魔女マンガの感想・レビュー121件<<12345>>旅に出たくなる漫画キノの旅 the Beautiful World シオミヤイルカ 時雨沢恵一 黒星紅白名無しライトノベルで大人気の「キノの旅」ですが、漫画版も非常に素晴らしい出来だと思います。あらゆる国を相棒・エルメスと旅する中での出会いや、その国の独自のルールなど読んでいて飽きません。読んだ後はしばらく旅に出たくなります。綺麗だけれどどこか危なげでもある世界魔法使いの嫁 オイカワマコ 三田誠 ヤマザキコレ 五代ゆう ツクモイスオ名無し魔法使いに買い取られた少女が、魔法使いと共に生活をします。魔法という単語だけを聞くと、何かすごいことができて美しいもののような印象を私は受けますが、この作品で登場する世界の魔法にはどこか危なげな感じが含まれています。少女は魔法使いと過ごす中で、どう魔法と付き合っていくのか…目が離せない物語です。超熱いファンタジー!!はめつのおうこく yoruhashiファンタジー好きファンタジーでよくある主人公の復讐動機で進むのですが、画力で圧倒されます!怒っているし残酷であるのに繊細に描かれていてスゲー!としか…! ファンタジーとかなろう系好きで、なおかつ復讐劇が好きな人なら読んどくべきですね。 世界を分かつ戦争と禁断の恋キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 okama 細音啓 猫鍋蒼mampukuラノベ(とくに異世界ファンタジー)が描く恋ってめちゃくちゃロマンチックなのが多くて好きなんですよね。本作品もまさに、宿敵同士の禁断の恋!さながらロミオとジュリエット! 漫画版okama氏の絵も大変スタイリッシュで可愛ゆうございます。絵師ガチャSSRですね。アニメ化もとても楽しみです 厳選!読んでほしいこのマンガMASTERキートン 完全版 デジタルVer.著者:長崎尚志勝鹿北星他1名完結全12巻作品情報はこちら今1番好きなラブコメ! #1巻応援魔女らば魔女れば 桜井亜都のれん雛※ネタバレを含むクチコミです。なろうや異世界転生に興味がない人にこそ読んで欲しい、美少女もチートもない骨太ファンタジー最果てのパラディン(ガルドコミックス) 奥橋睦 柳野かなた 輪くすさが兎来栄寿「小説家になろう発」と聞いただけで「ああ、自分の趣味嗜好の外だな」と思ってしまう方もいることでしょう。 しかし、この『最果てのパラディン』はなろうのメインストリームとは一線を画す純然たる素晴らしい王道ファンタジーです。このご時世には珍しく美少女の一人も出てきません。そして主人公もチート的な能力で無双する訳ではなく、世界の理の中で苦渋を舐めながら研鑽し葛藤し成長して行きます。 とりわけ個人的に好きなのは、最新の3巻で描かれる不死者たちによる疑似家族の絆です。一つ一つのセリフに重みを持たせて紡いだ上でのあのシーンには思わず目頭が熱くなりました。 世界観の設定による昂揚もありそれを描く奥橋睦さんの絵も非常に良く、続きが待ち遠しくなりこの世界に浸っている時間を幸せに思える作品です。ファンタジー好きの方にはぜひ手に取ってみて欲しいです。まだまだ底の見えないファンタジー復讐戦記はめつのおうこく yoruhashimampuku序章もいいところですが、なかなかに骨太なオリジナルSF×ファンタジーが始まりました。 まず絵がいい!!上手い、可愛い、かっこいい三拍子そろってます。のっけから首切られたりとにかく死にまくりの血みどろ続きで、推しがしなないことを祈りながら読み続けることになりそうです。 「超産業革命(ギアエクスパンション)」とよばれる超絶的な科学発展を遂げた人類により魔女は滅ぼされた。という世界設定。現時点ではまだまだ疑問点が多いです。 「超」がつく通り、誇張でなく中世後期の国でスマートフォンが普及してるという文化レベルと科学技術の乖離ぶりと隔絶ぶりに何らかの陰謀の臭いがします。『幼女戦記』でいう存在Xのように、裏で糸を引いている超常的な存在がいそうです。(少なくとも魔女は「神に遣わされた」存在だそうなので、別の対立する神が企てた代理戦争だったりするのかも?)王妃がめちゃくちゃ怪しい感じがするのは果たしてミスリードか否か……w輪廻転生×ボーイミーツガール×猫 なファンタジー魔法使いだった猫 みかみふみsogor25人に興味がなくクラスで浮いてる代わりに猫に異常に懐かれる主人公・雪村咲季。一匹の黒猫に導かれて旧校舎に足を踏み入れた彼は、その猫がとある魔女・ハナの生まれ変わりであり、自身がハナに飼われていた猫の生まれ変わりだということを思い出す。猫に生まれ変わった魔女と少年に生まれ変わった猫の輪廻転生を超えた再会の物語。 …というのが1話のあらすじ。ここまでだととても美しい物語なんですが、もちろんお話はここで終わりません。 咲季は旧校舎での一件を期に同級生・里奈との親交を深めてゆく。里奈のほうは好意を全開に示しているが咲季は(前世が猫だったから?)あまり相手の心情を汲み取ることができずにいて、このあたりの掛け合いはボーイミーツガール感があります。一方のハナのほうは、猫であるその身にまだ魔力を残しており、また魔女だった時代に人間たちに虐げられた過去があり、咲季との再会も偶然ではなくウラがありそうな様子。そして1巻中盤になり現れる謎の第三勢力によりダークファンタジーの様相も呈してきます。 そんな様々な要素が絡み合った本作、さて連載媒体はどこなのかというと、まさかの少年画報社「ねこぱんち」。私は電子書籍派なので書店さんでねこぱんちの単行本がどの辺りに配置されてるのか分からないのですが、表紙も映えますし、できれば秋田書店の少女マンガの付近なんかに配置して頂けるととっても良いんじゃないかなと思う今日この頃です。 1巻まで読了今1番読むべきダークファンタジー魔女と野獣 佐竹幸典sogor25"魔女"を探して旅をしている2人組、獣の目をした美女ギドと棺を背負う男アシャフ。2人が魔女を探すのには、ギドの身に隠されたある"呪い"が関係していた。そして訪れる町で、2人は探し求める魔女の関係するしないに拘わらず奇妙な争い事に巻き込まれていく。 まるでこの世界が実在しそしてその目で見てきたものを描いているかのような完成された世界観、そしてそれを表現して余りある圧倒的な画力。各章ごとに盛り上がりの最大値を叩き出しつつ、少しずづだが着実に目的の"魔女"に近づいてゆくストーリーの構成力。今作が連載デビューとは全く思えない、間違いなく現行で連載されている中でトップクラスに完成度の高いファンタジー。 5巻まで読了。全人類を敵に回す壮大なリベリオンファンタジーはめつのおうこく yoruhashisogor25かつては人間と魔女は寄り添いながら生きていた。それが今は魔法を凌駕する科学技術が発展し、自らの手で前進するため人類は魔女を狩った。そんな、魔女という存在が滅ぼされつつある世界で逃避行をする、強大な能力を持つ魔女クロエとその弟子の人間アドニスの物語。 という導入の作品なのだが、冒頭の2人の軽妙なやりとりからは想像できないほどに運命の歯車は苛烈に回ってゆく。1話の試し読みを読めば理解して頂けると思うが、この作品は全くの嘘偽りなく"全人類を敵に回す"物語である。 そしてその反逆の物語に対して、登場する全てがストーリーを展開するための駒として用いるという冷酷さも徹底されている。稀代のストーリーテラーによる圧倒的筆致のピカレスクロマンに今後も一切目が離せない。 1巻まで読了。最強魔女と各種族女子のスローライフ!スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました シバユウスケ 森田季節 紅緒あうしぃ@カワイイマンガ前世で過労死した社畜女子が異世界に転生し、不老不死を活かしてのんびりしてたら、300年でステータスMAXの最強魔女に。その噂が人を呼び、いつしか女子だけの疑似家族のできあがり!毎日事件はありつつもスローライフは絶対死守!という物語。 魔女のもとには頑張りすぎたり、何か思いつめたり、立場上しっかりして見せていたりと色んな物を抱えた、様々な種族の女子が集まり、魔女の強さとスローライフの教えに心安らぐ様が繰り返し描かれる。 基本ギャグなのだが、女の子達が様々に魔女に甘える姿は安心感と百合のトキメキを与えてくれる。 『ペコロス(pecoros)』というシチュエーションコメディの傑作を描いたシバユウスケ先生の、本領発揮の面白さとかわいさ! (5巻まで読了)魔法でカエルに変えられた少女の運命はいかにみにくいカエルの娘 八蔦生人 小林嵩人starstarstarstarstarひさぴよ魔女の呪いによってカエルに姿を変えられてしまった少女エルカと、狼男のアル、魔女の子ヨマの3人が呪いを解くため、一緒に旅するというストーリーです。その昔ゲームボーイに「カエルの為に鐘は鳴る」という名作ゲームがあったと思いますけど、十年に一回くらいやりたくなります。こちらも本格的な西洋ファンタジーと、童話の中間くらいで、よくあるRPGとは少し違った独特の雰囲気の世界観を構築されています。作者さんは2008年の四季賞「ヨブケモノ(喚獣)」を読んだ時から知っていましたが、すごい迫力の本格ファンタジー作品を描かれていたのを今だに覚えてます。この作品でもそうですが、どの場面でも微笑ましいコミカルさを見せてくれてくるんですよね。ついついクスッとさせられます。みんな何だかちょっと抜けているところがある。そこが一番好きだったりします。美しい表紙はそれだけで買う理由になるウィッチクラフトワークス 水薙竜mampukuマイナー月刊誌らしい、緻密な描き込みと繊細なタッチ、独特の引き込まれる雰囲気、三拍子揃った雰囲気ファンタジー漫画です。とはいえ敵の「塔の魔女」たちも個性的キャラクター揃いで飽きさせない面白さがあります。 美麗な表紙に誘われて手に取った人でも、中身で裏切られたと感じることはないはずですグリム童話の主役たちが魔女の呪いをめぐりバトル呪菓のグレーテル 神谷ユウmampuku「ヒロインズゲーム」と同じく、童話の主人公たちが登場するファンタジーです。 「魔女の呪い」をめぐる血塗られた戦いが巻き起こりますが、「ヒロインズゲーム」と違って少年漫画だけあってコミカルで親しみやすい感じです。 史実あるいは神話をモチーフにした話は多いですが、メルヘン童話を元ネタにした漫画ってあまり多くない印象を受けます。日本人にしてみれば聖書や北欧神話と比べたら赤ずきんやヘンゼルとグレーテルのほうがよほど親しみがあると思うのですが、、昔話の桃太郎や史実の信長みたいな英傑が出てくる話のほうがバトル漫画に仕立てやすいからなのか… 「ヒロインズゲーム」も「呪菓のグレーテル」も好きですが、グリム童話の雰囲気を活かしやすい頭脳戦やホラーといったジャンルに仕立てたものも今後読んでみたいです。モザイク画のような美しさ魔女 五十嵐大介名無し僕の曾祖母は信州の山奥の村でまじない師をしていました。その村は、とにかくマムシが多く、噛まれて死んでしまう人が後を絶たなかったそうです。ある時、通りかかった旅の僧が、うちの先祖にマムシ毒に効く薬草とまじないを伝えました。その力は確かで(実際、マムシ毒に効果があるアルカロイドは植物由来であるそうです)、血清が普及するまではたくさんの人を救ったそうです。その薬草とまじないは代々長男の嫁に受け継がれてきたのですが、それも、ここ三代続いた嫁姑大戦争によって途絶えてしまいました。 自分のすぐ近く、当たり前の生活の中に、超自然的なものとの繋がりがあるのはとても不思議に感じます。 『魔女』に描かれるのは様々な魔女です。草原に住む魔女もいれば、都市に住む魔女、雪国に住む魔女や、ジャングルに住む魔女がいて、それぞれが違う体系の魔法を使います。ただ、自然と人間を仲立ちする者として魔女が存在するということだけが共通しています。 「KUARUPU」で描かれるのはジャングルに住む魔女。森を破壊し、開発しようとする政府に反対する魔女クマリは最後の手段として自分をエサにして森の強力な精霊を呼び寄せます。政府軍は先も見えない白い霧の中、緑の地獄を見るのですが……。クマリたちの一族は自然と共に生き、森を支配する精霊の力を得てきました。しかし、自然から切り離され精霊を信じない人間たちには、生命の尊厳を問う霊の声も届くことはありません。ただ最後に彼らは畏れるべき精霊の世界を目の当たりにするのです。 『魔女』に登場する精霊や魔術の世界は荘厳だったり、気色の悪い異形だったりさまざまなものが描かれています。そこにはモザイク画のような美しさがあります。細やかなものの集まりが全体を構築していくというモザイク画の美しさはこの作品のテーマそのものを表しているようにも思えます 誰かが生み出したもの、作ってくれたものの実態を知らず、出来上がったものの上でしか生活していない我々と違って、魔女たちの生活はそのどれもが自分で得た経験と行動を根っことした地に足がついたもの。今、目の前にあるものとが全ての宇宙につながっている……そんな宇宙を感じさせてくれる、『魔女』稀有な作品なのです。。"正解"のない問いの答えを探し求めるファンタジーピーチボーイリバーサイド クール教信者 ヨハネsogor25元々はクール教信者さんが2008年からwebマンガとして投稿していた作品で、作画としてヨハネさんを迎えてマガジンRにて商業作として連載を開始した作品。 ベースとなる物語は誰もが知る御伽話「桃太郎」。小国の姫・サルトリーヌ(サリー)の住む城に日本から来た少年・キビツミコトが訪れるところから物語が始まる。ミコトを追ってきた鬼が小国を襲ったことをきっかけに、ミコトとサリーの鬼との戦いの旅が始まる…というお話なのだが、単純なバトルものとして展開していかないのがこの作品。 「正義の反対はまた別の正義」という言葉があるが、本来"悪"として描かれるはずの鬼たちの背景もページ数を割いて描かれる。最初こそ人間の生活を脅かす存在として描かれるが、鬼たちが主人公一行を襲う動機も殺された仲間の敵討ちであったり、人間社会から迫害されたことにより生まれた羨望・怨念であったり、徐々に"完全悪"ではない存在として描かれていく。そして、主人公であるミコト・サリーの存在も"完全なる正義"としては描かれない。ミコトは鬼を全て討ち滅ぼすべき存在として捉え、サリーは鬼を対話により分かり合える存在として考え、共存の道を見つけるために旅をする。特にミコトの鬼に対する感情は強烈な怨恨として描かれており、少なくとも鬼に対する思想についてはサリーと完全に対立する形をとっている。(もしかしたらミコトのこの怨恨の感情が人間の心に巣食う"鬼"である、という意味もあるのかもしれない) つまりこの作品は「人間 vs 鬼」というバトルマンガの体を取りながら、ミコト・サリー・鬼という三者の"正義"同士の戦いの物語でもある。大方この鼎立の構造に明確な"正解"を出すことは出来ないが、対立する者同士の共存という恐らく三者の中で最も困難な道を選んだサリーが旅の果てにどのような答えを出すのか、それがこの作品の最大のテーマなのではないかと思っている。 と、すごい畏まった作品紹介をしてみたが、そもそもミコトとサリーの冒険譚として読んでも、亜人との遭遇や人間社会の内部にある差別の構造など様々な困難に直面し乗り越えていく様が面白い。ちなみに共に旅をしていくっぽい書き方をしていたが、ミコトとサリーは基本的には道中を共にしない(訪れた街でたまたま出会うことはあるが)。それは上記の考えの相違も一因なのだがもっと大きな理由もあって…それは本編を読んでからのお楽しみということで。 6巻まで読了今年来そうな新作少年漫画!赫のグリモア A-10mampuku最近気づいたんですけど、童話モチーフにしたバトル系のファンタジーめちゃくちゃ流行ってますね。。バトルヒロイン好きなのでどの作品も楽しく読めてるんですが、この「赫のグリモア」はかなり期待値高いです。 別冊マガジン編集長の絶賛だけでなくTwitterで1話を公開する例のムーブメントでも4.4万Favとかなりヒットしています。 https://shonenmagazine.com/info/entry/20181009akanogurimoa ばーちゃんなまらかっけぇ青春ミステリとGファンタジーの不思議な組み合わせいなくなれ、群青 Fragile Light of Pistol Star 河野裕 越島はぐ 兎月あいmampuku好きな小説のコミカライズなので読んで見ましたが、なるほどそう来たかって感じ。 まずやはり第一印象としては表紙のデザインが原作の完全なオマージュですよね。原作小説の表紙と絵柄のテイストがあまりに違うので、これはこれで新鮮。新潮NEX文庫の原作はいかにもライト文芸って感じの清潔で鮮やかな青い表紙。対してコミックのほうは少女漫画チックなキラキラ感。 ですがコミックのほうも読んでみると、少女漫画みたいなキラキラ絵柄が原作の文字通り夢の世界を彷徨っている感覚がするような世界に意外とマッチしてるんですよね。もう少し大人っぽく描いてくれたほうがイメージとは合うんですけど、まぁこれはこれで新鮮。愛されキャラクターの宝庫赤ずきんチャチャ 彩花みんnyae続編も連載され、過去にはアニメ化も舞台化もされているし、90年代のりぼん作品の人気上位に入るめちゃめちゃ愛されている名作です。 この作品の中に出てくるキャラクターの数と、それぞれの設定の完成度の高さを鑑みると、彩花みん先生がどれだけ天才か、ということが大人になってから気づきました。 ある意味、漫画家を志す人の教科書にもなり得る作品だと言えます。 そういう見方があるというだけで、純粋に読むだけで最高の漫画なのですが… 一旦終わってしまったのは残念ですが、続編が連載されていることがたくさんの人に愛されている証拠ですね。 一生描き続けてほしいです。 キャラクターそれぞれに濃密なドラマがある乱と灰色の世界 入江亜季名無し特に好きなのは、乱のお兄ちゃんと魔女の珊瑚ちゃんの話です。 お兄ちゃんが通う人間界の高校に珊瑚ちゃんも通うっていう展開、少女漫画的でキュンキュンが止まりません。 サブキャラへの愛と力の入れ方にも妥協がなく、たまにスピンオフの回が挟まってくるのですが、もれなく面白いです。 作者の振り幅の広さをこれでもかと実感できます。幼女がかわいい王道ダークファンタジー魔女の怪画集 晴智ANAGUMAあらすじ説明しようとすると1話のネタバレになるから何も言えないんですけど、雑にまとめると不死の男と謎の力を持った幼女の絆の物語です。 これだけでイケる人には絶対外れがないのですぐにでも読んでほしい。 D.Gray-manやハガレンのDNAをしっかり受け継いだ正統派でありながら、主人公とヒロインの関係設計が秀逸で飽きないですね。ダークなファンタジーのジャンルのツボをバッチリ押さえてあります。 絵画だったり、文化保存組合(メセナ)が敵組織だったりと扱ってるモチーフも新鮮です。絵もめちゃめちゃ上手い。あれ?隙がないのでは? もっと話題になってほしい!声をつけるなら坂本真綾がいいかわいい悪魔 志村貴子mampuku超好き。試し読みして一発で惚れてポチった。さすがだ……! 唐突にドアップを描いたり変なポーズを取ったり髪をなびかせたりする、高い画力を惜しみなく振りまくパワータイプのレディース向けコミックって大好きなんですよね。「かげきしょうじょ!」然り「きみが心に棲みついた」然り。BL系や萌え系、オタク系とは少し違って嫌味なくそれができちゃうところが良い。 恋愛以外にもいろんな短編が楽しめる1冊でした。満足度。モダンな世界観とダークな設定がクールなファンタジーウィッチオーダー 阿倍野ちゃこ サイトウケンジmampuku魔人を従え異形を斃す、「魔女の心臓」を継ぐ少女のダークファンタジーです。トリニティセブン外伝のコンビによるオリジナルということで期待大。 制御できない異能で周囲の人間を苦しめてしまう罪の意識に苛まれる魔人と、背負った宿命ゆえ「異形と化してしまった元人間」を狩ることに心を痛め続ける魔女が、一蓮托生の契約を結ぶというストーリーはなかなかエモいです。 阿倍野ちゃこ先生好きなので半ばジャケ買いでしたが、悪くない買い物でした。三百路の魔女に怖いものナシ魔女は三百路から 原田重光 松本救助名無し三十路ならぬ三百路の魔女が主人公。 普段は地味なOL(勤続100年)として世に忍び。 19世紀生まれの魔女からはオバサン扱いされている。 ただ今絶賛独り身。 好きになった男は50年で死ぬのだから仕方ない… 後輩の結婚式で教会に行っても灰にならないのは流石。 やっぱ年齢はレベルだよね!<<12345>>