青年マンガの感想・レビュー15392件<<300301302303304>>たまらないよ姉の友人 ばったんさいろく今日子サン、ミステリアスな謎の美女。 それに振り回される2人の姉妹。 ではないんだよ、たまらんよ。金塊を目指して杉本とアシリパの冒険が…ゴールデンカムイ 野田サトル名無し金塊を目指して杉本とアシリパの冒険が始まる。何よりも愛らしいキャラクターが沢山出てくるので全キャラに愛が湧く。アイヌの豆知識も知れるので面白い。渡る世間話鬼ばかり赤鬼の涙 前後編 本宮ひろ志名無し2話で終わり、はもったいない連載すればいいのに。7人のフリーターから学ぶ生きるヒント勝ち組フリーター列伝 吉本浩二 大西祥平starstarstarstarstarひさぴよ吉本浩二作品ではお馴染みの、私小説とインタビューを混ぜたようなスタイルは、この作品から始まったそうです。漫画家を続けるか辞めるか迷っていた時期の葛藤を描いた「自伝マンガ」としての一面を持っている作品。 世の中の普通から外れた、個性の強い7人のフリーターたちとの出会いに影響され、終盤で吉本先生はあることを決意します。それは次作の「日本をゆっくり走ってみたよ」に繋がっていきます。この作品における出会いが大きな転機となってることを考えると、マストで読むべき作品なのですが、しかし残念ながら電子書籍化されていない為、読むには古本屋などで手に入れるしかないです。※ 後に「ブラックジャック創作秘話」で輝かしい賞を取るとは思えないくらいのダメっぷりが描かれてますが、そんな吉本先生を支えていた大西祥平さんの功績というのめちゃくちゃ大きかったんだなあというのを読んでいて感じました。 ※追記: 2022年12月に電子書籍化 この世界線に行きたいぺろり!スタグル旅 能田達規野愛数年前に読んでいたら、スポーツ観戦しながらお酒飲んだりするの楽しいよねわかるわかる!的感想を抱いたと思うんですが このご時世なので、うらやましい!!!この世界線に行きたい!!!って思いました。切実。 同じチームを応援する友達とアウェイのスタジアム巡り。絶対楽しいですよね。 お酒飲んでスタジアムのごはん食べて、試合後は二次会して…最高ですね。 後楽園ホールのレモンサワーとファイターチキンが恋しくなりました。サッカーでもスタジアムでもないけど。面白いクロサギ 黒丸 夏原武名無し名作だし勉強になるような感じもある創業者列伝という名のゴシップネタのオンパレード(笑)まんが鬼の創業者列伝 コアコミックス編集部starstarstarstarstarウマタロ「創業者列伝」と銘打っておきながら不祥事エピソードが中心で、その他はいつも通りの芸能ゴシップ系の下ネタが中心だった。 巻頭の「渋沢栄一 タブー人生」(作画・池田鷹一)は、特にタブーでもなんでもなく、正統派の自伝漫画だったので拍子抜け。良い漫画だとは思うが。 「なぜだ!」で有名な三越事件の岡田社長を漫画にしたやつが一番おもしろい。 タブー特盛まんが 2019年業界最初の悪特盛 アンソロジー コアコミックス編集部starstarstarstarstarウマタロ野球のネタは若干飛ばしすぎだろって内容だったなあ。読売Gロゴのモザイクのかけ方がかなり面白い。「脱北女性人身売買の現実」「ウリ専に沈められた男」などの話は特に悲惨だ。「売春島――「最後の桃源郷」渡鹿野島(わたかのじま)」のルポ漫画は、原作のさわりをコミカライズしたような感じで、ほかのコミカライズがあれば読んでみたいと思った。「私服警官見抜き屋」(漫画:駕籠真太郎)がよかった実録悪い人DX あわれなゴミ人間 コアコミックス編集部starstarstarstarstarウマタロ「私服警官見抜き屋」(漫画:駕籠真太郎) 歓楽街のガサ入れに来る私服警官を見抜くというお仕事。人の顔を覚える記憶能力+ 特殊な眼力+警察犬並の鼻を持つ老人の話。ネタ自体が面白い上に、味のある絵で、さすが駕籠真太郎というべきか、連載陣の中で、頭一つ抜けて漫画が上手いと感じてしまうw その他のおすすめネタ ・「知られざる競馬ビジネスの闇」 真偽はともかく、昔から噂のある八百長や馬肉系のネタ。若い競馬ファンは知ったらショックを受けるだろうな ・「山菜採りで死者続出」 主人公の顔が逃亡中の市橋容疑者という悪ノリがよかった。山菜採りは儲かるんだよね「まんだら屋の良太」を読み始めたけど…まんだら屋の良太 畑中純starstarstarstarstar_borderかしこ九州の山奥にある温泉旅館「まんだら屋」が舞台のお色気漫画です。色恋沙汰って言うとちょっと綺麗に言いすぎてるなって思うくらいエロのインパクトがすごいです。決して子供には見せられませんが、大人が読むと不思議といやらしいとは感じない作品だと思います。 文庫版で買ったんですが、文庫版は売れ行きが良くなくて途中で出版中止になってしまったんだそうです。最終回がどうなってるのか気になるけど、50巻全部読むべきか迷ってます…。文庫版では青木雄二が「畑中純さんの漫画を読んで僕も大人の鑑賞に耐えうる漫画を描きたいと思った」と語っていました。 このマンガの存在を知らなかった水木先生とぼく 水木プロダクション 村澤昌夫starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男巨匠の元アシスタントマンガは色々あるのは知っていたがこのマンガの存在は知らなかった。馴染み深い後期のビッグゴールドの水木しげるマンガの絵だった。森野達弥も似ているなとは思ったがこちらの方がより似ていた。 内容は水木しげるのアシスタント歴40年の作者が書いたエッセイ風で読みやすく知らないエピソードも多く面白かった。ジョージ秋山の「浮浪雲」を読んだ時のエピソードがいい 暴力的にカワイイうちの師匠はしっぽがない 幸村誠 TNSK 小田すずか 櫓刃鉄火mampuku 上方落語×ファンタジー×けもカワ!! 設定盛りすぎでは!?と心配になるも、可愛さとユルさが全てを包み込むことで、「よつばと!」「ふらいんぐうぃっち」のように無限に読み続けたくなる中毒性を帯びています。 一話完結形式で、落語のようにオチがついてて毎回安心して読めます。 上方落語、漫画や創作で触れるのはたぶん初めてなので新鮮でした。じっさい本物を聞いてみると東京とは違うのでしょうか高卒1年目の元バッテリーが名門と弱小に分かれプロで激突する1年間の物語 #推しを3行で推すバッテリー かわぐちかいじたか※ネタバレを含むクチコミです。 完結してから読むべきだったかもペスト 車戸亮太 カミュかしこ「リウーを待ちながら」を読んだら「ペスト」を読まなければらならない!という気持ちになったので読んでみた。車戸亮太先生の漫画も元から好きなので連載開始した時から気にはなっていたんだけど、世の中がコロナでパニックになり始めたばかりの頃だったのでなんとなく読まずにいてしまっていた。 感想ですが、2021年秋発売の4巻で完結するそうなので、完結してから一気読みすればよかったな…というのが正直なところです。現実世界の状況とも似ているところがあるけれども、「リウーを待ちながら」のストーリーもだいぶ「ペスト」の影響があるんだなってことが分かりました。なので益々ラストが気になる。信じ難いが概ね事実らしい…ヤング田中K一 田中圭一nyae漫画家の田中圭一がまだヤングだった頃のエピソードを漫画にしたものらしいが、読み初めは「エッセイと見せかけてフィクションだな」と思ってしまうほどにあり得ない事だらけでトンデモな内容であった。しかし玩具メーカーの社員だった頃の同僚や後輩との座談会で当時のことを振り返ったりして「もしかしてこれ、事実なのか…?」と気づいて背筋が凍る思いでした。バブルってこういうものなの!!?? 最後に、漫画家としていろんな作品を生み出せたのはこの破天荒な玩具メーカー社員時代のおかげだと描いてありましたが、本当にこの方の作風の根底にはこの会社の存在があると言い切れます。この会社がなければ漫画家田中圭一は居ないでしょう。水木しげるのアシスタント歴40年の作者が送る回想エッセイ水木先生とぼく 水木プロダクション 村澤昌夫starstarstarstarstarかしこ巨匠レベルの漫画家にもなるとアシスタントをされていた方が描いた回想エッセイがあったります。例えば「あしたのジョーに憧れて」「藤子スタジオ アシスタント日記 まいっちんぐマンガ道」などです。こういうのを読むと大先生の人柄や師弟愛に感動せずにはいられないのですが、「水木先生とぼく」は更にすごかったです…!何がすごいって水木しげる先生の絵にそっくりなんです。素人目には水木先生が描いてるとしか思えない。それはつまり作者の村澤昌夫さんは今も水木先生の背中を追っているということなんです。詳しくは巻末で京極夏彦さんが説明してるのでそれを読んで欲しい。水木先生がすごいのはもちろんだけど村澤さんの画業もすごい。マジで泣けるくらいすごいです。これ続編はないのだろうか?もっと読みたい!! こういう短くて笑える漫画に弱い #読切応援疫病神の恋わずらい イイジマnyae※ネタバレを含むクチコミです。上品でかわいい、食いだおれ漫画姫野さん、くいだおれる。 サイトウミチ野愛ディープな大阪グルメ×才色兼備なお嬢様! お嬢様学校の生徒会長・姫野さんが放課後や休日にさまざまな大阪グルメを食べ尽くすお話。 上品な女の子が欲望を解放させる系の飯漫画でありがちな過剰なシズル感やセクシーな誇張がないのが素晴らしいです。 食事シーンも上品で、純粋に美味しいご飯を楽しんでいるのが伝わってきます。 帰りはじいやが迎えに来てくれるのも見ていて安心します。 大阪グルメの魅力もお嬢様の魅力も100%で届けてくれるすてきな作品です。 ドライカレーにも焼きそばにも生卵、美味しそう…! あとパチンコ屋の看板にツッコミ入れるお嬢様とても推せる。オチが良かった #読切応援たぬきの通り道 景山五月nyaeあのオチがなかったら、ふ〜んいい話、で終わってた気がします。 家庭の経済格差によって子供同士の間に距離ができてしまうのは悲しいことなので、それがほんわかしたストーリーで修復されていくのがよい。 サンクチュアリ読んでみたサンクチュアリ 池上遼一 史村翔かしこまず史村翔って武論尊なんだ…っていうところに驚きました。文庫版で読んでたんですけど1巻に当時を振り返ってのコメントがあって、それを読むと天下の池上遼一先生と組むとあって、かなり編集長にビビらされたらしいです(笑)。プレッシャーから北海道の牧場に逃走したこともあったそう…。 ヤクザが出てくることは何となく知ってたけど、こんなに規模がデカいストーリーだったとは…!サンクチュアリってこういう話なんだ。現実ではありえないような展開でも、池上先生のキャラがカッコいいから納得しちゃいます。でも北条と副署長が結ばれるシーンは神々しすぎて「なんだこれ〜!」って声が出ました。キメ顔の似合う男前がたくさん出てきますが、一番好きなのは渡海さんです。人生について考えさせられる日々我人間 桜玉吉hysysk漫画喫茶での生活や伊豆での生活を面白おかしく漫画にしているのだが、読んでるうちにだんだん自分がどう老いと向き合っていくかについて考えさせられる。 歳を取っても連載を続けている漫画家は沢山いらっしゃるが、回想でもなく、子育てや病気などテーマのある体験談でもなく、ただ生きている様を描いたものはそんなに多くないのではないだろうか?何というか少し先の自分を見ているようで、楽しみながらもふと真顔になってしまう瞬間がある。今では連載できなそうだな...五月原課長のつぶやき 中島徹starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男主人公は五月原清隆。あらすじに書いてあるとおり五月といえば「端午の節句」。それゆえ五月原を“セックハラ”と読まれ、本人はその気がないが行動がセクハラにつながり“セクハラ課長”の名で通ってる。良かれと思った行動が全て裏目に出ている面がもあるが部下との会話を見ていると自業自得感もある。中間管理職セクハラギャグというジャンルだが2020年代ではもう見ないタイプのマンガかもしれない。雑誌で読んでいたが単行本だと〇〇編と書き方になっていてわかりにくかった。 読めば読むほど引き込まれて気になって面白い。金曜日はアトリエで 浜田咲良Pom 生きるのが苦になった環がひょんなことからヌードモデルをすることに。 しかもヌード+魚。何故魚と人なんだろう。 しかも、先生は環に恋に落ちて良く分からないアプローチをしてみるものだから、天然環には気持ちが伝わらず、モヤモヤ。。 どっちも、少し抜けてるのかな。笑 進展がゆっくりで、えーこの二人どうなるのって気になって読み進めてしまう漫画でした。 そして物語が進むにつれて環が生き生きしていていく様も読みどころだと思います。やっぱり小田扉すげえと思わせる味わい深い短編集男ロワイヤル 小田扉starstarstarstarstarひさぴよ2002〜2003頃の複数の出版社で描いてた短編を集めた一冊。十種類近い雑誌の特色に合わせた作風になっていて、それぞれの違いが楽しめた。 例えばエロティクスFの短編では小田扉作品では貴重な(?)下ネタも見られる。 正直、小田扉ファン以外におすすめ出来る本かというと微妙だが、ファンならずとも、読んで損はないと言える良い短編があると思う。 その一つが「私のおじさん含み笑い」で、家出した少女が親戚の叔父の家に泊まるだけの話なのだが、今まで感じたことのない感情になれる非常に不思議なストーリーながらグッとくる話である。 もう一つ飛び抜けてよかったのでは「平介の思い出」。こちらもストーリーこそ素晴らしかったが、ページ数が短すぎ、あっさり終わってしまったのが勿体なかった。これらの短編を読むだけでも、小田扉という漫画家がいかにストーリーテラーとして優れているかを体感できる。<<300301302303304>>
今日子サン、ミステリアスな謎の美女。 それに振り回される2人の姉妹。 ではないんだよ、たまらんよ。