見えているところだけがその人じゃない
良き家柄、可憐な容姿、控えめな性格。 大学一年生の倉橋桜子。 普段から、彼女自身でなく、彼女の見た目だけを判断して声をかけてくる人々ばかりで、うんざりとする日々。 ところが、そうではない対応をしてくれる男性が現れて、桜子は少しずつ勇気を出して本心をさらけ出せるように。 正統派恋愛漫画とみせかけて、中身は筋肉は裏切らない系マンガ。 清楚な見た目も、鍛え抜いた筋肉も、自分のための武装手段の一つ。 かっこいい! 出会った女性の良い面を偏見なく見られるのは、桜子の育ちが理由だろうか。それともなりたい自分があるからだろうか。 男に対しては容赦なく切り捨てるのに、女に対してはフォローアップがしっかりしており、その人の良い面をめちゃくちゃ褒め抜く。 気がついたら筋トレ筋トレした行動になっているけど、めちゃくちゃ良い子なんだろうなあ。 お母様が強すぎるのは桜子と同じような理由なんだろうか。 読んでいるうちに伏線回収されるといいな。 2巻完結の漫画です。