あらすじ迫害され、数を減らした人間の手がかりを求め、旅を続ける「人間」と「異形」の父娘。地図の途切れた先、「最果ての地」を目指す旅の途中、父と一緒にいるという願いをかなえるため、娘は父には秘密の地下への大冒険に出る。すれ違いを経て、砂漠を越える旅路で巡り合った、もう一組の「異形」の正体は?
ソマリを両親の元に返すため、森の守り人であるゴーレムがソマリを連れて旅する物語。いろいろな種族との出会い、時に危険になりながらもゴーレムはソマリを守り、ソマリはゴーレムを慕い少しずつ絆を深めていきます。その中で感情を持っていないゴーレムがソマリを大事に思い、ソマリのことを考え行動したり、初めて抱く思いに困惑する様は親そのもの。ソマリの一途な思いとゴーレムの不器用な優しさは、ほっこりさせられます。大事なものは何なのか気づかせてくれる、そんな物語です。種族を越えて芽生える親子愛と絆は心を癒してくれます。