あらすじ8年まえに根絶したはずの眠り病がひそかに復活していた――! 片足を失い退役の危機にあったアダムは、家族を養うため患者救出の危険な任務に就くことに。バディを組むことになったのは、過去に眠り病を根絶させた『キング』の異名を持つ男・ルネ。無口な天才肌のルネとともに再発解明に乗り出すアダムだったが、一つの疑念が浮かび上がり…!?
舞台は未来のアメリカ。“眠り病”と呼ばれる記憶のガンと闘う2人とその周囲の人々の話。 1巻読了後、続きが気になって2巻を買ってみたら、また更に続きが気になって……と、気付いたら当時出ていた全てを揃えていた状態。 基本は未知の病と闘いながら、そして同時にお互いや、お互いの周囲の人々の見えてこなかった部分が見えてくる。 また、作者さんの描き方がすごく美味い。一目で『ここはアメリカなんだ!』と思わせる景観や仕草、また、舞台が遠い未来のこともあり、平然と出てくるフューチャーな要素からも、重厚な世界観を感じることが出来ます。 漫画ですが、まるで実際に登場人物が生きているかのよう。 1巻だけで決めずに、是非2巻、3巻と手を伸ばしていただきたい名作です。 個人的に (舞台や役者さん方をしっかりとして貰えるなら) ドラマ化して欲しい作品No.1です。