完結したマンガの感想・レビュー16079件<<354355356357358>>殺し屋の少女と不死身のマフィアの不思議な同居生活 #1巻応援殺し屋ちゃんと死なないターゲット 古賀由人sogor25幼い頃から教育を受け凄腕の殺し屋となった少女メメント・モリ。彼女がターゲットであるマフィアのボス・レオナルドの首を落とした場面から物語が始まります。レオナルドの部下たちが乗り込み、敵討ちをしようとメメント・モリに銃口を向けるのですが、次の瞬間、切り落とされたレオナルドの首から白煙が上がり、彼の体が元通りに再生されます。これは彼自身も知らなかったようなのですが、実はレオナルドは何度殺しても再生する不死身の体の持ち主だったのです。 その後、何度もレオナルドのことを殺すメメント・モリでしたが、その度に彼は生き返ります。 依頼を遂行するまでは帰れないと言い、彼の館に居座るメメントモリ。そんな彼女に対してレオナルドは、彼が死にはしないけれど不老であるわけではなく「ヨボヨボになっても死ねないなんてかっこ悪いだろ」ということで彼女に自身の殺害を自ら依頼します。そんな奇妙な縁でメメント・モリがレオナルドやマフィアの一味と共に暮らし始めるという物語です 暗殺のターゲットであるレオナルドはマフィアのボスなので、善か悪かで言えばおそらく悪の側の人間だと思うのですが、違法な薬物は取り扱わない、自身の利益となるための殺人はしないなど一本筋の通った人物として描かれています。そして屋敷に居つくことなったメメント・モリに対しても自然とマフィアの一員、仲間であるかのように扱い始めます。 そして、元々は殺し屋として徹底した教育をされており、任務のためなら自分の命を惜しまないというメメントモリだったのですが、レオナルドたちと暮らしていく中で、1人の人間として扱われることとで徐々に人間らしい感情を獲得していくという物語にもなっています。 なので、殺し屋とマフィアと言う非日常的な登場人物ばかりですが、いわゆる疑似家族もののような読後感のある作品でもあります。 2人が同居する目的はあくまでメメント・モリがレオナルドを殺すことにあるのですが、それを忘れてしまうほどの関係性が二人の間に構築されていきます。今後、2人の関係性がどのように変化していくのか、そしてレオナルドが改めてメメント・モリに依頼した彼自身の殺害という任務がどうなっていくのか、ハッピーエンドもバッドエンドも想像できるからこそ今後が楽しみな作品です。 1巻まで読了失った記憶を取り戻すための切ない旅記憶の技法 吉野朔実まるまる※ネタバレを含むクチコミです。ビットコインを題材にしたサスペンス漫画ジェネシスコード えりちん 鷹野浪流かしこビットコインを作った人の正体は今も明かされてないって知ってました?それこそ漫画みたいな話ですが、この実話をベースにしている漫画です。ホワイトハッカーの主人公がネットアイドルと一緒に謎の「人質ゲーム」に巻き込まれるという話で、本格ITサスペンスと謳われてますが仮想通貨?なにそれ?みたいな私でも楽しめるエンタメな内容になってます。えりちん先生の描く女の子はやっぱり可愛いですね。ファンなので連載もってくれて嬉しいです。三者面談中にイクなんて三者面談中にイクなんて…机の下、絡みつく脚と、ねじ込まれる指と とやま十成名無し※ネタバレを含むクチコミです。 甲子園のない甲子園マンガ甲子園へ行こう! 三田紀房影絵が趣味※ネタバレを含むクチコミです。あなたは姉派?妹派?三十路おとめとモテはたち 甘詰留太名無しこれは究極の選択ですね。ビッチで巨乳なサークルのマドンナに「私のお姉ちゃんを口説いてくてたらいいことしてあげる♡」と言われて、貧乳で非モテの姉にニセ告白しちゃうことから始まる話です。最初はやっぱり見た目が可愛いので妹が好きだなと思いながら読んでいたのですが、愛想がなかった姉にだんだんと乙女な一面が見えてきたら姉の方が可愛く思えてきて、最終的に姉推しになっていました。姉妹二人とも幸せになるハッピーエンドなので安心して読んで大丈夫です。男の作法は万人に通ずる男の作法 池波正太郎 なかじまもりお名無し池波正太郎の「男の作法」を漫画化したもの。『男の』とはいうものの万人に通ずる「粋」を学ぶことができる。台詞回しや空気感が独特でいい 猫が猫として生きているからこそウォーキング・キャット 北岡朋野愛凄い作品に出会ってしまった。 ゾンビの脅威に怯える世界で、猫が猫として生きている。 人が人として生きることが困難に世界で、猫の存在が人と人の想いを繋いでいく。 猫は猫としてそこにいるだけなのに、共に生きた人の思い出を纏って、ささやかな幸せや優しさを与えている。どんな世界でも猫は可愛いし、人はひとりでは生きられないし、愛した人をそう簡単にあきらめられない。 猫じゃなくても成り立つストーリーかもしれないけれど、自由気ままな猫が自分で選んでそこにいるからこそ素晴らしい作品になっていると感じた。夏の思い出というタイトル夏の思い出 山本直樹nyae表題の短編、連続婦女暴行殺人犯の供述に翻弄される刑事の話。最低最悪の事件が、じわじわと夏の暑さに混ざり込んでなすり付けられていくような感覚です。 そういう話のタイトルに「夏の思い出」とつけるセンス。痺れます。安心感のある作風上條先生のお嫁さん 鈴木有布子ナベテツ鈴木有布子先生の作品を読むようになってそこそこの時間が経ちますが、どの作品も安心して読める、信頼感の置ける漫画家さんだと勝手に思っています。 本作はあらすじにもある通り、作家と年の離れた奥さんとの北海道での生活を綴った1巻完結の物語ですが、あとがきで鈴木先生が描いている通り、主人公の上條先生のネガティブさが物語をコミカルにしてくれています(最早卑屈と言っても良いくらい)。 日常の中での些事に疲れた時に、ふっと息を休めることが出来る。そんな柔らかさと優しさを持った作品です。 格ゲーの解像度と好きの形いつかみのれば 西あすかあうしぃ@カワイイマンガ現実から逃げるようにゲーセンに入った女子高生は、プロゲーマーを目指す女子と出会う。センスを見込まれ、共にプロを目指そうと誘われるが……。 □□□□□ 百合姫連載なのに、女子の恋愛は全く描かれない。微塵もだ。主人公はプロを目指す女子に格ゲーを指南されるが、センスと裏腹に格ゲーについて何も知らず、自分が本当にゲームをやりたいのかどうかすら、よく分からない。 根本的に自分を持たない人が、様々な出会いをきっかけに自分を知り、自分の「好き」の形を確かめていく物語。もどかしさはあるが、ラストに向かって主人公の心と技術が噛み合って、急激に成長する姿にドキドキさせられる。 私は格ゲーには詳しくないが、1秒を60フレームに分割するシビアな世界、細かな計算と先の読み合い、それを支える技術、煽り合う精神力等々、深い世界だと感じる。この辺に関しては、是非ゲーマーの方の解説を伺いたいと思う。やばい女の子×やばい女の子事件はスカートの中で ずみ子名無し年頃の女子高生の「誰かに見られたい」「特別になりたい」欲求。 うっかりパンツが見えちゃったとか男子が自分を意識してくれるとかそういうやつ。 そういう欲求を満たしたいやばい女子が、もっとやばい女子に出会う! 同性としては「ま、それはねーな」的なとこもありますがやばい女子の漫画はリアルでなくても面白いのでもっと読みたいですね昔に戻ってやり直す系…青春シンデレラ 夕のぞむむ昔に戻ってやり直す系漫画! 中身は成人女性なのにやはり初恋の高校生男子にはタジタジで照れまくってるのがいいですね。 昔はいもかったけど今は美女設定ずるい! 甘酸っぱい系、ドストレード青春系が味わいたい方、ぜひ! パン職人が成長していく姿聖樹のパン 山花典之 たかはし慶行Pom 小樽で、聖樹と言う青年が雪森姉妹が営むペンションでパン職人として働く話。 色々な騒動にも巻き込まれるのだけど(パンバトルなど、時々え?!って突っ込みたくなるとこも)北海道行きたくなるしパン食べたくなる。笑 パンの知識も含め細かく沢山描かれているので読み応えあるかと思いました。完結してしまった、中野への想いが溢れた現実のようなファンタジー中野ブギウギ 研そうげんさいろく不思議な生き物オメメ。 どう見ても地球外生命体…!こりゃ地球がヤバいぜ!中野発のインデペンデンス・デイか!という流れに行くかと思いきや馴染みすぎだろうがよ。。。 最高の中野愛が詰まった作品で、東京の高校生ってこうだったよな!っていうような弟や、アキバより中野の方が先なんだぜと言わさんばかりのアナーキーの下乳を眺めながら今日もみれいちゃんはなんとなくおとなになっていく。 すごく色々な感情も経験も感動も詰まったいい作品だった。ゴーストオブツシマ(GoT)の舞台アンゴルモア 元寇合戦記 たかぎ七彦さいろく舞台は対馬。 蒙古に攻め入られた対馬の村々は侵略による略奪でモノだけでなく命すらも全て奪われていた。 実際の元寇(げんこう。蒙古と高麗による実際にあった日本侵攻のこと)を描いた漫画で、罪人として島流しされて流人となった主人公が義を貫いていく。 なんというか、こいつがゴーストオブツシマの主人公なのかと勘違いするぐらい日本の侍としての気持ちの良い活躍を見せる。ただ、もちろん一人がどんだけ強くてもどうにもならない時がある。そんなときの脇役たちは各々光って魅せてくれる。 漫画としてもバタバタ人が死ぬしよく考えるとかなりグロい。 ただ、ダークヒーローのようなスタートを切る訳あり主人公の迅三郎が対馬の人々を護る戦いを繰り広げていく様は読む手が止まらない。 博多編はまだ読んでない! 自己肯定は身の回りから!だから私はメイクする シバタヒカリ 劇団雌猫名無し可愛いおじさん、女性の格好をしたい男性、男性だけど洋服を作るのが好き…等、昨今マイノリティの自己肯定ものがメディア化されてて生きやすさを感じます。 化粧ケバくていい! ネイル、痛ネイルでもいい!! これドラマ化するんですね〜!いいですね!! 好きなことをしても非難されない、自分も好きだと言える人が増えるそんな漫画・ドラマは是非推したい…蝶はどんな夢を見るのか。特蝶 死局特殊蝶犯罪対策室 安堂維子里ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。この漫画は2周してこそ面白いメランコリア 道満晴明バロバロ※ネタバレを含むクチコミです。 ハッタリだけじゃない侠気のある勝負師諸刃の博徒 麒麟 土屋多摩 村尾幸三starstarstarstarstarひさぴよ※ネタバレを含むクチコミです。ノスタルジーワールドヒーローズ 横尾公敏 SNKナベテツまず一つ、自分は格闘ゲームは不得手でした。ただ、100メガショックというフレーズとともに、ネオジオの筐体は様々な場所にありました(近所のスーパーであったり、駄菓子屋であったり、勿論ゲームセンターであったり)。 サードパーティーでありつつも、独自のセンスであの頃のゲーム好きに覚えられているメーカー、ADK。そんなADKの格闘ゲームが令和の時代に漫画として読めるとは、全く想像していませんでした。 作者の横尾先生はかつてADKに在籍していたと以前聞き、なるほどと思っていたのですが、良い作品に仕上がったなあと感心しました。 30年近く前のゲームなので、忘れていることは多いのですが、キャラを見るとやっぱり懐かしいなあと思いますし、マッドマンやラスプーチンのインパクトは強かったなあとしみじみ感じました。 当時を知らない人には、思い入れを持つことが難しいタイトルだと思います。ただ、ストリートファイターや餓狼、鉄拳以外にも輝いていた格闘ゲームもあったのだと、漫画の歴史に刻まれて欲しいと願ったりもします(当時だと雑君保プ先生も描いてましたがこれもまたマイナーなんだよなあ)。平均年齢50歳! おじさんだらけのモーニング新連載!ミスターズ~私の町のおじさんたち~ 飛田漱ななしいや〜!!実はこれ本編を読む前からすでに、モーニング公式のツイートでカラー絵を見た瞬間一発で好きになっていた作品だったんですけど、ワクワクしながら雑誌(巻頭カラー)を読んだらストーリーもまあ最高でした!! 【第1話】 https://comic-days.com/episode/10834108156691507213 第1話は「大学進学を機に一人暮らしを始めるため新しい街にやってきた主人公・井ノ山春が、道すがら次々と個性的なおじさんたちとすれ違う」という話なのですが、たったそれだけなのにメチャクチャ面白い…! **「いや乙女ゲーかよ!!」と内心叫ぶくらい多種多様なおじさんたちが次々登場するのに、笑いを堪えられませんでした。** 乙女ゲーと書きましたが、若い女性が主人公でイケてるおじさんからゆるふわなおじさんまで出てくるにもかかわらず、**物語の雰囲気がしっかりと青年誌**なところが素晴らしかったです。1話の最後の日記に登場する「おじさん」の回数が多すぎるオチも最高でした。 **「陰キャ女子大生と平均年齢50オーバーのおじさんたちが織りなす、ゆるゆる町めぐりコメディ」**が、今後どう展開していくのかメチャクチャ楽しみです…!! 【モーニング】 https://morning.kodansha.co.jp/c/misters.html これはいいアホエロ百合ギャグ漫画ドM女子とがっかり女王様 狐ヶ崎天沢聖司広告で見て笑ってしまい買ったやつ。残念美少女・久米川さんと、その久米川さんに女王様になってほしいドM・中村さんのお話。中村さんは虐められたい側のはずなのに、久米川さんがクソ馬鹿すぎて加虐心を刺激され逆に虐めてしまう…というコメディ。 2人の会話はかなりオタク同士のLINEっぽいというか…ネット掲示板っぽいノリに満ちてて「ひえぇ」「アッハイ」「(クソデカため息…)」とかよく出てくるんだけど、それが妙に馴染んでてスルスル読めてしまう。 中村さんが久米川さんに対して口が悪くて当たりが強いとこ、すごい好きです。 そういえば自分も学生時代、自分に対して塩な子(あからさまに癒し系な子には優しい)と一緒にいるの好きだったなあ…と思い出しました。 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS02201527010000_68/個人的にはむちゃくちゃ好き万年雪の見える家 本宮ひろ志starstarstarstarstarマンガトリツカレ男2020年現在の価値観とは全く合わないと思うが個人的にはむちゃくちゃ好きな感じのマンガだった。北海道の山奥で林業で生活してる大家族が色々な苦難のを乗り越えながら家族と言うものはなにか人間が生きるとはなにかと生活とはなにかが描いてある。途中から一気に本宮ひろ志っぽい展開になってからのラストまでは人によっては納得いかない感じもあるかもしれないが俺は好きだな<<354355356357358>>
幼い頃から教育を受け凄腕の殺し屋となった少女メメント・モリ。彼女がターゲットであるマフィアのボス・レオナルドの首を落とした場面から物語が始まります。レオナルドの部下たちが乗り込み、敵討ちをしようとメメント・モリに銃口を向けるのですが、次の瞬間、切り落とされたレオナルドの首から白煙が上がり、彼の体が元通りに再生されます。これは彼自身も知らなかったようなのですが、実はレオナルドは何度殺しても再生する不死身の体の持ち主だったのです。 その後、何度もレオナルドのことを殺すメメント・モリでしたが、その度に彼は生き返ります。 依頼を遂行するまでは帰れないと言い、彼の館に居座るメメントモリ。そんな彼女に対してレオナルドは、彼が死にはしないけれど不老であるわけではなく「ヨボヨボになっても死ねないなんてかっこ悪いだろ」ということで彼女に自身の殺害を自ら依頼します。そんな奇妙な縁でメメント・モリがレオナルドやマフィアの一味と共に暮らし始めるという物語です 暗殺のターゲットであるレオナルドはマフィアのボスなので、善か悪かで言えばおそらく悪の側の人間だと思うのですが、違法な薬物は取り扱わない、自身の利益となるための殺人はしないなど一本筋の通った人物として描かれています。そして屋敷に居つくことなったメメント・モリに対しても自然とマフィアの一員、仲間であるかのように扱い始めます。 そして、元々は殺し屋として徹底した教育をされており、任務のためなら自分の命を惜しまないというメメントモリだったのですが、レオナルドたちと暮らしていく中で、1人の人間として扱われることとで徐々に人間らしい感情を獲得していくという物語にもなっています。 なので、殺し屋とマフィアと言う非日常的な登場人物ばかりですが、いわゆる疑似家族もののような読後感のある作品でもあります。 2人が同居する目的はあくまでメメント・モリがレオナルドを殺すことにあるのですが、それを忘れてしまうほどの関係性が二人の間に構築されていきます。今後、2人の関係性がどのように変化していくのか、そしてレオナルドが改めてメメント・モリに依頼した彼自身の殺害という任務がどうなっていくのか、ハッピーエンドもバッドエンドも想像できるからこそ今後が楽しみな作品です。 1巻まで読了