけられますが、悪魔でありながらも主人公の味方をする謎の女性と出会う事で物語が進んでいきます。内容はくだらないかもしれませんが、ギャグとエロを交えながらテンポよく進み読んでいてとにかく楽しかった。一巻出たぞ〜!元気になれるぞ〜!パリピ孔明 小川亮 四葉夕卜むもうしなくても皆さん知ってるだろうけど一巻応援したい漫画 暗い気持ちになりそうな今!読むべき漫画では〜!? wake up baby phoenix! まじで元気になりますねこの漫画 悩みとかどうでもよくなる! 諸葛亮孔明もいいですが周りのキャラもいいじゃん…と思ってきた最近です。エロ面白い漫画監獄学園 平本アキラ名無しエロい漫画だなあと思って何となく読んでたんですけど、ストーリーがしっかり練られていて伏線の回収も素晴らしく学校を監獄の舞台に仕立てるなどアイデアも斬新で、今までに見たことが無いジャンルの漫画だと思いました。主人公が真面目にバカやっているので共感が持て、すごい好きになりました。 #1巻応援 現代に馴染む孔明。パリピ孔明 小川亮 四葉夕卜Pom 歴史上の人物が、何故か現代に来て、活躍する内容は時代感のギャップもあって面白い。 正直、そんなに歴史に詳しくないですが、、詳しくなくても楽しめた! 歌手目指す女の子のマネージャーになったかと思いきや、仕事できるし気遣いもできる敏腕マネージャー。 もはや馴染んで孔明の服装ですら個性として受け取られている。持ってる知恵もさすがのもので。 時代は変わっても、人間って生き物に関しては変わってないのかもしれない。なんて、深く考えてみたりもしました。笑 気軽に読める作品でした。下ネタ満載の学園ラブコメ監獄学園 平本アキラ名無し監獄学園は下ネタ満載の学園ラブコメだと思っています。 作品の随所に下ネタがあるので、下ネタが嫌いな人は見ない方が良いと思います。 物語は元女子高に男子5人が入学という、裏山けしからんスタートです。 しかし、その羨ましいという感想はすぐに消えました。 白木 芽衣子というバイオレンスの塊のせいで・・・ スカートがめくれようがお構いなく男子たちを殴る蹴る・・・ 巨乳でパンチラしてても好感が持てない。 こんな女を好きになる奴いないだろうと思っていましたが、 作中のアンドレの被虐性癖のおかげで少し好きになれませんでした。 黒髪ロングの栗原 万里の方が良いだろうに! さらに言えば、妹の栗原千代の方が良いだろうが! 個人的には栗原姉妹とキヨシのやりとりがとても好きです。 女神のような栗原千代とデートするキヨシを見て、 何度も悔し涙を流しそうになりましたが・・・ その千代ちゃんを闇落ちさせたキヨシは万死に値します。 世の中には、緑川 花派の存在もありますので、 好きになる女性キャラは必ず居ると思います。 好きになった女性キャラと男子達の絡みをたくさんの人に読んで欲しいです。小林まことさんが柔道経験者という強み柔道部物語 小林まこと名無し主人公である三五十五が岬商業高校に入学し、先輩に誘われて柔道部に入部し、徐々に強くなっていく。話としては割と普通なのですが、キャラの個性が強く、作品世界にグイグイ引き込まれます。作者の小林まことさんが柔道経験者ということで、技の表現がリアルで迫力がある。コメディ漫画とスポ根漫画が入り混じったような、面白さと感動が同居する不思議な魅力があります。 難解攻殻機動隊 士郎正宗名無しまず、資料集かと思う位の情報量の多さ、これを覚えないと読み進めるのは難しいかもしれません。幾度となく映画・アニメが作られるほどの人気シリーズで、海外でも有名な作品なだけに、もう少し分かりやすい入門書があれば…と思わなくもない。SFを読み慣れた人に解説を付けてもらいたいです。焼き土下座といえば利根川、利根川といえば焼き土下座賭博黙示録カイジ 福本伸行名無し作中でカイジに負けた帝愛グループ幹部・利根川。会長に対して謝罪という名の罰を受けることになるのですが、その罰というのが”焼き土下座”なる制裁。なんと、熱々の鉄板の上に手と膝と額をついて10秒以上耐えるというモノでした。誰もが絶望するような状況の中、利根川は身を焼かれる壮絶な制裁を見事受けきって退場したのです。これ以降、本編で利根川が登場していませんが、むしろこの焼き土下座によって利根川ファンは増えたのではないかと思えます。それはスピンオフ作品である「中間管理録トネガワ」の人気を見れば火を見るより明らかなのです。格闘マンガの最高峰喧嘩稼業 木多康昭まーくん格闘漫画で有名なものといえば、バキシリーズやはじめの一歩といったところだと思いますが、私は断然、喧嘩稼業をおススメします! この漫画が他と違うところというのは、主人公が弱いということです。そのため、どんな汚い手を使ってでも勝ちにいきます。いわゆるなんでもありの戦いです。肉体だけでなく、頭を使ってのバトルが今までになく新しいし、どんどんのめり込んでいって、読むのが止まらなくなります。 面白すぎるので休載しがち作者も許せちゃいます。。。。 悪魔のゼット湾岸MIDNIGHT 楠みちはる名無し曰くつきの「悪魔のZ」と呼ばれる魔性の車の持ち主となった主人公と、走り屋達の物語。ゼットに魅入られた者、それを追う者、それぞれの人生の変化を描いており面白い。そして迫力のレースバトル。車好きならハマること間違いなしです。衝撃的だったラスト代紋<エンブレム>TAKE2 渡辺潤 木内一雅名無し出世とは無縁でいい年してチンピラのままの主人公阿久津丈二は、ある日組の鉄砲玉に指名され命を落としてしまう。気がつくと何故か過去にタイムスリップしているところから物語は始まる。要するにヤクザが人生をやり直してあれよあれよという間に出世していく物語です。単行本で62冊にも及ぶ長期連載でしたが、読者の予想をはるかに裏切るラストは衝撃的でした。面白い、全巻読まねばならなくなっちまったアルキメデスの大戦 三田紀房名無し映画化されたこの「アルキメデスの大戦」ですが、原作を読んでいなかったので映画を観るのを見送ってしまいました。しかし、今回無料キャンペーンで1~3巻を読ませて貰い、単なる数学者がその知能を以って大型戦艦(大和)建造を阻止する物語ではなく、海軍内部事情(派閥問題)や国際情勢も踏まえた、私の様な爺さんにも読むに堪えられる漫画であると知りました。この無料の試読にまんまと嵌められ、全巻大人買いをしたくなった事を正直に認めます。 ハーレムという名の監獄(笑)監獄学園 平本アキラ名無し個人的には面白かったですが、人によっては下品過ぎる、エグすぎるって感じるかも(笑) 普通にエロいハーレムものというよりは、監獄みたいな生活から逃れたい男達と、恋を成就させたい者たちの面白展開がひたすら続いてく感じです!まぁ下ネタ全開のエロコメ漫画って位置づけだと思います!序盤、中盤までは最高。だがラストは…ドラゴンヘッド 望月峯太郎名無し序盤から中盤にかけてのドキドキ感は半端じゃありません。ミステリアスな雰囲気が満載で、この先どうなっていくのか続きが気になって気になって。ただ、やっぱりみんな思ってることだけど、最後がねえ。もう少しいい感じに終わらせてくれたら、最高の作品になってたと思うんだけどなあ。でもそれを差し引いても、あの何とも言えない、独特の世界観は格別です。今年の読むべき読切作品 #読切応援くらし 武田スーパーstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)ヤングマガジン1月期月間賞佳作&TOP賞 https://comic-days.com/episode/10834108156759295989 『ホラー漫画家は激しく嗚咽する』といい、ヤングマガジン月間賞のレベルがエグいくらいに高くないですか? https://comic-days.com/episode/10834108156738607471 彼は、何が悪くて、どうしようもない毎日をどうにもできず心を擦り減らし何処へも行けずただ傷ついていかなければならないのか。 救われなさすぎて辛すぎるけど、最後まで夢中になって読んでしまった。 『四丁目の夕日』と比較したくなるけど、似たようで違うものにも感じる。 とにかく素晴らしい読切! 倒錯的な性指向、どう転ぶのか?#1巻応援首を斬らねば分かるまい 門馬司 奏ヨシキ六文銭明治初期。 華族という何不自由ない恵まれた身分の主人公には、EDという致命的な欠点があった。 ある日、ひょんなことから首切りの女処刑人を見て、男としての本能に目覚めて・・・という話。 1話WEBで読んで、この女処刑人に対する倒錯的な性指向と、華族という身分をどう調理させていくのか期待があった。 1巻読んでの感想は、その女処刑人の関係よりも吉原でハッスルしているシーンが多くてたまげた。 次回予告には、岩倉使節団にいくとかいう。 ・・・もう、どういうことなの? 女処刑人の姿にオスとしての目覚め→吉原で解放→そして世界へ? ということなのかね。チンギスハン的な。 もうどう転ぶの逆に楽しみになってきました。2巻も期待大です。 二重人格が繰り広げるサスペンス親愛なる僕へ殺意をこめて 伊藤翔太 井龍一名無し主人公が二重人格で、一方の人格のときにもう一方の人格の自分が何をしているか分からない、そのときの記憶がわからないという見せ方が面白い。 自分で自分のことを信じることができない状況で、周りで殺人事件が発生するわけだけど、主人公は自分のもう1人の人格が起こしたんじゃないか?と疑心暗鬼になる。もう1人の自分という存在がストーリーを複雑にしながらも、少しずつ真実に近づいていくサスペンスを堪能せよ!無口すぎるゴリラーマン ハロルド作石名無し主人公の高校生、ゴリラーマン(池戸定治)は、とても無口で(というより一言も喋らない)喧嘩が強くて、顔はゴリラにそっくり。めちゃめちゃ個性的で謎すぎる存在ながら、どこかひょうきんでかわいらしい魅力的なキャラとなっている。 もうひとりの主人公、同級生の藤本修二は、喧嘩はめっぽう強いけどちょっとアホでひょうきん者というゴリラーマンとは対象的な性格で、この二人が巻き起こすドタバタ劇を描いた不良な漫画であるが、主人公の一人が一言も喋らないという斬新さもあって、他の不良漫画とはひと味違った面白さのある作品。 「これでいいのだ」をモットーに生きる今の若者たちギャルと恐竜 森もり子 トミムラコタTKD@マンガの虫ヤンマガでたまたま目にし度肝を抜かれ慌てて単行本を探して読みました。 非常にゆるい雰囲気で話は進みますが、作者なりのしっかりとした哲学が筋として通っていてなかなか味わい深い漫画になっています。 作者のトミムラコトさんの過去のエッセイ漫画などを読むと苦しい家庭環境や自己の性の問題に対して悩んだ時期のことなどが明るく、笑い話として語られており、そこで培った精神性が今作の中でも貫かれているように感じました。 何か大きな問題を乗り越えた若者がたどり着いた哲学が「これでいいのだ」だったのではないかと思います。(作者のバックボーンも赤塚先生の幼少期の頃の話を思い起こさせます。) また、登場人物たちを類型化せずにきちんと描こうという明確な意思が感じられ、その点も非常に素晴らしいクオリティで仕上がっています。かわぐちかいじ×「カイジ」の生みの親 福本伸行生存~LifE~ かわぐちかいじ 福本伸行さいろく娘は14年間行方不明、更にガンで妻を亡くし、自身も全く同じガンを宣告され生きる希望を見失ってしまった一人の男。 会社においては専務まで上り詰め、立派な家と家族を作ったものの、自分の人生に何の意味も感じられなくなってしまった彼は、悔やむことばかりだと自身の人生を自ら終わらせようとしたその時、一本の電話が入る。 どうせ部下だろう、今日は休むと伝えたのに。 死のうとしてるんだ、ほっといてくれ、と思っていたら留守電に切り替わる。 留守電に録音されたその声の主は警察で、14年前に行方不明となった娘が遺体で発見されたと言う。 確認に付き合うももちろん白骨化している娘に面影などない。 だが彼はその時に刑事から受けた説明から「時効」のリミットが約半年であること。そしてその後医者から余命半年であると告げられ、自身の残ったリミットを生存し続ける意味をそこに見出す。 あらすじまでしか語らないけど本作は読み返すとさすがのコンビだなと感じるところが随所に詰まっている。 ガンへの恐怖に怯える描写や娘に何もしてやれなかったと振り返る描写が冒頭にあるが、そこだけでも福本伸行の物語をかわぐちかいじが描いているんだといちいち頷きながら読んでしまうぐらいに。 二人の名匠が描くサスペンスドラマ、非常に面白いです。ともかく笑いが止まらない監獄学園 平本アキラ名無し個人的には近年で最高のギャグ漫画です。平本アキラ氏による画力は非常に写実的で素晴らしいものがあり、さらに筋書きや伏線の巧妙さもベテランならではの技量を感じさせるものがあります。しかし、この作品の魅力はそのような高度な技術を使って、徹底的に下品でバカな笑いをこれでもかと詰め込んでくることです。あまりにも面白すぎるので、公衆の面前では決して読まないことをおすすめします。 これはいいホラーのぞき小僧 のざわたけしたか※ネタバレを含むクチコミです。何回読んでも飽きない!賭博黙示録カイジ 福本伸行名無し漫画・アニメ・映画と全部見ているくらいのファンですが、これはもう説明不要なレベルで、あまりにも面白い作品だと思っています。何度読んでもワクワクゾクゾクするし、飽きがこない。これからもカイジを読み続けていきたい。<<1314151617>>
人生そこそこでいいという主人公トビオは、悪友であるパイセン達と軽い気持で隣の矢羽(ヤバ)高の事件に関わってしまうのですが、死亡者も出てしまい事態は深刻さを増していきます。 主人公や悪友達の身勝手さ、保身、金、女、そして若者ならではのモラトリアムが沼のような深く落ちていき、いつの間にか目が離せなくなります。原作者金城宗幸の掌で踊るのは主人公達ではなく私たちです。 エグいくらい人間の汚さ、欲望が表現されているのに、最後はなんだか切なくて清らかな気持ちになれる漫画です。