あらすじ

陽芽と美月の姉妹問題も解決し、リーベ女学園はブルーメ選挙期間に突入することに。規範となる生徒を決める投票とあって、店内は大いに賑わっていた。しかし、そんなブルーメ選挙で盛り上がる店内をよそに、果乃子は美月と仲良くなった陽芽に、秘めた想いを募らせる。さらに、そんな果乃子の様子を窺うように、純加は果乃子を気にかけるようになり……
私の百合はお仕事です! 1巻
白木陽芽は、誰からも愛されるように振る舞う高校1年生。 ある日、不注意によって通りすがりのカフェの店長・舞に怪我をさせてしまい、陽芽は代役として「カフェ・リーベ女学園」の店員になることに。そこはお嬢様学校の学生に扮した店員同士が、姉妹となり清らかに美しく給仕をするサロンだった。 陽芽はそこで一人の女生徒・美月を「お姉さま」と呼んでしまい……
私の百合はお仕事です! 2巻
憧れのお姉さま・美月の正体は、小学校時代に陽芽のソトヅラをクラスにバラした因縁の相手“矢野”だった。二人は小学生時代に同じクラスで息の合った友だち同士だったが、陽芽の嘘からすれ違いが生まれ、今に至るしこりを残すことに。美月の正体が矢野だと知った陽芽は、サロンの仕事も思うようにできなくなり……
私の百合はお仕事です!(3)【描き下ろしカラーイラストペーパー付】
陽芽と美月の姉妹問題も解決し、リーベ女学園はブルーメ選挙期間に突入することに。規範となる生徒を決める投票とあって、店内は大いに賑わっていた。しかし、そんなブルーメ選挙で盛り上がる店内をよそに、果乃子は美月と仲良くなった陽芽に、秘めた想いを募らせる。さらに、そんな果乃子の様子を窺うように、純加は果乃子を気にかけるようになり……
私の百合はお仕事です!(4)【カラーイラスト特典付】
陽芽への思いを募らせる果乃子に対して、純加は陽芽を諦めるように突きつける。反発する果乃子に対して、純加はかつてのリーベと、そこで起きた恋愛トラブルについて話し始める。それは、かつての純加の姉妹が奪われた話でもあった。果乃子、純加、そして陽芽や美月の思惑が交差する中で、ブルーメ選挙がついにクライマックスを迎える……
私の百合はお仕事です!(5)【カラーイラスト特典付】
ブルーメ選挙も終わり、キャストの姉妹(シュヴェスター)も固まったことで、各キャストの誕生日イベントに向けて準備を進めるリーベ女学園。生徒オススメティーの復活など営業は順風満帆に見えたが、キッチンの寧々が体調を崩し、舞(まい)と純加(すみか)がヘルプでキッチンに入ることになってしまう。ギリギリの人数で回していたフロアは混乱し、その余波は美月と陽芽の姉妹の関係にも影響を……
私の百合はお仕事です!(6)【カラーイラスト特典付】
陽芽からのプレゼントを断ってしまったことで、大きく揺らいでしまっていた美月と陽芽の姉妹関係。美月の過去を純加から聞いた陽芽は、美月の秘めた想いについて思索を巡らせる。そして迎えた美月の誕生日当日、風邪でリーベを休んでしまった美月のもとへ、向き合う覚悟をした陽芽がお見舞いに現れて……
私の百合はお仕事です!(7)【カラーイラスト特典付】
お互いに本音をさらけ出した陽芽と美月。心の秘めた部分をお互いに打ち明けたことで深まった二人の関係は、別れ際に美月が陽芽に告白とキスをしたことによって、ふたたび瓦解してしまう。神妙な面持ちでサロンに出勤した陽芽は、リーベを辞めることを宣言して……。
私の百合はお仕事です!(8)【カラーイラスト特典付】
“陽芽に戻ってきてもらう”反目し合いながらも、同じ目的のために手を取り合った美月と果乃子。ついに始まる合同誕生日会を前にして、陽芽と美月は再び対峙する。振られることを覚悟して挑んだ美月だったが、陽芽の返事は想像していたよりもずっと絶望的で……
私の百合はお仕事です!(9)【カラーイラスト特典付】
陽芽はリーベに残ることを決め、新人が入ったことでキッチンも安定、リーベ女学園は穏やかな通常営業を取り戻していた。そんな平和なサロンの様子を誰よりも喜ぶ純加だったが、その心には少しずつ変化の兆しが見えはじめ……
私の百合はお仕事です!(10)【カラーイラスト特典付】
果乃子への恋心を指摘されて悩む純加。純加に距離を置かれてしまい、不安定になる果乃子。そして、徐々に歯車が狂い始めるリーベ女学園に、かつてのサロン係・葉子が現れて……
「私の百合のお祝いです!」私の百合はお仕事です!10巻 特装版小冊子電子版
『私の百合はお仕事です!』10巻特装版の付録小冊子を電子化したものです。紙の本と同じ内容となります。ご注意ください。
私の百合はお仕事です!(11)【カラーイラスト特典付】
葉子が現れたことで動揺が広がるリーベ女学園。寧々は過去を清算しようと葉子に近づき、純加はそんな寧々に気を取られ、妹である果乃子は孤立を深めていく。そして、孤立した果乃子が出した答えは……
私の百合はお仕事です!(12)【カラーイラスト特典付】
過去の葉子との企てを純加に伝え、ようやく一歩前に進むことができた寧々。しかし同じころ、孤立を深めた果乃子は相談相手を求めて、葉子と一緒にホテルに入ってしまい…
私の百合はお仕事です!(13)【カラーイラスト特典付】
葉子の元から救い出され、一旦純加の家に避難をした果乃子。あくまで優しく受け止めようとする純加に憤り、果乃子は段々と隠していた心情を吐露する。そして果乃子は秘めていた陽芽との過去を語り始めるのだった…
パルフェ

パルフェ

ちょっとの背伸び、重なる気持ち。百合姫からシチュエーション特化の百合アンソロジーが登場! 頭から尻尾まで「おねロリ」で甘々な1冊です。【執筆作家】伊藤ハチ/なもり/竹宮ジン/野中友/irua/竹嶋えく/嵩乃朔/焔すばる/いちごイチエ/黄井ぴかち/玉崎たま/香川悠作
カヌレ スール百合アンソロジー

カヌレ スール百合アンソロジー

好きです…お姉さま。上級生と下級生が姉妹の契りを結ぶ、「スール」を描く百合アンソロジー。乙女の花園に咲く、「姉妹」たちの想いを豪華執筆陣によるオール描き下ろしでお届けします。【カバーイラスト】未幡 【イラスト】カオミン 【コミック】ヨルモ・毒田ペパ子・樫風・めの・七坂なな・飴野・ねが・寝路・タカハシマコ・くもすずめ・純玲・はにみ・缶乃
ゆるゆりアンソロジー 10周年記念ver.

ゆるゆりアンソロジー 10周年記念ver.

御礼★ゆるゆり10周年!! お題『ゆるゆり』にて総勢20名の豪華執筆陣が描く、『ゆるゆり』のコミックアンソロジー♪ ●イラスト:ふじた/ねこうめ ●コミック:イケダケイスケ/未幡/そめちめ/げしゅまろ/真西まり/もなか/玉崎たま/高橋きの/司貴/ばふぁこ/焔すばる/ゆあま/雪尾ゆき/小杉光太郎/片倉アコ/大宮宮美/七坂なな/椋木ななつ ●カバーイラスト:なもり
少女2 完全版

少女2 完全版

未幡の2nd短編集『少女2』の内容に加えて、今回も単行本未収録の短編『土曜のコーヒーは犯人と』、そして『shabon』の未掲載エピソードと描き下ろし漫画を収録。少女たちの儚い感情を美しく紡ぐ、『私の百合はお仕事です!』の未幡が送る渾身のガールズラブ短編集をお楽しみ下さい。 ※電子版特典として、『shabon』をパートカラー仕様で収録。
キミイロ少女

キミイロ少女

人魚の骨を持っているという転校生・吉崎さん。不思議な雰囲気を持つ彼女に惹かれていく豊田。やがて、二人は夕暮れの浜辺で、叶わぬ約束をすることになる……『この街に人魚はいない』他、4編を収録。新書館より出された『ひらり、』『ほうかご』から選りすぐりのエピソードをピックアップ。少女たちの揺れる想いを繊細なタッチで華麗に描く、著者ならではのガールズストーリーがここに初コミックス化。
試し読み
少女2

少女2

演劇部のエースである加賀先輩は、女生徒達の憧れであり、高嶺の花。そんな加賀先輩の本質にずけずけと入り込んでいく後輩の冬峯さん。野良猫のような雪峯さんに次第に心を許していく加賀先輩でしたが、加賀先輩を取り巻く少女たちはそんな二人に心が揺れて――「百合少女」にて発表された連作3作に加え、「ひらり、」にて発表された幼馴染との揺れる心を描いた『even』『step in』の2作の他、著者が同人にて発表した作品『shabon』も収録。思春期に揺れる淡い少女の恋心を繊細に描いた短編集です。
試し読み
キミイロ少女 完全版

キミイロ少女 完全版

未幡のデビュー短編集『キミイロ少女』の内容に加え、コミック百合姫にて大きな反響を呼んだ短編『青春は始まらない』を単行本初収録のほか、新規描き下ろしも多数収録。少女たちの揺れる想いを、繊細なタッチで華麗に描く、『私の百合はお仕事です!』の未幡が贈る珠玉の学生百合の数々をお楽しみ下さい。
私の百合はお仕事です!
百合営業とバックヤード(祝アニメ化!)
私の百合はお仕事です! 未幡
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
舞台の仮面を外す時。人に見せたくない素顔が晒される時……一度は目を閉ざしながら、薄目を開けて見てしまう。 辛さと、少しのワクワクと、剥き出しの生々しい本性への感動。 そんなもの、欲しくないですか? ★★★★★ 本作の舞台は、ミッション系女子校の来校者をもてなす喫茶室……というコンセプトのカフェ。そこで給仕を担当する在校生……も、もちろんバイト。 働く女子たちは学校の姉妹制度のもと、関係を紡いでゆく……という芝居を、百合オタクの客に見せるまでが仕事。つまり百合営業が仕事、というわけです。 ここで重要なのは、カフェにはバックヤードがある、ということ。 主人公の陽芽は、外面の良さで人を騙し続ける人。彼女の姉となる美月は、フロアでは優しいのに裏では陽芽にキツく当たる。そんな二人の関係を陽芽の事が大好きな果乃子が不安視し、さらにこの三人を古参の純加が心配する、という構図。 四人の思いは、表と裏への猜疑心で乱れ、不安は増し、そして破裂する。何度も繰り返されるそのサイクルは、時に相互理解を促し、時に決裂を生む。表での美しいやり取りの分、バックヤードでみっともなく足掻く苦悩に、みっともなさの分だけ同調してしまう。その苦悩、私も持っている、と。 現実では自分の心を曝け出し、受け入れられるのは大変なので、私は見せたくない内面を隠す。だからたとえ創作でも、己を曝け出すやり取りに、心惹かれる。彼女たちが「人に好かれたい」気持ちで起こすやり取りは、たとえ苦しくても一つひとつが尊いと感じるのです。