あらすじ下町で小さな小料理屋を営む京子のもとに、傷害事件を起こし刑務所に服役していた腹違いの兄・竜之介が帰ってきた。六年前、向島の芸者・お千鶴を助けようと過って人を刺したのだ。刑期を終え、ようやく戻ってきた竜之介だったが、彼を待ち受けていたのは疫病神扱いする義理の母や弟、そして近所からの冷たい目だった。しかも、刑務所に入る原因となったお千鶴までが……。そこには刑務所と同じ、限りない哀しみと孤独に満ちた果てしない「荒野」が広がっていた。
年代的には「哀愁荒野」の方が古いのだが倉科遼の「女帝」を先に読んでしまったので見方がおかしくなっている可能性がある あらすじは、小料理屋を営む花輪京子のところに傷害事件を起こし刑務所に服役していた腹違いの兄・花輪竜之介が戻ってくるところからはじまる。 花輪京子と花輪竜之介は異母兄弟でお互い思いながら話が続くと思ったら、途中から花輪京子が夜の銀座でのし上がっていく話になっていく。 梶原一騎の独特の雰囲気を持つセリフ回しを楽しめるならおすすめ。 原作が梶原一騎なんだけどなぜか雁屋哲っぽさを感じた