完結したマンガの感想・レビュー16088件<<256257258259260>>水族館に行きたくなる水族カンパニー! イシイ渡名無しあらすじでコメディと称されて、それはその通りで楽しいですが、取材に基づく水族館の裏側が真面目に描かれています。 話が進むほど質がより上がって、ネタもまだありそうなので、もう少し続いて欲しかったとは思いつつも、逆に言えば5巻以内でダレることなくちゃんと完結しているお仕事系の良作だと思います。誰派?で初めて議論した作品いちご100% モノクロ版 河下水希六文銭懐かしさのあまり再読。 いつ読んでも青春時代の甘酸っぱさを思い出します。 誰派で、喧々諤々の議論のはてに絶縁までした奴がいたなぁと思い返すと、今思えばそれだけお熱を出したのは後にも先にも本作だったと痛感します。 この手の作品は主人公ハーレムものになって、女性キャラがあれよあれよと増えていきますが、それでも本作に登場する女性キャラはみんな違ってみんな魅力的です。 元気いっぱいのどストレート「北大路 さつき」 放っておけない妹キャラ「南戸 唯」 毒舌ツンデレ後輩「外村 美鈴」 ひたすら妄想ドジっ子「向井 こずえ」 そして絶対的なヒロインとして君臨する「東城 綾」と「西野つかさ」 こうして、書くと東西南北になって、東條と西野は東西。 すなわち天下分け目の関ヶ原ですね。 ちなみに、私は東城派でした。 なので、当時、最終回はショックでしたよ。 関ヶ原同様、東軍じゃないのかよ、と。 単純に黒髪ロングが好きなのもありますが、 一途に思い続けているのに、ちょっとそれっぽくなっている時もあったのに、最後の最後でこれか~とショックを受けました。 ん十年経った今。 大人になって酸いも甘いも色々経験して、再度読み直したら・・・まぁ、多少ダメージは・・・ 否! やっぱりショックでした! 受け入れられない! そして、全然、成長していない!! 報われないヒロインが推しだと、なんとも悲しい気持ちになりますね。 ロスとはちょっと違う、 あの後一人でどうなっちゃうんだろう とか想像すると切なすぎる! でもね、だからこそ、俺たちの「東城綾」は、いつまでも輝き続けていると思うんです。 あんな奴のかわりに、俺たちがついているんだと思えるんです。 そう思えば、すこし救われる気がします。 などと、訳のわからないキモイ感想をもちました! なんにせよ、ハーレムものとして最後、濁さず、誤魔化さず、ビシッと決めたのは好感触です。 どんな選択であれ、読者としては主人公の決断をみたいと思うので。 ずっと青春を思い出させてくれる作品だと思います。 60になっても同じように思えたらいいなぁ。偶然手にした力が意味するものはDESTRA -デストラ- 本田優貴六文銭本田優貴先生は「東京闇虫」「ただ離婚してないだけ」「あたらしい結婚生活」など、現実よりな話が多かったですが、本作はファンタジーっぽい作品。 だけど、これも安定の面白さです。 いじめにより、家に放火までされ家族を亡くした神木と 神木と同じ中学出身で彼らにイキっているが、実際はショボくて、酷いイジメにあっていた先輩・富沢。 このW主人公?ですすむ話。 富澤が、昔いじめられていた相手に拉致られ山奥に捨てられた後、 そこで木のような謎の物体に飲み込まれて不思議な能力を手にする。 そして、うまく制御できないことで、その能力(手からビームがでると自称している)により、前述のいじめられていた相手を、偶然にも、殺害してしまったことから物語が始まります。 そこから、似たような特殊能力をもつ集団が富沢を狙ってきて・・・という展開。 その集団は、国家から秘密裏に組織された集団のようですが、目的や狙いが何なのかは今のところわからず、ただ、こういう暗躍している感じワクワクしますね。 しかも、3巻では、その組織も内部分裂しそうで、二重三重に張り巡らされたスリリングな展開に目が離せないです。 また、二人の主人公も対比的で面白い。 一見まともそうに見えるが、世の中には生きる価値がなく、そういう人間を殺しても問題ないと豪語する、神木。 復讐のため、富沢のような能力を求めて奔走します。 一方、リーゼントの風貌とイキリちらしている様子とは裏腹に根は優しいのか、特殊能力で殺してしまったことを悩んで自首しようとする富沢。 能力も、誰かを守るためにしか使っていない。 (前述の、いじめ相手を殺してしまったのも、神木を守るため) 建前上親友となっておりますが、微妙に噛み合っていない二人の価値観が今後の展開に影響しそうで、最後二人は闘うのかな?とか予想するだけで面白いです。 上述しましたが、3巻に入って組織内部で反乱がおき、大きく動き出してきた感じで、4巻も楽しみになってきました。 神木も能力を手に入れるのだろうか?期待です。"なりたい自分"になるため頑張る女子大生 #1巻応援強ガール 朝比奈ショウsogor25黒髪のストレートヘアに金のメッシュを入れ、大きなピアスや派手なファッションを身にまとう、見るからに"強い"雰囲気の女子大生・神崎雪。 だけど彼女はそんな見た目とは裏腹に、大学で友達ができないことを気にしていました。 この作品はそんな彼女の大学生活を描く作品です。 自分が憧れている"強い女性"になれるように、好きなファッションを着こなしたり普段からクールに振る舞おうと努力したりという「外から見た」雪の姿と、友達を作りたいけど自分から声を掛けることはなかなかできないという彼女の「内面」、そのギャップがすごく人間味があって魅力的です。 いんな悩みをいろんな悩みを抱えながらも自分らしく生きようとする雪の様子に共感できて、素直に彼女のことを応援したくなる作品です。 1巻まで読了 パンツと一緒に価値観も取り替えましょうおっさんのパンツがなんだっていいじゃないか! 練馬ジム野愛実際に沖田のような偏見で凝り固まった人間がこの作品を読むかどうかはさておき、常識アップデートのハウツー漫画として素晴らしい作品だと思います。もちろん漫画としても面白いです。 主人公は、男は男らしく女は女らしく、仕事終わりの飲み会は必要不可欠なコミュニケーション!みたいな思想のアラフィフサラリーマン・沖田。 引きこもりの息子、なんだか冷たい妻と娘、男性用ブラジャーをつけた部下など、どいつもこいつも何を考えているんだか…という日々の中、ゲイの青年・大地と出会い自らの凝り固まった価値観をアップデートさせていくというストーリー。 実際に自分の近くにこんな人がいたら即心を閉ざしてしまうけど、息子の気持ちを理解したいと奮闘する沖田がだんだん愛おしく思えてきます。 沖田を見ていると、今まで出会ってきた愚かな人間たちも古い価値観に縛られた被害者なのかなあ…と許せるような気さえしてきます。 タイトルにもあるように性自認や性的指向なんて、パンツと同じようなもの。何を履いたって、誰を好きだって、自由でいいじゃないか。 大地との交流を通して自らをアップデートしていく沖田の姿はとても眩しいです。いくつになっても人は変われるし学べるんですよね。 より多くの人に読んでほしい、何か気づかされる部分がきっとあるはずです。原作を読んで欲しい漫画 君たちはどう生きるか 羽賀翔一 吉野源三郎名無し原作と比較すると省略や改変があるのですが、原作そのままだと思って漫画を読んだだけの人からツッコまれてる一面にはリバイバル的に有名になった反面、複雑な気持ちになります。 おじさんの語りかけは原作から抜粋した文面コピペ状態ですし、画力は低めのため漫画版であえて読む意味があるのか正直疑問です。 もともと原作の分量が多くないのと漫画版作者が挿絵担当している版も出ているので、本作を読むならそちらを薦めます。相変わらず素晴らしいの一言ときめきのいけにえ うぐいす祥子starstarstarstarstarマンガトリツカレ男うぐいす祥子の描くラブコメ?は長編の「死人の声をきくがよい」をはじめ短編も含めて全て面白い。主人公神業寺マリといいちょっとどころからかなり抜けている花水木シゲル、クレイジーすぎる弟、主人公の友達、ライバル、お手伝いさん、残酷描写も含めてすごい良い内容だった。この人の描く主人公のライバルや友達の性格がいつもいい。この人のマンガは毎回単行本を発売日の朝に本屋に行って買うくらい好き 大きな謎を残しつつ終わった...ヒメタク 細野不二彦starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男関東近郊Z県にあるタクシー会社に主人公の矢野陽芽が新人として入るところから始まる。基本は人情路線で話は進んでいくのですが、なぜ矢野陽芽が荒んだタクシー会社に入社したのか、華麗なドライビングテクニックはどこで覚えたのかと色々な謎が各所にあるのですが、その謎はほとんど解明されないまま終わった。「電波の城」ぐらい壮大な話になりそうな気もしてたんだけどね...食欲の秋は、思い出食堂シリーズを読もう夫婦めし 木村直巳 香川まさひとstarstarstarstarstarひさぴよ食欲の秋になると少年画報社の「思い出食堂シリーズ」でも読もうかなあ、という気分になる。どの作品もお手軽で読みやすいのだ。しかし一方で少し物足りなさを感じる時もある。そんな人におすすめなのが「夫婦めし」。「監察医朝顔」の原作・作画コンビによる本格派な漫画である。 (本格派=ビッグコミックに載ってそうなという意味で) 訪れた土地で、夫婦漫才の仕事終わりに名物を楽しむ夫婦が微笑ましく、夫・幸夫は妻・幸子の豹変ぶりに振り回されながらも幸せそうなこと。 料理のお供にちょうど良い感じの人情ドラマが添えられていて構成も上手いし、木村直巳先生の作画は円熟味があり真心が伝わってくる絵である。 若い人から見たら、レトロな雰囲気の昭和漫画に見えるかもだけど、読めば美味しく幸せな気持ちになれる、旅情に溢れた作品だと思う。 続きの2巻を出してくれるのを待ってます。漫画史上に残る最終回!!セーラーエース しげの秀一名無し週刊ヤングマガジンで「高嶺の花」終了後に連載開始された“しげの秀一”先生の力作が「セーラーエース」です。 しげの先生といえば勿論「バリバリ伝説」「頭文字D」が代表作として知られていますが、中ヒットした「DO-P-KAN」以来の青春群像劇を手掛けたことで注目された作品です。 主人公“桜木繭”のソフトボールにかける情熱とモデルの姉へのコンプレックス、そしてJkならではの葛藤を中心に物語は描かれていきます。 しげの先生が『MFゴースト』の新連載に携わるため全6巻と比較的短く物語は終了していますが、ヤンマガ連載時に度肝を抜いた最終回で物語は幕を閉じました。 漫画史に残る終わり方として、最終回は特に必見です。 チア(リーディング)について概要を掴むには良い作品ゴーゴーダイナマイツ 小池定路名無し四コマ形式ですが、変なギャグに走ることなく、理論を交えて地に足付いたチアリーディングを描くスタンダードな作風には好感が持てました。 メンバーの掘り下げ以外に弱小野球部についても描こうとしたのが脱線に感じたり、練習が多く観衆前での実演が遅く少なかったのが連載だとなおさら苦しい作者も認める打ち切り要因だった気はしますが。 それでも最終三巻での演技シーンには溜めが効いた感動があって、一区切りは付けて終わっているので読後感はまずまず良かったです。多治見で母と陶芸と出会う #1巻応援やくならマグカップも こみからいず! 梶原おさむあうしぃ@カワイイマンガ舞台は岐阜県多治見市。亡き母の実家に父と越してきた高一の女子は、クラスメイトに誘われて陶芸部に入る。そこはかつて、母がいた場所だった……。 1巻では美濃焼で有名な多治見市をあちこち移動し紹介しながら、主人公が陶芸と出会い、作陶家の母と出会う。思いもよらなかった出会いに驚きながらも、少しずつ陶芸にハマってゆく主人公の小さな心の揺れが興味深い。 母との出会いは、高すぎる壁との出会いでもあった。ふと訪れた「自分にも何か特別なものがあるかも」という期待はしかし、容易に裏切られてゆく。 暑い夏の多治見で、何か出来るかもと足掻き始める若者の物語は少し苦しいけれど、時折吹き抜ける風のように爽やかで、心高鳴る。自分にかけられた「呪い」を解いてく海よりも深く 吉村明美名無しシリアスとコミカルのバランスがちょうどいいです。占い師から「3年後に死ぬ」と予言された主人公の千年眠子と四方山十三。どうやら本当にどちらかは死んでしまうらしい…という話から始まり、眠子の男性に触れられると放電してしまう体質になってしまった原因だったり、色んな「呪い」を解いていくことがテーマのお話なんだと思いました。主人公の千年眠子という名前も「眠れる森の美女」が元になっているような気がします。この漫画にも王子様はいますが眠子自身が自分の呪いを解こうと奮闘するところが読んでいて勇気づけられるところです。ただ「3年後に死ぬ」という予言は当たるのですが想像していたよりもあっさりと解決したので拍子抜けしました。 人生のさいご なに食べる?星のさいごメシ おおひなたごうnyaeまた男女が揉めて始まった新連載。 今のところ「人生の最期になに食べる?」がテーマっぽい。そして「自分のさいごメシが他人のさいごメシにも成り得る!?」という予想外の展開。癒しです。心が穏やかになります。そして、涙腺が・・・。清々と 谷川史子starstarstarstarstar干し芋読了後の清涼感が気持ちいい♬ 清々しい~~~風が吹いてきます。 高校に入学してから卒業までの多感な時期が描かれています。 悪い人が一人も出てこないし、それぞれのキャラクターの背景もしっかりしていて、人物像が浮かび上がります。 主人公の田中清は、お嬢様学校に憧れてがんばって勉強してやっと入学した。クラスメイトは、ほぼ中等部からのお金持ちのお嬢様の生徒たち。最初は、背伸びしていた清も周りの優しい友人に囲まれて学園生活を楽しんでいる。必修科目のクラブ活動を選ぶ際に自分に合ったものが中々見つからない清。ふと飛び込んだバラ園で本八幡先生の意外な一面も発見できて、園芸部の一員となる。 本八幡先生は、坂口健太郎そのもので、癒される💓 作品の中に、自分を勇気づけてくれる言葉が散りばめられています。 大人になっても、読める学園ものです。人生、、、ジャガーン 金城宗幸 にしだけんすけウエダ雑誌に載っていたのを見つけて読んでみた。主人公がとにかく欲に真っ直ぐ生きる話です。「ぶっぱなす!!」が最高です。 祝・復刊!逆境の連載から始まった青春パンダ漫画パンダのこ 角光チャンピオンスキー偶然拾った赤ちゃんパンダを、女子高生・乃仔が1人で飼育し始めるという中国人もビックリの漫画。 コメディタッチながらパンダに関しては妥協なき描写力で、ただ可愛いさを伝えるだけでなくパンダの生態だったり、本気で自宅で飼うとしたらどうなるのかを描いた、とてもパンダ愛にあふれた作品である。 2012年の少年チャンピオンで連載開始と同時に、不幸にも東京・上野動物園のジャイアントパンダ、シンシンの赤ちゃんが、生後まもなく亡くなる出来事と重なってしまう。 https://www.j-cast.com/2012/07/13139443.html?p=all とんでもない逆境の中、連載は続行されたが、単行本は1巻が発売されてから続刊が出ない状態のまま連載は終了してしまった。2巻以降はもはや読めることはないと半ばあきらめてたが、突然の電子書籍化により復刊してくれたおかげで数年ぶりに読み返すことが出来た。 所々ストーリーを忘れかけていたが、後半にかけてパンダだけでなく、青春群像劇的な要素にキラリと光る良さがあって、作者の別作品「ニコべん!」を読んだときも思ったけど、登場する子たちが皆とにかく純粋で、読むだけで幸せな気持ちになれる、チャンピオンの良心みたいな漫画だった。 3巻の終わりには、新たに最終話以降のエピローグの描き下ろしが収録されている。単行本を待ちわびていた読者にとっては、数年間の空白を埋めてくれる最大の御褒美となるのではないだろうか。人はそれを青春と呼ぶ純情バタフライ 熊鹿るり野愛生々しくて甘酸っぱくて、こんな日々のことをずるい大人たちは青春とか初恋とか言いたくなるんだよなあ、とたまらない気持ちになりました。 柔道部の少年少女たちの恋物語ではなく、あの子の匂い嗅ぎたいとかおっぱい触りたいとか、あいつをどうにかしてやりたいとか、馬鹿みたいで幼くて暴れ出しそうな劣情が爽やかに描かれています。 その渦中にいる少年少女たちにとってはちっともキラキラしていなくてドロドロした日々なんだろうけど、青春でしかないんですよね。性欲と恋心の区別もつかず、悩んだり暴走したりかっこつけてみたり。眩しいです。 タイトルにもなっているバタフライですが、汗の匂いの表現として登場するのが素晴らしいです。いつでも妄想にトリップできちゃう思春期のあの感じが伝わってきます。懐かしい!!!えとせとら なかざき冬名無し昔に読んだような読んでないような…ぐらいの記憶だったんですが今読むとじんわり懐かしい気持ちになってます。 中華少女と牧師というなんともミスマッチな組み合わせで旅をします! おじいちゃんから譲り受けた「エトガン」で干支の動物が出てくる弾を撃つ、というなかなか面白い設定。 弾を撃つためには動物のエキスを込めなければならないので、馬糞を塗りつけたり虎のパンツを塗り?つけたりかなり強引な装填方法をするのですがドタバタで懐かしい昔の少年漫画の匂いがして好きです! 昔の漫画ってタッチが洗練されてると思うんですよね…この頃の絵柄はこの頃の絵柄でいいものがたくさんあったなと思う今日この頃です。 抜群の完成度レ ミゼラブル 新井隆広 ヴィクトル・ユゴー 豊島与志雄名無し原作が世界的名著なので様々な漫画版は存在しますが、本書はダイジェストにならないボリュームが確保されていて(8巻分)、忠実かつ圧巻の再現度です。今現在漫画で読むなら本書以外は推すのに気が引けて、漫画化されてないorされていても微妙な出来の世界的名著も多い中でその存在は幸せだなと思えます。Netflixとは違うが、これも良い!#1巻応援全裸監督 村西とおる伝 須本壮一 本橋信宏六文銭Netflixでドラマ化し、自分も取り憑かれた人間の一人です。 ドラマのほうは、AV業界というテーマがテーマなだけに、裏社会や非合法的なもののつながりをドラマチックに魅せてくれましたが、本作はそのドラマと少し違う印象。 ドラマの方は「村西とおる」を中心に、彼に振り回される人たち、彼を利用する人達など脇役もしっかり魅力的で物語をかためていましたが、本作はより「村西とおるという人間」を掘り下げた感じです。 (まだ1巻なのでなんともですが) 大筋のストーリーも少し違いますね。 ドラマは特に裏社会との関わりなどが脚色されており、 たぶん、本作のほうがより事実なんでしょう。 とはいえ、魅力が損なったと言いたいわけではありません。 どっちも面白いです。 作家さんが「海賊とよばれた男」を描いただけに、人物描写がとても魅力的。 ゴリゴリで法的にアウトなことしているのですが、その破天荒さや、常人では理解できない勢い・熱量がハンパない人物だけに、それをきっちり描く様は、とても爽快です。 まさに漫画的な人物「村西とおる」の魅力が、つまっております。 昔、日本でこんなことやった人がいたんだというのは、とても面白いので、知らない人にはぜひオススメしたいです。 最後に彼の名言であり、人物そのものを表した一言をのせておきます。 この言葉で気にいった人はぜひ、彼の生き様を読んでみてください。 (自分、その一人でした) 「人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。」 人に優しくなれる気がするこころのナース夜野さん 水谷緑 山登敬之名無し精神科モノ、一番自分は関わりたくないくせに一番興味がある漫画な気がします。 どれだけ健康でどれだけ普通に生きてても仕事が激務だったり、人間関係が苦しかったりで人間簡単に壊れてしまう。 あまり遠い話なようには思えないんですよね… 幻覚、幻聴、リスカするメンヘラ。 一見どう対処していいんだと思うような人に作中のナースたちは接していくんですけど、どれもその人に寄り添って少しずつ治っていく様がいいなと思えました! 読んだら少しは人のことを考えて、優しくなれる漫画なきがします。 地球侵略を企む恐るべき邪し…帝国!GOGO!ぷりん帝国 くぼたまことサミアドアニメ化した「天体戦士サンレッド」と同じ世界の話でアニメにも少し登場します。 寿命が尽きる寸前の星から移住するため、地球を侵略を企む宇宙人「ぷりん帝国」の漫画です。 ぷりん帝国は高い科学力と恐るべき力を持つ怪人・戦士を擁しており、地球侵略は時間の問題と言えるでしょう。 帝国側でちょっとした問題が発生して侵略が延期になったり白紙になったり計画自体が意味不明だったりするおかげで救われているに過ぎません。 強大な帝国ですが決して慢心せず、地球の戦力把握にも余念がなく「戦士コギャル」「カンキョーの味付きホルモン」など地球の秘密が次々に暴かれていきます。 偉大なる帝国は貧乏ネタや微妙なあるあるネタで社会の成熟ぶりを誇示し、レベルの違いを見せつけてきます。 我々には座して笑う道しか残されていないのか… サンレッドと比べると荒削りですが面白い話はトコトン面白いです。あと帝王が可愛いです。 画像は上にぎり寿司の食べる順番です。織田信長が女なら卑弥呼が男だっていいじゃない秘め婿【単行本版(特典付き)】 芹澤知天沢聖司この漫画に出会ったおかげで自分が「卑弥呼=女」という固定観念に囚われていたことに気づき反省しました。織田信長なんて死ぬほど女にされてるんですから、卑弥呼が男だって別にいいわけですよね…! ・とにかく絵が美麗 ・当時の文化をきちんと調べたうえで現代的な要素を入れてアレンジしてる ところがすごくよかったです! そして丁寧に描かれるエキゾチックな縄文の衣装とかタトゥーがうっとりしてしまうほど素敵なんですよね。とくにシキのビジュアルが美ッッッッッって感じです。たまらん…。 https://twitter.com/tora_ikebukuro/status/1438367647289131008?s=20 BL面については、シキもヤマトもとってもかっこいいのですが、残念ながら自分の性癖じゃなかったのでそこまで刺さらなかったです。(1巻完結だから2人の関係性の掘り下げが物足りなく感じたのも理由かも知れません) だからむしろ逆に「BL抜きにしても縄文ファンタジーとして最高級に美しくて見応えがある」すごい作品でした。 (▼本編より。2021年最高のフラグかもしれない)<<256257258259260>>
あらすじでコメディと称されて、それはその通りで楽しいですが、取材に基づく水族館の裏側が真面目に描かれています。 話が進むほど質がより上がって、ネタもまだありそうなので、もう少し続いて欲しかったとは思いつつも、逆に言えば5巻以内でダレることなくちゃんと完結しているお仕事系の良作だと思います。