安彦良和の歴史マンガは東洋・西洋の歴史モノが揃ってるけど、自分はアジア近代史を扱った漫画が好き。『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』などは、ヘタな教科書より勉強になる。連載中の『乾と巽―ザバイカル戦記―』が最後の作品になると言われているが、これまでの近代史シリーズの集大成になるだろうか。

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話題に出たマンガ一覧

4件
イカル

イカル

一人の女性が飛行能力を持つ赤ん坊を生む。彼は政府秘密機関の保護のもとに管理され、その出生の事実は秘密にされる。ヨーロッパと日本のコミックアーティストによる共作。『週刊モーニング』連載の単行本化。

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天の血脈

天の血脈

時は1903年。日露戦争開戦の半年前、朝鮮半島に近い満洲の地に日本からの学術調査隊がいた。彼らの目的は「好太王碑」。古代朝鮮半島の歴史、日朝関係を記したとされるこの碑文の研究のため、嬉田(うれしだ)教授率いるこの調査隊に参加していたのが、本編の主人公、一高の学生・安積亮(あずみ・りょう)である。まだ何者でもない自分に悩む安積が研究自体に疑問を持っていたところ、調査隊は馬賊による襲撃を受けた!果たして彼らの運命は――!?

虹色のトロツキー

虹色のトロツキー

幼い頃に記憶と家族を失った日蒙二世の青年・ウムボルトは、赤化運動の折、憲兵に捕まり拷問を受ける。しかし、関東軍参謀・辻政信によって釈放され、日本軍統治下の満州に建てられた建国大学に入学する事になった。そこで、ロシア赤軍を創ったトロツキーが父の知り合いであること、自分はトロツキーを招き入れる為に軍上層部の思惑によって学校に入れられた事を知らされる。旧満州を舞台に日本軍の政治的陰謀に巻き込まれながらも、強く生き抜く青年の物語が今はじまる。