あらすじ『聖騎士団』の城を襲った、アンジェラと“魔女”達による“禁具”強奪事件から10日後――。「お前好みの厄介事だ」というアシャフの指令で、“禁具”の子を育てることになったギド。その“禁具”は、あらゆる魔力の特性を吸収し、学び、成長するというが…!? 一方、『聖騎士団』大隊長・クーガは、オクリーヴに誘われて『世界聖教会教団』の暗部・ “処刑人”の長の元を訪れる――。子供の姿をした“禁具”を巡り、強者達の思惑が交錯する! 超画力ダークファンタジー、第10巻!!
"魔女"を探して旅をしている2人組、獣の目をした美女ギドと棺を背負う男アシャフ。2人が魔女を探すのには、ギドの身に隠されたある"呪い"が関係していた。そして訪れる町で、2人は探し求める魔女の関係するしないに拘わらず奇妙な争い事に巻き込まれていく。 まるでこの世界が実在しそしてその目で見てきたものを描いているかのような完成された世界観、そしてそれを表現して余りある圧倒的な画力。各章ごとに盛り上がりの最大値を叩き出しつつ、少しずづだが着実に目的の"魔女"に近づいてゆくストーリーの構成力。今作が連載デビューとは全く思えない、間違いなく現行で連載されている中でトップクラスに完成度の高いファンタジー。 5巻まで読了。