アパレルショップ店員・火野真理(32歳)は最凶の“他責女”。ある日、真理の勤務する店に、性格が正反対の“自責女”倉田葵(30歳)が現れて…。ここまでくれば清々しい!? なんでもかんでも他人のせいにする“他責女”あるあるコメディ!!
ブルース
時は高度経済成長期の北海道。貧困の底にあった少年・影山博人が成長し、やがて釧路の夜の支配者へ……俊傑・もんでんあきこ×『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞した作家・桜木紫乃の最強・盟友タッグが満を持して放つ、只ならぬ傑作にして超問題作、ついに解禁。
「私を幸せにしてくれる人は誰?」 地方の共学高校で教師として働く唯子(ゆいこ)。職場では生徒にセクハラ発言でバカにされ、家ではスペックだけは高いモラハラ夫に毎日文句を言われながら食事・生活一切の世話を焼く憂鬱な日々。そんな中で、最近唯一の救いは同僚の男性教師、熊田先生の存在。ある日の飲み会で、帰り道が一緒になった唯子は……?
かみまち
名門学校に通う高校1年生のウカは、母親の束縛に耐えられず、ある日、家を飛び出してしまう。「ママのことは嫌いになりたくない。でも、ママの顔をみたくない」。ウカは街で知り合った大学生カゲロウの家に泊まり、もう一人の家出少女・ナギサと出会う。ナギサから、今夜泊めてくれる人を探す「神待ち」のやり方を教えられ、家出を続けるウカ。そして「神の家」に辿り着く。
奇習愛
各地にひっそりと伝えられる奇妙な習俗=奇習。奇習が生まれる背景には、人の営みの本質があった。渦巻く愛と性、そして業――。奇習の数々が現代に浮かび上がらせる、根源的で時にいびつな「愛」の形を描破する!!
東大卒CEO、新聞記者、編プロ社長、IT技術者。全員、離婚経験者。女性向けWEBマガジンで連載された「男性側のみが語る」離婚体験談はコメント欄で賛否両論の大論争に。そんな「問題作」を稀代の美麗絵師が漫画化。3組に1組の夫婦が離婚すると言われる現代日本に生きる全ての男女必読の書。「離婚」を通して知る、「結婚」の笑えない現実(リアル)――。 『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』黒川伊保子氏推薦「――事実は、小説よりひどい。病んだ魂と、欠けた魂が、修羅場を創り出す。「間違った結婚」は、もしかしたら、地球上最高に怖いリアル・ホラーなのかも。」「ストレスにさらされたとき、女はしゃべりたがり、男は黙したがる。そんな脳の性差によって、私たちは通常「女の離婚の理由」は聞くことがあっても、「男の離婚の理由」を聞くことがない。この本は、その「なかなか開かない秘密の扉」を開けてくれる一冊である。」――黒川伊保子(人工知能研究者、随筆家)
不倫島
新婚ほやほやの兼次郎と華が参加を決めた、夫婦限定、賞金10億円の無人島サバイバル・リアリティショー。だが、たどり着いた南の島で明かされたのは、不倫をほのめかすような追加ルールで……!? 運営が仕掛けた数々の罠と試練をくぐり抜けた先に、真実の愛は見つかるのか!? 愛憎渦巻く謎多き恋愛サバイバル!!
私立青春高校2年の花屋敷さん(16)は才色兼備の高嶺の花。多くの生徒を惑わせるその魅力から、学園には「彼女のパンチラをみると願いが叶う」という伝説が囁かれている。しかし、クールな反面、極度の恥ずかしがり屋である彼女は「絶対に下着がみえない方法」を熟知していた。それゆえに学園では日夜、願いを叶えたい生徒たちと、パンチラをみられたくない花屋敷さんとの、スカートを巡る戦いが繰り広げられているのであった…。
発覚した子宮の病気。突如目覚めた母性と、同居中の彼との妊活。そして彼の心の病と、未婚の母になる決意。破天荒ギャル漫画家の“パネェ”実体験!!
ASKアスク
芸能人やモデルが所属する会員制の超高級デリヘル。サイトの料金欄には「時価」=「ASK」とだけ書かれている…。元トップアイドルの優奈はなぜ風俗に堕ちたのか!? 金と権力が支配する世界で優奈の復讐が始まる!!
虐げられた女性たちの大報復劇、開幕!! 夫と姑からのモラハラに耐えながら必死に娘を育てる専業主婦・有森千里(36歳)は、ある日、誘われるように入った店で謎に包まれた占い師・Adaと出会った。「あなたの人生は怪物に喰いつくされる」 Adaの言葉に導かれ、千里は夫への復讐を決意し…!!
「私の下着を見せに来ました!」「一緒に最高のエロ小説を作りましょう!!」 女性経験無しの駆け出し官能小説家イッタンこと、三木。男性経験無しの下着愛好家・りこ。性的な経験ゼロの2人が“最高のエロ小説”を作るため、恥じらいながらも協力しはじめる!! 自分の“下着愛”を肯定してくれた三木の熱い“おねがい”にりこは戸惑いながらも…? ピュアな2人が己の癖をさらけ出しながら生み出す官能追求物語、開幕!!
色気の魔術師(※勝手に命名)もんでんあきこ先生の新刊ということで購入。町の名士だった影山博人という男が死に、かつて影山に惹かれた女達がひっそりと記憶を分かち合う物語。 この影山がまぁ〜〜〜すごくて。 「暗い過去を背負った陰のあるいい男」なんですよ。 これだけで「そんなの惚れない女いないわ!!」って感じですけど、作中でもまさにその通りで、過去に彼と関係をもった女性たち全員の心の中に、彼の存在が強烈に刻まれ残り続けているんですよね。 https://twitter.com/mondenakiko/status/1283882978381148160?s=20 だんだん明らかになっていく影山の過去も面白かったのですが、女達の間に流れる空気感がすごく素敵でした。 全員にとって影山が特別な男であるということが、不思議な連帯感生み出していて、それがなんかすごくいい…。 若く貧しい6本指の影山と、成功を収めた5本指の影山の両方と寝た有閑夫人。 経済格差が目に見えてわかる閉鎖的な町で出会い、影山が初めての相手だった同級生。 影山が引き取られた店で出会い、母親の葬式に立ち会い指の切断に協力した同僚。 母親の店を存続させるために頼みに行き、「1回分の礼」を受け取った娘。 上巻ではこの4人の女性の口から影山との思い出が語られます。 も〜〜ホントもんでんあきこ先生はナギと嵐とか雪人 YUKITOとか陰のある男書かせたら天下一品だなと実感しました。 影山が死ぬ少し前に「顔に痣がある女」がすぐそばで仕事を手伝っていて、この身体的コンプレックスのある女性がどう影山と関わっていたのか、下巻を読むのがすごく楽しみです。 (上巻1話の15歳の影山。最の高…)