少女マンガの感想・レビュー3719件<<104105106107108>>絵は安定していて、読…あめのちはれ びっけ名無し絵は安定していて、読みやすかったです。冒頭の水彩画風?の絵はとてもきれいで好きでした。ただ、ストーリーがかなり下の年齢向けなのでしょうか、アラサーのわたしは楽しめなかったです。もうすこし若い頃に出会えたら夢中になっていたかもしれませんね。少し物足りなく感じました。瞳がきれいな犬かん忍!!茜 樹原ちさとまるまる伊賀忍者の末裔、東茜を中心に怪しい学園の秘密に迫る忍者コメディ。 1巻と2巻以降で内容がガラッと変わるのがちょっと不思議。田巻くんはどうなったんや… やたらと有能で瞳のきれいな犬、藤丸がかわいい。あなたの恐怖は何ですか恐怖クラブ 曽祢まさこ名無し耐えがたい恐怖を経験した者だけ入れる場所。恐怖クラブ。あなたが抱える心の闇はどんなものか。 人は生きていれば良い行いも悪い行いもする。それが強烈であれば死して尚、魂は彷徨い続けるかもしれない。 そんなつもりじゃなかった、あの一言がこんな結果になるなんて思わなかった。普段何気なくしている事が想像もできない未来につながっているかもしれない。そんな恐怖とやり切れなさを感じさせてくれる作品。思春期の危うい心情がよく描かれている。とにかく泣けますくじらの親子 くりた陸名無し母親を事故で亡くし、主人公と小さい妹とお父さんの3人で暮らしているお話なんですが、とにかく泣けます。お父さんが仕事の間は、杏が母親代わりになり桃の世話をします。まだ遊びたい盛りの歳なのに、妹の世話があるから遊びにも行けない、家事もやらなきゃいけない。失敗をやらかしたりで妹に対して気持ちが爆発することも。けど妹が可愛いくて、結局許してしまう杏にすごく感情移入してしまう。登場人物がみんな良い人でほっこりします。誰が読んでも楽しめる漫画だと思います。 このカップル最高ですね俺物語!! アルコ 河原和音名無し少女漫画の主人公が男でしかもカッコイイとは言えないので面白半分で読んでみたら、すっかり剛田猛男にハマってしまいました。ヒロインの大和凛子ちゃん可愛すぎですし、性格も優しくて大好きです。すごく切なくなったり感動したりさせてくれます。このカップル最高ですね。ナースの成長日誌天使になりたい ひなのナース日誌 愛本みずほ名無し2002年に「看護婦」という名称が正式に「看護師」となる少し前の時代になるナース物語。ナースを目指して頑張るひなの姿が、とても一生懸命なものに感じられました。ハードな実習や難しい試験など、一人前になるまでの苦労を明るいタッチで描いています。ちょっとドジなとこはありますが、患者に寄り添い、向き合ってくれるひなのような看護婦は、まさに天使に見える瞬間がありました。義弟4人との同居ラブコメうちの弟どもがすみません 尾崎あきら オザキアキラ名無し別マが無料公開されていたので、気になってた新連載読めた‼そして面白いし源くんかっこよすぎ…! 高2、高1、中3と年子が続いて一番下が小3、という4兄弟の不思議な年齢差はちょっと変な感じするけど笑 (あと源くんより洛くんのほうが年上っぽい) 源くんのライバルは柊くんになると踏んでいる…!2話の時点では学校も始まってないのでまだわからないけど。早く1巻出ないかな♪ 面白かった!王子様と私 羽田伊吹名無し不器用でちょっと甘酸っぱい恋の短編集。キャラクターの表情が繊細に描かれていて、実際に身近にありそうな恋愛ストーリーなので、共感出来る部分が多いです。好きだけど好きと言えないもどかしさも見ていて可愛かったです。神秘的なお話が好きな人にムー大陸の7人 井出ちかえ名無し幻のムー大陸の石を祖父からもらった女の子、優は、仲間とのキャンプの海で遭難して、荒れたムー大陸にたどり着きます。そこで出会ったバッファローは、優の夢に出てきた男性で…というお話。絵はバリバリの昔の少女漫画ですが、すごく綺麗で背景も描きこまれています。設定も伏線もしっかりしていて、読み応えあり。神話や伝説など、神秘的なお話が好きな人におすすめです。いろんなタイプの天才が集まる家族の話天才ファミリー・カンパニー 二ノ宮知子名無し全国トップの成績を誇る17歳の高校生、夏木勝幸が、母の再婚をきっかけに、自分とは全然違う野生児のような父子と生活する話。 勝幸くんが頭脳明晰だけど嫌なタイプじゃなくて、お母さん想いのスマートでかっこいい人だから、生活が乱されていくのが、かわいそうでもあり面白くもあり。 義弟になる天然の春くんは可愛くて、勝幸くんとはまた違う頭の良さがあって素敵です。 天才たちが集まるファミリーの力を糧に、お母さんが仕事バリバリで活躍する姿は、読んでいてスカッとします。 並行世界からの侵略防衛百合 #1巻応援セメルパルス semelparous 荻野純あうしぃ@カワイイマンガ並行世界からの侵略者「壊獣」を、緩衝地帯の「壁の中」で殱滅する「防壁師」。共に防壁師を目指していた親友を壊獣によって喪った新更命乃は、親友の為に壊獣と闘うと決める。 闘い続けるうちに明らかになる事実、隠された秘密。バディを組む隊長が口にする「地獄」とは……? ♡♡♡♡♡ 『γ―ガンマ―』で悩めるヒーロー達×怪獣・怪人の闘いと姉妹百合を描いた荻野純先生。今作では並行世界からの侵略との闘いに相棒百合を掛け合わせて、最初から重い世界観を描いている。 人間と似た体型の巨大な「壊獣」、人工的で無機質な地形の「壁の中」、人知れず戦う防壁師……そこはかとなく暗く、冷徹な世界観に、悲観的な先行きを想起せざるを得ない。 世界や敵に関する重要な事は、毎話少しずつ明かされる。プロの防壁師になった命乃にも、少しずつしか事実は明かされない。そしてふと辿り着いてしまった真相が、命乃を混乱させる。 思いがけない事実に苦悩する命乃に、寄り添う隊長も何かを胸に秘めている。力を合わせて闘う、重い物を背負った二人の関係は、切ない程に尊い。 この先の世界と二人の関係に待ち受けるのは、悲劇か、それとも幸福か……命乃と共に秘された世界の全てを見るまで、気持ちが落ち着かなそうだ。 (個人的には、やはりタイトルの「セメルパルス(semelparous)という言葉が気になるところ。一回結実性、つまり多年草植物が生涯に一度だけ花を咲かせ、枯れてしまうこと。竹やリュウゼツランが有名。この言葉は世界観に関わるのか、防壁師の能力に関わるのか、それとも女性同士の関係性に関わることなのか……。他にも色々なワードから作品世界の空想・予想を楽しめる作品だと思います。絶対考察ブログとか書きたくなるやつです!)わがままだけど可愛い猫のレオくんレオくん 萩尾望都名無しちょっとわがままで、たまに人に迷惑もかけるけど、素直さと可愛さでなんでも許されるレオくんが主人公の猫マンガ。萩尾望都先生の猫がモデルなのかな? 学校に行ってみたり、漫画家のアシスタントに行ったり、お見合いをしたり(人間と!)、グーグーだって猫であるの映画に出ようとしたり、人間と同じようなことをする、いわゆる2足歩行できるタイプの猫です。 その一方、トイレは猫用だったり、ネズミを追いかけたり、「猫のくせに」とバカにされたり、と、猫っぽい人間のような人間っぽい猫のような絶妙な存在。 他の「猫マンガ」とは一味違うけど、猫の可愛さは存分に味わえる一冊です。アニメで知りましたBANANA FISH 吉田秋生名無し2019年のアニメ作品がとても良くて、原作も読んでみました。古い作品だと知っていましたが、違和感なく読めたのは、キャラクターたちの魅力さと、しっかりしたストーリーがあるからでしょう。少女漫画とは思えぬ、裏社会の内容満載ですが、そんな中でのNYストリートギャングのボスと日本人青年の交流に、育まれる友情に、心が震える作品です。 天才だな、と思う読後感新装版 回転銀河 海野つなみ名無し銀河系に人間の恋愛関係図を見立てたようなオムニバス 読後感たまりません! 好きになってはいけない人を好きになったり、失恋して泣くその一挙一同が美しい… どの主人公にもスッと入っていけるから不思議ですいい時代になりました!おまかせ健さん 樹原ちさと華子あまりの懐かしさに思わずレビューいたします。 小学生の頃、古本屋さんで手に入れたのですが、当然、連載はとっくの昔に終わっており、周囲の同級生は知るわけもないこの漫画、妹と二人で勝手に略して「おまけん」と呼ぶほどブームになりました。 楽しいし可愛いし、涙が溢れる人情に溢れる幸せなお話です。 気持ちがくさくさしているこんなご時世ですので、癒されるには絵柄も物語も最適という気がします! 昔の少女漫画は最高ですね! まさかこれをまた読めるとは思いもよりませんでした。 いや、ほんといい時代になりました。とにかくメイクが好き!な中学生のコメディ素肌の放課後 栗原まもるnyaeこれを読んでいた当時、自分も中学生くらいだったと思いますが、他に無いかなり斬新なものだったと記憶してます。なかでも「男子がメイクをする」(この漫画では“人に”する方)、しかも中学生がという点はいま読んでも新鮮です。 内容も、下手なメイクが上手くなるだとか、メイクできれいになる方法だとか、ありきたりなものではなく、ただただメイクが好き!という男女が中学生活を謳歌するというものです。 終始ハイテンションで駆け抜けるので「なんか分からんけど凄いもの読んだな〜」という感想が残ります。 松田奈緒子先生って芥川龍之介が大好きなんですよねえへん、龍之介。 松田奈緒子蒲焼さん太郎芥川の生涯について調べてみると義兄が鉄道自殺したのと同じ年に自分も服毒自殺をしているので、漫画には描かれていませんがこの後すぐに亡くなっていることになります。そう考えるとラストシーンの深さがより増しますね。直接的に死を描かない演出がかっこいいです。 妻の文ちゃんに書いた甘々なラブレターが有名ですが、幸せな家庭生活ではなかったようです。芥川はどんなおべんちゃらでも言えてしまうような浅はかな人でもありますが、美しければ話に筋はいらないという言葉には痺れました。あとがきで20年前から描きたいと思っていたと語られてましたが、松田先生がそれほど心酔する魅力が分かったような気がします。禁じられた世界で惹かれあう兄弟姉妹たち恋と病熱 磯谷友紀名無し”きょうだい”が禁断の関係になってしまった架空の未来が舞台のファンタジーです。とある時期から人々の自然妊娠が難しくなってしまい一人っ子が当たり前になったことで、兄弟が多いと偏見を持たれるようになってしまった歴史があるというオリジナルの設定で、もし一つの家庭に二人目の子供が生まれたらすぐに養子に出すのですが、離れて育っても似た遺伝子を持つもの同士どうしようもなく惹かれてしまう…という禁断の関係になってしまった兄弟姉妹を描いています。 個人的には人って自分と違うタイプの人を好きになるんじゃないのかな?と思っているのですが、歪んだ世界では純粋な兄弟愛も変わってしまうかもなと感情移入する部分もありました。複雑な設定なのに物語がドロドロしてなくて読みやすくて良かったです。心に響きます。透明なゆりかご 産婦人科医院看護師見習い日記 沖田×華名無しテレビドラマにもなっていて気になっている方も多いと思います。ドラマ版とはまた違う魅力があります。婦人科を舞台に毎回色んな話が繰り広げられます。毎回色んな事情で婦人科を訪れる女性が主人公です。出産、中絶、その他の理由で婦人科を訪れますが女性たちの想いや考え方に共感します。沖田×華さんの絵のタッチが気の抜けた感じでメッセージを押し付けてこないところがまた良いと思います。 こわくてサスペンスでちょっとだけ百合校舎のうらには天使が埋められている 小山鹿梨子mampuku 第1話から恐ろしいいじめの嵐が吹き荒れ、読み進めるほど(しかもかなりのハイペースで)絶望が深まっていく。この物語に希望はないのかと思われた矢先、2巻でついに真の主人公が現れる。これまでの悪意がどろりと渦巻くホラーから、光本菜々芽という聡明で高潔な少女がクラスの悪意を束ねる"白い悪魔"蜂矢あいと対峙する構図へと変貌をとげるのだ。 (これを読み返して気づいたのですが「校舎の天では悪魔が嗤っている」の作者・蜂矢あいというのは「校舎うら」の彼女の名だったんですね) ときに大人すら欺き利用し、勇気ある告発者をさらなる悪意で踏みつぶす。いや~~蜂矢あい、悪役として完成度高すぎて小学生とは思えない!wいっそ格好いいとすら思えてしまう。相対する光本菜々芽もイケメンすぎる!そんじょそこらのヒーローよりかっこいい… 間違いなく思うのは、「この先どうなってしまうんや!??」と頁をめくるスピードを速めるにはキャラクターを好きになるのが一番いいということ。とりわけこの「校舎うら」は、冷静に俯瞰しながら作品の粗削りなぶぶんを見とがめつつ読むよりも、思いっきり感情移入して没入しながら読んだほうが絶対に面白い。歳の差初恋ダブルエッジ 小田原みづえ名無し過去に暴行され男嫌いになった女子高生謡は、年上のイケメンギター職人に一目惚れ。暴行された経験から男の人が怖い一方で、恋に憧れを抱いてしまうあたりは、自分では気持ちや行動をどうにもできない思春期の甘酸っぱさを感じます。男の人に怖さを感じつつも、恋に猛進する様子から謡のパワーやフレッシュさ、ポジティブさに恋っていいなと思わせてくれる作品。ギター職人戸野田が少しずつ謡に惹かれていき甘くなっていく展開にキュンキュンする。ちっさい小太りなおっさんの妖精が日常に現れ…ジョナ散歩 ケイケイ名無しちっさい小太りなおっさんの妖精、ジョナサンが、いろんな人のところに現れて、ひとつだけ夢を叶えてくれる物語。でも、夢をそのまま叶えてハッピーになるばかりじゃなくて、ちょっと引っ掻き回したり、意外と日常はなにも変わらなかったりして、淡々としていて面白いです。日常に妖精が出てきても、案外、こんなふうに劇的に変わらずに日々は続いていくのかも、と思わされます。 あと、妖精のジョナサンが、とくに良いこと言ったり優しかったりするわけじゃない、ちょっと口の悪い普通のおっさんなのが、サバサバしていて面白いです。 青春の甘酸っぱさ思い、思われ、ふり、ふられ 咲坂伊緒名無し1巻を読み出したら止まらない、そんなストーリーです。ふとしたきっかけで出会った4人の気持ちが交錯し、切なく甘酸っぱい気分になります。お互いがお互いを思うからこそ複雑になり、もどかしさを感じながらも止まらなくなります。青春中の学生さん、働き盛りの女性、主婦の方、どなたにも読んでほしい1冊です。そしてキラキラした青春を感じてください。また透き通るような絵が素敵で、吸い込まれていくように夢中になります。海野つなみを語るのに不可欠な作品新装版 回転銀河 海野つなみnyae一話目から「そうくるか…」というただならぬ空気を察しました。もちろんいい意味でですし、読み終わって「さすがは海野つなみ…!!」と震えました。 毎度丁寧なあとがきにも書いてあるように、連載時は紆余曲折あった作品だったようです。なのでこうして新装版として6巻イッキ読みできることは幸せですね。 オムニバスですけど、殆どが同じ高校が舞台の話でキャクターもヨコやタテのつながりがあるので「回転銀河」というひとつの作品として読めます。 王道は絶対に行かないけど全部面白い、いろんな愛の話を描いた傑作です。<<104105106107108>>
絵は安定していて、読みやすかったです。冒頭の水彩画風?の絵はとてもきれいで好きでした。ただ、ストーリーがかなり下の年齢向けなのでしょうか、アラサーのわたしは楽しめなかったです。もうすこし若い頃に出会えたら夢中になっていたかもしれませんね。少し物足りなく感じました。