完結したマンガの感想・レビュー16088件<<254255256257258>>死亡フラグっておもしろい #1巻応援死亡フラグに気をつけろ! 茶んたstarstarstarstarstarnyaeただただ「死亡フラグあるある」を描いていくだけの漫画、でもあるし、映画好きの琴線に触れる非常に奥深い漫画でもあります。とにかく読んでて楽しい。 くどくなく、あっさりでもないどこかどんくさい絵柄も完全にじぶんの好みど真ん中でこの漫画を見つけられた自分を褒めてあげたい。というかもう褒めました。 自分の映画好きレベルは普通なので、もっと映画好きで映画に詳しい人が読むとまた面白いと思うところも違うと思うので、いろんな人の感想が聞きたい漫画です。 最初に書いたようにとにかく様々な「死亡フラグ」を題材に描くショート・ショートが詰まっていて、間に作者のおすすめ映画の解説が挟まっています。こういう題材なのでいつかはネタ切れが来るんでしょうが(それがどのくらいで来るのかは検討つかない)、個人的には一生続いてほしいシリーズです。13年間の精髄が宿った短編集 #1巻応援山本和音作品集 山本和音兎来栄寿『星明かりグラフィクス 』山本和音さんの、2008年の赤マルジャンプ掲載のデビュー作から講談社で発表したもの、そしてハルタなど2020年までに描かれた11作品をまとめた短編集です。 8月に行った「最高の夏」をテーマにしたマンバ読書会では、本書にも収録された表題作の「夏を知らない子供たち」を紹介させていただきました。夏に読み返したくなる一篇です。 とりわけ私が大好きなのは、本書の最後に掲載されている「恋と夜をかけろ」です。世界全体で学問は行うと恥ずべきもの・禁止の対象とされ(ギリギリ合法扱いのかけ算の本は「成人向け」指定となっている)、代わりに恋愛が学生の本分となっている世界のお話です。不倫や多重恋愛が社会的な評価に繋がり、恋より読書や勉強が好きな主人公が父親から「お前彼女何人いる?斉藤さんや木本さんとこは10人近くいてちゃんと夜な夜な遊び歩いてるんだぞ 生物として恥ずかしくないのか?」と詰められるシーンなどは秀逸です。そして、実在の書名を連呼するシーンはとても愛しくて堪りません。 藤子・F・不二雄の不朽の名作短編である「気楽に殺ろうよ」では性欲と食欲に対する価値観が逆転した世界が描かれましたが、それを髣髴とさせます。こういうif系の短編は大好物です。 また、「雨は止んだか」などは正にハルタ系ど真ん中の絵で魅せてくるタイプの掌編で、山本和音さんの画の力を堪能できます。 「まどか、田園へ行く」もヒロインのキャラクターが愛しいしオチも好きです。 全編を通してサバサバしたキャラクターが多く、絵柄も程よい描き込み具合が絶妙で見易く、読み心地が軽快です。その上で趣向の凝らされたストーリーを美味しく味わえる、素敵な短編集です。意外?とタメになる節約#1巻応援派遣社員あすみの家計簿@comic 雨野さやか 青木祐子六文銭お金を貯める一番のコツは生活水準を上げないこと という名言のもと、日々生きております。 おっしゃるとおり、無駄な支出を減らすことが一番大事。 本作は、超優良企業で働いていた主人公が、とある金持ち経営者と結婚を期に寿退社する・・・はずだったが、実は、金持ちというのも、経営者というのも全部ウソで、職も結婚も、そしてお金も何もかもなくなってしまったという流れ。 結婚詐欺・・・といえるかわかりませんが、 絶望の中で、それでも生きていくために日々の生活を見直していきます。 お金を貯めるガチガチのビジネス書よりは、非常にとっつきやすく、 つい買ってしまう無駄なものとか、我慢の難しさ、我慢との適度な付き合い方とか、よくある落とし穴に首がもげそうになるほど、うなずいてしまいました。 特に家計簿。 市販の家計簿って謎に書く欄多いすよね。挫折させるつくりになっているとしか思えないっす。 主人公のように、ただのノートになぐり書きで十分だと共感しました。 これまでの生活から急変しても、意外と適応能力の高く、必死に学ぶ(やらざるを得ないだけかもですが…)姿勢のある主人公が応援せざるをえません。 新たな恋の予感もあり、これまでの経験をいかしてどう発展していくのか続きが楽しみな作品です。ハイクオリティな王道ファンタジー漫画モンスター・コレクション~魔獣使いの少女~ 伊藤勢 安田均 グループSNE名無し原作がカードゲームらしいのが多少ハードルですが、デフォルト的なRPG世界の先入観で読んで困ることはなかったです。 ふとした始まりから世界の存亡にまで関わる一つの冒険を画力をはじめ完成度が高く、古き良き90年代のノリで描き切った作品という印象。 エピローグであらましを示された主人公(後世から偉大な召喚士とされる)の他冒険も気になりました。 猫を通した人間関係にほっこり#1巻応援猫が飼いたくて仕方ない人 おしどりさや六文銭主人公は無愛想でコミュ障で会社でも浮いてる存在。 ただ、とにかく猫が好きという設定。 しかし、その仏頂面で猫には好かれない。 そんな中、同じ猫好きの後輩女性とのささいなやりとりを通して、昔飼っていた猫の思い出も助けて、少しづつ人間関係が改善されていくという流れ。 猫好きな話かと思ったら、意外と現代社会の闇である人間関係にもフォーカスがあったっていて、すごく染みました。 自分自身、他人との距離感がつかめない、あまり人間関係が得意ではないタイプなので、よくわかるというか、主人公に肩入れしたくなりました。 特に、後半の家族とのやりとりはすごく良かったです。 3人兄弟、それぞれ異なるが、猫と同じ用につかず離れずな関係が、 逆に深い絆を感じさせてくれました。 ふんわりした絵柄なので猫もかわいいです。 主人公の成長に勇気をもらい、猫が飼えて歓喜する姿みたくなりました。 (住んでいるアパートがペットNGなので飼えない。)天空に浮かぶ都市を巡る、ジュブナイルファンタジー蒼穹のアリアドネ 八木教広名無し感想書いてけ結論:ハードボイルドよし子さんは変態であり天才である高校の日常 ハードボイルドよし子みやまず初めに 『この作品は「男子高校生の日常」では無い!』 いや、男子高校生の日常でもあるけどアニメ化とかしてる男子高校生の日常とは似て非なるものである!非なるものである! その上でこの漫画をヒトコトで評すると 「アブノーマルを身近に感じさせる良作」です 何気ない会話の中に、だいぶ頭おかしい擬人化妄想ぶちこんでくる名護くんが、まず良い味出してるわけですが、この漫画はそれに留まらず相方橘くんがある程度の形にしちゃうのが芸術点(?)高めです。 「ある程度」なのもポイント(笑) 身近にあるものからその発想力、いやお前らホント天才か!?って思います。 添付画像のノリがお好きな方は読んでみては? 名護と橘ペアについて触れましたが この漫画基本的にはいくつかの2名セットでの掛け合いで構成されています(※2つ名は作中の表現まま)。 【妄想の天才:名護 と 具現化王:橘】 【金持ちお嬢様:草加 と ツッコミ王:照井】 【勘違い少女:後藤 と モノ作り王:氷川】 【ベテラン教師:仁藤 と 新任教師:加賀美】 【残念な不良:秋山 と ひよっこ不良:桜井】 好みのペアがきっとあるはず 男子同士の掛け合いだけじゃなくて女の子も適度にぷにっと感ある絵柄とキャラ性で可愛いのでそちらも是非(僕は女の子だと後藤さんが好きです)。 作者のウチなる変態性を見せながらも読みクチ軽めなこちらの漫画、オススメです。 全4巻完結済みなのも手を出しやすい所。 「#もっと評価されるべき」とか 「#才能の無駄遣い」タグつけたいタイプの漫画です 女の体を生きる苦しみを思う #完結応援女の体をゆるすまで ペス山ポピーあうしぃ@カワイイマンガ怒りに打ち震える。女性の体を生きる事の理不尽に、冷静さを失いそうになる。私は男性だが、ここに描かれる作者が受けた理不尽は、私の「男性性」に憎しみを向けさせるのに充分だ。酷すぎる。 アシスタント先の漫画家男性から性的ハラスメントを受けた恐怖に立ち向かうところから始まる本作。読み進める程に様々なハラスメント・暴力が、幼少時代から一つ一つ描かれる。 そこに作者の、曖昧さもありつつはっきりと女性らしさを好まない「Xジェンダー」についてが描かれ、それは女性の体を抱える絶望をより深める。生き辛かっただろうその人生の中で、心を病み、大切な人に辛く当たり大切にできなかったという後悔も、メンタル疾患を抱える私には共感できる部分が大きい。 描かれる男性は様々だ。ネジが飛んでしまっている危険な人物を、社会はどうすれば良いのだろうか。また親友だった少年によるハラスメントは、「男が主導して性的行為をしなければ」という、男性によくあるジェンダー規範が根底にあったのかもしれない。 一方で作者は、加害する男は実はちっぽけな存在、と看破する。その事は作者が繰り返し、出会った加害男性の姿(電車の隣に座ったおっさんまで)を描写してゆく事で明らかになってしまう。 男性の自尊心を満たす事でバランスを取る社会のために、作者が抱えた心の傷。それに女性編集者との対話で少しずつ気付き、言語化・作品化する困難に挑んだ作者の、人生を賭けた挑戦に感謝したい。幸と不幸が重なり合うつつがない日々の尊さ #1巻応援つつがない生活 INA兎来栄寿前作の『牛乳配達DIARY』の時から、INAさんはまるで清少納言のように何気ない日常の一コマを巧みに面白くマンガとして切り出す方だなあとしみじみ感じます。 本作『つつがない生活』も、前作に続いて筆者の実体験を基に描かれています。中盤以降にはバンドでアメリカツアーに行った話や妻とのヨーロッパでの新婚旅行など日常の中の非日常もあって、そこでは刺激的なエピソードもあります。一方で、前半はありふれた日々の中の何気ない情景が描かれます。 20代新婚でありながら先月仕事を辞めたばかり、フリーランスでコミュ力の高い妻の仕事を手伝いながら家事をこなし、中学生になる手前の義妹の面倒を見るという生活。 こたつでみかんを食べて寝落ちたり、コンビニにアイスを買いに行ったり……本当にミニマムな日常。でも、それらはもし人生の終わりに振り返ることがあるならばどこまでも掛け替えのない価値のある時間なんですよね。 仕事でピリピリする妻と時には喧嘩もしながらも愛情に触れ心を救われる瞬間や、義妹の成長に感じ入る時。つつがない生活の中で訪れる大いなる幸せこそ、人間が真にこれ以上なく大切にすべきものであろうと思います。 しかし、人生は幸せなことばかりではありません。時には辛いことも起きてしまいます。コロナ禍のように、個人だけではなく人類全体に訪れる試練も襲い掛かります。でも、それこそが人生でもあります。 最終回の素晴らしいモノローグは、『自虐の詩』の至高の名言である「幸や不幸はもういい。どちらにも等しく価値がある。人生には明らかに意味がある」を髣髴とさせ、この作品の読後感を非常に豊かにしてくれるものでした。 この本を彩る「優しく鮮やかな筆致が照らし出す、暮らしの中の、なんてことなくて美しい瞬間」といった帯文も、作品に対する慈愛に溢れていて大好きです。こういうマンガが絶えずに生み出される世界は何と美しいことでしょう。 余談ですが、現代っ子で『天空の城ラピュタ』よりYouTubeの方が楽しい義妹にジェネレーションギャップを感じるシーンは、幼少期に無限にラピュタをループしていた身としては筆者同様に切なくなりました。最強の人たらしヤンキー、バクくんが可愛いバクくん 田中優吏名無し史上最高に可愛い不良が爆誕した。その名も早乙女漠くん(男)。 校内の不良は漠くんにデレデレのメロメロ。なぜこの美少女…美少年?漠くんがこんなにも不良たちに慕われるのかは、第1話を読めばわかるぞ! 漠くんのファンクラブがあったら入りたい! 「幻魔大戦」読んでみた幻魔大戦 石ノ森章太郎 平井和正かしここないだNHKの「100分de石ノ森章太郎」の再放送を観ていて気になったので読んでみました。番組では「現在では漫画家というよりコンセプターとして石ノ森先生のDNAが受け継がれている」と話されていて、確かに今読むと古い作品という印象が強く残りますが、たまにハッとするシーンやアイディアがあって、これが現在の少年・青年漫画の源流なんだなぁと思いました。未完であることを知った上で読んだのですが、あまりにもいいところで終わってるので逆にインパクトがありました。 主人公・東丈のお姉さんが幻魔大王に殺されてからも残留思念になって丈を助けてくれるんですが、美人で優しくてトキワ荘のマドンナだった石ノ森先生の早逝されたお姉さんを彷彿とさせて泣けました。※貞操にはご注意ください。ドラッグレス・セックス エンゾウstarstarstarstarstar名無し「フェロモン症」という罹患すると性別問わずに患者自身に好意を持つ者に対して性的興奮を誘発させてしまうアレルギーが存在する世界。 それに怯え日々過ごしている堅物サラリーマンや、それを利用し女とヤりまくるヤリチン男子、特効薬を開発する研究者たちなど、とにかくドエロいBLオムニバス作品。 開始8ページでもうすでにエロい。堅物サラリーマンのイチモツが出ちゃいます。出ちゃったらヤることはもう一つだけ。 とにかく端から端までドエロいセックス、セックス、セックス!!! 彼らのドエロい性事情を見逃すな!!ねむようこは素晴らしい神客万来! ねむようこさいろくどの作品もステキだけど、今作は特に坦々と進む物語、テンポも絵柄もよく、起承転結も素晴らしくて花丸あげたいです(上からですみません) 話ごとにキッチリと一旦幕を閉じてくれている感じがあり、自分のペースで読ませてくれるところもまた最近の自分にはうってつけで少しずつ読んでます。 人外が訪れる宿、そこの客室係として雇われた主人公の視点は、一般の人間なんだけど強すぎないキャラがとてもわかりやすくてストーリーテラーとしても「いいなぁ」と感じます。 胸熱展開もめっちゃあるんで夜露死苦ぅ!殺し屋は今日もBBAを殺せない。 芳明慧さいろくBBAが強い。だがそれだけじゃない。 モブまで含めてすべてがいいキャラしていて世界観も素晴らしく好きだし、非日常であろう大暴れする奴らをBBA達が文字通り腕力で平和な日常に戻す流れも大好き。 開始時から"やわスピ"で読んでたけど、単行本がもう4巻も出ててちょっとうれしくなって全部買ってしまった。読み返すのにも向いてるんですよこれ・・・ 超おすすめです。美人の先輩と2人きりの「謎解きクイズ」同好会ラブコメ!謎解きよりも大変だ 遠藤準 TEAM・K名無しもはや定番の女の先輩と2人きりの部活ラブコメ。今度のテーマはテレビ番組などでお馴染みの「謎解きクイズ」。 謎解きって正直全然興味ないんだけど定石とかコツ教えてくれるなら面白そう。 https://comic-days.com/episode/3269632237289737131所有ではなく利用なサブスクサブスク彼女 山本中学六文銭時代ですね。 サブスクのビジネスモデルができてから、月額課金だけで見放題、聴き放題なサービスが溢れましたが、ついに彼女までサブスクになりました。 誰かに必要とされたい!愛されたい!と期待して、 結局、自分の理想通りにならず、がっかりするくらいなら割り切った関係でよいとする考え、誰しもわかるんじゃないかと思います。 結局、理想なんてあってないようなものなんだ思います。 周囲の期待とか漠然としていて、ちっとも具体的じゃないと感じるように、自分が相手にする期待とか、こうあって欲しいと思うのって曖昧ですよね。(もっというと他人をコントロールしようとするのって傲慢ですよね。) それによって振り回されて、自分を見失ってしまう。 自分自身もそうでしたが、やっぱり虚しいですよね。 自分の人生なのに、自分で生きていない感じがします。 本作もそのような登場人物が多いのですが、 最後は自分で考えて、本当の想いに気づいていくのが良かったです。 そういう人と出会って、変わっていくさまは良いものです。 2巻完結ですっきり読めたのですが、惜しむらくは、サブスク彼女というからには、もっと多種多様な女性キャラが出てきて欲しかったなと思いました。 (まぁ、それだとテーマと少しズレてしまうかもですが。) 最終的には嫌いじゃないパスタの王国 中祥人野愛昔ながらのナポリタンを作り続ける親父を超えようと自分だけのパスタを追い求める主人公ケンに対して何故だか最後まで共感したり応援したりできない不思議な作品…! 初っ端から親父の不味いナポリタンなんか超えてやるぜこれが本場のパスタだ!って言ってパスタを作り「美味しいけどこれじゃない」的な反応をされたり、その経験を踏まえた成長も見られないまま蘊蓄満載でそこそこ美味しそうなパスタを作ったり、小麦アレルギーの少女にパスタ食わせたり(一応医師の許可はもらってるけど) ツッコミどころが多すぎて妙に癖になり、あっけない終わり方に寂しくなってしまいました。 もっと好きになれるいいヤツに描いてあげてよ!もしくは極悪だけど天才みたいにしてあげてよ!と思うけど、そんな漫画はたくさんあって心に残らないかもしれません。 悪いヤツじゃないけどなんか好きになれないんだよなあ…パスタもそこそこ美味そうではあるけど…なんか…みたいな気持ちになったことはなかなかないので貴重な体験でした。骨が腐るまで(総合)骨が腐るまで 内海八重なまこデラックス※ネタバレを含むクチコミです。現代の東京が抱える課題山盛りサラダ東京サラダボウル ー国際捜査事件簿ー 黒丸hysysk女性の警察官、同性愛者の警察通訳がバディを組んで国際犯罪に対処する。と言っても密輸や窃盗団みたいな大規模な事件ではなく、訪日・在住外国人が起こした軽犯罪が中心。しかしそういうところから大きな事件に繋がる場合もある…。 2人ともこの仕事を選んだことについて何かしら抱えているものがありそうだが、そこはまだ明らかになっていない。舞台が東新宿周辺なのが良くて、日本で食べられる世界のローカルフードグルメ漫画要素もある。 よく海外ドラマを多様性の観点から褒めそやし、それに比べて日本は…という意見を目にするが、日本だとその役割は漫画が担っているように思うし(みんなもっと読んで欲しい)、この作品にはその流れで他のメディアに展開されても評価される要素が揃ってると思う。 人類をリセットする!?スケールデカすぎサバイバル新連載ゲシュタルト 陽藤凛吾名無し※ネタバレを含むクチコミです。男は黙ってレッドソックスワイルドリーガー 渡辺保裕starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男久しぶりに読み返したがやっぱりいい。不必要なぐらい熱い雰囲気。異常な野球愛が見事に組み合わさったいいマンガだった。読み返してみると色々細かい点で気になるところもあるけどその辺を考えたところでこのマンガの面白さには影響ない。今回気づいたけど羽根田耕って「榎本喜八」が元になってるっぽいね 続きが読みたい 仁義なき配送業花松と5人の女 佐藤啓starstarstarstarstarひさぴよDモーニングの連載作品だったので、知名度は低いかもしれないが、漫画ゴラクで「悪党収集員‐西園寺の流儀‐」を連載している作者の前作といえば、ゴラク読者の多いマンバ民には伝わるかもしれない。 この「花松と5人の女」も、日常生活に欠かせないお仕事である物流業界を舞台としている。ヤクザから足を洗い、配送ドライバーとなった寡黙な男・花松が黙々と仕事をこなしながら、困っている女たちを不器用に救っていくというストーリー。 作中の台詞は極道そのもので「アンタが手ェ汚したらいかん」「姐さん一人残すワケにはいきませんから…」などと、極道がまったく抜けてないのがちょっと可笑しい。かと言って、完全にふざけてるわけではなく、真面目に人間ドラマを描いていて、さらに物流業界の問題点にも鋭く切り込んだ“社会派娯楽マンガ”としてバランスは見事という他ない。 禁断のシノギ”当日配送”の実情など、知れば知るほど利用者側の意識の啓蒙にもなると思う。 おのれ任天堂ォ〜〜!!電子遊戯黙示録 L マツダサミアドクソゲーの魅力を伝えるゲーム悪魔と良作ゲームの魅力を伝えるゲーム天使が主人公の家に居候。 TVゲーム原作の映像作品で気絶したり クソゲーテーマパークのチケットを手に入れたり ゲーム十番勝負をしたり 主人公がギャルゲー時空に囚われたりします! 面白そう……です… ね? 『コードエクスプレス』という怪しい?ゲーム改造誌に連載されていた作品で業界をナナメから見たフリーダムな話が多いです。 雑誌廃刊で終了しましたが加筆修正した新装版「L」、完全新作「R」で奇跡の復活! 個人的には『SEGAの歴史すごろく』『センチメンタルグラフティ鎮魂祭』が収録された L がお気に入りです。 画像はSEGAすごろく 他社バージョンです。 ※本編は4コマではありません。読めばハイになれるALL NUDE すぎむらしんいちstarstarstarstarstarかしこ今まですぎむらしんいち作品をちゃんと読んだことなかったので、まずは短編集から!と思って読んでみました。めっっっっったくそ面白いですね!!!!今日はこれを読むまでイマイチな一日だったのですが、おかげさまで超元気になりました。あらすじにも「気持ちよくなるのに、ヤボなドラッグなんていらねぇ!」とありますが本当に効きますね(笑)。悪寒がしたら葛根湯の代わりにこれを読めば風邪をひかないんじゃないかな? どの短編も面白かったけど「小林君」「少女カメラ」「パパが地球人を辞めた日」が特に好きでした。「小林君」は今までクラスで一度もしゃべったことない小林君が転校するからと言って宝の地図をくれる話なんだけど、子供が上手く描けてる漫画は自分も子供になった気持ちで読めるんだなぁって思いました。「少女カメラ」も子供の話だけど、最後に女の子がその日に撮った写真がズラッと出てくる演出がかっこよくてシビれた…!「パパが地球人を辞めた日」はただただ爆笑です。もしかしたらこれが一番好きかもしれない。 「タクシードライバー」は映画をそのまま現代日本風にオマージュ?していて、なんか読んでて目からウロコって感じだった。令和になってから見なくなったけど漫画に出てくる元日本軍のじいちゃんって面白いですよね。そんなじいちゃんから上京する時に護身用にもらうことでピストルを手に入れるってのは、これぞ日本版「タクシードライバー」の正解だと思いました。 巻末に「RANGAI★バラエティbyけらえいこ先生」と書いてあるけど、これは「BUN BUN BUN」の欄外にあるイラストエッセイのことなのだろうか。言われてみるとけらえいこ先生のタッチな気がする…。意外な交友関係だ。<<254255256257258>>
ただただ「死亡フラグあるある」を描いていくだけの漫画、でもあるし、映画好きの琴線に触れる非常に奥深い漫画でもあります。とにかく読んでて楽しい。 くどくなく、あっさりでもないどこかどんくさい絵柄も完全にじぶんの好みど真ん中でこの漫画を見つけられた自分を褒めてあげたい。というかもう褒めました。 自分の映画好きレベルは普通なので、もっと映画好きで映画に詳しい人が読むとまた面白いと思うところも違うと思うので、いろんな人の感想が聞きたい漫画です。 最初に書いたようにとにかく様々な「死亡フラグ」を題材に描くショート・ショートが詰まっていて、間に作者のおすすめ映画の解説が挟まっています。こういう題材なのでいつかはネタ切れが来るんでしょうが(それがどのくらいで来るのかは検討つかない)、個人的には一生続いてほしいシリーズです。