あらすじ

隣国・寛との戦いはもう一方の隣国である康が急に参戦してきたことにより、混沌と苛烈をきわめ、そのさなか小玉の命は尽きかけてしまう。だが死の淵にあった小玉のもとに、文林が駆けつける。生きるか死ぬかの戦場で、すれ違い続けた小玉と文林の二人は遂に互いを特別な存在と認め合い、そして生きることを諦めなかった小玉は遂に…!?
紅霞後宮物語~小玉伝~ 1巻

不世出の軍人と謳われる女将軍・関小玉はかつての相棒にして現・大宸国皇帝である文林の懇願を受け、ある日突然、後宮の頂点である皇后となるが……!? 規格外ヒロイン、いざ女の戦場に出陣!! 軍人皇后の型破りシンデレラストーリー、開幕!!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 2巻

小玉が身を挺して防いだことで皇帝・文林暗殺は失敗。首謀者たちの反乱計画をつぶすべく、軍人皇后・小玉が立つ!! 小玉が後宮入りしてから皇后になるまでを描く、原作・雪村花菜書き下ろしエピソード前後編も掲載!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 3巻

小玉がかつての副官で現・皇帝の文林によって皇后の地位につかされてから1年。高貴妃の一件から平静を取り戻した大宸帝国に、新たな事件の予感が。先帝の遺児の出現で、宮廷に嵐が吹き荒れる……!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 4巻

12年前……出会ったばかりの2人の物語。小玉と文林は、将軍と副官という立場で絆を深めていくが、ある夜、酒を酌み交わすうちに一夜のあやまちをおかしてしまい…!? そして現在、謀反を企む羅義龍との対決の時が迫る…!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 5巻

羅義龍の謀反は鎮圧され、宮廷に平穏が訪れたかに思われた。そんな折、あの文林が直々に新たな寵姫・謝月枝を指名。彼女のもとに足しげく通う文林に小玉は、「文林に春が来た!!」と色めき立つが……。一方、不穏な影が帝国に忍び寄り……!?

紅霞後宮物語~小玉伝~ 6巻

黒幕、鄒王・攝の反乱で占拠された馮王領。王太妃の子息・馮王救出のため城内に潜入し奇襲を企てる小玉に、大いなる試練が待つ!! 喪失と悲しみの果てに小玉が見出すものとは…!? 雪村花菜かきおろし原作による小玉16歳の初恋と初陣を描く、特別前後編も収録!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 7巻

明慧の死の衝撃からやっと立ち直ることができた小玉は、文林の勅命で湖西へ「皇后の行啓」へ向かうことに。しかしその真の目的は、先の反乱の首謀者である雛王・攝の黒幕をつきとめることだった。「陳校尉」として現地で調査を開始した小玉は街の様子に強い違和感を覚え…!?

紅霞後宮物語~小玉伝~ 8巻

「関皇后に不義密通の疑いあり!」という噂が皇宮を席捲、さらに隣国・寛の蠢動と、帝国は内憂外患に塗れていた。そんななか、王太妃の息女・紅燕が入内。そして文林と小玉夫妻にもはじめての××××が……!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 9巻

小玉を廃后しようと司馬尚書一派が暗躍するなか、遂に小玉と文林が夫婦として初めての営みを行う。この出来事をきっかけに小玉は“皇后としての自身の役割”について考え始めるが、そんな彼女に、突然の不幸が襲い掛かる…!!

紅霞後宮物語~小玉伝~ 10巻

小玉を廃后しようと司馬尚書一派が暗躍するなか、ついに小玉と文林が夫婦として初めての営みを行う。懐妊の可能性があると侍医の診断も受けるが、何者かに毒を盛られたことによりその可能性は潰え、この顛末は小玉と文林との間に決定的な溝を作ってしまう。夫婦がすれ違うなか、遂に警戒していた隣国・寛との戦争は苛烈さを増してゆき…。

紅霞後宮物語~小玉伝~ 11巻

大宸帝国と隣国・寛との戦は、もう一方の隣国・康も介入してきたことで混沌をきわめていた。戦いが苛烈さを増していくなか、小玉は大切な部下である樹華を失い、自身も傷が悪化し戦場へと出られなくなってしまう。大宸帝国が落ちる幻を見るほどに小玉が弱っていく一方、皇宮では文林が立太子問題で揺れていた。激動のなか、夫婦の絆が試される…。小玉と文林、すれ違い続ける二人の未来は!?

紅霞後宮物語~小玉伝~ 12巻

隣国・寛との戦いはもう一方の隣国である康が急に参戦してきたことにより、混沌と苛烈をきわめ、そのさなか小玉の命は尽きかけてしまう。だが死の淵にあった小玉のもとに、文林が駆けつける。生きるか死ぬかの戦場で、すれ違い続けた小玉と文林の二人は遂に互いを特別な存在と認め合い、そして生きることを諦めなかった小玉は遂に…!?

紅霞後宮物語~小玉伝~ 13巻

小玉のいる戦地に極秘で向かっていた文林に代わり、大宸帝国に迫っていた一大事を切り抜けた丙と紅燕。彼らの機転のおかげで、文林はかねてより宮中で敵勢力として君臨していた司馬尚書を追い詰めるための“切り札”を手にすることに成功する。ここにきて、遂に小玉と文林と鴻皇子というすれ違い続けてきた夫婦・親子が、まるで雪解けを迎えるかのように互いを前向きに意識するようになり、万事が良い方向に向かっているかのように思えたが、しかし時を同じくしてとうとう司馬尚書一派が宮中で反乱を引き起こし…!?

紅霞後宮物語~小玉伝~ 14巻

遂に文林に、そして大宸帝国に反旗を翻した司馬尚書一派。周到に用意されていた反乱を前に小玉たちは混乱し、皇宮と後宮とも連絡が取れず、さらには皇城を業火が包み込み一同は絶体絶命の危機を迎える。そして小玉は、恐ろしい真実を知ることになるが…。果たしてこの反乱の顛末とは…!? そして、すれ違い続けた小玉と文林の夫婦が辿りつく結末とは…!? 大人気中華浪漫の最高峰、堂々の最終巻!!