あらすじ生まれつき文字の読み書きに障害のあるディスレクシアの忍。小学校低学年のころは文字の読み書きが苦手でも、まだ関係なかった。しかし中学、高校と大きくなるにつれ、「自分にはできないことが多い」と劣等感が増していく――。そんななか、通い始めた塾には気になる女の子もできて…? 忍の過去・青春を紐解く第2巻!
学習障害(LD)という一般にあまり知られていない障害を持った男の子が、それでも夢を諦めず前向きに生きていく話。 普通に文字が読める人には理解しにくい部分をリアルに描いてくれるので、目からうろこがボロボロ落ちる。 授業についていけない=頭が悪いからだと思われ、いじめられる学生時代。 でもそれは、文字が怪文のようにぐちゃぐちゃに見えるからで、声に出して読み上げたり虫眼鏡で拡大したり、タブレットを使えば読める。 そうやって工夫しながら、周りとのコミュニケーションを諦めず、脚本家への道を進んでいく主人公を素直に応援したくなる。