あらすじ「ロシアで待つ」と告げ、姿を消した來栖。真実が明らかになったことで混乱するレジスタンスの対応に追われながら、鏡達は海を越え、來栖を追う手段を探す。彼らに協力を名乗り出たのは、まさかの人物だった…!?
思わせぶりな、わからない点が多すぎてモヤモヤ気になる。 原作の小説家になろう連載版を読みに行き、すごくわかりやすくコミカライズされているんだなと思った。 キャッチーなタイトルでひきつけて、昔のRPGあるある「魔王は悪いから悪いのだ倒さなければならぬ」という常識に疑問を呈した作品ということなんだと思う。 傷つけてきた相手が憎いのは当然で、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとなるのも当然で。 全部を読んだわけではないので本当にそうなのかはわからないけど、コムズカシイことを語るタイプの漫画に思えた。 だからこそ、主人公はざっくばらんとしているのかもしれない。 「お前が悪いから悪いのだ」に続いて「自分はこうだからこうなのだ」という呪縛はとても困難な状況に思えるけど、気づかなければ、困難さにも気づかない。 ひとり抜け出てしまった主人公は困難さのあまり、達観もするよねえと思った。