青年マンガの感想・レビュー15378件<<8283848586>>四季賞2023秋、満場一致の大賞作燃えたい心 南寝starstarstarstarstar_borderたか※ネタバレを含むクチコミです。続きが気になる作品テセウスの船 東元俊也 東元俊哉starstarstarstarstarこめつぶ漫画とテレビドラマ両方見たけどめちゃくちゃおもしろかった。 家族愛、サスペンス、色々な要素が詰まっていて、先が気になってどんどん読み進めてしまいます。 お父さんと初めて、過去の世界で出会う瞬間が好きです。想像以上の作品コタローは1人暮らし 津村マミstarstarstarstarstarこめつぶコタローくん、子どもと思えないほどしっかりしてて、子どもなりに事情を理解して周りに心配させないように振る舞ってて、読んでて切ないですが、コタローくんの周りを取り囲む皆さんのやり取りが面白い。 泣いたり笑ったり、内容の濃い作品です!何かすごくササッた水着の女です。 にことがめ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 主人公の成長過程をゲーム感覚でヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~はじまりの召喚士 鉄田猿児 藻 ハム男starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃゲーマーが異世界に超高難易度の状態で転生して人生リスタートするお話 特殊な職業をゲットしたが、「ヘルモード」という最高難易度を選択して異世界にいったため、レベルは上がりにくいしスキルを使用するための魔石は大量に必要だし、普通はもってるエクストラスキルは使えないし、超難易度が高い。 その状態でもゲームで培った経験を活かして効率的に経験値を得て、どんどん成長していく過程を見ているの痛快で楽しい。 途中から学校編に入っていくが、個人的にはそこからはあまり好みではなかったが、総じて異世界物としてはバトル・キャラ・設定もろもろ通してバランスよく楽しめた作品でした。マンション+ダンジョン=マンジョン僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件 東国不動 たこやきよし ツギクル JUNAstarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃマンション借りたら曰く付きの物件だったではなく、異世界のダンジョンつきだった、という内容 現実世界の食べ物や服が異世界だと特殊効果があったり、主人公のスキルがちょっと特殊だったり、異世界の美少女と仲良くなってラブコメしたりと、昨今の現実世界と異世界が合体した系のよくあるお話です。 登場する美少女とのラブコメ要素を楽しみつつ、ちょっとした冒険もありつつと、いっぱい要素詰め込んだ系なので飽きずに最後まで読めた。 ただこの手の作品にありがちな、最後は相変わらず「俺たちの冒険はこれからだエンド」です・・・これだけはいつもいただけないと思うんですよね・・・異世界転移したサイトウさん便利屋斎藤さん、異世界に行く 一智和智 桝田省治starstarstarstarstar_borderゆゆゆ現代日本で雇われ便利屋で働いていたサイトウさん。 鍵開けできて、後衛職としてフォローにまわって、魔力はなくても重宝されています。 あれ。サイトウさんの役割、別のファンタジー読みものだと職業として存在していませんでしたっけ。 物語では、サイトウさんが所属するパーティだけでなく、いろいろな人物やパーティが登場し、ゆるやかにつながっていきます。 別の国の王様と大臣と魔王、国が決めた勇者一行などなど。他のパーティといえど、個性というか、あくが強いです。誰もが主役級でおもしろいです。 「ネオ・ボーダー」読んでみたネオ・ボーダー ひじかた憂峰 たなか亜希夫かしこ続編というよりセルフオマージュのような作品なんですね。舞台をあえて平安時代にしているのにも意図があるんだろうけど、自分に学がないのであまりよく分からなかった…。平安時代なのに違和感なくコンビニに行ったり、大塚愛のさくらんぼが歌われてるのは面白かったです。「迷走王 ボーダー」を読み終えたばかりだったので絵柄の違いには戸惑いましたが、蜂須賀・久保田・木村の3人がつるんでる空気感は変わってなかったので安心しました。人によって好きな短編が違いそう遠藤浩輝短編集 遠藤浩輝starstarstarstar_borderstar_borderかしこ私はシンプルな話が好みなので「カラスと少女とヤクザ」「きっとかわいい女の子だから」が好きでした。両方とも収録されてる作品の中でも超初期の方で、それぞれアフタヌーン四季賞の入賞作と大賞作となっています。展開的にはシリアスですが、デビュー作だからこそのモノローグの研ぎ澄まされ具合とかがあるのでぜひ一読して欲しい。そういう感じね妄想フライデー 石田ゆうstarstarstarstar_borderstar_bordernyae※ネタバレを含むクチコミです。 女体の美の追究 #1巻応援空をまとって 古味慎也兎来栄寿女体を最上に美しいものであると思う高校三年生の主人公が、理想のヌード画を描こうとする物語。 かつて桂正和さんの下でアシスタントをされていた古味慎也さんが描く内容として、これ以上ない強い納得感があります。かつて『I”s<アイズ>』や『電影少女』などで描かれた柔らかい女体の美しさや布地の質感に魅了された人は数多いと思いますが、そのDNAが確かに受け継がれていることは1話だけでも読めば言葉でなく心で伝わってきます。 もとよりデッサン力が高く女の子のかわいさに定評のあった古味慎也さんですが、「人生を変えるほどの魔的な裸婦画」という本作のコアの部分にその画力がふんだんに生かされていて説得力を生んでいます。こんなものに幼くして出逢ってしまったら、魅了されてしまったら、それはもう呪いでしかありません。しかし、その呪いが人生を駆動させる純粋で強力なエネルギーの源ともなっていきます。 「美しい、最高のヌードを描きたい」 というシンプルで強固な動機が根元にあることは、物語に自然に乗っていける要因となっています。 そんな彼を狂わせた「魔女」も非常に魅力的で、彼女との関係性も見所です。その他の脇役にもキャラが立っている人物が複数いて楽しめます。豪快に応援してくれるお母さん、とても好き。 1巻の範囲で出てくるエピソードだと、ある女の子の絵を完成させるシーンや「自分の手」をどちらが面白く描けるかという勝負が好きです。私自身も昔、学校で図画工作や美術の先生に習った気がしますが、小さなキャンバスに切り取られた部分の外に広がる無限性を感じられる絵画の面白さや素晴らしさが詰まっています。答えのない世界で見つけなければならない答え。果たして主人公は、そこへ辿り着くことができるのか。 ヌードのことを「空をまとう」と表現するタイトルもまた趣深くて好きです。最近の美術系作品の中でも、また違った切り口で存在感を放つ一作で、注目です。世界の終わりとはじまりオンノジ 施川ユウキstarstarstarstarstar野愛なんとヤンチャンwebで全話無料(2023.11.2まで)ということで読んできました。読んでよかったです。 ある日突然、ひとりぼっちになってしまった少女ミヤコ。コンビニも病院も世界のどこに行っても誰もいなくなってしまった。 そんな世界の中でもミヤコは過酷なサバイバルを生き抜くわけでもなく、ひたすら孤独に耐えるわけでもなく、ごく普通の日常を生きている。 世界の終わりが訪れてもこんなふうに生きればいいのかと心が少し軽くなる。 でも、オンノジと出会ってしまった。 どこかに行くのも遊ぶのもご飯を食べるのも、ひとりよりふたりがいい。 かけがえのないひとに出会ってしまうと、毎日が楽しくて失うのが怖くて、軽やかになんか生きてられない。それはとても素敵なことだ。 ああそうか、これは世界の終わりを描いた物語ではなく世界のはじまりを描いた物語だったんだ。 ひとりになりたいと思うこともあるけれど、この作品を読んだらひとりじゃないことに感謝したくなるかも。御巣鷹山の暑い夏の感想 #推しを3行で推す御巣鷹山の暑い夏 小林源文starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 何回読んでもすごいな。サブタイトルの「日航JAL123便墜落 災害派遣された、ある自衛隊員の記録」とある通りの内容だった。 ・特に好きなところは? 二社の報道が自衛隊の服を着て現場の写真を撮っているところを発見されたところ。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 飯塚訓の墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便などを読んだことがある方には読んでも大丈夫だと思います・・・ 平凡な会社員、化石に出会う化石ホリデイ 羽生生純名無し10年前に妻を亡くし、息子とふたり暮らしの会社員が多摩川で化石を掘る謎の女に出会い、化石発掘の魅力にハマっていく様子を描いた読切。最後まで謎が多いままだった宛先さん。とはいえ好きなものに対してそのものに"なりたい"と思う気持ちはちょっと分からないでもないです。やけに大人びた息子がよかった。感想です「おばけアパート」シリーズ ねこぢるy名無し※ネタバレを含むクチコミです。ご都合主義最高フィルター越しのカノジョ 大箕すずstarstarstarstarstar_border野愛おい!エッチすぎるだろ!うらやましい! 男も女もお互いに都合のよすぎるハッピードキドキラブコメなんか現実にあるわけない、身バレから爽やかエッチな交流がはじまるわけない、ないからこそ最高で読んでしまうんだ! 常に無表情で能面呼ばわりされてる男子高校生・箱部。他人に興味がない箱部だが、SNSのエッチな自撮りアカウント「えふぁ」の投稿だけは欠かさずチェックしている。 ある日突然訪れたラッキースケベにより、クラスの人気者女子・三葉が「えふぁ」だと気づいてしまい……というお話。 クラスメイトに自撮りエロアカウント知られたら正気でいられないと思うのだが、そこは楽しい創作物。 箱部は三葉を脅したりなんか絶対しないし、三葉はむしろ挑発とかしちゃうし、2人はどんどん仲良くなるし……ご都合主義最高!!みんな幸せで最高!! エロいっていうよりエッチというか、どこか可愛らしさ爽やかさがあるのがいい。 暗いエロもいいけど明るいエッチっていいんだよな。みんな幸せな方がいいに決まってる。 次はドラキュラかな?黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ 藤田和日郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。男のいない女たちの感想 #推しを3行で推す男のいない女たち 櫻井稔文starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 変な話、感動できそうな話と色々あったが第一話のが一番好きかな ・特に好きなところは? 第一話に尽きる。最後のページであれだけやばい気持ちにさせるのはさすが櫻井稔文だね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! なんとなく読むのではなく気分がいい時に読むのをお勧めします。または一話づつ日をあけて読むのをお勧めします とても良かった夏のそらごと 西村隆名無し冒頭でまんまと「主人公の職業はラジオDJなのかな?」と思わされた。 絵がとても綺麗で良い感じの個性があり色っぽい。 良一が可愛くて不憫でやっぱり可愛い(●´д`●) 女子高で引き継がれる非公式伝統行事 #読切応援マリアゲーム イシイ渡 鳥トマトstarstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。コ◯・・・カフェ・・・?ブレンド・S 中山幸starstarstarstarstar_border宮っしぃコ◯カフェなのかな? 属性カフェっていうのが近いかもしれないですが、確かに昔ツンデレカフェとかあったなぁって、ちょっと懐かしくなりました。 主人公の女の子がバイトを始めたらそこが属性を楽しめるコンセプトのカフェで、ドSを担当することに。 他にもツンデレ・妹、後にお姉さんや男の娘など、よりどりみどりの属性美少女が登場します。 THE・きららって感じの4コマなので、好みは分かれるかもしれないが個人的には最後まで楽しく読めたのでオススメできる良作 表紙見て黒髪の子可愛いって思いました?その子「豚がブーブー鳴いてますね・・・」って客に言うドSです。 これを見て「えっ!いい・・・!」って思った人、ぜひ読みましょう。流行ってるから読んだとかでは・・・!【推しの子】 横槍メンゴ 赤坂アカstarstarstarstarstar宮っしぃ別にそんなんじゃありませんからね! 「アイドル」聞いたらすごく面白そうとか思ったわけじゃないです! 冗談はさて置き、マジでめちゃくちゃ面白いです。 芸能界というドロドロしたイメージの強い舞台で、キレイさと汚さが絶妙なバランスになっていて、サスペンス調のストーリーと可愛いキャラ絵が急に怖い印象与えたりと、読者の心の落差にもの凄く訴える内容 ここ最近で本気でオススメしたい作品の1つです もう、これはマジでクチコミとかそういうのいいので、とりあえず「となりのヤングジャンプ」か「ジャンプ+」行って読んできてください 私のクチコミ見るより1巻分ぐらいまで読んで来た方がが面白さ絶対に伝わりますので。 主人公の気持ちの移り変わりが美しい泣かない女はいない 小玉ユキ 長嶋有starstarstarstarstarnyae起きてる出来事はいたって平凡で大きな衝撃もなければ喜びもないけれど、3話のショートストーリーに分かれていることで時間の流れと主人公の心の変化がわかりやすくなっていて入り込んでしまった。なので桶川さんちょっといいなって思ったし最後の桶川さんの一言はにはそれなりにダメージを受けてしまった 悲し…今なら全編無料で読めます #1巻応援画家とAI 樺ユキstarstarstarstarstar兎来栄寿以前に『モーニング・ツー』で「超長編読切」として発表された作品が、1冊の本となって電子でのみ発売となりました。 https://twitter.com/muukasa/status/1716108312281002167?s=46&t=S5wm4E-TmT39NBg4BgQsPA 電子単行本発売日に、作者が途中までの試し読みではなく全ページTwitterに公開というのはなかなか思い切ったことをされているなと。 最近、私は『サピエンス全史』から『ホモ・デウス』を経て『21 Lessons』とユヴァル・ノア・ハラリ氏の人類史にまつわる著作を読んでいるのですが、その中でも度々AIとその影響に関する記述が出てきます。 向こう20年ほどで、現存する多くの職業はAIに取って代わられていく。それと同時にまた新たな職業が誕生する。しかし、それは何も珍しいことではなく産業革命の前後などでも起こってきたこと。いわば「歴史は繰り返す」と。 特に私の観測範囲でも話題なのはイラストレーターや漫画家です。AIを使ったイラスト制作が飛躍的に簡便になり、まさにゲームチェンジャーと言えるでしょう。「私の絵をAIに学習させないで欲しい」という作家さんもいれば、AIを用いて背景やシナリオを作ることに挑戦する方もいます。さまざまな理由により新しい物事に挑戦するのが難しい人もおり、どうしたってそこには明暗が生じざるを得ません。変化に適応できる生き物が生存していくのが世の流れとはいえ、何十年も研鑽してきた技術が汎化し仕事が奪われてしまうのは個人としては厳しいものがあるでしょう。 本作は、そういった難しくデリケートな部分を漫画家である樺ユキさんが直々に描いているというところにまず構造的な面白さがあります。 自分の描画したものをそのまま模倣できるばかりか、更にその画風のまま応用的なものまで生み出せる小さなノームの出現により画家が仕事を失っていく世界。その中で、その新技術の台頭を素晴らしいことであると肯定していく画家・モーリスが主人公の物語です。 更に本作はAIに加えて戦争という現在の地球上で特に重大なテーマを扱いながら、芸術の意義や価値といった領域にも触れていきます。これだけ大きいテーマをひとつの作品の中で扱おうとすると普通は散逸してしまいそうなものですが、メインのストーリーラインにそのどれもが密接に関わってきており綺麗にまとまっています。 テーマも挑戦的で良いですが、何よりストーリーが、そしてそれを支える絵の良さが際立っています。議論の尽きないテーマですし、人によって各論に賛否はあるでしょうけれど、1冊という短い時間の中でありながら読めば何かを確実に残してくれる作品です。 無料で読めてしまうのがもったいないくらいの作品ですので、とりあえずこの芸術の秋の夜長に読んでみてはいかがでしょうか。<<8283848586>>
※ネタバレを含むクチコミです。