あらすじ泣けるほどの仕事、したことありますか? みどりが小児病棟で担当した、拒食症の少女・樹里。拒食症の原因が、樹里の祖父が患った末期がんにまつわる家族の問題だと知ったみどりは、解決しようとがん治療の場に足を踏み入れるのだが……。インフルエンザ編も収録した、薬剤師たちの奮闘の記録、第3巻!
薬剤師にフォーカスを当てたお仕事系漫画。"あなたの毎日を守る小さな小さな最後の砦"という表現が好きです。確かに医者や看護師に比べて薬剤師も欠かせない人たちなのに、あんまり焦点を当てられていないイメージがあります。実際作中でも「薬剤師が口を出すな!」なんて医者から怒られるシーンもあってびっくり。 けれど今作を読めば、薬剤師の方々の重大さ・重要さがとてもよく分かります。薬は症状などをより良くしてくれるもののはずなのに、ひとつ処方を間違えば悪化してしまう。主人公みどりの機転のおかげで救われる人々がいて、とってもかっこよくて誇りのある仕事なんだと思いました。 リアルな人間ドラマの温かみなんかも感じるし、自分も経験したこと・経験しうる物語なので、めちゃくちゃ面白いです。私もお薬で気になることがあればちゃんと相談してみよう、って思えました。処方された薬はちゃんと用法用量守って飲もう……!!