あらすじ京子が銀座に開いた「クラブ花輪」は、竜之介の後ろ盾で獲得した日本屈指の大企業・旭東商事を常客に銀座で指折りのクラブへと成長をとげていた。会えなくても竜之介の想いを感じて生きる京子。そんな京子の前に、再び姿をあらわす竜之介。だが、喜ぶ京子を尻目に同伴した女性と結婚することを告げる。唯一無二の支えを失い、ショックを受ける京子。一方、愛するが故に身を引くという竜之介の心こそまさに哀愁荒野だった。
年代的には「哀愁荒野」の方が古いのだが倉科遼の「女帝」を先に読んでしまったので見方がおかしくなっている可能性がある あらすじは、小料理屋を営む花輪京子のところに傷害事件を起こし刑務所に服役していた腹違いの兄・花輪竜之介が戻ってくるところからはじまる。 花輪京子と花輪竜之介は異母兄弟でお互い思いながら話が続くと思ったら、途中から花輪京子が夜の銀座でのし上がっていく話になっていく。 梶原一騎の独特の雰囲気を持つセリフ回しを楽しめるならおすすめ。 原作が梶原一騎なんだけどなぜか雁屋哲っぽさを感じた