魔王と勇者が出会ったその時、物語が動き出す――!ネット発の新たな天才・橙乃ままれが描いたまったく新しいファンタジーがここにコミックとして登場。あの魔王が、あの勇者が新たな物語を歩み出す!!
人間と魔族の戦いに終焉を――。その想いで手をとりあった魔王と勇者。その道は決して平坦ではない。それでも彼らは歩みを止めることはないのだった。ネットを沸かせた異色ファンタジー第2巻登場!
戦争の終焉のために力を合わせる魔王と勇者。しかし、様々な思惑が彼らを飲み込もうとしていた。極光島と開門都市、二つの土地で勃発する戦いがもたらすものは破滅への予兆か、それとも――。
紅の学士として活動する魔王の活躍により、自立の道を歩み始めた南部諸王国。だが、それを快く思わない中央大陸と聖教会は、紅の学士を異端者として弾劾して捕らえようとするのだった――。
メイド姉の決死の演説はその場にいた人々を、そして世界を動かした。冬の国をはじめとした南部諸王国は中央への従属から独立を果たす。だが、世界のひずみが彼らに迫っていた。そしてその頃、魔王にも危機が――!
決戦を控えて対峙する南方連合軍と中央軍。しかし、戦端は卑劣な悪意によって開かれる。鉄の国になだれ込んだ奇襲軍、その前に立ちはだかるのは意外な人物だった。一方その頃、冥府宮で歴代魔王と戦う彼女は――。
歴代魔王の汚染から生還した魔王が過ごす、勇者たちとの穏やかなひと時。それは温泉や酒宴で大騒ぎしながらも、絆を再確認するものだった。しかし、忽鄰塔を控える魔界では、新たなる脈動が始まっていた――。
長らく続く人間との戦争に和平をもたらすべく、魔族の大会議・忽鄰塔(クリルタイ)を招集した魔王。各氏族の思惑を調整するための交渉と工作の末、光明が差したかに思えたその時、思いもよらぬ事態が――。
さまざまな思惑が交錯する忽鄰塔の最中、魔王の胸に突き立った毒矢!死の淵を彷徨う彼女から魔王の座を奪おうと動く悪意の脈動が魔界を覆う!
忽鄰塔で暗殺されかけるも一命をとりとめ、冬越し村へ帰ってきた魔王。しかしそこではメイド姉が、葛藤の果てに旅立ちを選択しようとしていた。また、人間界では、マスケット銃を得た聖王国が不穏な動きを見せ――。
ついに人間界への侵攻を開始した蒼魔族。対する魔王は、人間と魔族による共同戦線を模索していた。そんな中、奏楽子弟と旅するメイド姉は、世界の源流にある「物語」に迫ることに――。
マスケット銃の登場により窮地に陥った魔王・南部諸国連合軍。聖王国は「聖骸」の奪還を題目に民衆を煽り、悪意の塊をぶつけてくる。心折れかける勇者だが、魔王もショックを隠せずにおり――。
着々と魔界侵攻の準備を進める聖王国。しかし、魔王たちは、「本当の敵」の存在に気づき始めていた。マスケット銃という悪夢に立ち向かうため、魔王は、勇者は、戦い方を変える覚悟を固める。
ついに開門都市へと到達した聖鍵遠征軍。マスケット銃の性能は想像を遙かに凌駕し、その大地は夥しい血に濡れる。それぞれが犠牲を払う中、メイド姉は竜族の秘宝を求める。戦争を、止めるために。
必死で聖鍵遠征軍の猛攻に耐える開門都市だが、限界が近づいていた。魔王の指示に背き、火竜公女は“ある人物”のもとへ駆ける。ただ、自分ひとりだけを交渉材料として。その献身は、果たして報われるのだろうか。
開門都市を攻めあぐねる聖鍵遠征軍。女騎士率いる遊撃部隊の活躍もあり、遠征軍側にも疲労の色は濃くなりつつあった。だが、それ以上に疲弊した魔王は精神的限界を迎える。彼女に対し、青年商人は――。
ついに破られてしまった開門都市。圧倒的劣勢――と見せかけたその先にあったのは、決断と冷静が織りなす市街戦だった。また、魔王と勇者は、ついに“その場所”へ足を踏み入れんとするのだが……。
“天塔”に上り、“精霊”と邂逅を果たした魔王と勇者。世界のため、人々のため、そして自分自身のため――すべてを賭けた対話は、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
異世界の住民の知性を下げることで、主人公や転生者を賢く見せるという手法は、なろう作品を始めとするいわゆる転生モノでよく見受けられる。 これは異世界の人間を賢くしてしまうと、それよりも高度な知識を要するという創作上での問題ゆえに起こる現象だろう。 この作品は転生モノではないが、異世界で農業や技術を本気で持ち込もうとしている珍しい作品だ。知識を有しているのは魔王であるが、他の登場人物も賢いため、ストレスなく読める。漫画という形態では少々文量が多いと思うが、違和感なく読めた。昨今のなろう作品に辟易している人にはおすすめできる一作
異世界の住民の知性を下げることで、主人公や転生者を賢く見せるという手法は、なろう作品を始めとするいわゆる転生モノでよく見受けられる。 これは異世界の人間を賢くしてしまうと、それよりも高度な知識を要するという創作上での問題ゆえに起こる現象だろう。 この作品は転生モノではないが、異世界で農業や技術を本気で持ち込もうとしている珍しい作品だ。知識を有しているのは魔王であるが、他の登場人物も賢いため、ストレスなく読める。漫画という形態では少々文量が多いと思うが、違和感なく読めた。昨今のなろう作品に辟易している人にはおすすめできる一作