完結したマンガの感想・レビュー16065件<<385386387388389>>女装して子育てする男の訳ありラブコメニコイチ 金田一蓮十郎名無し主人公の須田真琴は女装して小学生の息子を育てている。大学時代に事故で亡くなった恋人の子供を引き取ったのだが、死んだ母親を探して泣いている赤ん坊があまりにもかわいそうで女装して接することにしたのだ。カミングアウトするきっかけがないまま、家では優しく美人な母親、会社ではスーツ姿で働くサラリーマンをしている。そんな不思議な生活を何年も続けていたが、同じ会社に勤める藤本菜摘を好きになったことで事態が急変する。真琴を女だと勘違いしたまま付き合うことになってしまったのだ…! ここまでは割と想定内な話ですが、付き合い始めてカミングアウトしてからが面白いです。一気にバラすんじゃなくて徐々になんですよね。同僚としての男の姿の時は嫌われていたので、同一人物だと認識してもらうまでにも色々あるのですが、男としても女としても好きになってもらえてからはラブラブ度がすごい。また付き合ってからの菜摘さんがすごく可愛いんですよ〜!ずっと息子にカミングアウト出来ずにいた真琴を支えてくれて、3人が本当の家族になるラストもよかったです。中世スペインが舞台! 罪人の少年少女の逃亡劇!!逃亡者エリオ 細川雅巳名無し『シュガーレス』『錻力のアーチスト』の 実力派作家、満を持して再登場! 超本格新連載!巻頭カラー巨弾65Pスタート!(秋田書店HPより) 【あらすじ】 弟殺しの罪で監獄に入れられた主人公・エリオは、15歳から3年間で1000人の罪人と戦い勝利し、釈放を勝ち取る。久々の街で無実の罪で市中引き回しの刑に処された少女と出会い、彼女を助け逃亡することに。 【第1話】 http://arc.akitashoten.co.jp/comics/erio/1 【掲載誌】週刊少年チャンピオン 【掲載期間】2019年No.34(2019年7月25日発売)より https://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2019/34平安時代の現代っ子瑠璃姫のラブコメディなんて素敵にジャパネスク 山内直実 氷室冴子名無し1980年代の懐かしい人気ベストセラー小説のマンガ作品。平安時代が舞台ながら現代言葉で現代と同じ考え方をする主人公瑠璃姫のセリフに大きく納得しながら読んでしまう楽しいストーリー。その時代には16歳ともなれば誰でもお嫁に行く年齢、でも瑠璃姫は別。父親の遊び好きに泣かされたお母さんが可哀想、独身主義がなんでいけないの?なんて言う現代っ子の様な瑠璃姫に「その通り!」とは思うものの、平安時代の男性には理解不能かも。原作者の氷室先生が、瑠璃姫と同じ様に親からしつこく結婚を勧められた実体験から生まれた設定、それがより親近感を覚える。初恋の君、吉野君との再会はどうなるのか、幼馴染で年下の高彬と理想の結婚生活が出来るのか、特に歴史物好きには興味深く面白い、現代風の平安ラブコメ作品。作者が描く「人間」鋼の錬金術師 荒川弘takaaki※ネタバレを含むクチコミです。 人の人生の終わりにたつ仕事とはどんなものかおとむらいさん 大谷紀子名無し女優から葬儀業に転身って壇蜜!?って思ったり! 隠されたり嫌われたりする職業について自分はほとんど何も知らないのでちょっと読んでみました。 こういう話は「本当にその場面でそういうこと思うか!?」と現実とフィクションの間で色々考えてしまうので難しいですね… でも普通知り得ないことをちゃんと取材してその人らの思いも汲んで漫画にしてあると思うので知識漫画としてはすごく貴重だと思うんですよ マナーとか葬儀とはこうでなくてはと言う固定観念(言ってしまえば悪しき俗習)をぶっ壊して人の旅路に立って人を幸せにしてあげようというスタンスはこの漫画ならではじゃないかなと思います。というか他の漫画で読んだことない! お葬式って故人のためというより生きている人間のためにするものなので色んなドラマがあって当然、こんなに人に向き合う職業は他に助産師くらいじゃないでしょうか?不貞で不将な兄ですが不貞で不埒な兄ですが。 白石ユキ名無しおもしろい神様は何もしてくれない奈落の羊 きづきあきら サトウナンキ野愛人に見つけてもらう、気づいてもらうことの喜びで人は生きている。それが幸か不幸はわからない。 昔は人気者だった配信者しゅーじが、売春でなんとか食い繋いでいるメイと出会うところから物語が始まる。 メイを利用して過激な企画で注目を集めるしゅーじだが、ヤクザや売春組織が絡み事件に巻き込まれていく。 命の危険に晒されても、人間としての尊厳を失っても、しゅーじとメイなら見つけてもらえないよりはマシだと言うんだろうな…恐ろしい。 2人の境遇にはかなり差があるけれど、根底にある部分が似ていたから妙な絆が生まれたのかもしれない。 しゅーじは浅はかだしクズだし、メイはかわいそうではあるものの自己評価が低すぎて見ていてイライラしてしまう。共感なんかひとつもできないけれど、救われてほしいだなんて勝手に思ってしまう。しゅーじの配信にコメントする人達と同じくらいの感覚。 最終話は無理矢理感もあるけれど、まあそうだよなと納得はできた。ギリギリ救いはあったかなあ、くらい。 そう簡単に元通りとはならないし、みんながみんな更生できるわけでもないし、もどかしいけどいい方向に進めばいいねくらいが現実的。 神様みたい、という言葉が印象的だった。 おぞましい女、京子絶望の楽園 オギノユーヘイ tos角田※ネタバレを含むクチコミです。#1巻応援 空日屋感想!空日屋 とりのなん子名無しタイムリープものでそれぞれ登場人物が変わる短編集って感じです。 一日だけ未来に行けて、柏手を打ったら戻ってこれる、自分と遭遇したら対消滅 する。この法則を千差万別それぞれの人間たちが使ったり体験したりします! 毎話「なるほどな…」と唸ってしまいます!うまい! 未来に飛ぶ人間が何をするか、こうも違うのかと…。 読んだ感じ死役所に似ているかも。 いや、ドラマでやってる素敵な選taxiにも似てるかも。 毎話予想外のオチにいくのがすごいなと思ったので一巻応援です!妻、小学生になる。妻、小学生になる。 村田椰融名無し10年前に最愛の妻である貴恵を亡くした圭介は娘の麻衣と暗い日々を過ごしています。そこに現れたのは小学生の女の子。その子は自分が貴恵の生まれ変わりだと言い出します。ありえない設定だと思いましたが、読みすすめるうちに引き込まれてしまいました。最愛の人が再び目の前に現れた喜び、しかし、その人は小学生で、よその夫婦間の子供であり一緒に暮らせないつらさなど、幾つもの障壁があります。しかしそれさえ苦にせず貴恵への思いを貫く圭介の愛の深さに心を打たれました。 爽やかな箱庭ファンタジー読切花ゆめAi 迷路庭園に死を 草川為無用ノスケ子ガラガラ声を持つジェマと、庭に囚われた妖精のお話。タイトルにある「死」を連想するような雰囲気はなく、爽やかで幻想的なファンタジー作品です。 結構昔に描かれた読切(2014年のLaLa7月号掲載)を花ゆめAiレーベルで電子書籍で販売したもの。ページ数は40pと少ないですが買って正解でした。 名前や設定から察するに、草川為先生の新作「もっけの箱庭」のベースになってる作品なのでしょうか。そちらも読んでみたくなりました。期待大ひとりぼっちで恋をしてみた 田川とまたむ北海道で、高校生で、先生に恋してて… この時点ですごく純朴そうな女の子を想像するけどまさにそんな感じ!タイトル通りひとりぼっちでブツブツ言ってるんだけれどその様が可愛い! この主人公キャラクターがいい 岩井俊二の映画の世界っぽくて雰囲気も好きです勝手に期待大!生態系逆転世界でひとっ娘たちとイチャ恋異世界ひとっ娘動物園 うめ丸 藤原休樹 企画屋名無しあのアルドラさんを前にして迷わずブラッシングを選ぶ主人公、動物愛が強くておまけにぽっちゃりピュア男子、要素ぜんぶ推せる。 ただのラブコメなんじゃなくて、世話する側とされる側という関係性が更にエロい。 いろんな兄弟BLオムニバスブルーム・ブラザーズ 志村貴子nyae兄弟同士で同じ人が好きだったり、切ない一方通行だったり…。 兄弟揃ってゲイという設定は割とよくあるけど、一冊の中でこんなにバリエーション豊かにいろんな兄弟BLが読めるのは嬉しい。しかも志村貴子先生の絵で! 全1巻だと思い込んで読んでいたら続くだと〜!やった〜!原作の方が面白いかも逃げるは恥だが役に立つ 海野つなみななし先にドラマを観てしまっていたので、原作の漫画を読んでみるとドラマとはまたちょっと雰囲気が違って面白かったです。パロディやオマージュがあちこちにちりばめられていて、ギャグ色もドラマよりも濃いように感じて私はこちらのほうが好きです。みくりのキャラがさらにクセがあるというか、変わり者なのが強調されている感じです。これはすごい歴史漫画です!バベルの設計士 芦藻彬名無し古代メソポタミアで、怖い王様から『太陽に届く塔を建てろ』と無茶振りされてしまった設計士の少年が、悪戦苦闘しながら過酷な世界を生き抜く話。 歴史書としてもオススメできそうな緻密な世界観と、まったく無駄のない魅力的なキャラたちが織りなす人間模様に圧倒されます。 特に冒頭で出てくる、ハンムラビ王&ハンムラビ法典が怖い! 目には目を歯には歯を! 設計士の少年ガガは、ミッションに失敗すると殺されるというプレッシャーを背負わされながら、天才設計士・ニムロデを探す旅へ出ます。 しかし、見つけたニムロデは、これぞ天才といった自由奔放な性格。 真面目なガガは心が折れそうになりながらも、なんとかその身柄を確保して城へ戻ったのですが、そこにはさらなる過酷な運命が待ち構えていて……。 上巻が本当にいいところで終わってしまって、続きが楽しみすぎる! 下巻の発売は10月なので、それを楽しみに生きていこうと思います! ある愛の物語10万分の1 宮坂香帆ソラ凄く可愛い高校生の恋愛物だと思った。莉乃と蓮、本当にとてもお似合いの可愛いカップルのはずだった。普通に楽しい付き合いを一緒に送って行くものとばかり思っていた。タイトルの10万分の1はそういう意味だったのか。ALS筋萎縮性側策硬化症という病気が幸せな高校生カップルに忍び寄る…素敵な出会いをくれた神様「オレはあんたに礼を言いたくてぶん殴りたくてぐちゃぐちゃだよ」この言葉の蓮の思いが胸に突き刺さる。素敵なラブストリーで有り、悲しいラブストリーでも有る。読み進むにつれて悲しくなっていくかもしれない、でも本当に素敵な愛を教えてくれる。多くの人に読んで欲しい莉乃と蓮の物語。結局ドラマってどうだった?らーめん才遊記 久部緑郎 河合単名無し気になってる 見た人おる?良い最終回の見本みたいな終わり方らーめん才遊記 久部緑郎 河合単霧兵衛良かった点 ・相変わらず芹沢の名言が多くて楽しめる ・ラーメン発見伝に比べ軽い感じで読める 総評 ・ラーメン発見伝からの流れをラーメン才遊記で綺麗に終わらす見事な最終回だった。最後まで芹沢はかっこいいな 料理と笑いとイケメンと!キッチン パレット~小麦の恋愛風味 修行仕立て~ 高田りえソラ料理がテーマの作品でありながら、哲理を始めイケメン揃いの男達。そして大富豪令嬢でありながら給料8万で自立を始める、近くに居たら楽しいに違いないちょっとずれている26歳小麦。美味しそうなイタリア料理が次々出てきて、読みながら食欲がそそられる。小麦の絶妙な褒め方は、厳しい哲理の怒りも消してしまう。恋バナ、イケメンという少女漫画要素がたっぷりだけど、料理もしっかりと描いている。お嬢様らしからぬ小麦の行動に思わず笑ってしまう、とても楽しくて元気が出る作品。手塚治虫に憧れ過ぎた漫画家マンガチェイサー コージィ城倉名無しチェイサーは当時の目線で手塚治虫が語られてるから、「手塚治虫バケモノかよ…」って気持ちにすごいなる#1巻応援 幸せな気持ちになったロリータ飯 岡野く仔Pom なつ子可愛い〜読んでて幸せな気持ちになる。 ご飯大好きでモリモリ食べる姿ももちろん素敵だけど、ふゆ弥も言ってたけど、いただきます。とご馳走さま。を食べる前に言うことって普通に思うけど、自分も一人でご飯食べる時とか出来てない時あるからなあ。そんな所も彼女の素晴らしい所で。 ふゆ弥の立ち振る舞いもカッコいい! 読み終わった後、ほっこりした気持ちになりました。すごくお腹すいてる時に読んだら、よだれものですが。。 のび太とアニマル惑星!大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄チッポ動物たちが暮らす美しい星は緑が豊かで空気も澄み、争いもない平和な場所。住民たちは大昔にかつて自分たちの祖先を悪魔族から救ってくれたとされる神様を信仰している、どこかメルヘンチックな世界観から始まるストーリーですが、敵であるニムゲに攻められてからは一変。美しかった町は戦場と化し、ドラえもんたちがいる場所にミサイルが落とされたり、森が燃やされたり、とても悲惨な描写もあります。 環境汚染・保護がテーマという事で、その強いメッセージはのび太のママが裏山の土地開発に反対する運動に参加する姿からも伝わります。 「ツキの月」という、普段ツイてないひとほど効き目が強い道具を使う際、満場一致でのび太が指名され、文句も言わずに素直に従うシーンが好きです。 一ノ関圭という漫画家茶箱広重 一ノ関圭かしこ2019年に行われたビッグコミック50周年展で一ノ関圭先生を初めて知ったのですが、自分にとっては衝撃的な出会いでした。その時に観たのが「茶箱広重」の原画だったのですが、他の作品が目に入らないくらい魅了されてしまいました。抜群に絵が上手い。けれどもそれはデッサンのことだけではありません。もちろんデッサンも素晴らしいです。でも私が惹かれたのは構図なんじゃないかと思います。黄金比ってありますよね?人が嫌でも美しいと感じてしまうというあれです。一ノ関先生は一コマ一コマが絵画的に美しいんです。知識があれば出来るというレベルじゃないです。漫画の魅力はもちろん絵だけではありません。キャラクターやストーリーなど総合的なものです。でもネームの上手さで言ったら、ここまで描ける人は他にいないかもしれません。研究者が驚くほど時代考証も徹底されていて、そのこだわりの為にとても寡作ですが、デビュー作から最新作までどれも傑作です。<<385386387388389>>
主人公の須田真琴は女装して小学生の息子を育てている。大学時代に事故で亡くなった恋人の子供を引き取ったのだが、死んだ母親を探して泣いている赤ん坊があまりにもかわいそうで女装して接することにしたのだ。カミングアウトするきっかけがないまま、家では優しく美人な母親、会社ではスーツ姿で働くサラリーマンをしている。そんな不思議な生活を何年も続けていたが、同じ会社に勤める藤本菜摘を好きになったことで事態が急変する。真琴を女だと勘違いしたまま付き合うことになってしまったのだ…! ここまでは割と想定内な話ですが、付き合い始めてカミングアウトしてからが面白いです。一気にバラすんじゃなくて徐々になんですよね。同僚としての男の姿の時は嫌われていたので、同一人物だと認識してもらうまでにも色々あるのですが、男としても女としても好きになってもらえてからはラブラブ度がすごい。また付き合ってからの菜摘さんがすごく可愛いんですよ〜!ずっと息子にカミングアウト出来ずにいた真琴を支えてくれて、3人が本当の家族になるラストもよかったです。