あらすじハイデン市を脅かす、“魔女”による連続猟奇殺人――通称「魔女の戯れ事件」。繰り返される凶行を止めることができぬまま、ある日、苦闘する市警達を嘲笑うかのように警察署に殺人予告が届く。事件を解決しに訪れたギド達にとって、それは“魔女”からの宣戦布告だった! 残忍極まりない“魔女”の暴走を、『魔響教団』随一の無法者と魔術師は喰い止める事が出来るのか…!?
"魔女"を探して旅をしている2人組、獣の目をした美女ギドと棺を背負う男アシャフ。2人が魔女を探すのには、ギドの身に隠されたある"呪い"が関係していた。そして訪れる町で、2人は探し求める魔女の関係するしないに拘わらず奇妙な争い事に巻き込まれていく。 まるでこの世界が実在しそしてその目で見てきたものを描いているかのような完成された世界観、そしてそれを表現して余りある圧倒的な画力。各章ごとに盛り上がりの最大値を叩き出しつつ、少しずづだが着実に目的の"魔女"に近づいてゆくストーリーの構成力。今作が連載デビューとは全く思えない、間違いなく現行で連載されている中でトップクラスに完成度の高いファンタジー。 5巻まで読了。