青年マンガの感想・レビュー15387件<<232233234235236>>一生幸せに暮らしてねバツイチで泣き虫なおとなりさん 十五夜野愛美人だけどなんだか暗くておどおどしている落合さん。正義感が強くておおらかでピュアな沢渡くん。 夜道で酔っぱらいに絡まれてる落合さんを沢渡くんが助けて、なんやかんやでご飯作って一緒に食べる仲になりまして……。 こんなん開始5ページでお付き合い確定演出なのに、自己肯定感低すぎの落合さん×純粋かつ鈍感すぎの沢渡くんだからなかなか恋愛に発展しない! めちゃくちゃもどかしいけれど、ゆっくり幸せに近づいていく2人が可愛くて仕方ないんです。 見るからに不幸体質な落合さんだけど、沢渡くんなら絶対大丈夫だよ!幸せになってね〜とニコニコしながら読み終えました。幸せ。あれから10年、その後を生きた人々の喪失と再生の物語星の輝き、月の影 じんのあい名無し東日本大震災の被災者が主人公なんだろうとなんとなく読み始めて、勝手に「震災後」から始まってると思いこんでしまったんですけど、ふと「あ、これ震災前だ」と気づいてからちょっと読む手が止まりそうになってしまいましたね。。 東京で教師になる夢を諦め、父の死をきっかけに田舎へ帰り役場に勤めている主人公。いまいちこの先もここで生きていく覚悟がないなか、同級生たちの村おこし活動に感化され、やり甲斐を見出し、やっと地元で生きることを決意したところで震災に見舞われます。 津波の被害、放射能汚染、自主避難により離れていく仲間、そして津波被害地域へ行ったまま連絡がつかない恋人。この先どうなるかがある程度は予想できるだけに読むのが正直つらいですけど、あれから10年というタイミングで改めて描かれることの意味があると思いたいですね。たまたま電子書籍化されてないだけなのか森田まさのり作品集 森田まさのりstarstarstarstarstarひさぴよ元は別々の短編集だったものを一つにまとめた作品集。自分は、文庫ではなく単行本でバラバラの時期に読んだのだけど、短編集としてのまとまりが無い感じがして当時手放してしまい、ちょっと後悔している。 特に『ろくでなしBLUES』の原型『BACHI-ATARI ROCK』や『べしゃり暮らし』好きなら必読の『柴犬』など、たまに読み返したくなる作品がやはり多かった。電子書籍化されていれば直ぐにでも買い直したいのだけど…。いまから電子で読みたい読者はきっと沢山いると思います。未だに電子化されてないのは電子出版の過渡期だったせいで、特別に理由は無い気がするのだけど何か事情があったりするのかな。兎にも角にも電子化の希望を込めてクチコミ。シンプルにバランス悪い半分姉弟 藤見よいこ名無し序盤のつかみは面白かった。 でもすぐに失速。 理由は大きく分けて三つ (1)画面整理が下手。 ごちゃごちゃしてて いつ、どこで、誰が、何してるのか ぱっと見判別つかない (2)キャラ多すぎ。 画面が整理できてない状態で ワラワラキャラを出されても・・・。 (3)怒りが生っぽすぎて昇華できてない。 なんていうか、『ハーフ』としてのモヤモヤや怒りが ”生”すぎて作品になじんでない感じ。 画面整理のできてなさや、キャラの多さで 失点してるところに 「昇華し切れてない生すぎる感情」を無理やり乗っけてるので ただただ興醒め。 押見修造とたまの出会いたまと僕の家 押見修造nyae漫画ではなく、テキストとイラストのエッセイです。押見修造さんのお父さんが聴いていた「たま」を、押見さんが初めて聴いたときのことが書かれてます。該当の曲を知らない身としては、どんな曲なのかとにかく気になるのと、押見さんが当時住んでいた借家がなかなか面白い特徴があるのが心に残りました。真面目な作りに丁寧だけど、もったいない。おとなのずかん改訂版 イトイ圭名無し結構真面目に作られてる漫画。 キャラも舞台も設定も、きちんとしっかり練ってありそう。 現実社会にも目を向けて、社会派なテーマも折り込んであるのかな。 でもそれゆえに、若干わかりづらい。 元々この作家さんの読み切りは読んだことがあって、 その頃から割とアート志向? 「わかる人がわかってくれる通好みな作風」感があって それ自体は悪くないんだけど、 今作では、そのこだわりが悪い方に作用しちゃった感じ。 メジャー感のある作風やビジュアルに振り切る事は 難しそうな作家さんだから、 下手に多くの人に読まれるような大衆向けのテーマ設定をするんじゃなくて、 「通好み向けのマニア漫画」に全振りした方が 作家さんの個性的には向いてるのかもしれない。最後まで愚直に向き合った良作まじめな会社員 冬野梅子名無し主人公のどうにもならなさを、真面目に描き切った良作・・・ だと思った。 Twitterで感想を検索してみたら 「令和のさくらももこ」的なことを言ってる人がいたけど、 さくらももことの大きな違いは 「夢」があるか否か。 さくらももこは、エッセイで 「現実のおじいちゃんは嫌な奴だったので 漫画では理想の優しいおじいちゃんを描いた」 「小3の時の担任は冷たい人だったので、 理想の優しい先生にした」 と確か描いていて、 『エッセイ風だけど、夢と理想を描いている』 と言う利点があった。 漫画はできれば夢を見せてくれた方が、読者としては嬉しいもの。 そう言う意味で、「まじめな会社員」は、そのタイトル通り 真面目に真面目な主人公を最後まで描き切っていて、 作品としては好印象だけど、 読者を楽しませるプロの作品としては、ちょっと及ばずって感じ。 良作だけど、だれもに勧めたい名作にはなりきれないのは、 『現実』を割とそのまんま描いちゃったところ。 名作漫画は、必ず夢と理想があるものだから。 リセットがしてぇえ〜〜!はるかリセット 野上武志名無し胸のでかい三白眼女子が好きな人はまず買いです。 そんで執筆業をやりながら余暇をどう過ごすかという漫画なんですが、羨ましい!!銭湯ビールプールに水族館川遊び! リセットのためにやることとして正しいですね、正しい。 もう全部羨ましいです!『狼の口』久慈光久が描く薔薇戦争鋼鐵の薔薇 久慈光久兎来栄寿三浦健太郎さんが逝去された後も、盟友・森恒二さんやスタッフの方々が遺志を継いで制作中の『ベルセルク』の行方が気になり過ぎる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。 そんな三浦健太郎さん、そして森薫さんという偉大な師を持つ久慈光久さんの最新作1巻が発売になりました。 代表作である『狼の口 ヴォルフスムント』もそうですが、久慈さんと言えば中世ヨーロッパ。そんな久慈さんが「薔薇戦争」における″ジャック・ケイドの反乱″を描くとなればこれはもう、間違いありません。個人的に今年発売の1巻の中では、坂本眞一さんの『DRCL』と並んで「間違いないな……」と感じた企画です。 試し読める1話から、期待通りにたっぷりと甲冑を着た騎士の闘いを堪能できます。 そして、2話に登場するリチャード・プランタジネットは、『狼の口』のヴォルフラムを髣髴とする悪辣さを見せながら、一方で怒りの理由が◯◯◯◯であるなど当時の命の軽かった世相を強く感じさせます。 歴史に詳しくなくとも十分楽しめるのも、『狼の口』と同様です。たった一人で行う△△△など、エキサイティングな見所も満載。 馬の名前に反応してしまう人は仲間です。 こういう歴史マンガが増えると、どんどん歴史を学ぶ楽しみも増えていって良いなと思います。闘えるし美味しいのがエビフライ異世界人生劇場~竜と魔王とエビフライ~ ka92野愛エビフライで世界を救うネクロマンサー、エリザベスカラーをつけた魔物たち、オリハルコンで作られたエロ本の読者プレゼント たしかに異世界じゃないと出会えないものばかりだけど、何を見せられてるんだ?という世界観。 こんな異世界なら転生しても楽しく過ごせそうです。 一応異世界らしく魔王とか魔物とか勇者とかスライムとか吸血鬼とかが出てきますがみんなかわいいです。 エビフライも闘いに使うだけじゃなくてちゃんと食べるし、エビフライっぽい合成魔獣も食べるし、倫理観も含めてこの異世界好き。 転生ものとか異世界ものとか苦手!日常系漫画とかギャグ漫画が好きという人はぜひ読んでみてほしいです。 ピュアギャルと真面目男手玉に取りたい黒木屋さん ポロロッカ六文銭タイトルの予想を裏切らない安定している感じが良いです。 黒ギャルの黒木屋流羽(くろきやるう)と、真面目を絵にかいたような正直男(ただしただお)の二人。 幼なじみで、成績優秀で高校の特進科に進んだ正くんが、劣等生の黒木屋さんに勉強を教えるという流れ。 昔は、黒木屋さんのほうが優秀だったというのも、なんか良いですね。 彼が頑張って振り向かせようとした姿勢を感じて。 基本的には、勉強を教えようとするのですが、手玉にとろうと黒木屋さんがエロいことで挑発する。 しかし、正くんはその挑発にのらず、真正直に受け答えたり対応したりして、その勢いに黒木屋さんがタジタジする流れ。 もっとも、両片思いな関係なので、何やっても問題ない。 波風もない。 様式美すら感じるのですが、それでも幕間なので、ちょっとした本心などが見れるとグッとキャラとの距離が縮まってよいです。 手玉にとれられる日がくるのか?乞うご期待!(たぶんこない) これはすごい(ガチで)狂右衛門 石島利休名無し今日のヤンジャンに載ってたもう1つの読切の方(乳首開発)を先に読んだので内容の高低差で頭バグりそうになりました。画力がゴリゴリに青年誌ですきです!!迫力がすごい。 たった10ページしかないから、長い物語の一部を切り取ったような説明がない構成になっていて、背景を推測して読むしかないのがかっこいい。狂右衛門は人斬りの亡霊なのか?わからない……わからないのって面白い。 若干のとみ新蔵みを感じました。いずれ連載を勝ち取ってほしい作家さんです。悪い意味でコミティアみたいロスト・ラッド・ロンドン シマ・シンヤ名無し舞台やキャラ設定、テーマ性はよかった。 でも話作りが「魅せる気あるの?」て感じ。 序盤からスロースタートで 「わかってくれる人だけついてくれば良いです」 みたいな高慢な態度が鼻につく。 コミティアの同人誌っぽいな〜と思ったら 実際にコミティア出身で納得。 ゴールデンカムイ、完結ゴールデンカムイ 野田サトルさいろく※ネタバレを含むクチコミです。何だか切ない気持ちにもなる。ただいま独身中 辻灯子Pom この内容を、四コマにするのは中々斬新だなと思う。四コマじゃなくても良さそうな漫画。 楓、日々頑張っているなぁ。。 あーその言葉、傷つくよね。とか、あるあるだわ、こんな人いる!とかツッコミ入れながら読んでました。 良い感じにコメディタッチになってて、リアルさもある。 世の中に揉まれ奮闘している楓の幸せを願うばかり。めんつゆ万能説めんつゆひとり飯 瀬戸口みづき名無しめんつゆこんなに使うことあるか? って最初思いましたが確かにめんつゆで代用できるもの多いし大体めんつゆで味つければ間違いない 主人公の脳内に現れる十越さんってキャラが良いですね 脳内で勝手に登場させてる! 私はめんつゆとアボガドの組み合わせが好きです 占いジャンキー女子高生の恋西条玖夢のまじない 新仁名無し予想よりも下ネタが強かったが何故か下品すぎない良い読み切りでした。エロすぎないエロコメ。けっこう好きです。略して嫌パン嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい ~余はパンツが見たいぞ~ 新木伸 40原 キドジロウ名無し財閥の当主である高校生の豪徳寺一声はある日突然「パンツが見たい」という感情が芽生える。さっそくメイドのちとせに「余はパンツが見たいぞ」と至って真剣に告げるが…。 という初っ端から頭のおかしいお坊ちゃん登場でこれもう面白いやつ認定。 パンツ見たさに相手の身長と同じ高さに札束を積んだかと思えば、ごく普通の公立高校に通ってたりと、ツッコミが追いつきません。 一体この先何人の女子が犠牲になるのか…!!ストレンジワールド私の黄泉黄泉最短ルート にことがめ野愛なんでこれ今まで読んでなかったんだ!すごいすごすぎる! 寝坊しちゃった遅刻遅刻〜!と女子高生まどかが超最短ルートで登校するだけ。 それだけなのにすんごい奇妙な世界に連れていかれる。次から次へとおかしなことがやってきてジェットコースターみたいな疾走感。 でもまどかは学校に行きたいだけ。日常を生きてるだけ。 なんだこれ!?って思ってる間にもうひと展開やってくる。笑えないシーンの直後なのに見事すぎて笑ってしまった。 読み終えたら絶対もう一度読んでしまう。そしたらなるほど〜と唸ってもう一度読んでしまう。 何回読み直してもすごい! いやわかるけど・・・バクちゃん 増村十七名無しこの作家さんは次回作の『花四段』でもそうですが、 全体的にキャラが滑ってます。 キャラクターが自由に動いてない感じです。 絵が下手とか構図が決まってないとか そういう画力的な拙さも感じるんですが それ以上にキャラが魅力的じゃないです いや魅力的なキャラを作ろうとしてる努力は伝わってくるんですが 努力が伝わってくる時点でダメっていうか・・・。 「あ〜、頑張ってるんだなあ」って感じ。強すぎギャルの距離が近い #読切応援姉の友人 高瀬わか名無し大学生のお姉ちゃんの友だちのギャルのひーちゃんが一生距離が近いという最高のやつです。やっぱつえーな、ギャルはよ。クライマックスの表情までぜひ読んでください。あと今回お姉ちゃんの月子(つっこ)さんは出番が少なかったので連載のときはゴリゴリ出てきてくれるようよろしく頼みます。かわいい動物たちと田舎暮らし…かと思いきや。#1巻応援たぬきときつねと里暮らし くみちょうnyae表紙のかわいいふたりは、たぬきときつねが人間に化けた姿。主人公・泰葉がうっかり餌付けをしてしまったばかりに懐かれてしまいます。泰葉とこのふたりが織りなすほのぼの田舎暮らし漫画、かと思いきや、伏線ぽいものが張られていたり、ビックリなことが急に判明したりします。 元々ブラック企業に勤めていた泰葉でしたが、きっぱりと仕事を辞めて心機一転、秩父に住む祖母の家に引っ越してのんびり田舎暮らしを始めた初日にふたり(2匹)に出会います。 いかにも天然アホの子なたぬき・ももと、しっかり者と見せかけてこちらも天然アホの子なきつね・いち。このふたりの可愛いこと。もうそれだけで読む価値があると言い切れます。なのである意味ただのほのぼの漫画としても読めます。 泰葉が元社畜というのもあり、ちょっと顔が疲れてるところとかがやけにリアルで、泰葉が心穏やかに過ごしてるのを見るだけでなんだかこっちもストレスが減るような気持ちに。 3人以外にも、おおらかな泰葉のおばあちゃんや、幼なじみ(らしい)祐介くんの活躍も楽しみですし、まだビックリが隠されているような雰囲気があるので先が気になります。 大ヒット漫画家の正体は元○○○チリアクタ 木村航starstarstarstar_borderstar_borderかしここの感じで漫画家マンガなんだ?!というのがまず面白い。 漫画家の芥先生は刑務所にも入ってたことがある元ヤクザで、実は大ヒット作「隻眼の阿修羅」は先生の自伝だったのだ!その秘密を知ってるのは初代担当でもある編集長。そしてなぜか2代目担当に任命された新人編集の三原さん。 事情があるヤクザ仲間の子供達を引き取って育てている人情派の芥先生と、漫画に興味がないギャルの三原さん。2人の凸凹感も楽しい。なんで編集長は三原さんを2代目に指名したのかは今のところ不明…。 自分の感覚的には「漫画家:ヤクザ=5:5」って感じでちょうどいいです。しかも芥先生がすでに売れっ子なので、他の漫画家マンガとは違う視点の話もあるのが好き!どおくまん短編集2の感想 #推しを3行で推すどおくまん短編集 どおくまんstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男 ・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 仰天仮面の内容とモザイクの色がやばいな。虹色のモザイクは久しぶりにみたぞ・・・あしたのジョー2の虹色のゲロ以来の表現だな ・特に好きなところは? 仰天仮面の訳のわからなさ。笑ゥせぇるすまんみたいな感じだがどおくまんが強すぎるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 仰天仮面の他にも短編が入っていますが仰天仮面のインパクトが強すぎてあまり覚えていない。どおくまんが好きな方にはすすめます <<232233234235236>>
美人だけどなんだか暗くておどおどしている落合さん。正義感が強くておおらかでピュアな沢渡くん。 夜道で酔っぱらいに絡まれてる落合さんを沢渡くんが助けて、なんやかんやでご飯作って一緒に食べる仲になりまして……。 こんなん開始5ページでお付き合い確定演出なのに、自己肯定感低すぎの落合さん×純粋かつ鈍感すぎの沢渡くんだからなかなか恋愛に発展しない! めちゃくちゃもどかしいけれど、ゆっくり幸せに近づいていく2人が可愛くて仕方ないんです。 見るからに不幸体質な落合さんだけど、沢渡くんなら絶対大丈夫だよ!幸せになってね〜とニコニコしながら読み終えました。幸せ。