青年マンガの感想・レビュー15379件<<9899100101102>>ヤリマン道の道は深く険しいヤリマンになりたい。 まおいつかポコニャンとんでもないタイトルだけど、可愛い絵柄とポップなストーリー展開で思ったより気軽に読めてしまった。これはもっと話題になるべき。 ひまちゃんみたいな子、最初は「どうしてそんな風になっちゃったの」と引いてしまったけど、読んでいるうちにとても賢くて、そして自由で、眩しい存在に見えてくる。ヤリマンとして成功(成功?)してる子には自分なりの「ヤリマン道」があって、いわゆる「受け」よりも「攻め」の傾向があるから、ももちゃんみたいな内気な子はどうかな…と心配になってしまうけど。でもきっと彼女もいろんなものを見ていろんな経験をする中で自分の「ヤリマン道」を見つけられたらいいなと素直に応援したい気持ちになった。 でも心の何処かで「自分の娘がこうだったら絶対嫌だな」とも思ってしまう。笑デンタルクエストの感想 #推しを3行で推すデンタルクエスト 箸井地図 セキアトムstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 歯医者に検診に行くのは忘れていたから早めに予約取らないとな。やはり歯医者を始めるのはそれなりに金かかるんだな。 ・特に好きなところは? 歯に関しての虫歯などになる前に防ぐ方法の重要さがよくわかる ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 歯に関しても学べるし、日本の歯科医療に関してもしることができるし内容も面白いのでおすすめです。 「海の向こうからきた男」感想海の向こうからきた男 佐藤啓ニーナおそらく…まだ悪夢は始まったばかりなのだろう。犯人の男の正体が謎すぎる。鍵はやはり美波の過去に隠されているのかな?この町自体も何か秘密がありそうだな。とりあえず続きが気になるわ!秋人お父さんの優しさと強さ青春お父さん 藤末さくらstarstarstarstarstarPom オオカミの住処を読んで、こちらの作品も読んでみました。 秋人お父さん、妻を亡くして娘も自立していって終活の最中、偶然出会った長年の推しアイドルゆりあちゃん。 ゆりあちゃんも、当たり前に可愛いし、秋人お父さんの頑張りに心掴まれる。 秋人の娘の亜子ちゃんもまたお父さん思いの良い子で、幸せになってほしい〜 秋人の物腰の柔らかさと言いますか、滲み出る優しさは、もはや言葉にするのも難しい。 最愛の奥さんを亡くしてからずーっと頑張ってきた秋人お父さん、たくさん青春してくれ〜。 Againの方が好きかも知れない55歳の地図Again (特製ネームブック) 黒咲一人かしこ「55歳の地図」の続編。あれから6年後、今度は移住するつもりで再び四国を訪れます。畑仕事をしながら子供達に漫画の描き方を教えたいというのが目的だったようですが、なかなか借りれる家が見つからず、ようやく山の上の小屋で暮らし始めますが思うようには上手くいかなかったようです。お遍路さんをした時の恩人である一心さんとおじいやんも同居するんですが、それもなかなか大変そうでした。ただ「55歳の地図」よりも肩の力が抜けた内容になってるので、その上手くいかなさも含めてエッセイ漫画としてすごく面白かったです。ジャポニカ学習帳に鉛筆書きしたネームの状態のまま電子書籍化されたものですが、読みにくさも分かりにくさも気にならなかった。ぶどう園物語ーザ・スターリンになれなかった男の感想 #推しを3行で推すぶどう園物語ーザ・スターリンになれなかった男 ツージーQstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ザ・スターリンは好きなバンドだったので読んだがすごい良いマンガを読んだなという感想しか出てこない。久しぶりにタイトルを見てなんとなく気になって買って読んだら最高だったというものを味わえた ・特に好きなところは? 第12話。この人の描く動物がむちゃくちゃ好き ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! みんなに無条件にすすめることはできないが少しでも興味があったら読むのはいいと思います 料理屋旬吉大江戸どんぶり繁盛記 剣名舞 石井さだよしまみこ※ネタバレを含むクチコミです。 手塚先生の惜しい傑作!!!人間昆虫記 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビンなんで人間昆虫記かっていうと、主人公の十村十枝子(本名:臼場かげりさん)が、擬態や寄生を得意としていて、その特技を活かし、各界のトップランナーたちに寄生してはその才能をコピーし、規格外の天才・才女としてのぼりつめていくという物語で、その寄生・擬態のさまを昆虫になぞらえているのだと思います。 演技にはじまり、演出、デザイン、小説執筆、コロシ、ビジネスと、いろいろな分野でトップクラスの実力を身につけて世間をアッと言わせます。 そんな彼女ですが、そうして身につけた才能はあくまでも寄生して擬態したものであって、本当の自分ではなく、彼女自身は虚しさを感じています。 けっこう話は大人向けで、正直主人公は完全に狂人めいているのですが、実はものすごく真面目すぎる性格でピュアだったりもするというところが、なんとなく真に迫っているようでなるほどなぁと思いました。 本作品ですが、正直手塚作品の中ですごくメジャーというわけでもないと思っていたのですが、2011年に実写化されているようですね。全然知らなく、みそびれていたのですが、1970年の作品が40年の時を経て取り上げられ得るというのが、手塚作品の世代を超えた魅力のなせる業!ヅカラーとしては大変嬉しい出来事です!! さて、なぜ惜しいかというと、なんかラストが急足で中途半端に終わってしまっているのですよね〜。。大人の事情等があったのかもしれませんが、主人公が双子かも?とか水野さんのその後は?とかだいぶ回収されなかった要素があるように思われましたので、それらを描き切った完全版を読みたかった!!!それまでの話の流れが最高にノってただけに悔やまれます!!!!蟹を食べる「蟹」 平川四季starstarstarstarstar_border野愛蟹が嫌いな女子高生、蟹を食べさせたい先生、蟹。 若い子が思い込みで食わず嫌いするのはもったいないよね、だからといって課題だ食えと食べさせようとするのはよくないよね、という話ではなかった。 漫画に教訓を求めるべきじゃない、これはエンタメ! たった10ページで女子高生と蟹にほっこりさせてくれた上に、さらなるエンタメも与えてくれるなんて素晴らしい。すべてを捨ててお遍路さんをする元漫画家55歳の地図 黒咲一人starstarstarstarstarかしこ若くして漫画家デビューしてから連載と読切を合計100タイトルほど描いてきたけど、55歳で仕事が途絶えたことをきっかけにアパートを引き払い、家財道具も処分し、大切に保管していた原稿まで捨てて、お遍路の旅をしたことを綴られた自伝漫画です。 いくら四国とはいえども真冬のお遍路さんは超過酷ですね…!死んでも構わないからと何もかもを捨てて来たけど人との出会いに助けられて達成することが出来たと最後に述べられていましたが、家でぬくぬくと漫画を読んだだけの私もその境地に達した感覚になっていました。 出発前に「漫画家を辞めるのをやめろ!!」と何人もの漫画家仲間達から引き止められるんですがそれでも旅立つんですよね。続けようと思えば漫画に関する仕事はいくらでもあったんだと思いますが、中途半端なことはしたくないストイックな方なんですね。仲間達の似顔絵をそれぞれの作品のタッチで描かれているんですが、高橋よしひろ先生は犬でした。 アホだけどわかる好き好きちゅちゅんちゅ 平川四季野愛あまりにもアホすぎるしかわいいお話でした。 アホすぎるとは言えこういうのは気になっちゃうんだよな〜。 男の子はデリカシーないけどちゃんと女の子のこと好きなの伝わるからよい。笑い飛ばせるようなことなんだよ!って思っていけるといいね。関東大震災、何が起きたか何が行われたか追燈 岡田索雲吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。この道をイけばどうなるものか #1巻応援ヤリマンになりたい。 まおいつか兎来栄寿「今のダメな自分から脱却して変わりたい」「一度きりの人生を自由に楽しみたい」という人は多いでしょう。 本作では「そのためにヤリマンになりたい」という主人公が描かれます。一見、飛躍しているように思えるかもしれません。が、読めばとても理解できるお話です。 DVを受けていた祖母と、浮気をされた母を持ち2代続く母子家庭で「男なんてダメ」と小さい頃から言い聞かされて育ってきた32歳の市川ももは、母たちからの言葉が呪詛となりHをすることに罪悪感が湧き人生で一度もイケたことのない女性。 そんな彼女が変わる契機となるのが、学生時代は「地味〜ず」仲間だったはずが再会したらヤリマンになっていた友人のひまわりでした。 性に奔放で自由を謳歌するように変貌していたひまわりに憧れるももが、ひまわりを始めとするヤリマンたちに伝導され奥深きヤリマン道を歩んで行く作品です。 「ももちんの人生は、誰のものでもない。変わりたいなら、変われるんだよ」 「自分の、イキたい、ようにヤれ!」 は蓋し名言ですね。 ももの悩みは深刻で、ハプニングバーに行ったり出会いバーで会った男性の家に行ったり、経験値を積み重ねながら何とか自分の人生を解放しようとしていきます。 ただ、悩みの深さに反してかなりコメディ色も強く描かれており、楽しく読むことのできる作品でもあります。 「主導権を握って楽しむ!」 ここに振られた秀逸なルビは、ぜひ読んで確かめてみてください。冨岡義勇もびっくりです。 特にコメディ色が強まるのは、300人と関係を持ち現在は野球選手専門で食っているヤリマンプロの25歳、みゆみゆのパート。 「一回ハメたちんぽは、応援したくなりますよね…」 「明日役立つ、ちんぽ統計学」 などのパワーワード満載。 ズルムケの人より仮性包茎の人の方が好きであるというみゆみゆの言葉には、救われる男性もいるのではないでしょうか。 ヤリマンというと自分の欲望に忠実なイメージが強いかもしれませんが、相手を楽しませることに心を砕いたり、普段から初対面の人にも気を遣い会話を盛り上げようとしたりと自分にない所を持っていることに気付かされ、成長していくももが良いです。 巻末の「まんまん新聞」のちんこぺちぺちダンスなども振り切れていてとても良いです。 リアルな絵だと生々しくなりそうなところも、まおいつかさんの可愛い画風が程よく中和してくれていてちょうど良い塩梅になっています。 果てしなく続く長いヤリマン道を、あなたも本書を読んで知ってみてはいかがでしょうか。 天才が描いた最高の青春ヘヴィメタ漫画 #読切応援メイド葬る ザシマstarstarstarstarstar天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。キャラクターの名前がモテたいので俺をパーティーから追放してください!【単話版】 山田肌襦袢starstarstarstarstar_borderゆゆゆモテたい魔法使いイツカがモテたいから最近流行りの追放展開を望むものの、勇者シャーユは許してくれません。 はてさて…という読み切りです。 山田肌襦袢先生、テンポよくておもしろくて、さらに予想外の展開もおもしろいのです。 ファンタジーの中の人が追放されたらモテるという考えになるのは無理もありません。 あの人もこの人も、追放されたら大切さを噛み締められ、そしてかわいい、もしくは美しい方々にモッテモテ。 そしてこちらでは、モテたいという気持ちを遮る、見た目も言動も美麗な勇者。 パーティーの方々をよく見たら、勇者以外の方々も見目よく。 美しい魔法を使う魔法使いイツカのモテたい願いは叶うのか。 そこは読んでからのお楽しみ。 2023年8月末から連載版も始まったそうです。 こちらもぜひ。 https://twitter.com/jujujuban/status/1697020146655834237ポップなタイトルだな好き好きちゅちゅんちゅ 平川四季名無しタイトルが内容と合ってるのかよくわかんないけど、微笑ましくなる読切でした。 美しい作品だなと思いました日出処の天子(完全版) 山岸凉子starstarstarstarstarあいざっく子供の頃に呼んだのですが、その時は 「厩戸皇子はきれいだなぁ」とか、BL漫画だ!くらいにしか思いませんでした。 しかし、歳を重ねて何度も読み返すうちに、 まず作者の歴史への明るさに関心しました。 史実に基づいている部分も多いので、結構勉強になります。 また、絵がとても綺麗で、 蘇我蝦夷の前でだけ子供っぽくふるまってしまう皇子の可愛らしさや、 身分や性別を超えて思い合う二人が美しく描かれていて、 美しい作品だなと思います。 BLが好きな人にも、そうでない人にもおすすめしたい作品です。メンヘラ女子を扱うギャグ漫画メメメメメメメメメメンヘラぁ… 栗井茶六文銭メンヘラ女子ってリアルだと、どちらかというと怖いイメージですが、 本作は面白い。 最初、男である山田がキモイ(毎日同じ時間のバス停留所で待っているとか)かと思ったが、告白して付き合いだしたら相手の佐々木さんのほうがヤバかった感じ。 即OKするあたり地雷臭がしたが、案の定付き合いだしてからヤバイ。 コミカルな会話劇で、山田もうまく受け流していて(添付)これが小気味よいのが、クセになります。 佐々木さんも、彼氏(山田)を友人には、盛ったスペックでホラ吹いているあたりも面白い。 そこらへんは、一応世間体気にするんだと。 メンヘラの人って、自分が好きだったら何でもいい、むしろ他の人にわかってほしくないかと思ってました。 なんにせよ、ギャグ漫画なので、メンヘラ女子が出てきても刺されたり、怖くないので安心して読めます。 クスリと笑いたいときにおすすめします。溜息が漏れるほどの凄まじい描きこみ #1巻応援神田ごくら町職人ばなし 坂上暁仁兎来栄寿先日『今村翔吾×山崎怜奈の言って聞かせて』というラジオ番組に出演させていただいたのですが、その際にパーソナリティのお二方が共に歴史好きということで、まだ単行本は出ていないものの是非ともお薦めしたいと思っていた作品がこちらです(なお本番ではバトルマンガや知識になるマンガを求められたため紹介できず終いでした)。 2020年の末に行われたマンガプレゼン大会では、作者である坂上暁仁さんの『火消しの鳶』を紹介された方がいました。 https://note.com/manba/n/n62e97c7ae279 プレゼン者に「ボクはこの見開きに惚れて今この場に立っています」と言わしめるほど、圧倒的に精緻な絵で描かれた打ち壊される家屋の見開きが視聴者の中でも話題となりました。その描き込み力は本作でも存分に、いえますます魅力的に発揮されています。 描かれるのは、タイトル通り江戸の街で活躍する職人たちの業と、それによって生み出される品々。 出来上がった品は現代でもその辺で意識せずに見られるようなものが多いのですが、染め物をする工程の荘厳さであったり、木桶のひとつひとつの木目や刀の凍えるような美しさであったり、その製作過程や出来栄えの圧巻のヴィジュアルに呑まれ、見惚れます。職人芸の美しさを、絵で語ってくれる一冊です。 他方で、「畳刺し」の話のような人間味溢れるエピソードもまた良い味わいを醸し出しています。読んでいると、まるで賑やかな江戸の地の喧騒の中にタイムスリップするような錯覚に陥らせてくれます。 ある種、アートブックのようにも楽しみめる作品です。森薫さんのような、微細で美麗な描きこみが好きな方には強くお薦めしたい作品です。 百聞は一見に如かずで、まず1話だけでも試し読みしてみてください。余談ですが、海外に持って行ったら日本の3倍以上の値段でも喜んで買う方がたくさんいるのではないでしょうか。 単行本化が待ち遠しい神田ごくら町職人ばなし 坂上暁仁starstarstarstarstarktphy凄まじい画力と綿密な取材。 不定期連載なのでいつになるか不明だけど単行本化が待ち遠しい。 なお「死に神」(モーニング2017年30号)もすごかった。「あことバンビ」感想あことバンビ HEROニーナ4巻まで読了。面白い設定だなと思い、手を出したらまんまとハマった(笑) 物語や絵柄は淡白な雰囲気なんだけど、登場人物それぞれの想いや葛藤が丁寧に描かれているので、ちゃんと胸に刺さるものがある。最終的に彼らがどんな道を選ぶのか、最後まで物語を見守りたいと思う。なんか、惹かれる!好き好きちゅちゅんちゅ 平川四季名無し面白い!斬新でなんか かわいい。 他の作品も読んでみたいと思った。 旧友たちと再会、なんとなくバレてない?最強の黒騎士、戦闘メイドに転職しました 風華チルヲ 百門一新starstarstarstarstar_borderママ子最強の騎士だった人が女のことして転生して16年後の世界でなんだか活躍しちゃうコメディーです。アーバンド候爵家で戦闘メイドとして働いているはずが、王家のほうで重宝される。 その流れで主人公の前世での死に纏わる陰謀を解いていく。 仕草や言葉でもしかしたらと思われてしまっているところが隠しきれてなくて完璧超人ではないんだなと思ってしまいます。 お互いに必要だったピース不意に現れた、歳の離れた義妹の話 藍川蓮starstarstarstarstar_borderママ子突然父に連れられて現れた12歳も年下の義理の妹水蓮と二人の生活が始まる。父親は仕事仕事で家庭を顧みず、母親も家を出て荒れた生活をしている主人公の竜。 お互いに他人との付き合い方が不器用、周囲の人たちも抱えているものはあるけど救いの手を差し伸べてくれる。義妹ができたことで家族や友人と心の傷を抉るようなことがあってもそれでも前を向く竜。そんな竜に守られるだけじゃない水蓮。 父親も何か隠していそうな気がするし、先の展開が楽しみです<<9899100101102>>
とんでもないタイトルだけど、可愛い絵柄とポップなストーリー展開で思ったより気軽に読めてしまった。これはもっと話題になるべき。 ひまちゃんみたいな子、最初は「どうしてそんな風になっちゃったの」と引いてしまったけど、読んでいるうちにとても賢くて、そして自由で、眩しい存在に見えてくる。ヤリマンとして成功(成功?)してる子には自分なりの「ヤリマン道」があって、いわゆる「受け」よりも「攻め」の傾向があるから、ももちゃんみたいな内気な子はどうかな…と心配になってしまうけど。でもきっと彼女もいろんなものを見ていろんな経験をする中で自分の「ヤリマン道」を見つけられたらいいなと素直に応援したい気持ちになった。 でも心の何処かで「自分の娘がこうだったら絶対嫌だな」とも思ってしまう。笑