あらすじ非行艦の積荷を移してた貨物船が難破し、積荷だった毒ガスがざんげ島を襲った。不良息子たちの面会に訪れた家族全員が、そのガスによって死に追いやられようとしていた。そして、遂にマックたちDブロックの者たちが行動を起こし、艦の乗っ取りを決行することに!!マックたちは銃器を集め、指導官食堂を本部とし、ブリッジにまで到達。目指すは、ざんげ島だ!
『W7(ワイルド7)』 の望月三起也先生の作品。 望月先生の作品は全て読んでいますが、この 『四つ葉のマック』 は望月先生らしさをかき集めた、これまでの集大成のように思えます。 舞台設定から飛びぬけた発想を見せつける望月ワールド。極限状態の人間の心理、マニアが喜ぶような銃火器の数々、そして愛すべき登場人物達。 主人公のマックは当然ながら、本当に魅力のあるキャラクター揃いのこの作品。 その他の作品とは違い、途中で消えてしまうキャラはとても少ないと思います。その分、読み手次第で主人公ですら代わるかも? ワイルド7の飛場ちゃんのように、女の子ですら惚れこむような""悪""なキャラクターたちが繰り広げるバトル・ロワイヤル。 ただ同じ牢に入れられただけのルームメイト(?)から、命を預けられる親友へと成長していく。彼らの命がけの友情は必見です。 望月先生の作品を読んだことのある方はもちろん、まだ読んだことのない方にもオススメします。