刑事マンガの感想・レビュー130件<<23456>>警察官って大変だわ笑。ハコヅメ~交番女子の逆襲~ 泰三子まさお警察官って基本的に嫌いだけど、自分の知らない所で訳の分からないクレーム言われたり、電話があったり、ルールがあったり想像の倍くらいに大変な仕事なんだなって。だから、これからは少しの優しさと労いを持って行こうって思いました。それにしても、こういう職業体験系の漫画って面白いよね。元警察官が書いてるから説得力がハンパない!上手くハマったコミカライズ魍魎の匣 志水アキ 京極夏彦マウナケア本格小説のコミカライズはたいていがっかりさせられます。なので本作を読むにあたっては少々慎重になりました。なにせ京極夏彦の傑作が原作。どうなることやらと思っていましたが…意外とうまくはまりました。事故で重傷を負い治療中の少女が忽然と消えた。事件の背後に絡みつく憑き物を落とすため、京極堂こと中禅寺秋彦が重い腰を上げる…と、端折ればこんな話ですが、本来は相当入り組んだストーリー。これを、ひと目見ればわかる漫画の利点を生かして、うまくまとめています。また描写で感心したのが、探偵・榎木津礼二郎の容姿。原作では超のつく美男子で、いまひとつイメージしにくかったのですが、なるほど少女漫画的なアプローチだとしっくりくるなぁと目からうろこでした。さらに思い切りの良さにびっくりしたのが、全5巻の3巻で犯人をばらしてしまうこと。で、残りの2巻はまるまる憑きもの落とし。読者の興味を冷ますことなく、ちゃんと見せ場へ導いてしかも枚数かけている。単純な推理小説じゃないこと、わかっておりますな。【新連載】「MoMo -the blood taker-」の感想MoMo -the blood taker- 杉戸アキラ名無し全身の血液を抜かれて殺される怪事件が頻発する東京。 刑事・御子神京吾は、10年前に惨殺された恋人の復讐を重ね、 犯人である「二つの顔を持つ男」を追い続けていた。 御子神を見つめる謎の銀髪少女の正体は――…!? 新・TOKYO吸血鬼伝説、開幕!! 【著者】杉戸アキラ 【作品】ボクガール (「となりのヤングジャンプ公式HP」より) https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156643830943安定感あるサイコ・サスペンスアブラカダブラ ~猟奇犯罪特捜室~ 芳崎せいむ リチャード・ウーANAGUMAカルト教団の残した巨大な連続殺人計画をめぐるサスペンス・スリラー。 モデルになっているのは地下鉄サリン事件の周辺だと思いますが、作品のテーマは人間心理と脳科学です。 殺人者を人為的に作り出すことが出来るか、なぞらえ殺人、登場人物たちを善と悪、天使と悪魔、という対立項に落とし込み対決の行方を見届ける…定番といえば定番のモチーフですが、語りが達者なので緊張感があります。 『羊たちの沈黙』『クリムゾン・リバー』『ミレニアム』あたりの雰囲気が好きな人は先が気になって読んじゃうやつですね。 デスゲームとかモンスターで派手に人が死んでいくマンガは増えてますけど、本作みたいに地道な狂気を描くスタイルはドンドン貴重になっていく気がするな…。厳選!読んでほしいこのマンガケロロ軍曹著者:吉崎観音33巻まで刊行作品情報はこちら地獄みたいな復讐劇 やっぱすえのぶ先生は最高だぜ…!ライフ2 ギバーテイカー すえのぶけいこたか※ネタバレを含むクチコミです。面白い…!MoMo -the blood taker- 杉戸アキラ名無し吸血鬼×オッサン幼女×刑事モノ という理想の設定が100%入った漫画! 絵もうまいです。 吸血鬼ネタは多々あれどどれも面白くなるので外さない要素なのかなと思いますね。 主の幼女もいいんですけど吸血鬼っぽくなる主人公のおじさんが色気ありすぎですね。 ぜひご一読を。主人公は刑事だけど刑事じゃない…!デカニアラズ はやかわけんじ名無し親父がヤクザな主人公。警察が隠蔽しようとする事件の真実を親父の力を借りて暴いていく!普段はひょうひょうとして掴みどころがない、仲間からも刑事じゃない「何か」だと疑われている、グレーな主人公が正義を追求していく話。全8巻、終焉まで見事に描き切ったサイコミステリーの傑作ROUTE END 中川海二sogor25「特殊清掃員」という文字通り特殊な職業をとっかかりにし、やや不似合いなギャグっぽい展開から始まる今作。近隣で発生していた連続殺人・通称「END事件」に主人公の親しい人間が巻き込まれたことから物語は一気にミステリーへと流れ込んでいく。 全8巻で物語の終焉まで見事に描ききっただけでなく、毎巻ごとに正しく怒涛の展開があり、一瞬の中弛みもなく駆け抜けてゆく。また、事件に直接交わらない部分も含めて人間ドラマが巧みに描かれていて、殺人事件によって引き動かされた群像劇として見ても一級品。私は1巻発売の頃から追いかけていたが、むしろ全8巻一気に読める贅沢を羨ましく思えるくらい、全体の完成度が高い作品。 殺人事件の特性上残虐表現があるので万人に勧めづらいのが惜しいが、ミステリーや事件に絡む人間ドラマを見るのが好きな方には全力で薦めたい作品。 全8巻読了。鋼鉄の義手を持つ伝説の護り屋「イージスの盾」!!闇のイージス 七月鏡一 藤原芳秀ANAGUMA想像したことはないだろうか。 どこか古びた喫茶店の指定席にいつも座っている謎の少女。 窮地に陥った者のみが彼女を通して秘密の仕事を依頼できる…。 それです。このマンガは。 弾丸すら弾き飛ばす鋼鉄の義手を持つ「イージスの盾」と呼ばれる伝説の「護り屋」が毎話非合法方面の護衛任務に挑む…。 中学生当時このあらすじによだれを垂らしながら食いついたのですが、本作の真のよさは重厚な人間ドラマにあります。 楯の前には毎話さまざまな事情を抱えた依頼人が現れるのですが、プロフェッショナルとしてどんな人間だろうと必ず護り通す。そこの交流が本当にシブいんですよ…。超ハードボイルド。 「護る」というテーマだけでこれほど話のバリエーションが出せるものかと驚きながら読んでました。 基本はオムニバスで短いシリーズがサクサク続いていくのですが、楯の仇敵の存在が明らかになり今までのキャラクターも関わって大きな物語に…という大好きなお約束も付いてきます。 続編の暁のイージスやクロスオーバーしたジーザスも合わせて読むともっと楽しいですよ!狡噛さんのカッコイイ写真を貼っていくスレ♪監視官 常守朱 サイコパス製作委員会 天野明 三好輝 虚淵玄(ニトロプラス)えりか狡噛慎也は、まじでやばい!本当にカッコイイ!筋肉がきれい!ドラマに先行しコミカライズ!「ミラー・ツインズ」を語ろうミラー・ツインズ 寺山マル 高橋悠也名無し連続テレビドラマ連動企画!! 同じDNAを持ちながら、真逆の人生を定められた“二人”――― 事件が事件を呼ぶ、衝撃のツイン・サイコサスペンス!! 【漫画】寺山マル 《過去作》サングリアル~王への羅針盤~ 【原作】高橋悠也 「劇団UNIBIRD」を主宰し、アニメやテレビドラマなどの脚本も手掛ける。17年には『仮面ライダーエグゼイド』でメインライターを務めた。 (引用:「ビッグコミック月刊スピリッツ」公式サイト) https://bigcomicbros.net/comic/mirrortwins/ (引用:ミラー・ツインズ - オフィシャルサイトより) http://mirror-twins.com/ =====【登場人物】===== 葛城圭吾…警視庁捜査一課刑事。兄の誘拐事件をきっかけに刑事の道を歩む。 葛城勇吾…20年前に誘拐された圭吾の双子の兄 白石里美…圭吾が唯一心を許す恋人。しかし勇吾とも繋がりがあり、「英里」と呼ばれる。 赤城克彦…警視庁捜査一課刑事で圭吾の同僚。 皆川耕作…緑坂署刑事巡査部長。勇吾誘拐事件の担当でもあった。 「人が死なない」世界のガンアクションSF不死の猟犬 八十八良sogor25その世界では、人間は死なない。正確には、死んだ瞬間に体が元通りになり生き返る。人間は寿命以外で死ぬことはなく、故にその世界には病院も薬局もない。だから例えば風邪をひいたらその治療法はピストルで頭を打ち抜き文字通り『生き返る』という方法。 そんな世界で、"人間が死ぬようになる"謎の感染症「復活不全症(RDS)」が発生したーーーという物語。 というSF設定盛り盛りでかなり難解な設定の作品で、しかも上記のような設定なので戦闘になったら血しぶきマシマシという感じなので、かなり人を選ぶ作品ではあるし、文字だけで魅力を伝えるのは難しいんだけど、何よりあのハルタで「乙嫁語り」「ヒナまつり」「ハクメイとミコチ」に次ぐ長期連載(休載や不定期連載を除く)を続けているというのがこの作品の面白さを証明してくれるのではないだろうか。 1~6巻までは「不死の猟犬」というタイトルで、RDSの感染源となる人間「ベクター」を匿う「逃がし屋」という存在と、RDSの根絶のために逃がし屋を追う警察との対決構造を中心に物語が展開しするのでガンアクションがメイン。そしてその抗争の中で徐々に明らかになるRDSの謎。最終6巻でRDSの正体が明らかになった瞬間には思わず鳥肌が立った。 そして現在はナンバリングを1巻からに戻し「不死の稜線」というタイトルで連載中。こちらは前巻までで明かした謎をそのまま明示しつつ新基軸の物語を展開し、主に登場人物の人間関係、心情描写にスポットを当てている印象。構図としては例えるなら「不死の猟犬」が『PSYCHO-PASS』テレビ本編で「不死の稜線」が今やってる映画3部作という感じ。 なので、本屋で「不死の稜線」を見かけて気になってる人がいたらまずは「不死の猟犬」1~6巻までを読んでみてほしい。そこまでしてくれたら「不死の稜線」は間違いなく面白いから。 「不死の猟犬」全6巻、「不死の稜線」2巻まで読了人間賛歌の究極形機械仕掛けの愛 業田良家兎来栄寿第17回手塚治虫文化賞短編賞受賞作。NHKでラジオドラマ化もされ、名実共に業田良家先生の代表作と言って良いでしょう。 こちらも、一話完結型の短編集です。上記の、『ゴーダ哲学堂』や『ロボット小雪』などでも描かれて来た、「心を持ったロボット」というテーマに今一度踏み込んだ物語群となっています。子供や老人と触れ合う、感情を持った純粋無垢なロボット達のお話は、ハートフルでとても感動的です。 しかし、この作品が凄いのは、そういった従来の「心を持ったロボットとのコミュニケーションによって生ずる感動」のみならず、戦闘用に作られたロボットや尋問用に作られたロボットたちが送るハードな物語も同時に描かれることです。その双極性によってそれぞれのテーマが立体化し、どちらもより痛烈に刺さって来るのです。業田先生は、ロボットを描くことによって、間接的にどこまでも人間を掘り下げて行きます。 今この瞬間に飢えている人に法を犯してでも食べ物を分け与えることは不正義なのか? 何かを築き上げてもいつかは天災などによって無に帰ってしまう不条理を前に、人間は諦観するしかないのか? 様々な哲学的な問い掛けに、業田先生は果てしない希望と愛情を以って筆を尽くします。誰かの為に何かを為すことの尊さは、決して失われることのない永遠性を持つのだと。そう、この作品は、負の面も含めた人間賛歌の究極形なのです!新しいグルメめしばな刑事タチバナ 坂戸佐兵衛 旅井とりザッキー今までにないグルメ漫画 実際のお店や、品物のウンチクがすごくためになる。 また各キャラクターの描かれかたがすごく、単に脇役ではなかったり、と とにかくおもしろいたのしみたのしみ寄生獣リバーシ 岩明均 太田モアレやむちゃ「伝説の陰で繰り広げられたもう一つの生存競争がここに明かされる!」 いいですね~!表紙のインパクトも、主人公が寄生獣タッチでありながらイケメンなところもすばらしい。 原作とは違えど、これからも続きが読めるというのはファンには嬉しいですね~。 私は原作とこのリバーシしか読んでいませんが、他にもネオとか色々出ているようで、これから是非読みたいです。神保町の描写が最高!!AKECHI イイヅカケイタ霧兵衛よかった点 ・神保町の描写がかなり現実に沿っている。明智古書店の漫画ゴラクの日本文芸社の隣の隣に存在しているのがわかる 総評 ・絵も綺麗で読みやすいのでこれから楽しみ良い概念概念ドロボウ 田中一行starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)「概念」を盗むという概念が僕の中になかったので新鮮で面白い。 人間ー「とある概念」=何か の構図が面白い。 主人公は刑事を目指す女性。 不可解な時間が起きてある探偵事務所に助けを求めに行く。 そこで待っていたのは、ある「概念」を盗めるという探偵。 世の中に蔓延る概念ドロボウを二人で追いかけていく変わったサスペンス漫画だ。 概念を盗まれた人の姿から、何を盗まれてしまったのか推理していくのが面白い。 元々の人格がそうなのか、盗まれた結果なのか、盗まれた結果のある一面でしかないのか。 この探偵が盗めるのは人の「欲」だ。 「欲」を盗まれた人間は何もする気が起きないので廃人のようになってしまう。 人間ー欲=廃人 だが、この結果である「廃人」である部分しか見えないと何を盗まれたのか考えるのが途端に難しくなる。 「やる気」かもしれないし、「記憶」かもしれない。 同じような状態の被害者たちから、共通項を探し出し追い詰めていくのが楽しい。 いろんなパターンを見るのが楽しみだ。たまにはいいね悪魔を憐れむ歌 梶本レイカやむちゃ漫画喫茶の本棚で、「あ、中二っぽいタイトル!」と思って手にとってみたら意外と面白そうな狂人・サイコ系だったので読みました。 すごくBL臭がします。でも違います。絡みはないですたぶん。 なんですかね~男性が美しく描かれているからセクシーな雰囲気になるんですかね。こんなことを書くと失礼かもしれませんが、絵が緻密でグロテスクな描写がぴったりです。 「中二っぽいタイトル」と書きましたがローリングストーンズの曲らしいですね。ほんとにすみません。あと、同じタイトル漢字違いで古泉智浩さんも漫画を出していらっしゃいます。だいぶ毛色の違う物ですがこちらも面白そうです。べらぼうに上手くはないけど堪らん魅力のある絵の作家さんアライブ 最終進化的少年 あだちとか 河島正mampuku 「ノラガミ」あだちとか先生作画による、壮大な能力バトルSF少年漫画。結構いい作品なのにアニメ化には至っていない。 ヒロインと主人公が世界の命運を握ったり軍隊と戦ったり"あの方"と呼ばれる人がいたり、といい感じに中二でセカイ系。さらにはある美少女キャラが最高にツンデレな負けヒロインぶりを披露していて、「あの夏で待ってる」の谷川柑菜 (たにがわかんな)とタメを張る芸術的完成度でした。一途さも素晴らしい。尼レビュー欄への愚痴烏丸響子の事件簿 広井王子 コザキユースケmampuku リアルタイムで購読していて結構好きなマンガだったのですがいつだったか手放してしまい、でもまた読みたくなってAmazonを漁ってみたんですが モンスター消費者化とオタクの批評家気取り化の悪いところを凝縮したような場所ですねAmazonレビュー。漫画などはとくに酷くてまったく参考になりません。 「ありきたり」←それが無理なら市場に流通してるほとんどのコンテンツが駄目では 「動きのある絵が弱い…」←静止画としてかっこいいならそれは立派な長所なので、「弱い」んじゃなくてあなたの好みではなかったというだけの話では 「漫画の体をなしてない」←何様が上から目線でこきおろしてるのか。己の読解力の低さを作品のせいにしてほしくない いや、全部が全部的外れな指摘とは思っていなくて、キャッチーな絵や設定のわりにヒットしなかったんでまぁ色々と惜しい部分はあったんですけども、ああやって文句ばっかり書き残されるような駄作でもなかったと思うんですよね。(ゲームメーカーが日本の消費者レビュアーを締め出す気持ちがわかるなぁ。) 異種族同士の諍いというテーマも、絵のスタイリッシュなところも、色々粗削りだけど魅力があって引き込まれるところも、「東京喰種」に似てるかもです。そんなこんなで今読んでみたらまた違う発見があるかなーなんて思ったんですが、さすがにAmazonがなければ諦めてたなぁ…はぐれ女刑事 殺人派コードネーム348 サシバ 篠原とおるマンガトリツカレ男事件を渡り歩いて危険手当を請求する女刑事 コードネーム348ことサシバが主人公 1話完結で犯人を撃ち殺して終わるパターンで構成されているが、たまに「えっ これで終わり?」というのが混ざっていて飽きない 面白いとは言われていて草壁署迷宮課 おみやさん 【石ノ森章太郎デジタル大全】 石ノ森章太郎霧兵衛良かった点 ・面白いとは言われていてるだけが確かに安定した面白さはあった。 総評 ・萬画自体は面白いが、中年男性が考える「中年男性の理想像」と「中年男性に惹かれていく若い女性像」の感じがあんまり好きじゃない。 十八文とかは好きなんだけどこれはちょい苦手 名作 御用牙の続編...レイザー 小池一夫 伊賀和洋starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。漫画表現のギリギリを描いた問題作悪魔を憐れむ歌 梶本レイカ片桐安十郎BL漫画家の梶本レイカ先生の最新作なのですがとにかく凄い作品です。 え?こんなの商業誌で描いていいの?というくらい内容が過激で面白い。 騙されたと思って試し読み読んでほしいです http://www.comicbunch.com/manga/tue/sympathy_ftd/ ちなみに単行本は5月9日に発売されます<<23456>>