青年マンガの感想・レビュー15413件<<514515516517518>>美しい表紙はそれだけで買う理由になるウィッチクラフトワークス 水薙竜mampukuマイナー月刊誌らしい、緻密な描き込みと繊細なタッチ、独特の引き込まれる雰囲気、三拍子揃った雰囲気ファンタジー漫画です。とはいえ敵の「塔の魔女」たちも個性的キャラクター揃いで飽きさせない面白さがあります。 美麗な表紙に誘われて手に取った人でも、中身で裏切られたと感じることはないはずです御飯時に読むべからず銀平飯科帳 河合単む江戸タイムスリップ料理! 江戸じゃ現代料理の方が明らかに美味しいだろうと想像するんですが、そうじゃなさそう。色々料理漫画ありますが、お腹が減ってきて帰ったら真似して作ってみようとまで思う漫画はこれが初めてかもしれない。 出汁ベースで身近に手に入るものを材料にしてるからでしょうか。 出汁が美味しい料理はたまらーん! それとも表紙が調理後の写真だから? まず火消し飯から実践してみたい。青春漫画に迷走・逆走はつきモノか?走れ!!天馬 𠮷田聡名無し𠮷田聡先生の作品はどれも好きだが、 なんだか連載が進行するうちに漫画のテーマや 登場人物のキャラが変わっていく作品が 多いようにも思う。 湘南爆走族も当初の雰囲気と中盤以後では大分変わる。 荒くれKNIGHTも細かく何々編、と変わって行った。 いい意味で、登場人物達のキャラが変わっていく感じを受ける。 結果的?に、それらはいずれも面白い漫画になるのだが。 ただの脇役と思っていたキャラの、 その後の味の深まりがかなり強かったりするので。 𠮷田聡先生自身がキャラに愛着がわいていき思い入れが増し、 結果、キャラ変更を活かす形で より良い作品になっていくという印象がある。 言い方をかえて表現するなら、 連載開始時点で完成されたキャラを描く先生ではなく、 暖気運転とか熟成期間を置いて キャラ変更路線変更ありきで面白い漫画を作る先生なのかも。 「走れ!!天馬」は、主人公も脇キャラも、 読者の共感を得る前の段階でアクセルを吹かしまくって 飛ばしすぎてしまった感じがする。 ちょっと、読んでいてついていくのが辛い感じがあった。 勝手な想像だが、当初はハイスピードな展開にして、 後半に流れを変化させること自体は、 連載前からほぼ構想していたことかと思う。 だが、読者がついてこれなかったので、 途中でのキャラが肉厚になって行って 読者も引き込まれていくという段階に 時間をかけてジックリと移行する展開に 繋げられなかったという感じがする。 梃入れを急いでしまった感じというか。 第2巻の後半くらいから、各キャラも話の内容も いい感じに動き始めるのだが、 出来ればそのへんはもう少しジックリと話を 展開して欲しかった。 キャラの変化が自分には少し急に感じられた。 当初の展開に比べると逆走感というか、 あれ急にキャラ変わったな、どうしたの、 という感じに戸惑ってしまった。 ラスト2巻あたりは、天馬も斉藤主将も他のキャラも かなりいい感じになる。 自分としてはそういった天馬や斉藤主将の変化は 読んでいて凄く良いなと思ったし、 そう思えたことでこの作品は良い作品だと思った。 だが、当初の展開から逆走気味にキャラや話が 変換するギャップは、読者万人が 良かったと思う流れではないようにも感じる。 自分としては第4巻とかの斉藤主将とかは 𠮷田聡先生の漫画のキャラらしい、その中でもとくに 物凄く良くて応援したくなるキャラになるので、 読んでよかったと思った漫画だ。 衝撃エッセイからお役立ちまでてんこ盛りマンガ麺 石黒正数 長田悠幸 シモダアサミ 峰なゆか スエカネクミコ 篠丸のどか 音井れこ丸 釣巻和 米代恭 上田信舟 鳴見なる 北駒生 三月えみ ロッキー トウテムポール タカダフミ子 板垣巴留 晴川シンタ 麻日隆 多田基生 たかし♂ 円藤エヌstarstarstarstarstarnyae漫画家ならではだなと思ったのは、原稿明けにボロボロの体で食べたものの思い出を語っている作家さんの多いこと。 殆どがエッセイですが、スエカネクミコ先生は創作でした。 衝撃的だったのは峰なゆか先生の炭水化物愛。 役に立ったのは晴川シンタ先生の蟻塚と、釣巻和先生の心太アレンジレシピ。 エッセイとして面白かったのは、石黒正数先生のラ王と多田基生先生の普段の食事が粗末すぎて美味しいラーメン食べたら脳がバグっちゃった話。 酒、肉、麺ときたら次はなんだろう。 スイーツ? わかり合えなさを小学生の目線で描くコスモス 光用千春nyaeとにかく思考する小学三年生の花ちゃんが主人公。 カレーに餃子を合わせてくる父親 両親に甘やかされる親戚の子供 自分の都合に合わせて親に離婚して欲しいと言う同級生 片親についての持論を展開してくる転校生 クラス替えで疎遠になった親友 両親が離婚したことによる身の回りの変化と、家族や親戚、同級生たちとの関係性。人間同士、わかり合えなくて当たり前なんだと小学生に教えてもらったような気持ちになりました。全て、そこらじゅうにある恋の話の短編集恋煮込み愛つゆだく大盛り にくまん子nyaeこの強烈なカバーデザインと作家名。 さぞや内容も重かろう、くどかろうと思いきや… なんとも愛しき人間たちのありふれた恋物語ですよ。 1話目以外は、あるある!とか、これ私じゃん!!なんて思いながら時にはじ〜んとしたり、胸をギュギュッっと締め付けられたり、過去を振り返ってえーんと泣いたりするはずです。 特に「よよの渦」が傑作だと思いました。 1話目以外は、共感の嵐が起きて心のいいね!ボタンを連打です。 実際にツイッターでも「いつもはなつにおわる」がバズっているようです。 なので、1話目飛ばして2話目から読むのも良いかもしれませんね。 1話目を否定しているんじゃないですが、笑 1話目のような話が続く作品だったら、ここまで心を掴まれなかったと思います。 みんなかわいいよ…涙煮込み愛辛さマシマシ にくまん子nyae恋煮込み愛つゆだく大盛りに引き続き、愛されたい女達の悲喜交交を描いた短編集。 なんと、よよの渦の続編が描かれています! 辛さマシマシだし、前作より重いのかなという感じがありますが、個人的には前よりも笑えたなと思いました。多分、前作では「にくまん子とは何者ぞ…」と少し恐る恐る読んでいて、それに比べると今回は絶大なる信頼があって読み始めたからかもしれません。 「とおくとおくとおくのほし きみはしらないしらない わたしのはなし」 という話では、とある星へ留学する女の子が主役で非日常的な世界観なのですが、好きな人のことで頭がいっぱいなのは宇宙にいようと地球にいようと同じだなという。 とりあえず今作も期待を裏切りませんし、あ〜みんなかわいいよ…となるはすです。 空手小公子 小日向海流空手小公子 小日向海流 馬場康誌さいろく小日向海流 格闘技はお好きですか?なんか聞いたことあるキャッチですが…格闘技というと空手、柔道、ムエタイ、コマンド・サンボ、柔術、レスリング、テコンドー、マーシャル・アーツ、ボクシングと様々なジャンルや流派がありまよね。主役である小日向海流はもちろん空手ベースです。しかしこの作品には実に多種多様な、一人一人がしっかり印象付くような名脇役たちが出てきます。中でも実在の人物をモチーフとしたキャラたちが生き生きと描かれているところに着目して欲しいですね。私はプロレス好きでして、先日武道館にて故・三沢光晴氏の追悼興行に行って参りました。と、ここで三沢さんの話を書いてたのでは文字数が足りないので省きます…が、その三沢さんそっくりのキャラも出てきます。34巻なんかでは某インディ団体のエースにそっくりなプロレスラー・田伏隼との試合が描かれていますが、この田伏のキャラクターが実にイイ!他にも魔●斗氏やレ・バ●ナなど、素晴らしいキャラたちがオリジナルキャラたちとうま~く絡んでます。無論、面白い漫画を構成するに必要な要素は全て揃ってますので、安心してお読み頂ける作品ではないかと。あ、女の子もカワイイですよ!同棲時代同棲時代 上村一夫さいろく「愛はいつもいくつかの過ちに満たされている。もし愛が美しいものなら、それは男と女が犯すこの過ちの美しさにほかならぬであろう。そして愛がいつも涙で終るものなら、それは愛がもともと涙の棲家だからだ。」 冒頭から哲学的な文章で始まるこの作品。読んでいくうちに不思議と引き込まれる上村ワールド。 私はこの作品で初めて上村一夫作品を読みましたが、一つ読むだけでどっぷりハマること間違いなし。この絵と話のバランス、この人の漫画は別格です。 自分を確立させるために必死に主張する次郎と今日子の愛の物語。 同棲するということと、男と女の境界。草食系男子にはないであろう古い形の男性像ではありますが、親近感が持てます。 上村一夫の世界への第一歩としてもオススメです。メイドインアビス つぶやき所メイドインアビス つくしあきひと名無しなんか思ったことなどを気軽につぶやく場所です 映画のメイドインアビス、子供が見に行ったら阿鼻叫喚だろうなぁ 息子からの手紙御身大事に… 村野守美はるか垣根の魔女の1編「御身大事に…」は、おばあさんと介護ヘルパーさんのお話。 「猛烈お婆さん・落合ミドリは、新人介護ヘルパーさんを困らせるためにわざと病弱を装ったり部屋を散らかしたり元気いっぱい。ヘルパーがお世話をしていくうちに、だんだんと2人の距離は縮まり、ミドリは特攻で死んだ息子からの手紙を読んでやってほしいと頼む。すると黒塗りがある手紙を読んだヘルパーは、インク消しで落とすことを思いつく…」というあらすじ。 ミドリさんのパワフルさの陰には辛い過去があり、黒塗りの下には息子のナマの姿があったのだなとジーンとしました。 45年前の読切とのこですが、今週のビッグコミックに載っていても全く違和感のない、色褪せない絵柄で本当に素敵です。この自堕落OLに絆されたい少年、ちょっとサボってこ? 赤城あさひとsogor25主人公は帰り道でも歩き勉強に励むマジメ度数80%の高校生。彼を通学路で待ち伏せするのはオフィスの外に出て仕事をサボってる謎のOLのお姉さん。一緒にサボりたいお姉さんとマジメを貫いて勉強したい高校生、2人の誰も傷つけることのない攻防のお話。 自分からガンガン絡んでくる割に絶妙に隙があって、でも適度にエロすぎないお姉さんと、基本マジメだからお姉さんの誘惑に抵抗しようとするも、残り20%の心の油断のせいでいつも根負けして流されてしまう高校生。脳のスイッチをOFFってずっと眺めてたい作品。 1巻まで読了これが…尊いという感情…社畜さんは幼女幽霊に癒されたい。 有田イマリsogor25社畜OLの前に現れた幽霊、それがひたすら自分の心配をしてくれる幼女の幽霊だった! 「可愛い…」 \可愛い!/ というお話。 でもただ可愛いだけじゃなくて、社畜さんを休ませようとするけど思う通りに出来てない幼女幽霊の可愛さ、そしてそれを見て逆に奮起して仕事を頑張る社畜さんというループで癒やしの歯車が回っていくので気付いたらどんどん読み進めていく。 そして読み終わった時に悟るのです。 「これが…尊いという感情か…」 1話まで読了。 ある男子高校生の少し不思議な成長の記録吐露 三ト和貴starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)ある日、トイレで吐いた吐瀉物はむくむくと好きな人の形へと変化し、それ以来部屋では彼女と、思ったことを思ったように好き放題行っていた。 思春期に、自分勝手で利己的であった自分から、他人との境界線を感じ、思うようにできるものとできないものを理解し、ひとつ殻を破るまでのお話。 人はある時期まで、万能感に包まれなんでも出来る気がするし、他人は自分の望むことは何でもしてくれるものだと思ってしまうフシが誰しもある。 それは、母性由来の影響だと僕は思っていて、子の望むことに対して極力親は叶えてあげたいもので、それが「願い事は基本的に叶う」という万能感につながる。 無理なものは無理で、他人や他人の心を自分の好きなように動かすことなんて基本的にはできないし、無理やり好きなように行動させられたとしてもそこに心はないといつかは悟るはずだ。 そこのややこしいところを、思春期に日常の対人関係の中で一歩踏み込んだ人ととの対話で自然と学んでいく。 それは部活であったり友人であったり恋人であったり。 その通過儀礼を若い時期に果たせなかった人たちがたまにいるヤバイ大人やクレーマーへと化けるのだ。 他人は「お母さん」ではない。 なので、ある意味、この主人公は自分のお母さんとセックスしまくっていたことになる、と考えたらまさに「吐き気」が止まらない。 少し不思議で手痛い授業料だったが、これで一つ大人になった。 主人公がこの体験を客観的に言語化してキチンと自覚できるようになるのはまだ先かもしれないが、感覚で分かっているはずだ。 他人を思う通りにしようなどおこがましい。 好きな人は、モノを扱うように好きにできるものではなく、一人の人格を持った者だ。 "だからこそ"面白いし、恋焦がれる。 甘く切ないひと夏のいい想い出。 この経験を糧に、これから主人公は本当の意味で恋をしていくのだろう。 あー、考え様によっては人生は面白くなっていくように作られているんじゃないだろうか。 最高かよ、人生。感動で震える読切52p #読切応援星に願いを 光用千春starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。永久に読んでいられる作品心のクウェート 香山哲なかやま主人公であり作者の香山哲さんが「心のクウェート」を探し旅をする そんな作品です。 1ページ1ページに味があり、見どころがある 特に「ドイツの犬はかしこい」部分のはなしが好きです。 メッセージ性が強いわけではないが、心に訴えてくる 定期的に心のクウェート分が補給したくなって読み返す まだ買えるか不明ですが、紙版は読みすぎてボロボロに・・・ 美しくまとまった全3巻ロジカとラッカセイ 紀ノ目名無し全3巻 読後感は最高です。 各話、若干の含みを持った終わり方ですが、話と話の間のイラストで心を救われ 最終的に、コレ以上の締め方は無いんじゃないか?というぐらい完璧に綺麗にまとまっています。 読む人を選ぶ本が増える中、コレはどんな人にもオススメ出来る作品だと思います。柔らかく滑らかな肌の奥にあるざらざらとした感情柔肌 ハルミチヒロ兎来栄寿『あにいもうと』『夜をとめないで』のハルミチヒロさんの最新刊。それらの作品からの続きも一部ありますが、こちら一冊単体でも十二分に楽しめる上質な短編集です。 純朴に愛し合う二人もいれば愛と呼ぶには少し屈折し過ぎた想いを持つ者もおり、恋愛マンガと言い切るとやや語弊が生じもののそれに近しい感情を主に扱った物語群となっています。 振り切れていたり歪んでいたりはしても、この世のどこかにはこうした想いを抱えている人もいるのだろうなとリアルさを感じさせてくれる心情表現の巧みさは流石。個人的には「蓮の花」で描かれている感情が特に好きです。 吸い込まれそうな美しい表紙を見れば解る通り絵も非常に良く、叙情性豊かな物語と合わさってとても高い満足度をもたらしてくれる一冊となっています。 ストレートな恋愛物より拗れた話や細かな感情の機微を描いた作品が好きな方にお薦めです。とても柔肌 ハルミチヒロ大トロピュアな登場人物ばかりでした。 みんな傷つきながらも愛に生きていて素敵な作品です。 普通にかわいい女の友情と筋肉 KANAやむちゃタイトルと表紙絵から想像できる通りのギャグ漫画なんですが、3人が3人とも潔い・かっこいい・仕事ができる・・・そして可愛いのです。絶対憎めないキャラクター。 最後は筋肉で締めるオチのなんと多いことか…とは思いますが、わかりやすい4コマなのでついつい読み進めてしまいます。短時間の息抜きにも最高です。ハイファンタジーの世界にどっぷり浸れ!モンストレス マージョリー・リュウ サナ・タケダ 椎名ゆかり書肆喫茶mori店主恐ろしい怪物を身体に宿した隻腕の美少女マイカ。母親の死の真相と復讐に燃えるマイカは、やがて自身の身に巣くう怪物と対峙していくことになる… 身のうちに潜む怪物の秘密、立ちふさがる魔女集団、個性的でゴージャスなキャラクター、全編で展開される流麗で仄暗いビジュアル。 2017年、英国幻想文学大賞。2018年、アイズナー賞、ハーヴェイ賞。2017~2019年、ヒューゴー賞三連覇受賞! ハイファンタジーの世界にどっぷり浸りたいときにオススメです!鉛筆画のぬくもりが優しい、新感覚グルメ漫画月夜のグルメ 舞城王太郎 奥西チエnyae全編、おそらく鉛筆で描かれているために騒々しい客の声も心地の良い賑わいに感じられる今まであまり読んだことがないタイプのグルメ漫画。 主人公の朔良は週末の夜遅く、亡くなった父が残した手帳に記されているお店をひとりで巡っている。子供の頃は多忙で一緒にいる時間が少なかったが、父の足跡をたどり思い出を共有することで、空いてしまった隙間を埋めている。 遅い時間帯の食事はカロリーの面で気になるが、できるだけ父の記録したものは注文するのがポリシー。 専門用語や、わからない食材の名前などは店員に聞き、食事の内容によって飲むお酒も変える。とくに朔良はお酒の飲みっぷりがよく、気持ちがいい。 1人で飲んでいる人間はほとんどいない店に、躊躇なく入っていけるのがすごい。そういうの憧れるけど難しいよなー… 料理や店の雰囲気の描写に説得力があるから、絶対にモデルにしている店があるはずなのに、情報が一切載っていないのもこの本の特徴。 ただ、両国にある店の回でとても印象的な名前のメニューが出てきたので検索したところ、すぐにヒットした。笑 こうやって自分で調べれば朔良が行った店には行けるのでは、と思う。 ポスト孤独のグルメ的なコメントがあるけど、これもドラマ化とかするのかな〜 なろう風刺ギャグ異世界に転生してみよう。 カレーとネコ名無し昨今のラノベが中高生でなく、社会人に売れているのはいまやよく知られたことだ。この社会人が疲れている。とても疲れているから、インスタントなものを好む。そんな情勢をいくところまでやりきったギャグ漫画。 ここではわかりやすく、失敗例を出して、オチを付けているが、どうなんだろう。もっとインスタントなのが流行ったりして……恋を飛ばして良いのかな??ルポルタージュ‐追悼記事‐ 売野機子まさお前作よりルポタージュのエピソードがしっかりした分だけ恋しない世界の輪郭がくっきりして面白い。合理的に生活するのが良いのか、感情に任せて生きていくのがいいのか?この問いかけが前作より強くて出て考えさせられた〜。<<514515516517518>>
マイナー月刊誌らしい、緻密な描き込みと繊細なタッチ、独特の引き込まれる雰囲気、三拍子揃った雰囲気ファンタジー漫画です。とはいえ敵の「塔の魔女」たちも個性的キャラクター揃いで飽きさせない面白さがあります。 美麗な表紙に誘われて手に取った人でも、中身で裏切られたと感じることはないはずです