あらすじ憧れの怪奇作家・石田豪成の秘書として住み込みで働き始めた杏子。しかし、その家にはなにやら不気味な気配がする…。眠りに就いた杏子の首元に伸びてくる白い両手。それは血で描かれた襖絵の中から現れ出ていた……!ヒトガタを使って人々の心の深遠をとらえる人形作家・北村雨月が、死者たちの悲しみを救い出す――。