あらすじ「女王」を斃し、“吸血鬼”の世界から戻ったギドとアシャフ! 束の間の休息を得て、二人は魔道具の職人達が集う町へと向かう。永遠に回り続ける独楽、吹いても必ず戻ってくる玉など 様々な魔道具を楽しむギド達だったが、ふと立ち寄った骨董品屋で、“魔女の遺物”と呼ばれる人形を発見。アンジェラを捜す手掛かりを手に入れるべく、店主と交渉を始めるが…?
"魔女"を探して旅をしている2人組、獣の目をした美女ギドと棺を背負う男アシャフ。2人が魔女を探すのには、ギドの身に隠されたある"呪い"が関係していた。そして訪れる町で、2人は探し求める魔女の関係するしないに拘わらず奇妙な争い事に巻き込まれていく。 まるでこの世界が実在しそしてその目で見てきたものを描いているかのような完成された世界観、そしてそれを表現して余りある圧倒的な画力。各章ごとに盛り上がりの最大値を叩き出しつつ、少しずづだが着実に目的の"魔女"に近づいてゆくストーリーの構成力。今作が連載デビューとは全く思えない、間違いなく現行で連載されている中でトップクラスに完成度の高いファンタジー。 5巻まで読了。