織田信介はジャンプボールに天才的なセンスを持った、清城高校ビリヤード部唯一の部員。部費獲得のためのパフォーマンスで大勝利をおさめ、部費だけではなくキュートな生徒会長・早川麻子をゲット!!ビリヤード部も学校から公認されて、初の公式戦にチャレンジする信介。麻子の声援に後押しされ、信介は次々と強豪を撃破し、ついに決勝戦に進出。最後の対戦はプロ並みの実力と評判の加納涼二と対決するが……。
天才ビリヤード少女登場! 爽快ヒロイン漫画 天才少女・翠(ミドリ)が、一癖も二癖もある大人達とビリヤードで翔ける! 翠(ミドリ)は中学1年生。毎日、大好きなお爺ちゃんが営むビリヤード店「球撞楽(たまどうらく)」を手伝っている。ビリヤードが大好きな翠は、お爺ちゃんに教わりながら、愛すべき常連達とともに楽しく過ごしていた。そんなある日、店に凄腕のビリヤードプレイヤーが現れ、お爺ちゃんに1対1の勝負をしろと挑発する。たまりかねた翠は勝負を買って出るが――? 小学館の漫画アプリ「マンガワン」の読者が決める【第8回連載投稿トーナメント】第2位。ビリヤード専門誌で約7年連載していた著者がおくる、爽快ヒロインスポーツ漫画がここに誕生!! ◎単行本特典として、初心者でもわかる簡単ルールブック、プロビリヤードプレイヤーを紹介するコラムなどを収録!!
めっちゃビリヤード
ビリヤード専門誌『CUE’S(キューズ)』で大好評を博した連載マンガがついに単行本化!これからビリヤードを始めたい人と、上達したい初級者~中級者に!超初心者のコースケと一緒に、基本のフォーム、ストロークからしっかり学べる。少しスパルタ(?)な美人インストラクター、レイナが様々なショットや勝利へのコツも伝授。楽しく読むだけで、アナタも上級者の仲間入り!?
“薔薇の一族”を捜し求め、都内のビリヤード場を荒らしまわる風間仁。この夜、アマ・トーナメント戦の会場に乱入した仁は、優勝者・河端要の挑戦を受けることとなった。そして開始された1ゲームマッチ。10年にひとりの逸材と言われる河端は、冷静にショットを重ねるが…(第1話)。
前川たけしさんといえば、1983年から月刊少年マガジンで連載されシリーズ累計で90冊近く刊行されている『鉄拳チンミ』が最も有名です。小さな子供でも親しみやすい絵柄と、それでいて迫力のある戦闘描写や魅力的なキャラクターたち、派手な必殺技、サスペンス性溢れる展開と魅力が満載の作品です。 そのテイストがそのまま色濃く反映されながら、週刊少年マガジンで1987年から1990年にかけて連載されていたのが『ブレイクショット』です。 1961年に公開されたアメリカ映画『ハスラー』が人気を博し、1986年に公開された『ハスラー2』が日本で公開されると一気にビリヤードブームが巻き起こりました。 『ハスラー・ザ・キッド』、『ザ・ハスラー』、『撞球水滸伝』、『キング・オブザ・ハスラー』、『獣たちのように』、『[W]ウォン』、『GAME-ゲーム-』、『ハスラー・レプリカン』、『ちょっとナインボール』、『モンキー・ハスラー』、『HOT SHOT』、『POOLPLAYER ISABU』、『ナインパズル』、『J.Boy』などなど数多くのビリヤードマンガが描かれてきましたが、ビリヤードマンガで大ヒットした作品というのはあまりありません。その中でも、異例の人気を見せた作品が『ブレイクショット』でした。 まだビリヤードという競技の存在すら知らない人も多かった時代に、マガジン読者の少年たちにビリヤードの存在を広く伝えた功績が大きい作品です。 この作品で秀でていたのは、何と言っても加納涼二や佐伯陽子といったライバルキャラクターたちの魅力です。そして、それを生み出していたのが「ショットガン・ショット」や「リバースショット」、「北斗七星」など、ライバルたちが繰り出してくる派手な必殺技の数々でした。 ビリヤードという競技はヴィジュアル的には格好いいのですが、画的には一箇所に留まって玉を打ち合うことになるので卓越した心理描写や何かしらの工夫がないとマンガとしては映えません。それを、『ブレイクショット』ではカッコいい&可愛いキャラクターとビリヤードを知らない人が見ても「何だかよくわからないけどスゴいことはわかる!」という必殺技を以って克服してみせていました。 サッカーがマイナーだった頃の『キャプテン翼』や、麻雀のルールを知らなくても派手で楽しめる『咲-Saki-』などにも通底する部分があります。実際にはプロでもできないであろうショットに関しても上手く理屈をつけて説得力は持たされていました。 それが故に、特に主人公・織田信介のダグラスショットやDHSを真似した人は多いと思います。しかしながら、スカイラブハリケーンの真似をしても怪我するだけで済みますが、ビリヤード場で無理なショットを撃つことで台のラシャを破いてしまったりすると高額な弁償を行わなくてはならなくなってしまうため、現実での代償が非常に大きい誘惑でした。 読んだらビリヤードをやってみたくなること請け合いの名作ですが、くれぐれも必殺ショットの取り扱いにはご注意ください。