完結したマンガの感想・レビュー16087件<<284285286287288>>顔がいい殺人鬼たちによる殺しの凶宴!殺彼―サツカレ― 旭 大介名無し※ネタバレを含むクチコミです。ハッピーな気分になれます♬てんちょう、ダメ、絶対 柴なつみstarstarstarstarstar干し芋滝沢天頂、ダンディなおじさまと思いきや、16歳の高校生!? 主人公の七森結は、おじさま好きの21歳。 夜中に飲みすぎて路上で寝ているところをダンディなおじさまに助けてもらう。あまりに素敵で一目ぼれした結は、おじさまが働いているお弁当屋さんを見つけ、何だかんだで面接に来たと思われてバイトすることになる。店長と呼ばれていたので、ここの責任者だと思ったのだが…。 店長→天頂(名前)勘違い!! 渋い昭和感漂う天頂くんは、本当にピュアでまじめで、筋肉モリモリだけど運動神経がない、でも、成績はトップクラスでお金持ちのおぼっちゃまで。ギャップがありあり。でも、とっても気になるキュートな存在。 そんなふたりを見守って欲しい💓 主人公以外の登場人物もみんな個性的でおもしろいし、お勧めです。仕事とは苦労を笑うもの?ネタも休み休み言え! ~闘うグラフィックデザインの現場~ くつきかずや名無し漫画家でありグラフィックデザイナーでもある作者の くつきかずや先生が、雑誌や広告のグラフィック仕事での 実体験をもとにして描いた、 グラフィックデザイン・エッセイ漫画。 判っているようで実はよく判らない仕事というのが 世の中にはけっこう幾つもあるわけですが、 グラフィックデザインってのもその一つかと。 大まかにいえば編集とか構成とかの仕事なんだろうなあとは 判っていましたが、この漫画をよんで、 かなり大変な仕事なんだな、と判りました。 創作能力、デザインセンスを問われるのはもちろん、 作家やイラストレーターなどの仕事の遅れのしわ寄せを モロに押し付けられる大変な仕事なんだな、と。 そして努力が必ず報われるわけでもないし その逆も、あったりする仕事なんだなあ、と。 一般的なセオリーや王道的な仕事のこなし方はあるけれども、 必ずしもそれが絶対でもなく、結果や評価を出すのが難しい仕事。 そこを自ら漫画家でもある作者が自虐的なストーリーや ゆるい系の作画でグラフィックして(笑) 楽しく読める漫画になっていました。 一周まわったうえで「みんな仕事をがんばろうね!」と 思ってしまう漫画です。 皇子と影武者 寸分違わず同じ少年たちの物語帝都影物語 比嘉史果名無しきらびやかな宮中の描写が素敵だった。パラレルワールドの明治時代という感じの世界が舞台で、影武者の主人公が仕える相手・春宮高明親王が生まれたのが「継明40年 皇紀2567年(=明治40年)」なのでやはり時代設定はその辺りっぽい。 毎朝2人の身長を測る身体測定の儀式が雰囲気があってすごくいい。 3尺8寸6分は146.68cmらしい。調べてみたら1910年の14歳の平均身長が146.6cmなので、2人もそのぐらいの年頃かも。 コンビニで売ってた首代引受人 平田弘史かしこコンビニコミックの棚で見かけて「これぞ壮絶。」「伝説の名作に打ちのめされろ!!」等のキャッチコピーに惹かれて購入しました。いやぁ〜壮絶、壮絶。本当に壮絶でした!自分で腹をかっさばいて腹わた投げつけるシーンとかそんなんザラなんですけど劇画ってこういうのもグロいって感じにはならないですね。めっちゃ痛そうだけどシーンとしてすごくカッコよかった。「! (バーン)」とかも洒落てますね。これから平田弘史イズムを勉強していこうと思います。あと戦場で命乞いするのは武士として恥なのだと肝に銘じました…。クズで反社で超テキトーなオッサンの里帰りスーパー・バッド・ファーザー犬伏 青井たつや名無し※ネタバレを含むクチコミです。好きな人→インドの王子様!?ウランバナ 勝田文名無しお寺の隣にある花屋の娘が主人公なんだけど片思いの相手がなんとインドの王子様!ロイヤルマニアのブログ越しに近況テェックするくらいの高嶺の花だけど、実は主人公と王子様は一度だけ面識があって…。 表題作の「ウランバナ」はそんな話です。片思いの相手がインドの王子様っていう突飛さが似合っちゃうのが勝田文作品らしいなって思いました。個人的には次に収録されてる「近くの他人」が好き。ヤングユーに載ってた漫画ってどれも自分好みだな。 一人の女の子の心の葛藤。Hatch 村上かつらPom のえみの心で感じている葛藤、共感するところ多々ありました。 母親の存在ってそれほど大きいものなのかもしれません。 厳しい母であれはあるほど。籠の中にいること気づかないまま大人になってて。。 母と離れたことで見える感謝の気持ちも含め、人生って、家族ってなぁーと考えちゃいました。 気付いて一歩踏み出したのえみはすごいし、頑張ってほしいなと思う。 マンガ賞を獲ってないのが信じられない!!青い鳥~わくらば~ 村上たかしstarstarstarstarstarひさぴよこれほどの作品がどのマンガ賞にもノミネートされていない事が信じられないです。非常に重いテーマですが、人の一生とは何か、ということをあらためて自分に問い直したくなります。練られたストーリーに加えて、マンガの表現技法に関しても、もの凄いことをされているように感じました。なにぶん自分ではその凄さを伝えるには力不足なので…マンバ通信のライターのどなたか解説してくれないかと願っています。あと10歳若ければ行きたかったフィリピンではしゃぐ。 はしゃhysysk最近オンライン英会話を始めたのだが、フィリピン人の先生が多く、みんな若くて発音も綺麗。それでフィリピン自体に興味を持った。平均年齢は24歳、義務教育は13年で、2025〜30年には日本の人口を上回る勢いだそう。データや事実だけでなく、ストーリーでフィリピンのことが分かるものはないかなと探して辿り着いたのがこの作品。 著者はTOEICスコア350点の状態から留学し、半年間である程度の力がついたようだが、その様子を細かくレポートしてくれていて、かなりフィリピン留学の雰囲気が分かる内容になっている(正直もっと胡散臭いプログラムだと思っていた)。持って行ったもの、かかった費用、授業の仕組みや余暇の過ごし方など、説明的でなく彼女の青春の一部みたいな感じで描かれているのが好ましい。イラストレーターとしても活躍されているだけあって、絵が綺麗で図解が上手い。続編や他の作品も読んでみたくなった。 日本でも小学生から英語教育が始まってるし、自分ももっと英語を頑張りたい。安く学べるうちに何とかしないとな(訛りが気になるとか言ってる場合じゃなくて、確実にお前より上手いから!)。 熱量と繊細さが詰まったeスポーツ物語 #1巻応援ケッペキゲーマー あまのsogor25本作の主人公は極度の潔癖症で5年に渡り引きこもりを続けている黒田公正。 部屋から外に出られないために自分の存在を肯定することができず、そのせいで余計に外に出づらくなっているという悪循環に陥っているような状態で、彼の本棚には「強迫性障害」についての本が並んでいます。 ある日、そんな彼の家にカウンセラーがやってくるのですが、そのカウンセラー・足立は車椅子の少女だったことに黒田は驚きます。 この作品はそんな足立とのカウンセリングの中でゲームを薦められたことをきっかけに黒田が"eスポーツの世界"へと足を踏み入れていく物語です 最近にわかに増え始めている"eスポーツ"をテーマにした作品なのですが、第三者から見える世界と極度の潔癖症である黒田に見えている世界、そして"ゲームの中の世界"が全く異なる描かれ方をしていて、マンガの表現として異質な雰囲気を帯びている作品です。 さらに 、強迫性障害の描写や足立の"普通とは違う"ゲームのプレイの様子など インパクトのある描写が多く見られるのですが、それ以上に、自身の現状をなんとか変えようとする黒田がeスポーツにのめり込んでいく、その過程に強烈な熱量を秘めています。 障害というものを扱っている作品ではあるのですが、それを感じさせないほど 物語にのめり込ませてしまうエネルギーを持っている作品です。 1巻まで読了はくべきかはかざるべきか先輩、パンツはいてますか? 西島黎野愛パンツはいてるはいてないだけで、楽しくてピュアなすれ違いラブコメ成立しちゃうのがすごい。 パンツはいてるひとはいるけど男たるものパンツははかないもんだという価値観と、男も女も関係なくみんなパンツはいてるもんだけどもしかしてはいてない?という価値観がぶつかり合うことなくいい感じにすれ違ってトキメキっぽいものを生み出しています。 好きなひとのパンツ事情が気になるのが思春期ってもんですかね。俺は好きだった...K.O.マサトメ 園田辰之助マンガトリツカレ男ヤングマガジンの超有名作 古谷実の「行け!稲中卓球部」が連載して大人気だったところにはじまったジャンプのボクシング部ギャグマンガ。スタンリー・キューブリックの「時計じかけのオレンジ」のネタを入れてきたりしてジャンプっぽくないなと思っていたら終わってしまった。最後が衝撃的なマンガではあげられることはないですが、このマンガの最後もなかなか衝撃的な終わり方をしていた。 科捜研は正義の味方ではない(のかもしれない)トレース 科捜研法医研究員の追想 古賀慶さいろく主人公の抱える闇が謎としてメインストーリーに一本軸があり、準主役のヒロイン(?)がストーリー展開の細かな説明に説得力を持たせてくれていて、話がすんなり入ってきて面白い。 様々な事件が作中でも解決(というか証明)されていくのがリアルに感じられ、実際の科捜研もこうなのかなと気になってしまった。人生やり直せるならこういう真実を見る・研究するような仕事に就いてみたかったなー 「トレース」という単語は重ね合わせて見てみるという感じのニュアンスだと思うけど正に言葉通りでいいタイトルだと思う。 特殊能力なんかではなく、真実を同じ人間の力で解き明かしていくところは小並感だけど「すごい」と思わされる作品でした。ハイキューの日向?僕の仲間は異世界最強アンデッド【合本版】 鬼崎うの名無しどこかで見た設定のオンパレード。絵は綺麗だが、既視感がどうしても拭えない。中に出てくるキャラもハイキューの日向にそっくりのやつがいる。何言ってもネタバレになりそうで感想難しい烏に単は似合わない 松崎夏未 阿部智里nyaeいまイブニングで連載中の「烏は主を選ばない」を先に読んで、こっちも読んだほうが良いなと思って全4巻読みましたけど、めちゃくちゃすごい話で最高に面白かったです。ただ、どんな言葉を選んでもネタバレになってこれから読む人の邪魔になりそうなので何も言えねえ。。ってなっちゃってます。とりあえず結末どうなるかのネタバレが嫌だったら結構注意してください。もちろんここではしません。 先に読むかどうかの話でいうと、烏は主を選ばないを先に読んでいたからこそ楽しめた部分も正直ありました。というのも烏は主を選ばないの主人公「雪哉」も出てくるので、彼と若宮の関係性を知ってるとちょっと面白いです。 たぶんどっちを先に読んでも大丈夫な描き方になってるんじゃないでしょうか。わかりませんけど… 山内の東西南北それぞれの姫のうち誰が若宮の后として選ばれるのか。 姫たちのバトルロイヤル、とも言えるし、騙し騙されのサスペンス・ミステリー、とも言える…あ〜これ以上はやめておこう。でも面白いから読んでほしい。 ケベスホルダー募集少女聖典 ベスケ・デス・ケベス ルノアール兄弟アルマジロあ〜ケベスホルダーになりたい!よしながふみ作品これを読め愛すべき娘たち よしながふみ名無し昨日何食べた?や大奥のイメージが強い作家さんですがこんな素晴らしい作品も書かれていたなんて! 是非とも読んでいただきたい。 繊細な女性たちの人生の一場面が切り取られていて、しかもすごくリアルというか全員実際に身近にいそうな人ばかり。 何かすごい事故や事件が起こるわけではないのですが、どの話も起伏があって印象的な会話があってすごく、なんというか、沁みます。 一人の女性が苦悩して、でも色々行動した結果一つの結論に行き着く様がすごく綺麗に繊細に書き表されてる気がします。 好きな一冊でした。30年ぶりの再単行本化!!岩泉舞作品集 MY LITTLE PLANET 岩泉舞名無し30年前のジャンプにすでに鬼滅の刃っぽい作品があったんだよ!というきたがわ翔先生のツイートがバズっていたのは自分もタイムラインを見ながら「へ〜」と思っていたのですが、これをきっかけに再単行本化までされるなんて当時のことを何も知らなくてもなんだか胸が熱くなりますね。 https://twitter.com/kitagawa_sho/status/1247237390113988608 漫画図書館Zって連ちゃんパパでも話題になりましたが埋もれている面白い作品がたくさんあるんですね。そういうのをどんどん再発掘して紙で読めるようにしてもらえるって本当にありがたい…。ちなみに自分は恥ずかしながら鬼滅の刃を読んでいないので「たとえ火の中」が鬼滅っぽいのかどうかはよく分からなかったです。高橋留美子先生っぽいかな〜ってのは感じたけど。 どの作品を読んでも作者さんの人柄の良さがにじみ出てて自分の好きな少年漫画はこういうのだなって思いました。描き下ろし新作「MY LITTLE PLANET」も絵柄はだいぶ進化してたけど芯にあるものは一緒な気がする。変わらず漫画も上手いしどこかで描いて発表したりもしていたのかも。 「自慰したら死ぬ」!?ハセガワMの新作サイコホラーイキ死ニ 令和少女狂奇譚 ハセガワM名無し※ネタバレを含むクチコミです。ネオ可愛い定番ラブコメ本気出せばお前殺せる 屋根裏シスコ野愛私はこの連載を楽しみに生きるよ、と宣言しておきたい。 今の時流と気分にジャストフィットするネオ可愛い定番ラブコメがここにある。 主人公の桜子は清楚可憐な女子大生。親の計らいで毎週のようにお見合いをさせられている。 そんなんクソくらえとばかりに筋トレを重ね、可愛いお洋服の下には筋骨隆々の身体。本気出せばお前なんて殺せるんだよ、というマインドで生きている。 控えめで可愛い女じゃないと女じゃないんでしょ? スマートで頼り甲斐がある男じゃないと男じゃないんでしょ? わかってもらえないから愛してもらえないから、自分を偽る。偽った自分しか見てもらえないから余計に孤独になる。 でも、隠してた本当の自分を出してみたら案外受け入れてもらえるのかもしれない。 守ってくれる女の子もいいよね、守りたくなる男の子もいいよね。かわいいもかっこいいもいろんな形があっていいよね。 コミカルなストーリーだけど、そんなメッセージ性を感じる。 桜子とトオルがありのままの自分で幸せになってくれることに期待しながら次の話を待ちたいと思います。事故は起こるさ…アクシデンツ 山田貴敏starstarstarstarstarひさぴよ『Dr.コトー診療所』の山田貴敏先生が90年代に少年サンデーで連載していた、あらゆる事故の原因を解明しようとするヒューマンドラマ。 主人公・鯨樹雄(通称クジラ)は内閣官房特命調査官という役職につき、普段はおもちゃの修理屋を営むオッサン。ひとたび大きな事故がおきると現場に駆けつけ、その調査能力で予想外の真実を導き出していくというのが基本ストーリーです。 https://websunday.net/museum/no40/img/page12.gif 題材としては非常に地味なものでしたが、乗り物事故、自然災害事故、毎回さまざまな危険な事故現場が描かれています。中にはちょっと現実離れした設定もあって、リアリティ不足が気になってしまう部分もあります。 話の終わりには必ず「事故調査報告書」なるものが出てきて一区切りついて、別の事故の話に変わります。この内容で12巻もあるので一度に全部読み通すのは疲れますね。思い切って途中の巻で好きな話だけ読むのもアリです。 主人公クジラとヒロイン柊のキャラクターは抜群にいいコンビで、家族のような恋人のようなすごく良い関係。柊って妙に気になる存在で、クジラと並ぶと子どもみたいに見えるのだけど、話によって大人っぽくなったり見た目の印象がコロコロと変わり、ほとんど同一人物には見えない回もありました。クジラとは家族みたいな関係で恋人でもなかったけど、作品になくてはならない不思議な存在でした。 タンスの引き出しがトラウマになるホラーヒキ 南国ばなな名無し※ネタバレを含むクチコミです。少女漫画スピリットはここにある呪い子の召使い 柴宮幸天沢聖司ebookjapanマンガ大賞のなかに知らない作品があったので読んでみたら納得の面白さでした! 絵がとにかく綺麗…!!少女漫画の醍醐味はお花とドレスと髪の毛だなぁと思い出させてくれます。 1巻での素晴らしいキスシーンも、2巻の氷漬けの少女のシーンも少女漫画らしいファンタジー全開でウヒョ〜!!という感じ。 ロマンチックなシーンをこれでもかと華やかに煌びやかに演出する。古き良き少女漫画スピリットはここに生きていたんですね…! レネの天井知らずの包容力に思わずバブりたくなる。 王子の顔面の美しさと健気さに拝みたくなる。 ありがたい……いつまでも箱で推させてくれ。 美しい絵と、美しい主従の絆に反し、悪役はやることがまあ〜エグくてそのギャップも最高です。ほんとに読んでよかった。 https://ebookjapan.yahoo.co.jp/content/ebookjapan_award.html<<284285286287288>>
※ネタバレを含むクチコミです。