青年マンガの感想・レビュー15411件<<508509510511512>>上手く出来るから好きになるのか、好きになったから上手くなりたいのか柔のミケランジェロ カクイシシュンスケ名無し三毛蘭丈、高校一年生。 アクション・スターのスタローンが大好きだが 自身はスポーツ暦ゼロ。体力ゼロ。 コマ撮り動画の作成が趣味。 父親が絵画教室の講師なので小さいころから 人物画、彫刻画のデッサンだけはやりこんでいた。 なので「人の重心の位置は見れば解る」ようになった。 その素質を見抜いた強引な先輩に ほぼ無理矢理に柔道部に勧誘される。 体力に自信ゼロ、柔道への興味もゼロの蘭丈だったが、 出足払いを決めて相手の重心が崩れたとき、 その感触が忘れられなくなる。 「ボクもスライみたいになれる?」 なれるわけがない、が なれたらいいな、になり なれるかも、が なるんだ、になる。 頑張れ蘭丈、めざせスタローン! ボクシングじゃなくて柔道だけれど。 新谷かおる作品の中でも異彩を放つマンガぶっとび!!CPU 新谷かおるマンガトリツカレ男俺の大好きな新谷かおるの新作だと思って読んだら全く想像していなかった内容だった... 確か「砂の薔薇」と同時期ぐらいにやっていたんだよな 面白いかどうかと聞かれたら、「俺は新谷かおるの漫画は全部好きだよ・・・」としか言わんよ流行りの最先端に乗ってる感じ氷川凛子のぐだりんこ酒 七竈アンノ名無し「女性が楽しく飲み食いしてる姿を楽しむ」系のマンガ。 「キリッとした女性の素に戻ってる姿を楽しむ」マンガも最近多い(干物妹!うまるちゃんとか、かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~とか)ので、まさにハイブリッドという感じ。 あと作者が裸者と裸者 孤児部隊の世界永久戦争のコミカライズの人と知りギャップに驚いた 今後どうやってひとりで飲めるもん!と差別化を図っていくのか楽しみ読者の倫理観に答えのない問いを投げかける物語黒白を弁ぜず 窪谷純一sogor25「黒白(こくびゃく)を弁ぜず」 意味: 物事の正邪・善悪・是非の区別ができない。 ― デジタル大辞泉(小学館)より引用 犯罪心理学を学びながら自らも7人もの人間を殺害した連続殺人犯・黒枝生。彼を捜査に参加させる上でもしもの時に"彼を撃つことができる"という理由で彼の護衛を任された捜査一課の刑事・白葉大地。かつてなく歪な組み合わせの2人によるバディサスペンス。 絶対に理解り合わない2人が対峙するのは数々の猟奇的な連続殺人、そして決して混じり合わないはずの善悪の価値観。 それを根底からを揺るがすことで読者の倫理観の奥底に訴えかけてくる、答えのないメッセージが強い作品。 また、ストーリーもさることながら、マンガとしての画面作りの"白さ"も強烈に印象に残る。会話劇が中心のために絵の情報量を少なくしようという意図なのか、背景を極端に省略したコマを多用していることも理由の1つなのだが、それよりも黒枝と白葉、2人のコントラストとしての白さが目につく。 名前およびキャラの背景に反するように、黒枝は白髪の青年として描かれ、服装は勿論、影の描写すらも黒塗りを最小限に留めている。それに対して白葉は黒髪かつ服装もスーツなので黒なのだが、まるで照明に照らされているかのように髪や服装の大部分が白く塗られる形で描かれることが多い。言い方を変えれば黒の部分が白色に"侵食"されているようにも見えるのだが、果たしてこの表現には何か意図があるのだろうか…。 1巻まで読了 『ハイテクノリコ』 左藤真通 モーニング2017年36・37号ハイテクノリコ 左藤真通名無し『アイアンバディ』の左藤真通の読み切り。モーニング35周年企画の【CARNAVAL】第20弾その女、ジルバその女、ジルバ 有間しのぶstarstarstarstarstar干し芋『死者が残した形あるものは暴かれるの。』 『でないと、死者の心残りを代りに遂げてやれないでしょう。』 チーママの言葉、刺さります。 何となく、触れちゃいけないもののような気がしてたから・・・。山賊ダイアリーの著者が原作を担当してるソウナンですか? 岡本健太郎 さがら梨々さいろくYouTubeでディスカバリーチャンネルのエドが裸一貫からスタートするガチサバイバルシリーズ大好きなので(超面白いのでオススメ)割と知ってるネタが出て来て感心する。 そして女子は可愛いしサバイバルは露出度が高くなる。わかるね? こういうサバイバル系のマンガは何かあった時に知識としてあるのとないのでは雲泥の差になると思うのだけど、サバイバル系もさいとうたかを先生のバイブルもあるし何から手を付けていいのか悩むと思う。 これは読みやすい(軽い)という意味では秀でているので私としてはオススメ。 すごい真面目な内容マンガ 「獄中面会物語」 塚原洋一 片岡健マンガトリツカレ男有名殺人事件の殺人犯との面会の記録を漫画化した内容。ちょっと実話ナックルっぽいかなと思ってたら全く違った。マスコミの報道で見る殺人犯という扱いでなく実際に面会した人間しかわからない実像や事件の内容が書いてありおもしろかった。 全く使う機会はないと思うが巻末特集の「殺人犯たちと面会する方法」はこれでしか知ることができないなコマのひとつが尊く、綺麗見上げると君は 小堀真名無し身長差を取り扱った作品はたくさんあるけど、これは特別に好き。身長が違うからこそ視点が合わないふたりが出会ったのはただの恋じゃなくて、奇跡。それを丁寧に描いている。コマ割り、トーン、背景。どれもが印象的なシーンを鮮やかに彩っている。いい作品。ついにバレたけどザ・ファブル 南勝久さいろく※ネタバレを含むクチコミです。 入れ替わることで気づいた、幸せな生き方の話逆のボタンはかけづらい 路田行nyae職場結婚した夫婦。仕事人間だった妻は妊活のために退職。仕事好きじゃない夫が妻の後任として慣れない仕事に四苦八苦。 しかし2人はスレ違い、大喧嘩の末に中身が入れ替わってしまい…。 入れ替わることで相手の生活を体験することになるのですが、自分が本当にやりたいことは何か、お互いが幸せな生活とは何なのかに気づくことができます。 「世間の常識」にとらわれて不幸にならないように、誰に何を言われようと、自分にとっての幸せが何かを優先したいと思えるような、ものすごくいい話です。とにかく泣ける、70歳はじめての子育てと終活。セブンティドリームズ タイム涼介名無しセブンティウイザンを最後まで読んでなかった者ですが(すみません)、続編が連載されていて驚きました。3人共元気そうで本当に良かった。 もう愛が、愛が溢れてしょうがないですねこの漫画は。溢れる涙もキラキラ輝いてるしで、眩しいったら。 未来ちゃんを授かってからこの夫婦は明らかに絆も深まって、活力がみなぎってる。 ただ、こんどはお父さんに癌が…今度こそ最後まで見届けたい。 漫画ならではの表現が面白い!感情ステッカー 正青コムましゅまろ人の感情を表す擬態語が漫画の描き文字のように見える男が主人公。そのため仕事が忙しい時は、職場が刺々しい「イライラ・ピリピリ・カリカリ」などでいっぱいになっているのが見えるし、同僚が悲しいことを隠していても、背中に「しおしお」が浮かんでいるので見抜くことが出来ます。 さらに不思議なことに、主人公は**人の感情をステッカーのように剥がして自分にくっつけることができる**…というあらすじ。 前作の『かおる子さんは犬程ではないけれど』が目に見えない「匂い」をテーマにしたお話だったのに対して、こちらは「感情」がテーマでした。 https://twitter.com/masao_com_/status/1171085021525901312?s=20 **絵が可愛いのがとにかく良かった!** 今回の読切では、人の感情を奪ってしまったことへの罪悪感や、自分の能力が万能ではないことを描いていたけど、アイデア次第では能力もっと面白い使い方ができそうだなと思いました。特にこの設楽さんから奪ったドキドキを、うっかり相田さんの前でくっつけてしまうシーンにはすごく可能性(意味深)を感じます…! 正青コム先生の描かれる「すこしふしぎなお話」をこれからも楽しみにしています! http://www.moae.jp/comic/reiwaproject/6 (画像は本編より) 竜馬の幼少期から始まる、熱き時代お~い!竜馬 小山ゆう 武田鉄矢マウナケア日本人の男子なら死ぬまでに一度は憧れるという”幕末”。かく言う私もつい先日、会津若松にあるという近藤勇の墓を見にいったりと、ちょっとした幕末オタク。そんなことはどうでもいいのですが、その時代の英雄にして日本史上最大のヒーローが坂本竜馬である、ということはほぼ異論がないでしょう。そこで表題作。竜馬について描かれた漫画はいくつかありますが、この作品で特筆したいのは幼少期の描写に枚数を割いていること。”龍の如く”活躍した維新前夜のイメージは沸くものの、なぜそういう行動に出たのかということは、少年時代を掘り下げないと見えてこないこと。土佐での上士・郷士といった身分制度や同世代の仲間など。これらが頭に入っていると、幕末の様々な関係がクリアに見えてくるというものです。さらに言えば、この時期の竜馬の行動なんて文献に残ってないはずなので、それを描ききってしまった、ということがスゴイ。眉唾だったり、かったるかったりする所もありますが、そこを読み終えると、熱い時代の新しい面が見えてくるのではと思います。優しさの化身シガレット&チェリー 河上大志郎さいろく先輩みたいな先輩ほしかった…バカしかいなかったなぁうちの先輩達…いい人ばかりではあった。 もしかしてバカっていい人なのでは…この主人公を見て思った。 あとこれファンタジーなので見る人は特に注目した方がいいですよ!ガウチョ侍に!かわいいカワウソの逆作画崩壊おそとにでようよ雨やんだら 夏花ナオトたか「酒を飲むとカワウソと話せるようになる」という、ナチュラルにキマってる設定に笑った。 これを機に「カワウソ」でググったら、予測変換に「獺」と出てビックリ!(ちゃんと店長の飲んでる酒が「だっさい酒」なのもそういうことか!) ぬいぐるみみたいにキュートなカワウソより、逆作画崩壊してるおっさんみたいなカワウソの方が好き 危機一髪の寸止め具合にハラハラももえのひっぷ コージィ城倉マウナケアタイトルからしてミスリード、ってことなんでしょうか? またこの表紙絵の意味深なこと。何やら低俗な想像をしてしまいますが、実はこの作品、錬りに練られたまっとうなサスペンスなんですね。発端はダム建設中止を掲げた町長候補の事故死。その隠ぺい工作の裏に隠された謎、そして遺された未亡人・桃肢にまとわりつく不穏な視線、やがて明らかになる田舎町の実態、というのがドラマの核になります。海外ドラマの「ツインピークス」や「LOST」を思い浮かべてくれればわかりやすいのではないでしょうか。クマも出てきますしね。じゃあこれらのドラマのように、けっこう頭を悩ますか?というとそんなことはなし。絵柄はまるっこく、キャラの動きがよくわかり読みやすい。そうだったのかという満足感と、続きが気になるという飢餓感のバランスも絶妙。さらに桃肢の危機一髪の寸止め具合がハンパじゃなく…。とにかく一読してみてください。ハラハラドキドキ、桃肢の貞操…ではなくて、ドラマの行方が気になって仕方がなくなるはずです。ゴルゴ13との違いオペレーションG.G. さいとう・たかをマウナケア海外で日本人が武装グループ絡みの事件に巻き込まれても、今の日本では武力行使や特殊工作ということはできないそうですね。特殊部隊のようなものはあるらしいですが、これの活動は国内犯罪限定だそうで。じゃあ、国ではなくて民間の部隊で影の組織なら…、というのが本作。リーダー・五条厳の頭文字から名付けられた五人のチーム、オペレーションG.G.。日本人のみで構成された彼ら特殊部隊が海外で拉致された人物を救出するストーリーです。この作品、一話あたりのページ数は約80ページと、かなりのボリューム。かつ、事件のディティールをきちんと説明しているため、セリフも多く、一見”濃い”印象を受けます。ただしよく似た構成の『ゴルゴ13』とは違って、アクションを重視しているために、キャラが動き始めると展開はスピーディ。日本人が主役ということで、そのメンタリティも盛り込まれていて、疑似現実とはいえメリハリの効いた活劇になっています。実在したら…なんてのは野暮。テロの現実を知識として身に付けつつ、スパイ映画ふうに彼らの活躍を楽しむのがいいと思います。8巻から異次元に飛んだあそびあそばせ 涼川りんさいろく※ネタバレを含むクチコミです。 ジブリやスチームパンクファンにも読んでもらいたい19世紀SF少年活劇!星々の城 1869年:宇宙の征服 原正人 アレックス・アリス書肆喫茶mori店主エーテルと呼ばれる物体が宇宙に満ちていると信じられていた時代、19世紀。バイエルンを舞台にしたSF少年活劇! ジブリやスチームパンクファンにも読んでもらいたい作品! エーテルを研究して空に飛び立ったまま帰らない母の手帳に導かれバイエルンに向かった少年セラファン。そこには秘密裏に空飛ぶ機械を開発している謎めいた王ルードヴィヒがいた。セラファンはバイエルンで出会ったゾフィー、ハンスとエーテル騎士団を結成し…… 少年たちに胸踊る冒険が待ち受ける! とにかく色彩が美しい! バイエルンの街並み、ノイシュヴァンシュタイン城、空飛ぶ機械に、星々がきらめく宇宙… 淡い水彩で描き出されるシーンのどこをとっても美しい! 個人的には精密に作り込まれた飛行船のパースにときめいてしまいます…! 襲う理由モンキーピーク 志名坂高次 粂田晃宏名無し※ネタバレを含むクチコミです。猿に皆殺しにされるモンキーピーク 志名坂高次 粂田晃宏ハルマゲ丼製薬会社のレクリエーションで軽い登山に行っていたら突然現れたなたを持つ猿の面をした奴に社員が次々殺されて行くっていう漫画 携帯とかも紛失してしまって連絡は取れず、猿の罠にみんなでハマってしまい、みたいなどんどん状況が悪くなって行っている。 サバイバル要素とかも結構あるし、面白かった 巻が進むごとに重厚感が増す人間ドラマニュクスの角灯 高浜寛sogor25舞台は明治の長崎。西南戦争で親を亡くし、叔父の家で世話になることになった少女・美世。彼女には「触れた物の過去や未来の持ち主が分かる」という神通力があった。その能力を買われて、店主・小浦百年がパリで仕入れてきた最先端の品々を取り扱う道具屋「蛮」で奉公することになった彼女の物語。 当時の長崎の風景を丁寧に表現していたり、実在の人物も登場したりして、基本的には明治時代の雰囲気に忠実な作品なのですが、美世の"神通力"という設定もあり、若干のファンタジー感を漂わせながら物語は進み、そのなかで主人公・美世の人間的な成長が描かれていきます。序盤は"神通力"のファンタジー感もあって不思議な魅力のある作品だと思っていたましたが、巻が進むにつれて美世の人間的な成長を中心とした重厚なヒューマンドラマが描かれ、確かな魅力のある作品に変わっていきました。 また、実は美世の"神通力"にはある秘密が隠されているのですが、その秘密が明かされた時に美世の最も大きな成長が見られ、更にそれが最終盤になって活きてくるという、仕掛けの巧みさも兼ね備えています。 私は単行本を1巻から追っていたのですが、美世の人間的な成長と世界観の広がりを読み取れるため、また時間の流れを作品全体から感じられ、読み終わった瞬間また最初から読み始めたくなる作品なので、ぜひ全6巻まとめ読みで読破してほしい作品です。 全6巻読了。いつまでも新作を待つとんがりタナトス 内山博司ロウlowblowブロウIKKIの付録についていた、「第56回新人コミック大賞受賞作」の『青い空の日』を読んで一発で大好きになった作家(当時の名義は内山八景)。 小林まことやいましろたかし、初期のタナカカツキの影響を受けたようなタッチと、登場人物すべてが爽やかな、作者の誠実さがわかる傑作だった。 そしてこの「とんがりタナトス」も同様。画はいくらか洗練されてはいるものの、瑞々しさはそのまま。 作者はこの一作を描き上げて以降、音沙汰はない。 もしかしたら引退されているのかもしれないけど、自分はいつまでも新作を待っていたい。<<508509510511512>>
三毛蘭丈、高校一年生。 アクション・スターのスタローンが大好きだが 自身はスポーツ暦ゼロ。体力ゼロ。 コマ撮り動画の作成が趣味。 父親が絵画教室の講師なので小さいころから 人物画、彫刻画のデッサンだけはやりこんでいた。 なので「人の重心の位置は見れば解る」ようになった。 その素質を見抜いた強引な先輩に ほぼ無理矢理に柔道部に勧誘される。 体力に自信ゼロ、柔道への興味もゼロの蘭丈だったが、 出足払いを決めて相手の重心が崩れたとき、 その感触が忘れられなくなる。 「ボクもスライみたいになれる?」 なれるわけがない、が なれたらいいな、になり なれるかも、が なるんだ、になる。 頑張れ蘭丈、めざせスタローン! ボクシングじゃなくて柔道だけれど。