完結したマンガの感想・レビュー16087件<<276277278279280>>面白い!からかい上手の高木さん 山本崇一朗えいた友だちに勧められたので読んでみた。高木さんという女生徒が同級生の西片くんをずっとからかう話。 たまに際どいからかいがあったり、いつも学校から一緒に帰るところが好きです。 からかう高木さんもかわいいし、からかわれたときの西片の反応もかわいい。誰も並んでないのである!本当にあった怖い話 サイン会0人全真相 徳光康之名無し「サイン会0人」がこれほど似合う男はいないだろうし、ネタにできる徳光康之はやはりタダ者ではない。本人には悲劇でも、周りにとっては最高の喜劇であることを体現している。表紙のなんとも言えない表情が素敵。ロリ孤独のグルメろりめし 猫間ことみつ野愛ろりめしとはロンリーめしのことであり、決して読むのをためらうような漫画ではないのです。 小学生の女の子しいなちゃんが、お昼休みにひとりでランチを楽しむお話。いわばロリ孤独のグルメです。 官庁の食堂や居酒屋、時には鰻屋さんにまでひとりで行けちゃうしいなちゃん。 働き盛りのサラリーマンと同じ量を食べ、さくら水産ではしっかりおかわりしちゃうしいなちゃん。まじかっけえ。 無理してブラックコーヒーを飲んでみたり、パンダさん大好きだったり年相応の一面があるところはかわいいです。 見たことないもの食べたことないものはお高いものは出てこないので、実はめちゃくちゃ読みやすい飯漫画だと思います。 小学生の女の子がひとりでごはん食べてるんだし、って入ったことないごはん屋さんに気軽に入れそうな気がします。これを「不倫漫画」とは呼べないうきわ ー友達以上、不倫未満ー 野村宗弘nyae※ネタバレを含むクチコミです。 創作物が人を犯罪に駆り立てることはあるのか? #完結応援ライトノベル なるしまゆり名無し見立て殺人と言われるような神話や物語をなぞる形で行われる連続殺人、サスペンスやミステリーでは定番のネタです。 本作はそこから一歩進み、定期的に槍玉に上がる「ゲーム・アニメ・マンガを嗜んでると現実と区別がつかなくなって罪を犯す」的な議論がテーマのひとつになっています。 自身の創作物が人を傷つけることに繋がってしまうのか、創作物が殺意を喚起することはあるのか、その時作者に罪はあるのか…。 創作論を問いながら事件の犯人と謎を追うミステリーが展開していきます。 抽象的なテーマと断定しきらないキャラが多いのでわかりづらいところもありますが、軽妙な語り口で切れ味鋭いセリフが飛び出してくる時はゾワッとします。常に緊迫感が漂っているタイプの作品でした。 小説、漫画、映画とか物語を作る人に読んでみてほしいですね。メタ的な要素が楽しめるはず…。レポ漫画なんだけど…みやこウォッチ~金沢独日記~ 銅☆萬福さいろく金沢のレポ漫画、というところがディープですよね!っていうわけじゃなくて、ノリが独特すぎて正直ちょっとどうなんだこれ。 ヤンジャンで連載してたのか… みやこダッシュという名前の自分が作り出した影の自分をお供に金沢をレポートしていく漫画なのだが、正直レポートはほとんど出来てない。 書いてはあるのかもしれないけど魅力を伝えようという意味では成功していない気がする。 起承転結も弱いし、本来黒い部分担当のはずのみやこダッシュはずっとサポート・フォローに回っているぐらい本体がダメ女で見ててイライラするという… でも不思議と読んじゃうのがレポ漫画なのかもしれない(あともしかしたら1回ぐらいいい感じの内容で納得させてくれるかもしれないという期待を込めて次を読んでしまうのかもしれない) 決してつまらなかったりはしないんだけど、すごくなんというか腑に落ちないところがある、1巻序盤は特にそういう感じで始まるのだが、金沢に慣れてきたのか1巻後半からはちゃんとレポ出来てきている。編集さんにアドバイスでもされたのかもw そもそもは銅☆萬福センセの線がスキだったのが読み始めたキッカケだった(Twitterとかにあげてるてきとーな漫画がスキ)ので、単行本を探したらこれともう一つしかなかったのでレポ漫画の方を先に手を出してみたのだけど、なんだかんだ3巻まで買ってしまうのであった。プロレスと一切接点を…プロレススーパースター列伝 梶原一騎 原田久仁信名無しプロレスと一切接点を持たずに生きてきたアラサーの平成生まれが1巻を読みながら思ったことメモです。知り合いが読んでたので気になって読んでみました。 ……… 1話 表紙めくってすぐ出てくる扉絵の猪木の横顔草 タイガーマスクより段違いに読みやすいけど、1話目からデカパンみたいな黒人のずんぐりしたおっさんとは タイガーマスクといい悪役レスラー金的しすぎでは?あぶな 突然の猪木解説草 「わたしがあいたかったのは作家ではなく、空手界の大物としてのミスター・カジワラだった」 いきなりの作者登場すげえ 「ランチをおごっただけで半生を語ってくれた」 「ユーとカラテのめぐりあいを話してくれないか?」 マジで突然何が起こってるんや… 2話 観客が黒人レスラーのブッチャーを平然と「二グロ野郎」呼ばわりするのビビる… 「サンキュー・ベリマッチ!!」ジワジワくるのすこ 「ガマ電話オテナは大山倍達の20年来の親友」 マジどこからどこまで本当で嘘なのか微塵もわからん 3話 「パンチで殴るのは反則だが突きはオーケー」は正しそう 巻き藁で貫手の練習をするブッチャー 「指がくだけてもいいとこみせにゃ……」いきなり弟子力高いムーブをするブッチャーかわE 小石炒飯wwwwスピードがあれば熱さを感じないww 4話 「ああ、人間は信じられねえ!」のブッチャーいい顔してる… 5話 「アトミック・ボムズ・アウェー!!」 「千ドル……ステーキ!」😭 カール・ゴッチさんは実在してそう 今更だけど「レスラーは本物(実在)するけど、ストーリーがフィクション」という解釈であってる?猪木さんが言ってることは本当なんだろうか… 6話 大木さんのパイナップルみたいな帽子なんなの?🍍 「鉄柱に叩きつける頭脳作戦」 いうほど頭脳作戦か…??どちらかというと「頭脳作戦(物理)」じゃねえか 普通にブッチャー死んだかと思って心配しちゃった 7話 奥さんへのお土産に日本人形はセンスねえな…ありがた迷惑 普通にブッチャー可哀想……でも日本人形買うような男だしな… 「こんなにオデコもキズだらけになってるときに」草 8話 白人プロモーターも惚れるブッチャーさんのガッツ 「ゼニになればどこへでもいきますぜ」すこ ケージ・デスマッチからの「おばけカボチャ!! 人間空母、デブ世界一!!」で大草原 275kgはやばい 9話 そのオーバーオール絶対1人で着れないでしょ ブッチャー「頭にくるクソデブめ!!」草 また金的かよ そうか…突きの弱点は分厚い脂肪なんだな 肉弾重爆撃の落下エネルギーを使った首への突き 「ファイトさえありゃ、世のなかなんとかなるもんだぜ〜〜ッ!!」かっけえ… 「ファイト・マネーはヒフティティー・ヒフティーが条件だ!」 ヒフティーは草 ……… タイガーマスクと比べると漫画の技術が進化してて格段に読みやすい。 どこまで本当なのか全く判断できないとこが最高に面白い。 すでに1巻で小石炒飯なんておもしれー修行出てきたんだから続きは絶対面白いじゃん。気になる。 全3巻というのが勿体無い概念ドロボウ 田中一行starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男アフタヌーンでの連載中になんとなく読んでいたがちょっと内容が複雑だったのでちゃんと理解できているかわからなかったので今回まとめて読んでみた。タイトル通り「概念を盗む」犯罪者と対決で雰囲気ととしては「魔人探偵脳噛ネウロ」っぽさを感じた。個人的にはもっと続いてもっと特殊な概念の犯罪者に登場してほしかった傘寿まりこ面白かった傘寿まり子 おざわゆき名無し息子夫婦、孫夫婦と同居していたけれど、ちょっとうまくいかなくなったりして独立を決意。 最初はホテルとかネットカフェに泊まってホームレス生活を送っていたりしてるけど、それが逆に刺激になって仕事の執筆業が捗るみたいなことも起こったり。 80から人生リスタートというテイストで結構励まされたりするんだけど、年齢による障害が随所で出てきてそこらへんも面白い🚀🎾大坂なおみ選手が天下一のスペーステニス・プレーヤーを目指す!!アンライバルド NAOMI天下一 上北ふたご 水野タマ 大坂まり天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 ダークファンタジー、だけどほのぼの日常系。 #1巻応援ヨルとクロ 雨沢もっけsogor25この作品はカフス国という国で時計やを営んでいるヨルという青年と、彼と一緒に暮らす少女・クロの日常を描く物語です。 呪われた一族に生まれたヨルは真っ黒な毛むくじゃらの見た目をしており、その見た目のせいで辛い思いもたくさんしてきたのですが、今は優しい住人に囲まれ穏やかに過ごしています。 また、クロのほうも出生に秘密を持っていて、雪の中で血まみれで倒れているところをヨルに助けられ、それをきっかけにヨルの元で暮らしているという経緯があります 作者のあとがきにもある通り「人間だけど人間じゃない」2人を主人公にしたダークファンタジーの形式を取りつつ、実際に描かれているのはほのぼのとした日常という不思議な読み口の作品です。 1巻まで読了花沢健吾作品の中で一番好きルサンチマン 花沢健吾starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『アイアムアヒーロー』『ボーイズ・オン・ザ・ラン』が有名な花沢健吾だが、個人的には『ルサンチマン』が一番読むべき名作だと思っている。 2015年、町の印刷工場で働く主人公・拓郎、30歳が目前に迫りくるブサイクで、デブで、ハゲで、金もなく、童貞で・・と挙げればキリが無い情けないダメ男。誕生日についに現実の女を捨てVRギャルゲーに走るが、偶然にも手に取ったソフトは存在することすら怪しかった知る人ぞ知る都市伝説級のものだった・・。 実際に第一巻の発売が2004年で、約10年後の未来の姿として2015年を描いている今作。 現実の僕たちからしたら三年も前だがこれがなかなかにちょうどいい近未来感でたまらない。 過去に描かれた未来像って大好きなんですよね。 映画だと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「her 世界でひとつの彼女」だったり漫画だと「ドラえもん」や「ぼくらのよあけ」だったり身近な部分を描く近未来SFものはだいたい好き。 あの未来に追いついた、追いつきたい、みたいな。 2004年当時はVRなんて想像だにしていなかったものが描かれているし、ゲームに合わせて全身で体感せきるようなボディスーツや、それに連動した電動のTENGAのようなものも出てきてワクワクするガジェット感! 今読めば普通にあるよねって感じだけどそれでもそこを描いた漫画はまだあまりないはず。 打ち切りだったこともあるだろうけど、壮大な内容ながら全4巻にぎゅっと詰まってるし、現実と仮想現実の対比、ゲームの中に引きこもる社会問題、恋愛模様などなどいろんな側面を描いている。 最終話も読者が好きなところをくすぐってくるけど、何もない、というのが最高。 現実、何かありそうで無いのがたまらなく現実でいいのだ。プロレスと一切接点を…タイガーマスク 梶原一騎 辻なおき名無しプロレスと一切接点を持たずに生きてきたアラサーの平成生まれが1巻を読みながら思ったことのメモ。タイガーマスクって親世代にとっては常識みたいな作品でどんなんなんだろうとずっと気になってたので読んでみました。 ……… 物語は1967年のアメリカからスタート 子供向けに描いているためかひらがながやたら多く簡単な漢字しか出てこない まだリモコンがない頃のテレビとか割れた窓ガラスをくっつけるテープとかに時代を感じる 「対戦相手の腹の上でゴーゴーを踊る」とか「猪木とのタッグマッチ中に頑張ってる猪木を尻目にロープの上で昼寝」とか最高すぎる タイガーマスクってゴリゴリのヒールだったんだなー 虎の穴の訓練ヤバすぎて大好き ・五年半の間に2/3が死亡 ・コールタールと重油のプールで50メートルの力泳 ・猛獣との格闘 ヘタレを装って同士討ちさせるタイガーマスクさんかっこいい 説明セリフを言いすぎなのが気になる…モノローグですら説明してて違和感。これも子供向けに書いてるせい? 会場に置いてあるテーブルが足まで木製なのなんかすごい 台所のテーブルみたい ブラック=バイソンのビール瓶手刀で切ってワイングラスみたいにして飲むの最高すぎる ブラック=バイソンvsタイガーマスク 【使用した技】 ブラック=バイソン ・急所蹴り ・メリケンサック ・首締め タイガーマスク 噛みつき つま先蹴り 1巻から戦いがダーティすぎる …… 漫画の書き方がとにかく古くて読むのがすごく疲れた。 タイガーマスクが清々しいほどのヒールなのは今読んでも面白い。 けどとにかく疲れたので全部読める気がしない。 引っ越してきた新しい町での奇妙な青春【最新話の感想】GLITCH - グリッチ - シマ・シンヤ名無し※ネタバレを含むクチコミです。読み返してみたけど…私の好きな週末 三好銀starstarstarstar_borderstar_borderかしこ何年か前にジャケ買いした「私の好きな週末」を読み返してみました。買った当時も読んだのですが自分の中で面白いと思えるまで消化することが出来なくて。でも最近「いるのにいない日曜日」を読んだらすごく自分好みな作品だったし、世界観のヒントを掴めた気がしたので、今読んだら楽しめるかもと思ったのですがやっぱりまだ難しかったです。「もう体脂肪率なんて知らない」と「海辺へ行く道」も読んでから再チャレンジしてみようと思います。絶対に好きにさせてくる幼馴染幽霊との戦い #1巻応援幽霊になったからパンツ見せてもバレないよね!? ゆとりーぬANAGUMA個人的な2021年度上半期そうはならんやろタイトル賞受賞作品です。 幽霊になってしまった魂野こわたちゃん、恋の未練をはらすため幼馴染の健太にここぞとばかりにパンツ見せたり猛アピール開始!!(豪速球すぎる) 一方の健太も満更でもないのですが、魂野ちゃんを好きになると成仏して一緒にいられなくなってしまうので絶対に好きになるわけにはいかないという旨の業を背負うことになります。でももう好きじゃん、それは!!! 別れのときがいつか来るのかなと思うと切なくなっちゃいますが、それを感じさせないくらいいつもアホ明るくてカワイイのがよいです。 「結ばれてほしいけど結ばれてほしくね〜!」って一生言い続けたいですね。 鬼爆コンビの中学時代編だよBAD COMPANY 藤沢とおるstarstarstarstarstarウマタロ湘南純愛組!鬼爆コンビの中学時代の過去を描いた短編。「GTO」は知ってるけど「湘南純愛組!」は怖そうだから読んでないって人におすすめしたい。本編で語られている中学時代の設定と違い、仲良し不良グループの青春が中心にあるので怖い雰囲気はだいぶマイルドになっている。藤沢とおる先生が理想とする不良の青春が投影されてるそうで、あとがきでは「湘南純愛組!」より「BAD COMPANY」の方がお気に入り、と書かれていた。個人的に湘南後期、BADCOMPANY、GTOの初期までは藤沢とおる先生の黄金期だと思っていて、一番ノリに乗って面白い漫画を描いてたと思う。誰も気付かないようなコマの片隅にまでギャグを差し込むなど、細かいところまでサービス精神が旺盛だった。ちなみに、おまけとして作者ロングインタビューも収録されていて今読むと結構面白い。過去の苦労話や、自身のヤンキー観など、意外と知られてない事実も多い。他所の大手出版社の暴露話も書いてあるのだが、なかなか凄い話が書かれていて苦笑した。ハナちゃん小学生になる。まんまるポタジェII あいざわ遥Pom ※ネタバレを含むクチコミです。表題作以外もすごかったイグアナの娘 萩尾望都名無し超有名な表題作が面白いのはもちろんなんですが、それ以外の短編ももれなくすべて面白かった。 親と子という関係を描く中で、親は大人だからと言って心まで大人になりきれているとは限らないんだなと思える表現が多い短編集だった印象。 そんな中でも異彩を放っていたのが「学校へいくクスリ」。かなりSF色が強めで、作者の遊び心も見えて、何を伝えたかったのかはよく分からなかったけど読んでて楽しい一作でした。 厳しいかなあ……クーロンズ・ボール・パレード 福井あしび 鎌田幹康neko※ネタバレを含むクチコミです。タイトルは男性向けっ…サブスク彼女 山本中学大トロタイトルは男性向けっぽいけど若い女性向けな内容です! シリアスすぎない心理描写が◎楽しくてかわいい宅飲みのお話たくのみ。 火野遥人野愛女子4人がシェアハウスでただただお酒を飲むだけのお話。 文句とか愚痴なんて一切ない、ひたすら平和で楽しくかわいい。こういう世界でお酒を飲みたい…! 女の子がお酒飲んでるところを見ているだけでももちろん楽しいけれど、登場するお酒とおつまみも多種多様で楽しいです。 甘いのもお洒落なのも定番のビールや焼酎も、なんでも美味しく楽しく紹介してくれるので「今度これ飲んでみよ」って思えます。 4人と一緒に宅飲みしたい…! 色んな作品の着想源になっていそう魔獣戦線 石川賢名無し『ゲッターロボアーク』がアニメ化したり『ゴジラVSコング』で地球空洞説が取り上げられたり『エヴァンゲリオン』が完結したりFGO7章のアニメをようやく見たりなど、巡り合わせがいくつか重なって本作を手に取りました。 迫力ある魔獣のデザイン、バイオレンスな復讐譚など普遍的な魅力が詰まっていて数多くの作品に影響を与えた理由が一発で理解できるパワフルな作品です。 後世への影響という点に絞ると、やはり一番の見所は聖書をモチーフとした神話の再構成にあるかと思います。13人の使徒、箱舟計画、人類のアップデート、母親の守護、父と息子の対立…などなど25年間親しまれてきたエヴァの題材がさらにその20年前に大方まとめられていたのは素直に感動しました。 FGO7章の話で影響源としてよく名前が上がるのは同じく庵野監督の『シン・ゴジラ』ですが「絶対魔獣戦線」という章タイトルに本作へのオマージュが捧げられていています。 『魔獣戦線』→『エヴァ』→『シン・ゴジラ』→『絶対魔獣戦線』と自分の好きな作品に流れているエッセンスが繋がっていると思うとなんだか嬉しくなってしまいました(乱暴ですが)。 クライマックスで満を持して巨大な神の尖兵イブとアダムが現出し、一体どうなるのかと思っていたら出てきたところで最終回というのもパワフル。そんなことって…と呆気に取られたのですが『エヴァ』も大概そういう決着が多かったかもしれんと妙に腑に落ちたり。 本作そのものの面白さはもちろん、読めば他の作品ももっと楽しめるようになると思います。今読んでよかったです!(でもちゃんと完結はしてほしかった…)リアルタイムで読みたかった #完結応援龍神沼 石ノ森章太郎名無しマンバ通信の記事で知った作品。最近山田五郎が配信のなかで「龍神沼は石ノ森章太郎先生の少女漫画時代の隠れた名作」と言っていたので読んでみた。 東京から田舎に来た少年が美しい龍神様にひと目会い別れる…という儚く美しいストーリーが、これまた美しい筆致で描かれていて素晴らしかった。これを19歳で描いたなんて信じられない。 「少女モノらしくない少女モノを描きたかった」 「高校時代から温めていた大長編作品で、上京後で“青春ド真ン中”の1957年に描いたもの」 という文章を読み、この作品は生まれるべくして生まれたんだな…と納得した。 巻末に収録されている石ノ森先生のコメントはどれもいいが、 「マンガというものは、性別や年齢に限定される読まれるべきものである、というのが信念だった」 という一文が特にいい。 リアルタイムに読めたらどれだけ感動しただろうか……。 物凄く美しい作品だったけど、これを心の奥で少しでも「(なんだ…こんなもんか…)」と思ってしまったことが悲しい。 (AKIRAやスター・ウォーズの凄さがわからないってこんな気持ちなのかもしれない) 今まで自分が読んできた全ての少女漫画はこの名作があってのもので、2021年の読者が「当たり前」「普通」と感じるような作品を1957年に描き上げているという「とんでもなさ」をしっかり理解して噛み締めたい。<<276277278279280>>
友だちに勧められたので読んでみた。高木さんという女生徒が同級生の西片くんをずっとからかう話。 たまに際どいからかいがあったり、いつも学校から一緒に帰るところが好きです。 からかう高木さんもかわいいし、からかわれたときの西片の反応もかわいい。