あらすじ生まれつき文字の読み書きに障害のあるディスレクシアの忍。ひょんな出会いから、舞台の脚本を担当することになる。仲間の力も借りながら、文字と格闘し、なんとか脚本は完成。しかし主演をつとめる俳優・ルウは、なぜか忍に対して冷たい態度を取り…? 忍の奮闘が心を動かす第3巻!
学習障害(LD)という一般にあまり知られていない障害を持った男の子が、それでも夢を諦めず前向きに生きていく話。 普通に文字が読める人には理解しにくい部分をリアルに描いてくれるので、目からうろこがボロボロ落ちる。 授業についていけない=頭が悪いからだと思われ、いじめられる学生時代。 でもそれは、文字が怪文のようにぐちゃぐちゃに見えるからで、声に出して読み上げたり虫眼鏡で拡大したり、タブレットを使えば読める。 そうやって工夫しながら、周りとのコミュニケーションを諦めず、脚本家への道を進んでいく主人公を素直に応援したくなる。