あらすじ※本作は、「男弐」(全10巻・集英社刊)を底本とした合冊版になります。家康の命を狙う鉢屋衆の頭領・螢寒山を倒した半蔵は、その鉢屋のくノ一蝶扇を妻とし子をなすことで鉢屋衆を味方に引き入れ、伊賀、甲賀、鉢屋の三つの忍び衆を配下とした。だが螢寒山の旧知の友であり「飛び加藤」の異名を持つ伝説の老忍者、加藤段蔵が寒山の仇を撃とうと家康を狙い始める。さらに秀吉の配下となった風魔小二郎率いる風魔衆も小牧・長久手の合戦の裏で暗躍し…。妖しの術を使う手練れたちを相手に半蔵は家康を守ることができるか!?