完結したマンガの感想・レビュー16053件<<466467468469470>>今読んでも面白い学園アリス 樋口橘オムライス青春時代の金字塔です。るかぴょんのことが好きで好きでたまらなかった、笑い有り涙ありの何でも展開だけれど、うまくまとまっていてさくさく読める漫画でした。動物好きのるかぴょんと動物のふれあいが可愛くて可愛くて今読んでも面白かったです。数学とミステリーと歴史和算に恋した少女 中川真 風狸けんhysysk算術家の米倉律(基本的に1話完結で毎回新たに読む人に向けてなのか自己紹介が入る)が、数学的思考を使って事件を解明したり、詐欺を暴いたりする物語。和算は衰退した分野だと思っていたから今まで興味がなかったけど、考え方や文化など、これはこれで研究する価値があるものだと分かる。問題を読み飛ばさないでじっくり楽しもう。少年よ大志を抱け、とはこのご時世でも言えるのか水は海に向かって流れる 田島列島さいろくこのマンガがすごい!の2019年オトコ編第5位とのこと。 田島列島先生の久しぶりの作品。田島列島先生の漫画は「田島列島短編集 ごあいさつ」で知り、言い方は少し変だけど主題は漫画的だけど表現や空気はあまり漫画的すぎず、とても心地よかったので印象的でした。 今作は話題らしいよって言われて気づき、年末に読むリストに入れて実家に帰る電車内で読みふけってました。 例にもれずというとあれだけど、短編集のときと同じ感想。 ずっと読んでいたい感じ。 あと誰も欠けてほしくないなーと思ってしまう感じ。 これからどう進展するのかわからないけど、うさぎドロップのように世間をあっと言わせるのかはたまた。気になりますね。南Q太作品の中でも特に好き!オリベ 南Q太かしこ元旦から電子書籍版の発売通知がきてブチ上がりました。めちゃくちゃ面白い作品なんだけど本屋にないし、まんだらけでも中々見つけられなくて(あっても状態が悪いとか)、困っていたのでとっても嬉しいです。南Q太さんってエッチなのとか暗い話の作品もありますが、「夢の温度」と「オリベ」は私のイチオシ。この2作品があるから私は南Q太のことが好きだし、Twitterフォローするし、マンバで著者フォローするんだよな。内容的には日常モノで1話が2ページのショート漫画です。地味顔で愛想があるのかないのかも分かんないフリーターのオリベが主人公なんだけど、つつましい生活の中にも彼女なりのルールとか信念があって、読んでて憧れる。私はオリベみたいになりたいなと思う。 対人関係がちょっぴりうまくいかない男女の日常話し足りないことはない? ――対人不安が和らぐグループセラピー アンナ・フィスケ 枇谷玲子書肆喫茶mori店主一見小難しそうな本かと思いきや、親、同僚、パートナーとの対人関係がちょっぴりうまくいかない男女の「あるある」な日常を切り取った作品! 軽度の対人恐怖症でグループセラピーを受けている6人の男女。 対人恐怖症とあるが、ちょっと他人との対話がうまくいかないという感じで、誰にでも共感できる内容。 対話が途切れてしまったときに生まれる気まずい間とか、描き方がまた秀逸なのだ! 表紙だけ見るとマンガというより専門書のような難しそうな本に見えるが、ぜひお手にとって読んでほしい。淡々と、でもしっかりと、人間関係の細やかな機微が描かれている!鴨川で本音で語ってみたい。おはようおかえり 鳥飼茜Pom 人間模様が色濃く描かれていて、恋愛や結婚のあるあるが3人の主軸の男女を通して現実味を帯びていて刺さる所、共感するところがあった。 そして誰かしらを自分と重ねて見てたところもあったりして。 一つ、肝心なところでボヤかす(曖昧な)カズくんに終始モヤッとしてました。 今時なのかな〜人情が溢れすぎている短編集中沢啓治作品集「悪太郎」 中沢啓治マンガトリツカレ男令和ではまず見ることができない人情が溢れすぎている短編集。 個人的には「げんこつ岩太」のクレイジーな感じを期待して読んだけど、全編通して人間愛や人を信用することがテーマになっているのでちょっと期待とはずれてしまった。一斉を風靡した「一杯のかけそば」的な内容が好きな人にはおすすめなのかな キャスバル=シャアのミッシングリンク機動戦士ガンダム THE ORIGIN 安彦良和 矢立肇 富野由悠季 大河原邦男あうしぃ@カワイイマンガ宇宙世紀0080年1月1日、連邦とジオン公国の間に終戦協定が結ばれた……とのことで、1月1日は(ガノタ的には…)一年戦争終戦記念日です。ここでは最新の戦史としての『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の見所をご紹介します。 まず、前のさいろくさんのレビューの通り、現代にこの物語を、丁寧な解釈で蘇らせて下さった事が有難いですよね! ジオンにも真っ当な大人(ドズル・ザビやランバ・ラル)がいる一方、 連邦にだって阿呆な士官もいる。『THE ORIGIN』では、敵味方関係なく、様々な大人達が紡いでいる大小の物語を、余す所無く丁寧に纏め上げています。 アムロ・レイとホワイトベース隊中心史観だったアニメの1stガンダム。『THE ORIGIN』はそこに沢山の、別視点からの物語を加えることで、ジオン建国から一年戦争終結までの歴史の全体像を、偏り無く記述した戦史として、新たな発見が沢山ある作品となっているのです。 (偉そうな割に功績がよく分からなかった、マ・クベやレビルの活躍なども面白いですね) そこを踏まえて、敢えて一点。この物語が、ガンダム史の重要人物でありながら、謎の多い「シャア・アズナブル」の欠けていた部分を、沢山のページを割いて埋めている点を、紹介しておきたいのです。 ジオン建国の祖、ジオン・ズム・ダイクンの息子、キャスバル・レム・ダイクン。彼は名を変え、ジオン軍のパイロット・赤い彗星のシャアとして出世し、公国を私物化するザビ家に接近します。 それにしても、彼はどうやってジオンの亡き後、ザビ家の監視から逃れたのか。そしてシャア・アズナブルの名の由来とは……。 更にはガルマ・ザビとの友情の日々から、シャアが仮面を被る迄、卓越したMS使いの理由からララァ・スンとの出会い等々、様々な秘密が破綻なく描かれ、その後の彼の行動原理がしっくりくるようになっています。 キャスバル(シャア)は、人として真っ当な理想を持ちながらも、それを先鋭化させ、人に本心を露わさず孤立し、そして力がありながら、誰も幸せにしませんでした。 その後のZや逆襲のシャアにまで通じる、彼の哀しみの源泉……命懸けの日々の中で理想とプライドを保ちつつ、歪んでいく過程が、この作品ではじめて描かれているのです。 是非若いキャスバル(シャア)の真っ直ぐな冒険と、そこに潜む哀しみを、ご一読いただきたい!読めば分かるおもろいやつ約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかkarin展開が読めない分、後々の回収がめちゃくちゃおもしろい!! DNAレベルで人間が好きな展開の漫画! 読んでて勉強にもなる!タイトルの意味が分かったとき泣けるorange 高野苺karinあり得ないけど、これ読んで今ある一瞬を大事にしようって思える リアルドラマハイキュー!! 古舘春一karin日向を中心とした高校生全員の成長がたまらないとにかくチャイナさんが可愛すぎるSpirit of Wonder 鶴田謙二名無し鶴田謙二の描く女の子はみんな可愛い。いつでも裸で自堕落な生活をしてるお姉さんとか、煙草が似合うミステリアスなエマノンもいいけど、チャイナさんの無防備なエロさと可愛さが最強だと思っている。身体の描き方もこの頃が一番好きだな。自分は発明家助手のジムとのラブストーリーを主軸として読んでしまうのですが、古き良き時代のSFを感じる良作でもあります。チャイナさんの「〜ある!」が本当に可愛いので一読して下さい。人間の記憶を舞台にしたサイキック・サスペンスペット リマスター・エディション 三宅乱丈名無し「これを読んで人生が変わった」と言っている人がいたので気になってた作品。初めて読む三宅乱丈作品としてもオススメできると思います。 人間の記憶には「ヤマ」と「タニ」がある。その人を支え続ける記憶が作った「ヤマ」と呼ばれる場所と、その人を痛め続ける記憶が作った「タニ」と呼ばれる場所。他人の脳内に潜り込み、この二つの場所を操作する能力を持つ者は「ペット」と呼ばれ、彼らの力は組織によって悪用されていた。 ペットになれるのは現実社会に適応できないようなヤマもタニも持たない子供達で、その素質を見抜けるのはペットとしての能力を持つ者だけであり、自分のヤマを共有するので絆は深くなり、親子のような関係でもある。 ヤマとタニというオリジナルな発想も、ペット同士の複雑な人間関係や心理描写も、めちゃくちゃ面白くて夢中で読んでしまう。2020年1月からアニメも放送されるので楽しみにしている。 無茶振りルポ漫画カメントツのルポ漫画地獄 カメントツ名無しWEBメディア「オモコロ」発、いまや超売れっ子漫画家カメントツ氏の初期作品。 オモコロの編集長より命じられ、著者自らが体を張って取材・体験します。 こぐまのケーキ屋さんしか知らない人は、あまりの違いに驚くかもしれませんがむしろその振り幅の広さが素晴らしい。 最終的に小学館でルポ漫画の連載が決まってて、しっかり踏み台になってるところがいいですね。 電子になってないみたいですが、この漫画にはパラパラ漫画もついてるので(笑)、紙がいいと思います。 オモコロ編集部とのやりとりが笑える。キャラが立っている 仏像だけに仏像のまち 蒼木雅彦名無し勉学に励みたいゴク普通の高校生・空人。 死んだ父親が仏像専門の彫刻家・仏師だったため、 仏が見えるようになった。 実は仏像にはそれぞれ仏様が潜んでおり、 時に仏像から抜け出し世の中を徘徊しているのだ。 そして仏が見える空人のところに頻繁に遊びに来るようになる。 心配性な如来、マイペースな菩薩、負けず嫌いの帝釈天、 etc・・。 仏様なのになぜか煩悩とハタ迷惑の塊のようなヤツらに 空人は勉強の邪魔ばかりされる。 ゲーセンや回転寿司、スキーや海水浴等につき合わされ 勉強をする時間はなくなり上手くなるのはツッコミばかり。 初めて仏様に救われたのは第一巻130ページ(笑) 別の意味で悟りを開きそうになる空人。 信ずるものは救われるのか・・。 ドラえもんよりあさりちゃんが好きでしたあさりちゃん 室山まゆみかしこ平成3年生まれですが初めて夢中になった漫画はあさりちゃんだと記憶しております。冬になると親にスキー教室に入れられて毎週日曜日は雪山に通っていたのですが、行きたくなくてゴネてたら1回行くごとにあさりちゃんを2冊買ってもらえるようになりました。凍えて帰ってきてこたつで読むのが至福の時間でしたね。今でもクッキーを食べる時は心の中で「クッキッキ…」とつぶやいています。あと貯金が趣味のタタミお姉ちゃんがピン札は使わずに取っておくと言ってたので真似してます。大きくなるにつれて徐々にあさりちゃんを読まなくなりましたが、100巻で完結した時は感慨深かったです。さみしいというより、こんなに続くと思わなかった!うれしい!おめでとう!という気持ちが強いです。読んで子供に戻れる作品といえば自分にとってこれしかないと思います。 いい笑顔学び生きるは夫婦のつとめ 小雨大豆名無し高校生夫婦ラブコメ、病気で余命宣告 最高と最低が混在してたり四コマかと思えば次のページから普通の漫画コマ配置になったりして飽きません ポリーナの笑顔いいな…まだ一巻読んだだけですが元気になりました。良いゆるさスケッチー マキヒロチやむちゃスケッチーって絵描きの話かと思ったけど違うんすね 良くも悪くもマキヒロチさん、ですね!って感じの構成(?)でファンにとっては読みやすい。若者のトレンドを描いてるように見えて働き方や生活に焦点が当たっているんだけど、決して説教臭くなく、むしろ一緒に悩んでくれているような、安心感がある。 ただ、私はスケボーってかっこいいと思うしスケーターファッションも見ている分にはすごく好きなんだけど、夜中に住宅街でガッタンガッタンジャンプしてる奴は許せない。敢えて最終話から読むのもありセトウツミ 此元和津也名無し連載の途中から読み始めましたが終盤近くのあまりの急展開に驚き、第1話から読んでみたら「全てがつながっている」事実にまた驚かされました。とんでもない作品です。 笑いたい人、驚きたい人、 新しいギャグ漫画に出会いたい人 にぜひ読んでほしい。 高い画力による常に安定した作画、キレッキレのネーム(台詞等)、もはやクオリティの暴力。作者さんの天才を通り越しもはや変態的にも思えるほどの含蓄深さに殴られるような感覚です。 画面における文字の割合はそこそこ多めにも関わらず、これほど無理なくすんなりと読ませてくるものはなかなか他ではお目にかかれないと思います。 おすすめです。 仕事についてのスタンスの違い東京トイボックス【デジタルリマスター版】 うめ名無し好きなことを仕事にすればこその ヤリガイや苦しみもあるだろう。 まして仕事に関わる人それぞれに 立場や考えの違いはあるのだから。 ゲーム製作の現場を舞台にした漫画。 ゲーム製作者でクオリティに拘る天川と 契約条件厳守、とくに納期に拘る星野。 二人の葛藤に更に会社や業界の事情が絡んで ドラマが進んでいく。 そのドラマはとても面白かった。 だが自分としては同時に 「ああ仕事に関するスタンスは 自分とは結局違う人たちのドラマだな」 とも考えさせられた。 自分としては仕事は「納期を守るのが最優先」 だとは思うので、どちらかというと考え方は星野寄り。 やはり天川にはイラついてしまった。 だが地味だが更にイラついたのは、 元請け?販売会社の責任者の仙水だ。 仙水が映画監督を例にして疑問を提示した 「クリエイターはワガママなほど優秀だという奇妙な価値感」 という言葉や 天川に言った 「お前はパトロン付きの芸術家じゃないんだ」 という言葉。 それらには共感した。 だが全然共感できなかったのは 納期を延ばすことに関して 「みんながちょっとづつ嫌な思いをするだけだから」 といったこの言葉。 そしてこれとほぼ同じ言葉を後に天川も 天川なりの言い回しで使っていた。 そのちょっとづつを自分もしたくないし、 他人にもさせたくないから 普通の人は仕事を頑張るんだよ、と思ってしまった。 勿論、仙水も天川も言いたいことの本質はそのことではなく、 言葉のアヤだったともいえる一言ではある。 それはわかる. わかるこそ、というか、とどのつまりというか、 クリエイターとして優秀な天川と、 現場と客の間で調整に悩む星野、 管理職として優秀な仙水、 そして普通に現場での下っ端営業仕事が中心の さして優秀ではない自分とでは 「やっぱり考え方は違うわけだよな」 と思ってしまった。 身につまされた。 そういった、自分とは違うなと考えさせられた点や イラついたりした点も含めて、 東京トイボックスという漫画は面白かった。ゾッとした作品。血の轍 押見修造Pom 知人に勧められて読んでみた。 まずは1巻の終わりに驚いて、静子の歪んだ(?)愛なのかどうかもわからない未知な行動の数々に一歩二歩引き、ゾッとした。 旦那も静ちゃんも、何を考え思っているのか正直よくわからないけど、血の繋がった家族って何なんだろうな。 この先益々波乱に満ちそうなので、この言葉が適切かわからないけど、密かに楽しみにしている。まーるい緑の山手線♪山手線ものがたり 池田邦彦starstarstarstarstarひさぴよで、おなじみの山手線。読み方は「やまてせん」か「やまのてせん」か、どちらが正しいのか?なんて知識はネットで検索すれば一発で分かるでしょうが、この漫画を読めばより身近なものとして感じられるかと。 山手線の全29駅を舞台に、駅と同じ数の29話のエピソードが入っており、1駅1話、駅にまつわる小さなドラマが、鉄道トリビアを交えて描かれます。 時代背景は昭和30年代でちょうど戦後10年経った頃。 当時の山手線を利用していた人達が、さらに過去を振り返る視点というのが、読んでいて何とも不思議な感覚を与えてくれます。 単にノスタルジックな鉄道漫画というだけでなく、苦い戦争の記憶と向き合うエピソードも少なくないのですが、物語の水先案内人・山野照美の性格が明るいので、読後に悲壮感はそこまでなく。ただ、駅にも戦争の記憶が深く刻まれていたのだ、という事は覚えておきたいです。 ちなみに山野照美のお兄さんが、山手線の運転士でして、二人の屈託のない仲の良さも見所の一つです。山野兄妹は、作品通してホント良い働きしてました。 タイトルで損している!青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 鴨志田一 七宮つぐ実 溝口ケージmampuku「涼宮ハルヒ」に代表されるSFラノベやライト文芸、あるいは「君の名は。」や「打ち上げ花火」、「時かけ」のようなジュブナイルが好きな人はきっと刺さると思います。そしてこれらの挙げた名作たちにも引けを取らないと自信を持っておすすめできる素晴らしい作品です。 普段小説が原作の場合、小説を手に取るのをおすすめするのですが、アニメの出来が非常によく、漫画も悪くないので、原作に手を出す前に漫画を手に取るのもよいかとミナミの帝王 ヤング編第二部ミナミの帝王 ヤング編 利権空港 天王寺大 郷力也マンガトリツカレ男ミナミの帝王になる前のヤング編第二部がこのシリーズ。前回もヤング編から無一文なって沢木とぼったくりバーで出会うところから始まる。 内容はいつものノリで話が進むので読みやすかった。 なんでこれは電子書籍になっているのにヤング編はなっていないんだ? <<466467468469470>>
青春時代の金字塔です。るかぴょんのことが好きで好きでたまらなかった、笑い有り涙ありの何でも展開だけれど、うまくまとまっていてさくさく読める漫画でした。動物好きのるかぴょんと動物のふれあいが可愛くて可愛くて今読んでも面白かったです。