コミックDAYSの感想・レビュー494件<<1213141516>>おじさんの新しいアフター5の過ごし方帰らないおじさん 西村マリコ名無しなんだこのおじさんだらけのギャグ漫画?は…と思ったら今を生きるおじさんの心に刺さりまくる切実な漫画だった。これはすごい来る予感がする。自分は出てくるおじさんたちとはちょっと立場が違うのになんかわからんが刺さりまくった。 はたから見れば即通報案件なおじさんたちの遊びも、頼むからそっとしといてあげてくれ…と願ってしまう。父の善良さが鍵 #マンバ読書会 #泣けるお父さん殺し屋やめたい! 外木寸あうしぃ@カワイイマンガ難民の殺し屋女性が、一般女性との愛を貫けるかを試される物語。さまざまな思惑が錯綜するスリリングな物語ですが、その思惑の中には、殺し屋の恋人の「父親」のものがあります。 そしてこの父親の「善良さ」が、物語を複雑にしてゆきます。 父親は神父さん。彼はどんな内容の告解も……たとえ殺人の告白でも、誰にも漏らさない。そんな善良さを見込まれ、彼は告解の常連から殺害予告をリークされたり、教会上層部に利用されてしまう。 一方父親としては寡黙だが心配性。ついデートを尾行しちゃったり。それでも真摯に思いを告げるため、娘にも信頼されている様子。 彼はついに恋人と対面する事になる。二人は娘の人柄の良さで意気投合する。しかしこの邂逅は、一寸先の読めない大きな争いをもたらす。その火種が、ちっぽけな父(父親・神父)の「善意」である、という皮肉と複雑さ。それは間違いなく「面白い」!さらっと最後まで読んでしまう鍵がない 伊藤拓登名無し不思議な読後感でした。 鍵がない、その単純なしかもよくあることからのストーリー。 多分100人いたら90人くらいは体験したことがある、鍵無くした現象! 話の起伏がそんなにないんですが、ちゃんと起承転結の転のようなものはあって。 些細なことだけどすごい共感します。些細なことで身近なことだからこんなに共感する、というか「わかる」のでしょう。 気づいたら最後まで読んでました。とっても整ってるサウナしか俺を救わん 電気街野愛大学デビューに失敗して授業のアシスタントしてる院生のお姉さんに懐く男子が主人公という時点で、全力で感情移入するし解像度がグッと高まる。 そこからサウナサークルに参加して、サウナにハマる流れもめちゃくちゃ読みやすい。 けどまあサウナ入門漫画って多いよな〜と思ってたらまさかの展開になるから面白い。まさかの展開だけどずっとシンプルにサウナだから面白い。 サウナブームへの皮肉か?とも思うけど、読み終わるとちゃんとサウナ行きたくなります。 機械学習で曲を作る世界の作曲家の話インスタントミュージック 伊藤拓登たか『鍵がない』がめっちゃ良かったので前作のこちらを読んでみました。「淡々とストーリーは進んでいくけれど、その裏には感情の強さが秘められている」という読み味は一緒で、やっぱこれが伊藤拓登先生の作風なのか!と興奮しました。 Twitterによると青年誌での連載を目指しているとのことで、このバズりを受けて早く実現してほしいです。忘れないようにしましょう鍵がない 伊藤拓登野愛淡々と描かれているのに焦りや諦めが手に取るようにわかる。誰の身にも起こり得る地獄。 だからこそ些細な優しさが身に沁みますね。人生捨てたもんじゃないな。よかった鍵がない 伊藤拓登名無し伝わるものがありました。 絵がそんなに上手いわけではないのに一つの作品として完成度の高いものであったと感じます。 この題材でここまで惹き付けられたのに感動したのと、読了後のなんとも言えないほっこり感や余韻を残してくれたのが良かったです。 サラリーマンUC #読切応援鍵がない 伊藤拓登たか※ネタバレを含むクチコミです。清々しいオチサイ毛メトラー 小川ショウマ野愛ラストで声出して笑っちゃった。最低すぎて最高すぎた。 サイコメトラーである主人公が能力を駆使して憧れの前川さんの陰毛を手に入れたけれど、ある出来事をきっかけに失くしてしまい……というね。 主人公がまっすぐなドスケベで清々しいほど最低で鈍感で好き。ヤンキー女ちゃんなんだかんだ可愛くて好き。 これ第一話でラブコメはじまってくれ!なんて微塵も思わせない潔さが素晴らしい。【読み切り】サイ毛メトラーの感想 #推しを3行で推すサイ毛メトラー 小川ショウママンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 二ページ目から最後までおかしい ・特に好きなところは? 平気でじいさんの形見だったという嘘をつくところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! あんまり気分が乗らない月曜の朝に読むのみちょうどいい読切でした 漫画家マンガだからしょうがないんだとは思うけど‥カスミ荘の漫画家志望達 大野そら うらたにみずき名無し※ネタバレを含むクチコミです。SNS疲れでシモの句しか詠めなくなってしまった松尾芭蕉おくのぽそ道 鈴木ミニラ名無し※ネタバレを含むクチコミです。すこしふしぎ、だけどピュアな恋物語 #1巻応援蓼食う君も好き好き 当麻sogor25小さいころに母親がいなくなってから父親と2人暮らしをしている16歳の芳川ヒロ。 彼女は大人っぽい同級生の女子・遊木かりんに恋をしていました。 この作品はそんなヒロが父親と2人で行くはずだったキャンプに、道中で偶然出会ったかりんが参加することになる場面から始まります 好きな相手と一日一緒に過ごせることになりドキドキしっぱなしのヒロでしたが、その日の夜、テントでかりんと一緒に寝ているときに彼女は、かりんと”若いころの父親”が肩を寄せ合っているような場面の夢を見ます。 かりんに対して恋をしているのと同じくらい父親のことも好きなヒロでしたが、その夢のせいで父親に対するかりんの目線がどうにも気になってしまいます。 そんな謎の夢に惑わされながらもかりんを想う気持ちを止められないヒロの、すこしふしぎ、だけどとてもピュアな恋物語です 1巻まで読了歪みの中で寄り添う二人 #1巻応援ワケあって社長令嬢に拾われました 灯あうしぃ@カワイイマンガ仕事も生活も上手くいかずに絶望したOLは、勤務先の社長令嬢である16歳の少女に飼われる形で一緒に暮らし始める……という甘さを連想させるあらすじに反して、1話から不穏。 OL側の事情が明らかになるにつれて、物語はおかしな方向へ向かう。たった1巻で状況は大きく変わり、私は展開にビックリしながら、少女の血縁を巡る物語を追わざるを得なくなる。 警護の男性二人組はウザい程の圧力でOLにつっかかり笑いをもたらす。OLは不器用で嘘をつく事も出来ない誠実さ。何かを隠しつつ隠しきれない?OLを、捻くれているようで意外と真っ当な少女は試すように翻弄する。 この二人の距離感と共に百合的なのは、少女と叔母の関係……というか、叔母が一方的に募らせるある想い。ここには酷く歪んだ「姉妹百合」がある。 様々ないびつな思惑が、お互いを大切に想い始める少女とOLを翻弄する。事態は二人の本意とは少し違って進んでゆく。今後どうするのか……手錠無しで添い寝できる日が来るのを願って。かわいいオチでよかった #読切応援 #推しを3行で推すログインできない さのさくら名無しサルトルさん好きだったので新作読めて嬉しいです。 春田さんとのオンラインゲームを通じて、人に対する接し方を変えようとする古川くんの勇気が沁みます。 ふたりがこれからどうなっていくのか想像させるような終わり方が素敵でした。赤井千歳の待望の新連載ヴァンパイア女史の秘密 赤井千歳名無し※ネタバレを含むクチコミです。これは、いいツンデレだぞ僕の奥さんはちょっと怖い 栗田あぐり六文銭私くらいなツンデレリスト(ツンデレに詳しい人。)になりますと、タイトルを読んで 「怖いといいながら、デレるんだろ」 とわかっちゃうんですよね。 表紙からして、もうアレですやん、と。 実際、読んでみて、あーはいはい・・・ベリーグッドです!となりました。 (読まなくても書誌に書いてあるとか言わないで欲しい。) 内容は、職場のデキる上司で有名だった白浜さんと結婚した主人公の話。 バリキャリだったのだが、結婚したらあっさり仕事を辞めて専業主婦になってしまう。 結婚後も仕事同様にパキパキと家事をこなしていると思いきや・・・実は家事ができないことをバレないようにめっちゃ努力していた。 専業主婦になったのも、そのため。 早起きして(毎朝2時起き)朝食準備したり、家事のhowto動画見ながらアイロンがけしたり。 なんという、愛の深さ。めっちゃ可愛い。 こういうバレないように努力する姿、グッときますよね。 お互い思いあっている感じが、優しい世界で癒やされます。 基本、何か波風あっても「ただのフリ」として脳内処理できるので、安心して読めます。 どうか、末永く爆発していて欲しい。 最後1つだけ。奥さんが九州出身で、実家の父との会話が博多弁になるのも、また良いですよ。 償えぬ異次元の君に捧ぐ歌 #読切応援トラベラー 今井哲也あうしぃ@カワイイマンガ『ぼくらのよあけ』アニメ化で話題、『アリスと蔵六』連載中の今井哲也先生はアフタヌーン四季賞出身で、2005年にこの『トラベラー』で大賞を受賞されてから2008年にアニメ制作高校生マンガ『ハックス!』で連載デビューとなります。私は当時この『トラベラー』で注目し、『ハックス!』をリアルタイムで追っていた今井哲也ファンです。 四季賞審査委員のかわぐちかいじ先生が「憎らしいほど上手い!!」とプロ目線で絶賛されるのを、その通りやなぁ……と思いながら、素人の感想として「将来のために今を大事にしなきゃ」と、心の底から思ったものでした。 バンドも好調、彼女ともラブラブな高校生が、とある地震観測実験の不測の事態に巻き込まれる。気がつくと4ヶ月後。バンドは解散、彼女とは別れていた……という物語。どうやらタイムリープを起こしたようで、元の時間に戻る事を目指しつつ、そればかりではいられなくなる。 物語のキモは、この世界に自分は「一人しかいない」事。 タイムリープというとその世界に自分が「二人」いるパターンもありますが、ここではそうではない。必然的にこの時間軸で「自分が」やってきた事を、彼は全て被る事になる。 ちょっとした綻び、無気力、あるいは抗えない運命……きっかけは些細なものでも、状況は雪だるま式に大きくなり、そのうち自分では動かせなくなる、そんな恐ろしさがここにはあります。 別の「自分」が招いた事態に、誠実に対応する主人公が切ない。彼を見ながら、一時の負の感情に身を任せて全てをぶち壊しにする恐ろしさを、私は切実に感じたのでした。 最後のバンド演奏シーンと(元)彼女のビンタと共に、心に痛みの残る作品でした。曲からインスパイアされての漫画という…百年十色 鈴ノ木ユウ 向井宗敏む曲からインスパイアされての漫画ということでしょうか。 鈴ノ木ユウ先生得意な家族ものストーリーと絢香の曲、イメージがすごく合います! 父母両方いる家庭もあればいない家庭もあるし、皆それぞれ。 それぞれで誰が良いとも悪いともないんだよ、と人に優しくしたい気持ちになれました。壮絶 #読切応援幸福な蝉 鳥羽瀬七starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。ホロリとする「おかげ犬」人情漫画 #読切応援迷子の犬 笹井さゆりぺそコミックDAYSで見つけた読切。時代漫画か〜と思ったらまさかのおかげ犬漫画でした!(以前『ハチ参る』を読んでお伊勢参りを任された犬たちの存在を知りました) 少年漫画的でありつつ可愛らしさもある絵が可愛いですね。しろのつるつるモフモフぐあいが最高。「こんとあき」のこんみたいで抱きしめたい…! 江戸時代ならではのいい人情漫画でした。 #読切応援 https://comic-days.com/episode/326975449678868715590%実話らしい90年代のフィリピンの実態ココ・ロングバケーション 近藤令さいろく今でもデンジャーな香りがする東南アジア諸国、日本人からそう見えるのは90年代のイメージが強いからではないか。 私はいわゆる安旅行でタイの僻地やマニラなんかには行った事があるものの、物騒なのは間違いないし危ない目にも実際合う可能性はあった。といっても4〜5年前の話なので本作の当時の「錦糸町は危ない(フィリピンパブが)」という認識はもはやなかったし、描かれているほど引ったくりがいるイメージもない。 この20年ぐらいで変わったところなのかなーと思いながら読んでいた。 読了後に90%実話、というのを知りちょっと驚いているが、妙にリアルさはあったのでそういうことかと納得。 貧国の貧困層がどうやって生きていくか、その選択肢にある日本への出稼ぎという実態は、出稼ぎしてくる彼女たち本人の目にどう映っているのだろう。矢野くんの毎日、痛そう。。矢野くんの普通の日々 田村結衣Pom 矢野くんと吉田さん、可愛いなぁ〜。 ウブすぎる二人の恋模様。 矢野くん、ちょっと抜けすぎ、そこで怪我?!と思うけど、だからこそ吉田さんが近くにいるのだろうし、手当してあげたくなっちゃうのだろうし、何だか読んでいて二人の距離が近づく度にドキドキしていた。笑 矢野くんは、本当に天然なのか、あざとい男子にも見えるのですが。。 ちょっとしか出てこなかったけど、矢野くんのお父さんもっと出てくれないかなぁと思う。パン生命体が家政婦に来るシュールで心温まる物語パンとメランコリー コモンオムstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)これまでも、そしてこれからもきっとパンの漫画だけを描きつづけるであろうコモンオム先生の新連載。 三男で中学生の山田コウメ(13)、次男で高校生のタケオミ(17)、長男で営業職のショウイチ(24)の父子家庭の三兄弟はある日、父をガンで亡くしてしまう。 亡くなってから三ヶ月後、生前の父に住み込みの家政婦を頼まれたという「パン生命体」が家を訪れる。 食物の研究者であった父に作られたというが…。 https://comic-days.com/episode/3269754496663050741 父が亡くなってからというもの、少しずつ破綻していっていた三兄弟の生活にパン家政婦が加わり、くさくさした心が優しくほどかれていく。 めちゃくちゃにシュールでありながら、正統派の人間ドラマを描いてるのでいい話なのにちょっとニヤニヤしちゃう! だってこいつパンなんだよな、って…。 元からいなかったという母さんの存在も気になるので、もしや?と思わせる伏線かもしれませんね。 読切の『有頭パン』もぜひ。 https://comic-zenon.com/episode/13933686331617857890 ここまで読んでハマった方は、すべてパンの漫画で構成されている狂気の漫画『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』も必見です。 https://manba.co.jp/boards/121350<<1213141516>>